最弱職は何も出来ずに終わる?違う、幸せになるんだ!

逃げ足が速い(早い)金属粘性生命体

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「ここは…どこだ?」

現在フェリズは盛大に迷っている、森の中にいるのだ。全能神を倒し地上に着いたのはいいがどこに落ちたかを把握していないし、そもそも地理なんて知らなかった。魔神器創造で創った剣は全能神を切った時に壊れてしまった。

「…神器…創るか」


神器

それは神が創る様々な道具だ。見た目や機能はそれぞれによって異なるが共通している部分がある。

本来は試練を乗り越えたものが手に入れる、ということだ。先天的な才能も必要である。

それもそのはず、神器は持っているだけで魔力が数十倍から数千、数万倍にする効果が全ての神器に備わっている。神の等級によって変わるが確実に元の魔力の数十倍になることは確定しているため、求めるものは後を立たない。

神器とは別に邪神器、魔神器と呼ばれるものが存在するが別の機会に説明しよう。

そんな凄いものをフェリズはあっさりと作ろうとしているのである。

ちなみにフェリズは神の等級に当てはめるならば、至高神の座である。(至高神とは全能神よりも上の立場にある)

「さてと…マップ系の神器だな」

【発動:神器創造】

あたりに光が満ちる…そして消えた時フェリズの手元には古びた地図があった。

「これで分かるな」

────────────

『神器:ウェードルカート』

制作神:フェリズ・ノーツ
等級:至高

地理系統の神器である。隠蔽がされている場所、迷宮内の把握、存在する場所、存在しない場所、全ての地理を知ることが出来る神器である。

────────────

そしてこの時点でフェリズの魔力は数万倍に膨れ上がる。

「!?…あぁ…そうか…把握していなかった…」

全隠蔽を使用しステータスや漏れ出ている魔力を隠していくフェリズ。

「街に…行くか…そうしよう」

地図を見ながらフェリズは街道を目指し森の中を歩いていく。


────────────────────


無事、街道に出たフェリズはそのまま街を目指し歩くが自分の格好があまりにもみすぼらしいことに気付き、体を浄化魔法を使い綺麗にし装備を創っていく。

「服や鎧は魔神器の方がいいな」

神器は便利な効果を持つものが多いが魔神器は守りに特化している。邪神器は攻撃に特化しているである。

【発動:魔神器創造】

今度は黒い光があたりを照らそうとするが、そこをフェリズは全隠蔽を用い隠す。

黒い光が収まると服装が完全に変わっていた。全体的に黒や紫などの色が多いが装飾は赤などの明るいものになっている。そこまで豪華、という程ではないがよく見ればすごく高価だと思われそうな感じである。

「これは…派手だな…」

──────────

『魔神器:ウォーヴェンクレイリング』

制作神:フェリズ・ノーツ
等級:至高

上着の魔神器である。強度はアダマンタイトよりも丈夫である。様々な状態異常を無効化し所有者が傷を負っても再生する効果がある。

──────────

『魔神器:オプレイレス』

制作神:フェリズ・ノーツ
等級:至高

ボトムスの魔神器である。強度はアダマンタイトよりも丈夫である。脚力を強化してくれ、走る時などの補助をしてくれる。

──────────

『魔神器:シュクホーネン』

制作神:フェリズ・ノーツ
等級:至高

靴の魔神器である。強度はオリハルコンよりも丈夫である。悪路であろうが普通に歩けるようになる。魔力を込めると空中を歩けるようになり、水上、溶岩の上など様々なものの上を歩けるようになる。

──────────

「武器は邪神器にして、と」

【発動:邪神器創造】

明らかに触れては行けないような感じのモヤが出てくるがこれも隠蔽する。

そしてそれが収まると一振の剣が右手に収まっていた。古びた感じの剣だが力強さを感じる、そんな雰囲気を纏っている。見た目はシンプルなグラウディウスである。

──────────

『邪神器:エンズワード』

制作神:フェリズ・ノーツ
等級:至高

剣の邪神器である。強度はヒヒイロカネよりも丈夫である。全てを断つことができ、さらに魔力を込めると効果を任意に切り換えれる。

1.切った対象に任意の呪いを付与
2.斬撃を飛ばす
3.非物質を切れる
4.神殺し付与

──────────

「…まぁ誤魔化せるしこれでいいか」

これでさらに魔力が数万倍以上になった。効果は重複するため最低でも千京倍になった。

「やりすぎたな…まぁ…いい…か…?」


─────────────────────


そんなこんながあったがちゃんと街に向けて歩いているフェリズ。

ついにたどり着いた街の名前は『エンスタッド』と呼ばれる。

「ようこそエンスタッドへ」

門番に声をかけられ、街に入るためにお金が必要だと言われる。

「お金がないんだが…どうすればいいだろうか?」

「そうだな、一時的にしか使えないがその間にお金を持ってくれば街に滞在できるようになるやつあるからそれにするか?」

「頼む、一時的とはどれくらいだ?」

「一週間だな」

「分かった…探索者ギルドはどこか分かるか?」

「普通に真っ直ぐ行けばあるぞ」

「助かる、また後日」

「おう」

なんとも優しそうな感じの門番であった。

(名前を聞き忘れていたな)

そんなことを思ったが歩きだし、探索者ギルドに向かう。目的地は門から5分ほどで着いた。

「俺が居たとこより少し小さいな、まぁ王都だったからでかいのは当たり前か」

彼がいたスラムは王都の中にあった。王都の探索者ギルドと比べれば地方のは小さいだろうと納得した。

「酒の匂いがきついな…」

中に入ると直ぐに酒の匂いがし、筋骨隆々の男達が大勢いた。昼なのに酒を飲んでいるのだ。彼はそんなことを気にせず真っ直ぐ受け付けに向かうとそこにはこれまた筋骨隆々の人物が受け付けにたっていた。

「登録をしたいのだが」

「…これに種族、年齢、獲物、主なスキルを書け」

「分かった」

面倒臭そうに渡してきたのは登録時に使う紙であった。

そこに、種族は人族、年齢は19、獲物は剣、主なスキルの欄に剣術を書いて行った。

(文字がわかったのは…まぁ称号だろうな)

神ともあろうものが文字がわからなくてどうする!とそんな感じであろうと考えるフェリズ。

「オラ!何こっち見てやがる!新人いじめでもしてみろ!降格してやるからな!」

唐突に声を荒らげた受け付けの男。新しく登録しようとするフェリズのことを守ろうとしているのだろう。

「なんかすみません」

「ん?まぁ…前に新人イジメをしすぎた結果死んだやつもいたからな、それを警戒してんだ」

「物騒ですね」

「仕事終わりってのは気が荒れてるやつもいるからな」

そんなこんながあり無事登録完了し、渡されたプレートに白ランクと書かれている。

探索者たちの実力や態度などを加味した結果ランクは上がっていく。

ランク順は低い方から順番に

白、黄、赤、青、紫、黒

である。白が一番下で黒が1番上である。

「早速依頼を受けたいのだが」

「ならこれをやれ、初心者向けだ。戦闘はできるんだろ?」

「もちろんだ」

「ゴブリンでも大丈夫だろう?」

「問題ないです、早速行ってきますね」

依頼を受注し足早にギルドを出ていくフェリズ


彼の、彼等の幸せは一体何なのかそれを求める物語が始まった。



後書き


元々短編にしようとしたんだけど、なんか勿体なくて長編にしてみました…はい
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