猫としての生活

2日目「休日の昼寝」

　今日は、ご主人様は休日で、1日中一緒にいられる。
　ご主人様の膝の上に寝転がったり、ご主人様に頭を撫でてもらったり、休日って最高！あみちゃんはいつも通りお昼寝してて、その近くでゆきちゃんがあみちゃんを眺めてる。
　2人は仲良しだね、
「ヒュ～、ヒュ～」
　あみが寝息を立てて寝ているそばで、ゆきはあみを見守っていた。
「あみ、そうやって幸せそうに寝ていてくれ、」
　ゆきちゃんが、寝ているあみちゃんに何か囁いている。きっと、寝顔がかわいいとか、気持ちよさそうとかだろうなと思いつつ、私はご主人様にお腹や頭を撫でてもらっていた。
（あ～、私も寝てしまいそうだ～）
　そのまま私は、夢の世界へ墜ちて行った。
「みゆちゃん、私、私」
「（誰かが泣いている？この声は、あぁ、きっと、またいじめられたのかな？）どうしたの？」
　私は泣いている少女に聞いた。
「私、何もしてないのに、また、いじめてきて、もう、もう嫌だよ～、なんで？なんで私がこんなことされなきゃいけないの？」
　泣いている少女を抱きしめながら、私は言った。
「大丈夫、あなたは何も悪くない、そう、なにも、私がいるよ、だからもう大丈夫、ほら、目を瞑って、そしたらまた、夢の中」
　そこで私の目が覚めた。