25 / 30
レイカとタイジ
しおりを挟む
今日は珍しく二人だけで待ち合わせ。デートみたいだけれど、デートに誘われたわけではないのが残念なところ。
学校の階段にいるという妖怪をおびき寄せるためにあえて、人の少ない土曜日を狙って登校した。男女二人が仲睦まじく歩いていると出てくるという階段の妖怪は嫌がらせをしてくるらしい。実際、学校内で付き合っているという若い先生カップルが襲われたという話をひかり先生が言っていた。ひかり先生に夜神先生と二人で歩いていたらおびき寄せられるんじゃないかと提案したけれど、夜神先生にはこの話は秘密にしろと言われてしまう。その代わり妖怪カウンセリングを私たちにお願いしたいという話だった。
私とタイジが歩いていたら、カップルのように見えるのだろうか? まずそこが疑問だが、今の札の持ち主が一番札を使うことができるのでお願いしたいという話だった。
まず私たちは仲睦まじいというほどの近い距離ではないし、どこかよそよそしい。これでは妖怪は出てこないかもしれない。
「もう少し近づいて歩かない? そうしないと仲睦まじくは見えないと思うの」
「たしかに、そうかもな」
少し肩が近づくけれど、会話が途切れる。普段より、仲が悪く見えそうじゃない? ぎこちない私たちの距離は縮まらない。
「あのさ、夜神先生ってひかり先生のことどう思っているんだろうね?」
私がとりあえず何か話題を切り出す。身近な恋愛ネタをとりあえず口にする。こういったときはなかなか気が利いた話題は思いつかない。
「わからないなぁ。きっと感謝とかそういった気持ちはあるんじゃないのか?」
たしかに、夜神先生の心は読みにくいし、ケガの治療や古書で調べてもらった感謝はあると思う。
「それ以上の感情という意味だよ」
「うーん。夜神って御年何百歳とかだろ。そもそも恋愛感情があるのかどうかもわからないよな」
「たしかに、見た目が若いけれど、仙人みたいな感じだったらこんな話題にもならないのかも。でも、ひかり先生は夜神先生に対して特別な感情を持っている気がする」
「そうか?」
恋愛音痴のタイジにはそういう気持ちを読む力がかけている。
私たちは襲われやすいといわれる屋上に上がる階段あたりに座りこんで様子を見る。でも、何も感じない。
「もう少し距離を縮めて話そうか」
恥ずかしいけれど、妖怪をおびき寄せるために肩と肩が触れ合うあたりに位置する。でも、会話が何も出てこないし、これじゃ仲がよさそうに見えないよね。
少し沈黙が続くと、妖気を感じる。
「何か、近づいてきているな」
戦闘モードのタイジは頼れる男の子だ。
「うらやましいかな。うらやましいかな」
突如現れた妖怪は若い女性の妖怪のようだ。
「幽霊かな」
「きっと幽霊が現代妖怪になったタイプだろう」
「幽霊から進化ってするの?」
「彼女はうらやましくて仕方がない怨念に満ち溢れているな。生前、恋に恋しているまま成仏できずってところか。現代妖怪としてこの世界に残る者が増えているらしいからな」
「タイジって妖怪が絡むと途端に恋愛にも敏感なコメントするのね。普段は恋愛音痴なのに」
「恋愛ってよくわかんないからさ」
「お前たちは付き合っているのか?」
髪の長い妖怪が羨ましそうに聞いてくる。
「現代妖怪なのか?」
タイジは確認する。
「我は現代妖怪浦山しいだ」
「うらやましいって名前なのかよ」
「生前の名前が浦山っていう名字だったのだが、死んでからはうらやましいという言葉を発するようになってな。そのまま名前にしてしまったのだ。命名権は名乗ったもの勝ちだからな」
「実にシンプルでわかりやすいな。お前は恋愛というものに憧れているのか?」
「憧れている。我は少女漫画を読むのが好きであこがれていたのだが、恋をする前に死んでしまったのだ」
「好きな人はいないの?」
「片思いすら経験することなく死んだのだ」
「それは残念ね」
「じゃあ、俺たちあやかし相談所がマッチングしてやろうか」
「婚活みたいに、いい霊を探してあげるってことね。そのかわり、いたずらして襲ったりすることはやめてよ」
「我は襲うような真似はしない。羨ましいといいながら、現れるだけで人は驚いてしまう。他に何もしていない」
「まぁ、たしかに人間は写真や動画に人ならぬものが写っただけで騒ぐからな」
「あやかしを見ると、私たちは敏感になるのかもしれないね」
「じゃあ、あやかし相談所に何かあったら来い。とりあえずいい男の妖怪を探してやる」
「本当? でも、我の理想は高いのよね」
「まぁ、気長に探そうか」
今回はお札で消滅させることもなく、カウンセリングで解決した。そういった案件は珍しい。そして、用事が終わり、帰るだけとなった。
「今日は解決が思った以上に早かったよね。悪い妖怪じゃなかったし」
「悪い妖怪ばかりじゃないんだよな。せっかく学校に来たのに、帰るっていうのも手持無沙汰な感じだな」
「じゃあ、これから街中へ行ってみない? タイジと行ってみたいと思っていた場所があるんだ。夕方になると夜景がとってもきれいなビルがあるの」
「そこに妖怪でもいるってことか?」
「違うよ。ただ、一緒に行ってみたいと思って」
「まぁ、どうせ暇だしな。行ってみるか」
こんな土曜の午後も悪くない。モフモフたちは気を使ったのか、いつのまにかいなくなっている。私たちは一緒に歩き出す。いつまで一緒に歩けるのかもわからないけれど、あとから思い出すと、きっと一緒にいたということを思い出せるだろう。あの時、楽しかったと思える時間を作って共有できたらうれしいな。
学校の階段にいるという妖怪をおびき寄せるためにあえて、人の少ない土曜日を狙って登校した。男女二人が仲睦まじく歩いていると出てくるという階段の妖怪は嫌がらせをしてくるらしい。実際、学校内で付き合っているという若い先生カップルが襲われたという話をひかり先生が言っていた。ひかり先生に夜神先生と二人で歩いていたらおびき寄せられるんじゃないかと提案したけれど、夜神先生にはこの話は秘密にしろと言われてしまう。その代わり妖怪カウンセリングを私たちにお願いしたいという話だった。
私とタイジが歩いていたら、カップルのように見えるのだろうか? まずそこが疑問だが、今の札の持ち主が一番札を使うことができるのでお願いしたいという話だった。
まず私たちは仲睦まじいというほどの近い距離ではないし、どこかよそよそしい。これでは妖怪は出てこないかもしれない。
「もう少し近づいて歩かない? そうしないと仲睦まじくは見えないと思うの」
「たしかに、そうかもな」
少し肩が近づくけれど、会話が途切れる。普段より、仲が悪く見えそうじゃない? ぎこちない私たちの距離は縮まらない。
「あのさ、夜神先生ってひかり先生のことどう思っているんだろうね?」
私がとりあえず何か話題を切り出す。身近な恋愛ネタをとりあえず口にする。こういったときはなかなか気が利いた話題は思いつかない。
「わからないなぁ。きっと感謝とかそういった気持ちはあるんじゃないのか?」
たしかに、夜神先生の心は読みにくいし、ケガの治療や古書で調べてもらった感謝はあると思う。
「それ以上の感情という意味だよ」
「うーん。夜神って御年何百歳とかだろ。そもそも恋愛感情があるのかどうかもわからないよな」
「たしかに、見た目が若いけれど、仙人みたいな感じだったらこんな話題にもならないのかも。でも、ひかり先生は夜神先生に対して特別な感情を持っている気がする」
「そうか?」
恋愛音痴のタイジにはそういう気持ちを読む力がかけている。
私たちは襲われやすいといわれる屋上に上がる階段あたりに座りこんで様子を見る。でも、何も感じない。
「もう少し距離を縮めて話そうか」
恥ずかしいけれど、妖怪をおびき寄せるために肩と肩が触れ合うあたりに位置する。でも、会話が何も出てこないし、これじゃ仲がよさそうに見えないよね。
少し沈黙が続くと、妖気を感じる。
「何か、近づいてきているな」
戦闘モードのタイジは頼れる男の子だ。
「うらやましいかな。うらやましいかな」
突如現れた妖怪は若い女性の妖怪のようだ。
「幽霊かな」
「きっと幽霊が現代妖怪になったタイプだろう」
「幽霊から進化ってするの?」
「彼女はうらやましくて仕方がない怨念に満ち溢れているな。生前、恋に恋しているまま成仏できずってところか。現代妖怪としてこの世界に残る者が増えているらしいからな」
「タイジって妖怪が絡むと途端に恋愛にも敏感なコメントするのね。普段は恋愛音痴なのに」
「恋愛ってよくわかんないからさ」
「お前たちは付き合っているのか?」
髪の長い妖怪が羨ましそうに聞いてくる。
「現代妖怪なのか?」
タイジは確認する。
「我は現代妖怪浦山しいだ」
「うらやましいって名前なのかよ」
「生前の名前が浦山っていう名字だったのだが、死んでからはうらやましいという言葉を発するようになってな。そのまま名前にしてしまったのだ。命名権は名乗ったもの勝ちだからな」
「実にシンプルでわかりやすいな。お前は恋愛というものに憧れているのか?」
「憧れている。我は少女漫画を読むのが好きであこがれていたのだが、恋をする前に死んでしまったのだ」
「好きな人はいないの?」
「片思いすら経験することなく死んだのだ」
「それは残念ね」
「じゃあ、俺たちあやかし相談所がマッチングしてやろうか」
「婚活みたいに、いい霊を探してあげるってことね。そのかわり、いたずらして襲ったりすることはやめてよ」
「我は襲うような真似はしない。羨ましいといいながら、現れるだけで人は驚いてしまう。他に何もしていない」
「まぁ、たしかに人間は写真や動画に人ならぬものが写っただけで騒ぐからな」
「あやかしを見ると、私たちは敏感になるのかもしれないね」
「じゃあ、あやかし相談所に何かあったら来い。とりあえずいい男の妖怪を探してやる」
「本当? でも、我の理想は高いのよね」
「まぁ、気長に探そうか」
今回はお札で消滅させることもなく、カウンセリングで解決した。そういった案件は珍しい。そして、用事が終わり、帰るだけとなった。
「今日は解決が思った以上に早かったよね。悪い妖怪じゃなかったし」
「悪い妖怪ばかりじゃないんだよな。せっかく学校に来たのに、帰るっていうのも手持無沙汰な感じだな」
「じゃあ、これから街中へ行ってみない? タイジと行ってみたいと思っていた場所があるんだ。夕方になると夜景がとってもきれいなビルがあるの」
「そこに妖怪でもいるってことか?」
「違うよ。ただ、一緒に行ってみたいと思って」
「まぁ、どうせ暇だしな。行ってみるか」
こんな土曜の午後も悪くない。モフモフたちは気を使ったのか、いつのまにかいなくなっている。私たちは一緒に歩き出す。いつまで一緒に歩けるのかもわからないけれど、あとから思い出すと、きっと一緒にいたということを思い出せるだろう。あの時、楽しかったと思える時間を作って共有できたらうれしいな。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
BL 男達の性事情
蔵屋
BL
漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。
漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。
漁師の仕事は多岐にわたる。
例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。
陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、
多彩だ。
漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。
漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。
養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。
陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。
漁業の種類と言われる仕事がある。
漁師の仕事だ。
仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。
沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。
日本の漁師の多くがこの形態なのだ。
沖合(近海)漁業という仕事もある。
沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。
遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。
内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。
漁師の働き方は、さまざま。
漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。
出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。
休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。
個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。
漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。
専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。
資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。
漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。
食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。
地域との連携も必要である。
沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。
この物語の主人公は極楽翔太。18歳。
翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。
もう一人の主人公は木下英二。28歳。
地元で料理旅館を経営するオーナー。
翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。
この物語の始まりである。
この物語はフィクションです。
この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。
『冷徹社長の秘書をしていたら、いつの間にか専属の妻に選ばれました』
鍛高譚
恋愛
秘書課に異動してきた相沢結衣は、
仕事一筋で冷徹と噂される社長・西園寺蓮の専属秘書を務めることになる。
厳しい指示、膨大な業務、容赦のない会議――
最初はただ必死に食らいつくだけの日々だった。
だが、誰よりも真剣に仕事と向き合う蓮の姿に触れるうち、
結衣は秘書としての誇りを胸に、確かな成長を遂げていく。
そして、蓮もまた陰で彼女を支える姿勢と誠実な仕事ぶりに心を動かされ、
次第に結衣は“ただの秘書”ではなく、唯一無二の存在になっていく。
同期の嫉妬による妨害、ライバル会社の不正、社内の疑惑。
数々の試練が二人を襲うが――
蓮は揺るがない意志で結衣を守り抜き、
結衣もまた社長としてではなく、一人の男性として蓮を信じ続けた。
そしてある夜、蓮がようやく口にした言葉は、
秘書と社長の関係を静かに越えていく。
「これからの人生も、そばで支えてほしい。」
それは、彼が初めて見せた弱さであり、
結衣だけに向けた真剣な想いだった。
秘書として。
一人の女性として。
結衣は蓮の差し伸べた未来を、涙と共に受け取る――。
仕事も恋も全力で駆け抜ける、
“冷徹社長×秘書”のじれ甘オフィスラブストーリー、ここに完結。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる