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異世界急行 第一・第二 異世界事故調編
整理番号20:異世界事故調
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日本国鉄は、問題の多い組織だった。それは日本の全国民が知るところである。
だが同時に、厳しい環境、限られた資源、疲弊した現場、三重苦そろったぎりぎりの状態で、高度経済成長に浮かれる日本を支えているのも、また事実である。
エドワードはそんな国鉄に、誇りと不安がないまぜになった思いを抱いていた。
日本の鉄道はというと、すぐにその緻密で高度なダイヤグラムを誇りだす。当然、これは誇るべきことであった。
一秒単位で細かく定められたダイヤグラムを、平時において何の狂いもなく運行して見せるといのは、おいそれとマネできたことでないことは、世界中が知ることである。
だが同時に、エドワードが警告した通り、このダイヤグラム絶対だという考え方もまた間違いである。
エドワードに言わせれば、それは閉鎖的で夢見がちな日本人の驕りだと言う。事実、元の世界においても、ダイヤグラムに頼らない運行をしている国々はいくらでもあったし、ダイヤグラムが事故を誘発したことなどもある。
ダイヤグラムは絶対ではない。その叫びは、この世界には伝わらなかった。
この世界においてダイヤグラムが脚光を浴びたのはこれが初めてではない。その昔に、ダイヤグラムは発明されていた。
考えてみれば、ダイヤグラムなるものは、日本でいえば戦後新制学校制度においては義務教育で修了する内容である。
いわゆる、時間・距離・速度のグラフだ。中学教育ではx-tグラフと呼ばれる。
少しばかり数学が存在する世界であれば、ダイヤグラムを発明することはあまりにも容易である。むしろ、この程度のものであれば、独力で発明出来て当然のもの。
だが、そうして発明されたダイヤグラムは、この世界では普及しなかった。
エドワードがこの世界に降り立つまでは。
エドワードが成したシ=ク鉄道の成功は、ダイヤグラムに脚光を浴びせるには十分だ。
なにより、分単位で着発時刻を決定できるというのは、旅客案内上において大きな強みだった。
今までダイヤグラムのデメリットばかりあげていた者どもは、そんな懸念などはじめから存在しなかったかのようにダイヤグラムを導入し始めた。
これがエドワードがこの世界に成した、小さな影響である。
しかし反対に、エドワードがもう一つのもの、つまり安全への意識は、この世界に定着することはなさそうだった。
それは、彼らが教えてくれた。
ある日の午後、列車である人物がカータ機関区へとやってきた。
彼らは、先の事故に遭った機関士・機関助士の二人である。
「アリアル卿の命でこちらに参りました。今日からお世話になります」
エドワードはびっくりして二人に駆け寄った。
「どうした、クビになったか?」
もしそうであれば、闘争が必要である。
熱血な弁士であったエドワードの手が、じっとりと手汗でにじんだ。彼の心はすでに、エンジンがかかっている。
勢い込むエドワードに、ケルトン機関士は笑いながら弁解した。曰く、自ら鉄道を去ったという。それに対し、エドワードはまたもや驚いた。
潔白が証明されたのに、身を引かなければならないことがあるだろうか。
だが、二人はいやにすがすがしい顔をしていた。エドワードはその訳を聞く。すると、彼らから帰ってきた答えは、しごく簡潔で、そしてエドワードを大いに悩ませた。
「あの鉄道は変わりませんでした。だからアリアル閣下が、我々だけでも逃げろ、とおっしゃってくれました」
エドワードは頭を抱えた。彼らは、変革を拒んだのである。
聞けば、かの鉄道ではダイヤグラムを導入したらしい。そして、エドワードに指摘された欠陥も、早期に是正されたようだった。
だがその一方で、彼らは「変わらない」と言った。それはすなわち、彼らの安全軽視の姿勢が変化しなかったという事である。
―――最も恐れていたことだ―――
目新しくセンセーショナルな解決法に飛びつき、その本質を変えることを拒む。エドワードはめまいがする思いだ。
そして、彼らは言葉をつづけた。
「事故の最終報告書からは、エドワードさんが指摘した欠陥についての箇所が、削除されました」
このことが、全てを物語っている。
結局彼らは、安全への提言というエドワードの魂の叫びを、都合よく利用しただけにすぎないのである。そしてそれでは、当然安全など図れようものではない。
「ありがとう。ここはあそことは違う。どうか君たちは、あの悪い連鎖を断ち切ってほしい」
エドワードの魂の泣き声は、ヨステンにも聞こえてしまっていたらしい。彼は優しく、二人を迎え入れた。
悲嘆にくれるエドワードに、しかし彼らはうれしいことも言ってくれた。それは、二人のエドワードへの感謝だった。
「エドワードさんがいなければ、私はひどい目に遭っていたと思います。せっかく貧民からのし上がってこれまでやってきたのに、また元の暮らしに戻ってしまうのかと、目の前が真っ暗になりましたから」
彼らはそう言って、口々に謝意をあらわした。それだけが、エドワードの救いだった。
「でもね、あなたは自分を誇っていいと思うのよ」
その夜、夕食時に思いの丈を吐露したエドワードに、シグナレスはそう言ってのけた。
「だがね」
と、エドワードは言う。
「現に、安全は損なわれている。これは、国鉄の人間として、そして事故と向き合ってきた一人の人間として、許すわけにはいかない」
エドワードは頑なだった。彼は思いつめたような顔で、ひたすらに目の前のスープと格闘している。
夜の帳が降りた部屋は、魔法石のランプで明るいはずなのに、彼はひたすらに暗かった。まるで深刻ななにかにぶち当たったかのごとく、彼は沈んでいた。
「自信を見失わないこと」
そんなエドワードに、シグナレスは一言だけそう言い放った。彼女の顔は、まっすぐ笑顔だ。
「そして、自身を見失わないこと。あなたは、何をすべきなの?」
「……。どこの世界にいても、やることは同じだ。安全を手に入れる。ただそれだけだ」
「なら、話は決まっているんじゃない?」
エドワードは伏せた顔を上げた。目の前の彼女は、やはり笑っていた。
「ああ、そうだな」
スープは少しぬるくなっていた。だが、エドワードにはそれが温かく感じられた。
夕食を食べ終わると、シグナレスはデザートに舌鼓を打ち始めた。エドワードは彼女の幸せそうな顔を見つめていた。すると、シグナレスの方からエドワードに話しかけた。
「そういえば、この間の調査は見事だったわ。あれは何かの才能ね。前世でもあんなことを?」
「ああ。国鉄で少し」
「そのコクテツっていうのは、鉄道組織よね。そこでは、事故の調査まで機関士の仕事なの?」
エドワードはしばらく、シグナレスの言葉の意味が分からなかった。だがしばらくして、彼女が大きな勘違いをしていることに気が付いた。
「ああいや、私の仕事は機関士だ。だが、事故調査の結果に不満があったりしたときに、自分で調べるクセをつけていたらこうなった」
「片手間でも、あそこまでものならすごいじゃない。前世はさぞ重宝されたんじゃない?」
そう手放しでほめたたえるシグナレスに、エドワードは思わず苦笑いをこぼした。
「いや、本社の人間には煙たがられてたよ。時には、正式な調査結果と異なる見解を示したりもしたからな。感謝もされたが、恨まれてもいると思う」
そしてエドワードは、それに……と付け加えた。
「私は真実の探求に少々、熱中しすぎた。そのせいで、いろいろな人に迷惑をかけた。これは取り返しのつかないことだから、私は悔やんでも悔やみきれん」
エドワードのその言葉を受け入れるように、シグナレスはうんうんと頷いた。
「でも、その知見が生きているならば、きっと全ては無駄じゃなかったはずよ。少なくとも、私はそう思うわ」
シグナレスそういいながら、彼女が食べていたデザートの半分を寄越した。
「私の分はもうすでにある」
「これはご褒美よ」
「君の食べかけが、かい?」
エドワードはおどけてそう言った。すると、シグナレスはまるで心外だとでも言いたげな顔を作った。
「あら、私の食べかけを食べたがる者はたくさんいるわ」
「強がるんじゃないよ」
エドワードはシグナレスのその食べかけを、ひょいとつまんで口に入れた。それから、彼女に向かっていたずらな笑みを浮かべる。
「おいしかったよ。特に、君という調味料は」
柄にもなく、エドワードはそんなことを口走った。シグナレスは呆れたとばかりにおでこに手を当てる。
「まったく、面白い人ね」
「前世では一度も頂戴したことのない評価だ。うれしく思うよ」
エドワードの顔は、すっかり晴れ渡っていた。
デザートも食べ終わり、食器が全て下げられると、シグナレスは妙な事を聞いてきた。
「ところで、あなたの世界では、事故を調査する人のことをなんていうの?」
エドワードは何と答えたものか、しばし固まってしまった。
調査員? 調査官? 人身が絡めば刑事が出張るし、労組の関与が疑われれば公安が出てくる。エドワードはしばし頭を悩ませたのちに、こう答えた。
「事故調、だ」
「ジコチョウ?」
怪訝な顔をするシグナレスに、エドワード簡単なことだと答えた。
「事故調査をするから、事故調。我々はそう呼んでいた」
彼が説明すると、シグナレスはまあいいわ、とその話をわきに置いた。
「じゃあ、そんな事故調さんに、新しい事故のお知らせよ」
シグナレスはいったいどこから出してきたのか、紙袋に包まれた書類をエドワードに差し出した。そこには、重大事故資料と書かれている。
エドワードはハッとした。
「そう、あなたの出番よ。頑張ってね」
シグナレスは、そう言って笑った。
だが同時に、厳しい環境、限られた資源、疲弊した現場、三重苦そろったぎりぎりの状態で、高度経済成長に浮かれる日本を支えているのも、また事実である。
エドワードはそんな国鉄に、誇りと不安がないまぜになった思いを抱いていた。
日本の鉄道はというと、すぐにその緻密で高度なダイヤグラムを誇りだす。当然、これは誇るべきことであった。
一秒単位で細かく定められたダイヤグラムを、平時において何の狂いもなく運行して見せるといのは、おいそれとマネできたことでないことは、世界中が知ることである。
だが同時に、エドワードが警告した通り、このダイヤグラム絶対だという考え方もまた間違いである。
エドワードに言わせれば、それは閉鎖的で夢見がちな日本人の驕りだと言う。事実、元の世界においても、ダイヤグラムに頼らない運行をしている国々はいくらでもあったし、ダイヤグラムが事故を誘発したことなどもある。
ダイヤグラムは絶対ではない。その叫びは、この世界には伝わらなかった。
この世界においてダイヤグラムが脚光を浴びたのはこれが初めてではない。その昔に、ダイヤグラムは発明されていた。
考えてみれば、ダイヤグラムなるものは、日本でいえば戦後新制学校制度においては義務教育で修了する内容である。
いわゆる、時間・距離・速度のグラフだ。中学教育ではx-tグラフと呼ばれる。
少しばかり数学が存在する世界であれば、ダイヤグラムを発明することはあまりにも容易である。むしろ、この程度のものであれば、独力で発明出来て当然のもの。
だが、そうして発明されたダイヤグラムは、この世界では普及しなかった。
エドワードがこの世界に降り立つまでは。
エドワードが成したシ=ク鉄道の成功は、ダイヤグラムに脚光を浴びせるには十分だ。
なにより、分単位で着発時刻を決定できるというのは、旅客案内上において大きな強みだった。
今までダイヤグラムのデメリットばかりあげていた者どもは、そんな懸念などはじめから存在しなかったかのようにダイヤグラムを導入し始めた。
これがエドワードがこの世界に成した、小さな影響である。
しかし反対に、エドワードがもう一つのもの、つまり安全への意識は、この世界に定着することはなさそうだった。
それは、彼らが教えてくれた。
ある日の午後、列車である人物がカータ機関区へとやってきた。
彼らは、先の事故に遭った機関士・機関助士の二人である。
「アリアル卿の命でこちらに参りました。今日からお世話になります」
エドワードはびっくりして二人に駆け寄った。
「どうした、クビになったか?」
もしそうであれば、闘争が必要である。
熱血な弁士であったエドワードの手が、じっとりと手汗でにじんだ。彼の心はすでに、エンジンがかかっている。
勢い込むエドワードに、ケルトン機関士は笑いながら弁解した。曰く、自ら鉄道を去ったという。それに対し、エドワードはまたもや驚いた。
潔白が証明されたのに、身を引かなければならないことがあるだろうか。
だが、二人はいやにすがすがしい顔をしていた。エドワードはその訳を聞く。すると、彼らから帰ってきた答えは、しごく簡潔で、そしてエドワードを大いに悩ませた。
「あの鉄道は変わりませんでした。だからアリアル閣下が、我々だけでも逃げろ、とおっしゃってくれました」
エドワードは頭を抱えた。彼らは、変革を拒んだのである。
聞けば、かの鉄道ではダイヤグラムを導入したらしい。そして、エドワードに指摘された欠陥も、早期に是正されたようだった。
だがその一方で、彼らは「変わらない」と言った。それはすなわち、彼らの安全軽視の姿勢が変化しなかったという事である。
―――最も恐れていたことだ―――
目新しくセンセーショナルな解決法に飛びつき、その本質を変えることを拒む。エドワードはめまいがする思いだ。
そして、彼らは言葉をつづけた。
「事故の最終報告書からは、エドワードさんが指摘した欠陥についての箇所が、削除されました」
このことが、全てを物語っている。
結局彼らは、安全への提言というエドワードの魂の叫びを、都合よく利用しただけにすぎないのである。そしてそれでは、当然安全など図れようものではない。
「ありがとう。ここはあそことは違う。どうか君たちは、あの悪い連鎖を断ち切ってほしい」
エドワードの魂の泣き声は、ヨステンにも聞こえてしまっていたらしい。彼は優しく、二人を迎え入れた。
悲嘆にくれるエドワードに、しかし彼らはうれしいことも言ってくれた。それは、二人のエドワードへの感謝だった。
「エドワードさんがいなければ、私はひどい目に遭っていたと思います。せっかく貧民からのし上がってこれまでやってきたのに、また元の暮らしに戻ってしまうのかと、目の前が真っ暗になりましたから」
彼らはそう言って、口々に謝意をあらわした。それだけが、エドワードの救いだった。
「でもね、あなたは自分を誇っていいと思うのよ」
その夜、夕食時に思いの丈を吐露したエドワードに、シグナレスはそう言ってのけた。
「だがね」
と、エドワードは言う。
「現に、安全は損なわれている。これは、国鉄の人間として、そして事故と向き合ってきた一人の人間として、許すわけにはいかない」
エドワードは頑なだった。彼は思いつめたような顔で、ひたすらに目の前のスープと格闘している。
夜の帳が降りた部屋は、魔法石のランプで明るいはずなのに、彼はひたすらに暗かった。まるで深刻ななにかにぶち当たったかのごとく、彼は沈んでいた。
「自信を見失わないこと」
そんなエドワードに、シグナレスは一言だけそう言い放った。彼女の顔は、まっすぐ笑顔だ。
「そして、自身を見失わないこと。あなたは、何をすべきなの?」
「……。どこの世界にいても、やることは同じだ。安全を手に入れる。ただそれだけだ」
「なら、話は決まっているんじゃない?」
エドワードは伏せた顔を上げた。目の前の彼女は、やはり笑っていた。
「ああ、そうだな」
スープは少しぬるくなっていた。だが、エドワードにはそれが温かく感じられた。
夕食を食べ終わると、シグナレスはデザートに舌鼓を打ち始めた。エドワードは彼女の幸せそうな顔を見つめていた。すると、シグナレスの方からエドワードに話しかけた。
「そういえば、この間の調査は見事だったわ。あれは何かの才能ね。前世でもあんなことを?」
「ああ。国鉄で少し」
「そのコクテツっていうのは、鉄道組織よね。そこでは、事故の調査まで機関士の仕事なの?」
エドワードはしばらく、シグナレスの言葉の意味が分からなかった。だがしばらくして、彼女が大きな勘違いをしていることに気が付いた。
「ああいや、私の仕事は機関士だ。だが、事故調査の結果に不満があったりしたときに、自分で調べるクセをつけていたらこうなった」
「片手間でも、あそこまでものならすごいじゃない。前世はさぞ重宝されたんじゃない?」
そう手放しでほめたたえるシグナレスに、エドワードは思わず苦笑いをこぼした。
「いや、本社の人間には煙たがられてたよ。時には、正式な調査結果と異なる見解を示したりもしたからな。感謝もされたが、恨まれてもいると思う」
そしてエドワードは、それに……と付け加えた。
「私は真実の探求に少々、熱中しすぎた。そのせいで、いろいろな人に迷惑をかけた。これは取り返しのつかないことだから、私は悔やんでも悔やみきれん」
エドワードのその言葉を受け入れるように、シグナレスはうんうんと頷いた。
「でも、その知見が生きているならば、きっと全ては無駄じゃなかったはずよ。少なくとも、私はそう思うわ」
シグナレスそういいながら、彼女が食べていたデザートの半分を寄越した。
「私の分はもうすでにある」
「これはご褒美よ」
「君の食べかけが、かい?」
エドワードはおどけてそう言った。すると、シグナレスはまるで心外だとでも言いたげな顔を作った。
「あら、私の食べかけを食べたがる者はたくさんいるわ」
「強がるんじゃないよ」
エドワードはシグナレスのその食べかけを、ひょいとつまんで口に入れた。それから、彼女に向かっていたずらな笑みを浮かべる。
「おいしかったよ。特に、君という調味料は」
柄にもなく、エドワードはそんなことを口走った。シグナレスは呆れたとばかりにおでこに手を当てる。
「まったく、面白い人ね」
「前世では一度も頂戴したことのない評価だ。うれしく思うよ」
エドワードの顔は、すっかり晴れ渡っていた。
デザートも食べ終わり、食器が全て下げられると、シグナレスは妙な事を聞いてきた。
「ところで、あなたの世界では、事故を調査する人のことをなんていうの?」
エドワードは何と答えたものか、しばし固まってしまった。
調査員? 調査官? 人身が絡めば刑事が出張るし、労組の関与が疑われれば公安が出てくる。エドワードはしばし頭を悩ませたのちに、こう答えた。
「事故調、だ」
「ジコチョウ?」
怪訝な顔をするシグナレスに、エドワード簡単なことだと答えた。
「事故調査をするから、事故調。我々はそう呼んでいた」
彼が説明すると、シグナレスはまあいいわ、とその話をわきに置いた。
「じゃあ、そんな事故調さんに、新しい事故のお知らせよ」
シグナレスはいったいどこから出してきたのか、紙袋に包まれた書類をエドワードに差し出した。そこには、重大事故資料と書かれている。
エドワードはハッとした。
「そう、あなたの出番よ。頑張ってね」
シグナレスは、そう言って笑った。
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