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異世界召喚
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ーーなんだ?何が起きた!?
俺は映画を見るために渋谷で後輩を待っていたハズだ
なんか急に足元に紋様?魔方陣?みたいなのが浮かび上がって次の瞬間には目の前に何だかファンタジーな格好した人達が物凄い数いてこっちを見て騒いでる
何だか喜んでるみたいだけど何を言って.........
ん?日本語?分かるぞ言葉が
「陛下!ついに...ついに勇者召喚が成功しました!!」
「おぉ.....これで我が国もようやく魔王軍と戦えるのだな!?」
「えぇ...!!言い伝えの通りであれば異界より召喚されし勇者はとてつもないな力を持つと言われております
必ずや魔王軍を倒しこのクデール王国へ安寧をもたらしてくれるでしょう!!」
いやいや何か陛下って言われた人と何か随分派手なローブのおっさんが勝手に喜んでるけど何なの?勇者召喚?
魔王軍?
....えっちょっと待って?そういう事?もしかして異世界召喚ってやつ!?
「あの~......」
「ん?おお!!余りにも喜び過ぎてお主の事を忘れていた!すまない許せ」
陛下とか呼ばれてるくらいだからこの人はここの国王って事だろうか全然悪いと思ってない感じに上から謝られたけど
「......まぁ良いですけど、何かさっき勇者召喚とか行ってましたけどここは何処なんですか?」
「そうだな!いきなり呼び出したのだ説明せねばな
まずはこのワシがここクデール王国、国王フェルマール・グッフ・クーデルじゃ
魔王軍の驚異が差し迫っている今お主のような勇者の力が必要なのだ!」
「ここからは私めがご説明致しましょう
クデール王国が宰相ミケと申します」
ミケと名乗るおっさん曰く
魔王軍の進行がヤバくて次々と周辺の街とか国が占領されて来たんだけど遂に最近クデール王国にもその手が迫ってきたから魔王軍と戦って!食べ物とか住む場所は用意するけど元の世界には返せないからよろ!
って事らしい。口調は全然こんなでは無いけど
要は元の世界に返れないから協力するしか選択肢は無いんだよと言いたいわけだ
俺映画見る予定だったのに...
ーー「申し訳ありません」
そう謝罪してきたのはマリーカと名乗る少女
年はまだ15歳だがこの世界ではもう成人を向かえている
きれいな白銀色の髪を肩口で切り揃えており瞳は髪色とお揃いで銀がかった白をしている。まだあどけなさは残るが目鼻立ちの整った顔立ちをしており地球基準で言えば《10万に1人の美少女!!》とかいうキャッチコピーが付くかもな
そんな彼女がなぜ謝罪してきたかというとマリーカが実際に俺を召喚したからだ
マリーカは【魔導師】らしく保有する魔力量が多いという理由で抜擢されたがいくら国王の命令とは言え別の世界で何の関わりもなく暮らしていた人を無理やりつれてきて魔王と戦わせる行為に罪悪感を感じてしまい俺に謝罪をすると今にも泣きそうな顔で俯いてしまった
ちくしょう。国王とあの宰相のおっさんくらいなら無視してさっさと出て行くんだけどこの子のこんな顔見ちゃったらなぁ...
結局俺はミケのおっさんに従いこの国の名物がどーたらとか昔召喚された勇者がこーたらとか至極どうでもいい会話を聞かされた後
ステータス鑑定を行う事になった
このステータス鑑定こそ
俺の異世界生活最大の分岐点になるのだがこの時はそんな事知るよしもない
「さて、勇者どのこの水晶に手をかざして頂けますか?」
ミケのおっさんに言われた通り手をかざすと身体からほんの少しだが何か抜けていったような感覚があった
「この水晶はその者の保有魔力を読み取って潜在的な能力を可視化できる魔導具です」
となるとさっき抜けていったのは魔力って事になるけど
当然地球にいた時は魔力なんてものは無い
異世界召喚モノは趣味で結構読んだりしてるけど召喚された時に力が宿ったって事か?
「さぁ!鑑定の結果が出ますぞ!勇者どの!!」
あのさどうでも良いけどその勇者どのって止めてくんないかな....文章だと何にも感じなかったけど実際メチャクチャはずかしいから....
シロヤ・クロサキ
【職業:無職】
LV.1
HP:80/80
MP:9/10
AT:30
DF:25
SP:50
LK:5
【スキル】
言語理解LV.max
【ユニークスキル】
俺は映画を見るために渋谷で後輩を待っていたハズだ
なんか急に足元に紋様?魔方陣?みたいなのが浮かび上がって次の瞬間には目の前に何だかファンタジーな格好した人達が物凄い数いてこっちを見て騒いでる
何だか喜んでるみたいだけど何を言って.........
ん?日本語?分かるぞ言葉が
「陛下!ついに...ついに勇者召喚が成功しました!!」
「おぉ.....これで我が国もようやく魔王軍と戦えるのだな!?」
「えぇ...!!言い伝えの通りであれば異界より召喚されし勇者はとてつもないな力を持つと言われております
必ずや魔王軍を倒しこのクデール王国へ安寧をもたらしてくれるでしょう!!」
いやいや何か陛下って言われた人と何か随分派手なローブのおっさんが勝手に喜んでるけど何なの?勇者召喚?
魔王軍?
....えっちょっと待って?そういう事?もしかして異世界召喚ってやつ!?
「あの~......」
「ん?おお!!余りにも喜び過ぎてお主の事を忘れていた!すまない許せ」
陛下とか呼ばれてるくらいだからこの人はここの国王って事だろうか全然悪いと思ってない感じに上から謝られたけど
「......まぁ良いですけど、何かさっき勇者召喚とか行ってましたけどここは何処なんですか?」
「そうだな!いきなり呼び出したのだ説明せねばな
まずはこのワシがここクデール王国、国王フェルマール・グッフ・クーデルじゃ
魔王軍の驚異が差し迫っている今お主のような勇者の力が必要なのだ!」
「ここからは私めがご説明致しましょう
クデール王国が宰相ミケと申します」
ミケと名乗るおっさん曰く
魔王軍の進行がヤバくて次々と周辺の街とか国が占領されて来たんだけど遂に最近クデール王国にもその手が迫ってきたから魔王軍と戦って!食べ物とか住む場所は用意するけど元の世界には返せないからよろ!
って事らしい。口調は全然こんなでは無いけど
要は元の世界に返れないから協力するしか選択肢は無いんだよと言いたいわけだ
俺映画見る予定だったのに...
ーー「申し訳ありません」
そう謝罪してきたのはマリーカと名乗る少女
年はまだ15歳だがこの世界ではもう成人を向かえている
きれいな白銀色の髪を肩口で切り揃えており瞳は髪色とお揃いで銀がかった白をしている。まだあどけなさは残るが目鼻立ちの整った顔立ちをしており地球基準で言えば《10万に1人の美少女!!》とかいうキャッチコピーが付くかもな
そんな彼女がなぜ謝罪してきたかというとマリーカが実際に俺を召喚したからだ
マリーカは【魔導師】らしく保有する魔力量が多いという理由で抜擢されたがいくら国王の命令とは言え別の世界で何の関わりもなく暮らしていた人を無理やりつれてきて魔王と戦わせる行為に罪悪感を感じてしまい俺に謝罪をすると今にも泣きそうな顔で俯いてしまった
ちくしょう。国王とあの宰相のおっさんくらいなら無視してさっさと出て行くんだけどこの子のこんな顔見ちゃったらなぁ...
結局俺はミケのおっさんに従いこの国の名物がどーたらとか昔召喚された勇者がこーたらとか至極どうでもいい会話を聞かされた後
ステータス鑑定を行う事になった
このステータス鑑定こそ
俺の異世界生活最大の分岐点になるのだがこの時はそんな事知るよしもない
「さて、勇者どのこの水晶に手をかざして頂けますか?」
ミケのおっさんに言われた通り手をかざすと身体からほんの少しだが何か抜けていったような感覚があった
「この水晶はその者の保有魔力を読み取って潜在的な能力を可視化できる魔導具です」
となるとさっき抜けていったのは魔力って事になるけど
当然地球にいた時は魔力なんてものは無い
異世界召喚モノは趣味で結構読んだりしてるけど召喚された時に力が宿ったって事か?
「さぁ!鑑定の結果が出ますぞ!勇者どの!!」
あのさどうでも良いけどその勇者どのって止めてくんないかな....文章だと何にも感じなかったけど実際メチャクチャはずかしいから....
シロヤ・クロサキ
【職業:無職】
LV.1
HP:80/80
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【ユニークスキル】
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