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3章
激突イビル教団
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迷宮、幽霊島の攻略を進める俺たちは11階層を進んでいた。
これまでとは打って変わり、仕掛けられている罠もかなり即死性の高いものに変わっていったし何よりも普段は海の底に沈んでいる迷宮という事からか水場が多くなってきたし出てくる魔物の種類も陸上ではなく水中での活動が主な魔物に変わってきた。
だからといっていきなり討伐難易度が跳ねあがったわけでは無いのだが環境が少し変わっただけで俺たちの進行スピードはかなり落ちてしまっている。
「水中からの攻撃が特に厄介だな...」
「ヒット&アウェイで攻めてくるからこうも水中に逃げられたんじゃ攻撃が当たらないわ。それに数が多いのも厄介ね...」
「一体一体の攻撃力はさほど高く無いですしウチには回復師のリノがいますから、ここは多少のダメージ覚悟で突っ切りましょう!」
行動が決まった俺たちは極力戦闘を避け最短ルートで進み、何回か攻撃を食らったもののどうにか11階層を切り抜ける事が出来た。
続く12,13階層は大型の魔物が何体か出現した程度で11階層程苦戦は強いられ無かった。
ー「次が14階層か、これまで大きな問題は無かったけど11階層で大分時間を使ってしまったからな...さて....」
「ー!!マサムネさん伏せて!!」
ーーギィン!!!
間に合わないと踏んだ俺は咄嗟にマサムネさんに迫っていたナイフを弾く
危なかった。ナイフはマサムネさんの首筋を狙った軌道を絶妙に死角になる距離から飛んできた。
「アノク助かった!!全員気をつけろ!敵が潜んでる!」
俺達は円形の陣を組んでどこから来ても対応出来るよう構える。
「あー....てめぇしくじりやがって!なーにが俺に任せておけ、だよだりーな」
「すまない....まさかあの位置から気づかれるとは....」
暗闇から現れたのはその闇に溶けるような黒のローブを纏った二人組
軽薄そうな細身の男と対象にがっしりとした体躯の男
「....イビル教団か?」
「正解だぜショウト・マサムネ!」
仰る通りイビル教団のゼツだ、んでこいつがハーベル」
「ずいぶんとお喋りな奴だな、自分達の素性をペラペラと」
「別に問題無いからな。ついでにサービスしてやると俺の職業は【剣鬼】、こいつは【暗殺者】だ」
「職業まで...何を考えてる」
「んー?何にも?だって....」
刹那で肉薄しつばぜり合いを繰り広げるマサムネさんとゼツという男
「全員ここで死ぬんだ。死人に口無し。全く問題ねーんだよ。オーケー?」
「気をつけろ皆!もう一人の暗殺者の気配が消えた!!」
ゼツという男の攻撃に気をとられているうちにもう一人ハーベルと言う暗殺者の男が消えた
恐らく暗殺者の能力だろう。
これで先程の死角からの攻撃が飛んできたら....
「あぅ....!?」
ミサトの友朋のパーティーメンバーの一人【格闘家】のアカネさんの悲鳴が上がる
「「「茜!!」」」
【重剣士】のハヤトさんが咄嗟に駆けつけるが様子を見るとミサトさんの右肩に深々と突き刺さるナイフが見える
これによりミサトさんが無力化され必然ミサトさんを守るためにハヤトさんも動きがかなり制限されてしまう。
「くっ!!」
マサムネさんはゼツの攻撃を捌くので手一杯といった様子で残るはユウカさんだが【薬剤師】であるユウカさんに戦闘能力は無い。
つまりイビル教団の二人は僅かな時間でSランクパーティーをほぼ封じ込めてしまったのだ
これで自由に動けるのは俺達金の薔薇だけだが暗殺者のハーベルがどこに存在するかがわからないため下手に動く事が出来ない。
「アノク君!!リノちゃんをこっちへ!毒だ!」
言われて見てみるとミサトさんの肩の傷が紫色に変色していっている。
額から滝のように汗が流れ非常に苦しそうだ
「リノ!!早く解毒を!!」
「分かった!!」
「...行かせない..」
くそ!!また死角からの攻撃。毒が仕込まれてる以上かすり傷でも致命傷になりかねない....!!
考えろ!どうすればいい!!
これまでとは打って変わり、仕掛けられている罠もかなり即死性の高いものに変わっていったし何よりも普段は海の底に沈んでいる迷宮という事からか水場が多くなってきたし出てくる魔物の種類も陸上ではなく水中での活動が主な魔物に変わってきた。
だからといっていきなり討伐難易度が跳ねあがったわけでは無いのだが環境が少し変わっただけで俺たちの進行スピードはかなり落ちてしまっている。
「水中からの攻撃が特に厄介だな...」
「ヒット&アウェイで攻めてくるからこうも水中に逃げられたんじゃ攻撃が当たらないわ。それに数が多いのも厄介ね...」
「一体一体の攻撃力はさほど高く無いですしウチには回復師のリノがいますから、ここは多少のダメージ覚悟で突っ切りましょう!」
行動が決まった俺たちは極力戦闘を避け最短ルートで進み、何回か攻撃を食らったもののどうにか11階層を切り抜ける事が出来た。
続く12,13階層は大型の魔物が何体か出現した程度で11階層程苦戦は強いられ無かった。
ー「次が14階層か、これまで大きな問題は無かったけど11階層で大分時間を使ってしまったからな...さて....」
「ー!!マサムネさん伏せて!!」
ーーギィン!!!
間に合わないと踏んだ俺は咄嗟にマサムネさんに迫っていたナイフを弾く
危なかった。ナイフはマサムネさんの首筋を狙った軌道を絶妙に死角になる距離から飛んできた。
「アノク助かった!!全員気をつけろ!敵が潜んでる!」
俺達は円形の陣を組んでどこから来ても対応出来るよう構える。
「あー....てめぇしくじりやがって!なーにが俺に任せておけ、だよだりーな」
「すまない....まさかあの位置から気づかれるとは....」
暗闇から現れたのはその闇に溶けるような黒のローブを纏った二人組
軽薄そうな細身の男と対象にがっしりとした体躯の男
「....イビル教団か?」
「正解だぜショウト・マサムネ!」
仰る通りイビル教団のゼツだ、んでこいつがハーベル」
「ずいぶんとお喋りな奴だな、自分達の素性をペラペラと」
「別に問題無いからな。ついでにサービスしてやると俺の職業は【剣鬼】、こいつは【暗殺者】だ」
「職業まで...何を考えてる」
「んー?何にも?だって....」
刹那で肉薄しつばぜり合いを繰り広げるマサムネさんとゼツという男
「全員ここで死ぬんだ。死人に口無し。全く問題ねーんだよ。オーケー?」
「気をつけろ皆!もう一人の暗殺者の気配が消えた!!」
ゼツという男の攻撃に気をとられているうちにもう一人ハーベルと言う暗殺者の男が消えた
恐らく暗殺者の能力だろう。
これで先程の死角からの攻撃が飛んできたら....
「あぅ....!?」
ミサトの友朋のパーティーメンバーの一人【格闘家】のアカネさんの悲鳴が上がる
「「「茜!!」」」
【重剣士】のハヤトさんが咄嗟に駆けつけるが様子を見るとミサトさんの右肩に深々と突き刺さるナイフが見える
これによりミサトさんが無力化され必然ミサトさんを守るためにハヤトさんも動きがかなり制限されてしまう。
「くっ!!」
マサムネさんはゼツの攻撃を捌くので手一杯といった様子で残るはユウカさんだが【薬剤師】であるユウカさんに戦闘能力は無い。
つまりイビル教団の二人は僅かな時間でSランクパーティーをほぼ封じ込めてしまったのだ
これで自由に動けるのは俺達金の薔薇だけだが暗殺者のハーベルがどこに存在するかがわからないため下手に動く事が出来ない。
「アノク君!!リノちゃんをこっちへ!毒だ!」
言われて見てみるとミサトさんの肩の傷が紫色に変色していっている。
額から滝のように汗が流れ非常に苦しそうだ
「リノ!!早く解毒を!!」
「分かった!!」
「...行かせない..」
くそ!!また死角からの攻撃。毒が仕込まれてる以上かすり傷でも致命傷になりかねない....!!
考えろ!どうすればいい!!
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