1 / 62
序章
こんなこともあるんです
しおりを挟むフルーツ宅配便っていうコミックがあります。
そこの第一話で、デリヘルにいる女を助けようとして助けられずに、店のオーナーから 風俗の女を助けようとなんて考えるな! それは無理だから。
といわれる話があったんだけど、まさに俺はそれをしようとして、ある女を助けた?
かもしれないけど、自分が苦しむ羽目になって、現在もそれが続いているという実話です。
これは現在進行形の話であり、いつ終わりが来るとも予測できないため長編としています。
実際、正直もう縁を切りたいんだけど、自分が貸した1,250万円もの金を半分でもいいから返済して貰わないと自分の生活がままならないので、そうもいかずに関係を切れないでいる。
情に絆されたとは言え、身の丈以上のことはしてはいけないということを身にしみているこの頃である。
その女との関わりを話す前に、自分自身のことに触れておこうと思う。
その方が、この実話を理解していくのに多少なりとも役に立つと思うから。
俺は、大学を出て新卒で一応名前の知られた企業に入社して、37年間勤め上げて、一昨年に定年を迎えてそのまま再雇用にて働いている。
典型的なサラリーマン。
営業職が長かったこともあり、転勤も10回、26歳で結婚して子供も2人持った。
現在は、子供たちも独立して娘は結婚 孫も1人できている。
仕事は、再雇用のため暇だが給料は現役時代の1/3で、小遣い程度の手取りになっているけど、夫婦2人になったので何とか生活できてはいる。
そんな俺が何故見ず知らずの女に大金を貸すことになったのか?
これからこの1年で起こったことをまず話そうと思う。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
13
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる