19 / 25
4-4:王子、再びサーリャへ
しおりを挟む
セクション4:王子、再びサーリャへ
砂漠の都アスハリームに、王国旗とは異なる深紅と銀の紋章が掲げられていた。
その旗印はノルディア王国のもの。正式な外交使節としての来訪だった。
だが今回は、訪問の意味が違う。
ノルディア王国第一王子レオンハルトは、求婚者としてではなく、外交使節団の一員として――いや、誠意を形にする“ただの一青年”として、再びこの地を踏んだ。
王宮の正門が開かれる。
「ようこそ、王子殿下。女王陛下がお待ちです」
案内役の高官が恭しく頭を下げ、玉座の間へと導く。
そして、いよいよ扉が開かれた。
――その瞬間、レオンハルトの足が止まる。
「……!」
一歩、踏み出しかけた足が空気を掴むように宙で止まる。
彼の視線の先にあったのは、サーリャ王国の威厳――そして圧倒的な“女性の視線”。
ザフィーラ女王が玉座に座しているのはもちろんのこと、その両脇にはずらりと――17人の王女たちが勢揃いしていたのだ。
褐色の肌に、それぞれ異なる雰囲気と品格をまとった姫君たち。
サーリャ王国が誇る“王女十八華”――その中心に第十八王女、スジャータ・アミーナ・サーリャがいる。
彼女だけが視線を外し、淡々と立っていた。
だが、他の17人の姉たちは違った。
その鋭くも堂々としたまなざしが、一斉にレオンハルトを見据えていたのだ。
「……っ」
思わず言葉を失う。
これが――サーリャ王家。
この国の“女”は、ただの飾りでもなければ、政略結婚の駒でもない。
それぞれが己の意志と矜持をもって立っている。
それを視線ひとつで理解させる、この迫力。
(……これは、来たというより、“呼び出された”のか?)
レオンハルトは一瞬だけ自問し――それでも、足を踏み出した。
「ノルディア王国第一王子、レオンハルト・ヴァイス・ノルディア、参上つかまつりました」
低く一礼すると、女王ザフィーラがようやく口を開く。
「久しぶりね。今度は“自分の足で”来たようね?」
「はい。今回は、王国の使節として正式に訪問いたしました。あわせて、サーリャ王国および王女スジャータ殿下への誠意を文書としてご提出申し上げます」
「まあ、口調はずいぶん整ったわね。――で、顔も整えてきたのかしら?うちの子たちに見つめられても動じない程度には」
周囲の王女たちが小さく笑う。
だが、それは嘲笑ではなかった。
ただ静かに、“試すような視線”を送っていただけだ。
レオンハルトは、顔を上げ、玉座の前に進み出る。
「陛下。先日の件により、貴国および王女殿下にご迷惑をおかけしたこと、改めて謝罪いたします」
「……ふむ」
ザフィーラ女王は、扇をゆらしながら返す。
「謝罪は受け取るわ。でも今回は謝るためだけに来たのではないはず」
「はい。スジャータ殿下への求婚について、今回は“王国としての意思”ではなく、“一人の男としての覚悟”を、正式にお伝えするために参りました」
「ふふ、ようやく言葉が軽くなくなったわね。
では、条件を確認しておきましょうか」
扇子を静かにたたみながら、女王が言う。
「まず第一に、“スタージャの心を射止めること”。これは……分かっているわね?」
「はい。彼女が誰よりも鋭く、誰よりも強い意志を持つこと、すでに私は痛感しております」
「いい返事ね。第二に、“元婚約者との関係を綺麗に、後腐れなく清算していること”。
“法的に破棄した”というだけじゃ足りないの。“感情面”での解決も含むわ」
「クラリッサ嬢とは、直接会って謝罪し、彼女の名誉を守ることも私の責任と心得ております」
「――よろしい」
女王の視線が鋭さから優しさへと変わる。
「では、最後に一つだけ教えて。あなた、スジャータの“何”を見て惚れたの?」
レオンハルトは、一瞬だけ視線をスジャータに向け――そして、女王をまっすぐ見つめて答えた。
「彼女の目に、です。誰に媚びるでもなく、誰にも屈しないまっすぐな眼差しに、私は心を奪われました」
ザフィーラ女王は、満足げに頷いた。
「ならば、スタージャの“目”に映る男になれるよう、努力なさい。……ここからが、本当のスタートよ」
スジャータが初めて、ほんのわずかに、口角を上げた。
そして――18人の王女たちの視線が、ふっと緩んだ。
それは「審査終了」の合図だった。
レオンハルトは、内心で静かに息をついた。
だが同時に、自分の戦いはまだ始まったばかりだと理解していた。
これが、真の意味での第一歩。
恋も外交も、ここからが本当の物語――。
:姉たちの“試験官会議”と、女王の嘆き
「ふむ、“目”に惚れた、と。なかなか悪くない答えね」
女王ザフィーラが頷いた直後、重厚な雰囲気を吹き飛ばすように――王女の一人がぽつりと漏らした。
「……でもさ、歩法――確かにいい男だね、顔も整ってるし、身なりも悪くない」
「ねぇ、それ私も思った。あの白っぽい金髪、ちょっと陽の下だと輝いて見えるよね~」
「でもさ、筋肉は? ちょっと細くない?」
「またそれですか、第三王女姉さま……男の価値を筋肉量で測るの、やめてくださいよ」
「だって大事でしょ? 重い槍を振るえるかどうかって、見る目の基準よ?」
「姉さま、それ軍人目線です……」
レオンハルトは突然始まった“姉妹品評会”に、完全に面食らっていた。
「で? どこで知り合ったの? 砂漠で遭難してるところをスジャータが助けたって噂だけど、ホント? ロマンスじゃん」
「ねぇ、何日くらい一緒に旅したの?」
「え、あんたもう寝所とか――」
「それ以上は失礼でしょ! やめて!」
「ねぇねぇスジャータ、あんたの好みなの?」
「個人的にはどうなのよ? 顔? 性格?」
「一夜を共に――」
「やめいッ!!」
バンッ!
玉座の前、扇子を机に叩きつけた音が響く。
「お前たち……黙りなさいッ!」
ザフィーラ女王の雷鳴の如き声が、空間を制圧した。
「せっかく真面目に話してるのに、何よこのざわざわ姫会議! はなしが、まったく、進まないじゃないの!」
その声に、ぴたりと口を閉じる17人の王女たち。
「…………」
「…………」
「…………」
しん……と、あまりに静かになりすぎて、逆に不自然な沈黙が流れる。
女王は額に手を当て、深々とため息をついた。
「……これだから、姉妹が多いってのも考えものよね……」
レオンハルトは、沈黙する王女たちを前に、何をどうリアクションすればいいのか分からず、ただ真顔で立ち尽くしていた。
スジャータはと言えば――
「……いつも通り、です」とだけ呟き、淡々と視線を外していた。
王族としての重責と、姉妹たちの自由すぎる日常。
この国の“強さ”と“個性”が、まざまざと浮き彫りになった一幕だった。
砂漠の都アスハリームに、王国旗とは異なる深紅と銀の紋章が掲げられていた。
その旗印はノルディア王国のもの。正式な外交使節としての来訪だった。
だが今回は、訪問の意味が違う。
ノルディア王国第一王子レオンハルトは、求婚者としてではなく、外交使節団の一員として――いや、誠意を形にする“ただの一青年”として、再びこの地を踏んだ。
王宮の正門が開かれる。
「ようこそ、王子殿下。女王陛下がお待ちです」
案内役の高官が恭しく頭を下げ、玉座の間へと導く。
そして、いよいよ扉が開かれた。
――その瞬間、レオンハルトの足が止まる。
「……!」
一歩、踏み出しかけた足が空気を掴むように宙で止まる。
彼の視線の先にあったのは、サーリャ王国の威厳――そして圧倒的な“女性の視線”。
ザフィーラ女王が玉座に座しているのはもちろんのこと、その両脇にはずらりと――17人の王女たちが勢揃いしていたのだ。
褐色の肌に、それぞれ異なる雰囲気と品格をまとった姫君たち。
サーリャ王国が誇る“王女十八華”――その中心に第十八王女、スジャータ・アミーナ・サーリャがいる。
彼女だけが視線を外し、淡々と立っていた。
だが、他の17人の姉たちは違った。
その鋭くも堂々としたまなざしが、一斉にレオンハルトを見据えていたのだ。
「……っ」
思わず言葉を失う。
これが――サーリャ王家。
この国の“女”は、ただの飾りでもなければ、政略結婚の駒でもない。
それぞれが己の意志と矜持をもって立っている。
それを視線ひとつで理解させる、この迫力。
(……これは、来たというより、“呼び出された”のか?)
レオンハルトは一瞬だけ自問し――それでも、足を踏み出した。
「ノルディア王国第一王子、レオンハルト・ヴァイス・ノルディア、参上つかまつりました」
低く一礼すると、女王ザフィーラがようやく口を開く。
「久しぶりね。今度は“自分の足で”来たようね?」
「はい。今回は、王国の使節として正式に訪問いたしました。あわせて、サーリャ王国および王女スジャータ殿下への誠意を文書としてご提出申し上げます」
「まあ、口調はずいぶん整ったわね。――で、顔も整えてきたのかしら?うちの子たちに見つめられても動じない程度には」
周囲の王女たちが小さく笑う。
だが、それは嘲笑ではなかった。
ただ静かに、“試すような視線”を送っていただけだ。
レオンハルトは、顔を上げ、玉座の前に進み出る。
「陛下。先日の件により、貴国および王女殿下にご迷惑をおかけしたこと、改めて謝罪いたします」
「……ふむ」
ザフィーラ女王は、扇をゆらしながら返す。
「謝罪は受け取るわ。でも今回は謝るためだけに来たのではないはず」
「はい。スジャータ殿下への求婚について、今回は“王国としての意思”ではなく、“一人の男としての覚悟”を、正式にお伝えするために参りました」
「ふふ、ようやく言葉が軽くなくなったわね。
では、条件を確認しておきましょうか」
扇子を静かにたたみながら、女王が言う。
「まず第一に、“スタージャの心を射止めること”。これは……分かっているわね?」
「はい。彼女が誰よりも鋭く、誰よりも強い意志を持つこと、すでに私は痛感しております」
「いい返事ね。第二に、“元婚約者との関係を綺麗に、後腐れなく清算していること”。
“法的に破棄した”というだけじゃ足りないの。“感情面”での解決も含むわ」
「クラリッサ嬢とは、直接会って謝罪し、彼女の名誉を守ることも私の責任と心得ております」
「――よろしい」
女王の視線が鋭さから優しさへと変わる。
「では、最後に一つだけ教えて。あなた、スジャータの“何”を見て惚れたの?」
レオンハルトは、一瞬だけ視線をスジャータに向け――そして、女王をまっすぐ見つめて答えた。
「彼女の目に、です。誰に媚びるでもなく、誰にも屈しないまっすぐな眼差しに、私は心を奪われました」
ザフィーラ女王は、満足げに頷いた。
「ならば、スタージャの“目”に映る男になれるよう、努力なさい。……ここからが、本当のスタートよ」
スジャータが初めて、ほんのわずかに、口角を上げた。
そして――18人の王女たちの視線が、ふっと緩んだ。
それは「審査終了」の合図だった。
レオンハルトは、内心で静かに息をついた。
だが同時に、自分の戦いはまだ始まったばかりだと理解していた。
これが、真の意味での第一歩。
恋も外交も、ここからが本当の物語――。
:姉たちの“試験官会議”と、女王の嘆き
「ふむ、“目”に惚れた、と。なかなか悪くない答えね」
女王ザフィーラが頷いた直後、重厚な雰囲気を吹き飛ばすように――王女の一人がぽつりと漏らした。
「……でもさ、歩法――確かにいい男だね、顔も整ってるし、身なりも悪くない」
「ねぇ、それ私も思った。あの白っぽい金髪、ちょっと陽の下だと輝いて見えるよね~」
「でもさ、筋肉は? ちょっと細くない?」
「またそれですか、第三王女姉さま……男の価値を筋肉量で測るの、やめてくださいよ」
「だって大事でしょ? 重い槍を振るえるかどうかって、見る目の基準よ?」
「姉さま、それ軍人目線です……」
レオンハルトは突然始まった“姉妹品評会”に、完全に面食らっていた。
「で? どこで知り合ったの? 砂漠で遭難してるところをスジャータが助けたって噂だけど、ホント? ロマンスじゃん」
「ねぇ、何日くらい一緒に旅したの?」
「え、あんたもう寝所とか――」
「それ以上は失礼でしょ! やめて!」
「ねぇねぇスジャータ、あんたの好みなの?」
「個人的にはどうなのよ? 顔? 性格?」
「一夜を共に――」
「やめいッ!!」
バンッ!
玉座の前、扇子を机に叩きつけた音が響く。
「お前たち……黙りなさいッ!」
ザフィーラ女王の雷鳴の如き声が、空間を制圧した。
「せっかく真面目に話してるのに、何よこのざわざわ姫会議! はなしが、まったく、進まないじゃないの!」
その声に、ぴたりと口を閉じる17人の王女たち。
「…………」
「…………」
「…………」
しん……と、あまりに静かになりすぎて、逆に不自然な沈黙が流れる。
女王は額に手を当て、深々とため息をついた。
「……これだから、姉妹が多いってのも考えものよね……」
レオンハルトは、沈黙する王女たちを前に、何をどうリアクションすればいいのか分からず、ただ真顔で立ち尽くしていた。
スジャータはと言えば――
「……いつも通り、です」とだけ呟き、淡々と視線を外していた。
王族としての重責と、姉妹たちの自由すぎる日常。
この国の“強さ”と“個性”が、まざまざと浮き彫りになった一幕だった。
0
あなたにおすすめの小説
ドレスが似合わないと言われて婚約解消したら、いつの間にか殿下に囲われていた件
ぽぽよ
恋愛
似合わないドレスばかりを送りつけてくる婚約者に嫌気がさした令嬢シンシアは、婚約を解消し、ドレスを捨てて男装の道を選んだ。
スラックス姿で生きる彼女は、以前よりも自然体で、王宮でも次第に評価を上げていく。
しかしその裏で、爽やかな笑顔を張り付けた王太子が、密かにシンシアへの執着を深めていた。
一方のシンシアは極度の鈍感で、王太子の好意をすべて「親切」「仕事」と受け取ってしまう。
「一生お仕えします」という言葉の意味を、まったく違う方向で受け取った二人。
これは、男装令嬢と爽やか策士王太子による、勘違いから始まる婚約(包囲)物語。
王太子妃専属侍女の結婚事情
蒼あかり
恋愛
伯爵家の令嬢シンシアは、ラドフォード王国 王太子妃の専属侍女だ。
未だ婚約者のいない彼女のために、王太子と王太子妃の命で見合いをすることに。
相手は王太子の側近セドリック。
ところが、幼い見た目とは裏腹に令嬢らしからぬはっきりとした物言いのキツイ性格のシンシアは、それが元でお見合いをこじらせてしまうことに。
そんな二人の行く末は......。
☆恋愛色は薄めです。
☆完結、予約投稿済み。
新年一作目は頑張ってハッピーエンドにしてみました。
ふたりの喧嘩のような言い合いを楽しんでいただければと思います。
そこまで激しくはないですが、そういうのが苦手な方はご遠慮ください。
よろしくお願いいたします。
側妃の愛
まるねこ
恋愛
ここは女神を信仰する国。極まれに女神が祝福を与え、癒しの力が使える者が現れるからだ。
王太子妃となる予定の令嬢は力が弱いが癒しの力が使えた。突然強い癒しの力を持つ女性が異世界より現れた。
力が強い女性は聖女と呼ばれ、王太子妃になり、彼女を支えるために令嬢は側妃となった。
Copyright©︎2025-まるねこ
これ以上私の心をかき乱さないで下さい
Karamimi
恋愛
伯爵令嬢のユーリは、幼馴染のアレックスの事が、子供の頃から大好きだった。アレックスに振り向いてもらえるよう、日々努力を重ねているが、中々うまく行かない。
そんな中、アレックスが伯爵令嬢のセレナと、楽しそうにお茶をしている姿を目撃したユーリ。既に5度も婚約の申し込みを断られているユーリは、もう一度真剣にアレックスに気持ちを伝え、断られたら諦めよう。
そう決意し、アレックスに気持ちを伝えるが、いつも通りはぐらかされてしまった。それでも諦めきれないユーリは、アレックスに詰め寄るが
“君を令嬢として受け入れられない、この気持ちは一生変わらない”
そうはっきりと言われてしまう。アレックスの本心を聞き、酷く傷ついたユーリは、半期休みを利用し、兄夫婦が暮らす領地に向かう事にしたのだが。
そこでユーリを待っていたのは…
《完結》愛する人と結婚するだけが愛じゃない
ぜらちん黒糖
恋愛
オリビアはジェームズとこのまま結婚するだろうと思っていた。
ある日、可愛がっていた後輩のマリアから「先輩と別れて下さい」とオリビアは言われた。
ジェームズに確かめようと部屋に行くと、そこにはジェームズとマリアがベッドで抱き合っていた。
ショックのあまり部屋を飛び出したオリビアだったが、気がつくと走る馬車の前を歩いていた。
二度目の初恋は、穏やかな伯爵と
柴田はつみ
恋愛
交通事故に遭い、気がつけば18歳のアランと出会う前の自分に戻っていた伯爵令嬢リーシャン。
冷酷で傲慢な伯爵アランとの不和な結婚生活を経験した彼女は、今度こそ彼とは関わらないと固く誓う。しかし運命のいたずらか、リーシャンは再びアランと出会ってしまう。
悪役令嬢まさかの『家出』
にとこん。
恋愛
王国の侯爵令嬢ルゥナ=フェリシェは、些細なすれ違いから突発的に家出をする。本人にとっては軽いお散歩のつもりだったが、方向音痴の彼女はそのまま隣国の帝国に迷い込み、なぜか牢獄に収監される羽目に。しかし無自覚な怪力と天然ぶりで脱獄してしまい、道に迷うたびに騒動を巻き起こす。
一方、婚約破棄を告げようとした王子レオニスは、当日にルゥナが失踪したことで騒然。王宮も侯爵家も大混乱となり、レオニス自身が捜索に出るが、恐らく最後まで彼女とは一度も出会えない。
ルゥナは道に迷っただけなのに、なぜか人助けを繰り返し、帝国の各地で英雄視されていく。そして気づけば彼女を慕う男たちが集まり始め、逆ハーレムの中心に。だが本人は一切自覚がなく、むしろ全員の好意に対して煙たがっている。
帰るつもりもなく、目的もなく、ただ好奇心のままに彷徨う“無害で最強な天然令嬢”による、帝国大騒動ギャグ恋愛コメディ、ここに開幕!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる