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STAGE1
第14話 魔窟
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※
周防の案内で暗黒大陸の北西部に着陸した。
この近くに魔王の住処である魔窟があるそうだ。
「ミッシェル、ありがとうな」
「ええ、またねん!
色々な事情があるみたいだけど、友達同士で喧嘩しちゃダメよん?」
まるで母親のような発言をしてから、ミッシェルはこの場を去っていった。
今度こそ友達のドラゴンとのお茶会に行くのだろう。
「ミッシェルさんって人間みたいね」
「だな……。
俺が見てきた中でも、かなり風変わりなドラゴンだ」
大半の異世界においてドラゴンは弱点のない究極の生物――地上最強の存在と言っても過言ではない。
その為、自身の力に圧倒的な自信を持っている高慢な存在が多いのだが、ミッシェルは柔軟な思考の持ち主だった。
「根が優しいんだろうね。
いきなり攻撃してしまった僕のことも、直ぐに許してくれたもんね。
本来ならどちらかが死ぬまで戦闘になってもおかしくなかったと思う……」
ドラゴン相手に和平交渉は通じない。
今回は俺の友人ということもあって許してもらえたが、基本的に人間が喧嘩を売っていいモンスターではないだろう。
「ま、気になるならミッシェルにはあとで何かお詫びしてやればいいさ」
「そうだね。
何か欲しいものでもあるといいんだけど……」
俺と周防がそんな会話をしていると、恋はきょろきょろと周囲を見回していた。
「ねぇ……ところでなんだけど……この辺りに魔窟があるって言ってたよね?」
恋がそんな質問をしたのは、魔窟と思わしきものが見当たらないからだろう。
視界の先には、身体が沈み込んでしまいそうなほど深そうな毒沼が広がるのみだった。
「うん。
場所を間違ってるわけじゃないよ」
「でも……」
どこに魔窟があるのか?
口を閉ざす恋の口からは、そんな言葉が続きそうだった。
だが周防は嘘を吐いてるわけじゃない。
「幻覚の魔法を掛けてあるんだろ?」
今度は俺が周防に質問を向ける。
先程からこの沼から魔力の波動を感じていた。
それも意識的に感じ取ろうとしなければほど微量な。
「……流石だね、狭間くん」
周防が毒沼に手を向ける。
するとテレビの砂嵐のように景色が乱れた。
そして、
「ぁ――沼が消えて階段が……!?」
この階段を下りた先に魔窟があるのだろう。
「これも魔王を守る為の仕掛けの一つなわけだ」
「そういうこと……暗黒大陸に人間がやって来ることはほとんどないけど、それでも念の為の用心だよ」
それだけ魔王の存在は、魔族にとって大切なものなのだろう。
人間の世界で言えば王様――国の中心であり象徴であるのだから当然か。
騎士学校に攻め込んできた魔人も、魔王に相当熱を上げているようだったしな。
「それじゃ行こうか。
中は罠(トラップ)はもちろんだけど、モンスターもいるから……しっかり僕の後ろに付いてきてね」
周防は足を進め階段を下りて行った。
※
魔窟――という名前から人は何を連想するだろうか?
俺は深淵のように闇が広がる場所を想像していたのだが、その予想に反して煌びやかな世界が広がっていた。
まるで貴族の住まう城のように美しい装飾が施されている。
だが迷宮と言って差し支えない程度に広大で、どこまでも通路が続いている。
その為、地下迷宮を改装して住居にした……というような印象だ。
「そこ、真っ直ぐに行くと奈落に繋がる落とし穴があるから気をつけてね」
だがどれだけ美しかろうと元はダンジョン。
危険であることは変わらないようだ。
「……さっきから殺気みたいのを感じない?」
「ああ、魔物の気配が充満してる」
俺は恋の発言に同意した。
だが、先程から魔物には遭遇していない。
「安心してほしい。
この通路を通っていればモンスターに襲われることはないから」
「多少の戦闘は覚悟してたけど……周防くんと会えたのはラッキーだったかもね」
本来なら壮絶な戦いを繰り広げて、やっと魔王の元へ辿り着けるのだろう。
そして力を失った状態で戦わなければならない……というのが定石だ。
どの異世界でも、魔王から攻めてくることは滅多になかった。
何度か転移直後に襲われたことはあったが、その時は返り討ちにしてやったのだが、敵ながら効果的な戦法だと感心した。
あれは確か……既に100を超える異世界を救った後だったので、あの魔王たちは本当に運がなかったと同情してしまったのだが――。
「……? 周防、ちょっと待て」
俺は先を歩く友人の肩を掴み手を引いた。
それは明確な殺意の気配が迫っていたからだ。
「っと、どうしたんだ――」
――ドガアアアアアアアアアアアアン!!!!!!
爆音に返事がかき消された。
先を歩いていた周防が足を止めた瞬間――爆音が響き通路の壁が粉々に砕け散った。
「……おい、この馬鹿野郎」
聞こえてきた声はまだ幼い。
「……どういうつもりなわけだ?」
砕け散った壁の中から小柄な少女が姿を見せる。
見た目は小学校高学年から中学生くらいだろうか?
ぱっと見て可愛らしいと思える少女だった――が、頭に二本の角が生えていた。
その見た目に反して発している魔力が尋常ではない。
「……リリス」
「なれなれしくボクの名前を呼ぶなよ、裏切り者」
リリスと呼ばれた少女は周防を見ながら、尋常ではない殺意を発した。
力ないものであればそれだけでも意識を奪われるだろう。
どうにも状況を把握できないが……目前に立つ少女が魔人であることは間違いないだろう。
「どうして人間を連れてきた?」
「……それは……」
問い詰めるような強い口調に周防は口を閉ざした。
「言えねえのかよ?」
「詳しい事情はまだ話せない。
だけど僕は魔族を――何よりエリーナを裏切ったつもりはない」
怒りを剥き出しにした少女に、周防は嘘偽りのない気持ちを伝える。
だが、
「だったらどうして人間と一緒にいる!
その女……勇者だよな? 雰囲気っていうか、波動(オーラ)でわかる。
普通の人間じゃねえ……なぁ、ユウマ……てめぇの使命はなんだ?」
「魔王様をお守りすること――そして、勇者の討伐だ」
「そうだ。
そうだよなぁ……なのにてめぇは……その勇者をここに連れてきた……なら――ボクたちにどういう判断されようと、言い訳はできねえぞ!」
これ以上、会話をするつもりはない――と、魔人の少女は地面を蹴った。
瞬間――迷宮全体が揺れ、地面に亀裂が走る。
それは戦闘開始の合図となり、超加速した魔人の少女が一瞬にして周防の目前に迫った。
周防の案内で暗黒大陸の北西部に着陸した。
この近くに魔王の住処である魔窟があるそうだ。
「ミッシェル、ありがとうな」
「ええ、またねん!
色々な事情があるみたいだけど、友達同士で喧嘩しちゃダメよん?」
まるで母親のような発言をしてから、ミッシェルはこの場を去っていった。
今度こそ友達のドラゴンとのお茶会に行くのだろう。
「ミッシェルさんって人間みたいね」
「だな……。
俺が見てきた中でも、かなり風変わりなドラゴンだ」
大半の異世界においてドラゴンは弱点のない究極の生物――地上最強の存在と言っても過言ではない。
その為、自身の力に圧倒的な自信を持っている高慢な存在が多いのだが、ミッシェルは柔軟な思考の持ち主だった。
「根が優しいんだろうね。
いきなり攻撃してしまった僕のことも、直ぐに許してくれたもんね。
本来ならどちらかが死ぬまで戦闘になってもおかしくなかったと思う……」
ドラゴン相手に和平交渉は通じない。
今回は俺の友人ということもあって許してもらえたが、基本的に人間が喧嘩を売っていいモンスターではないだろう。
「ま、気になるならミッシェルにはあとで何かお詫びしてやればいいさ」
「そうだね。
何か欲しいものでもあるといいんだけど……」
俺と周防がそんな会話をしていると、恋はきょろきょろと周囲を見回していた。
「ねぇ……ところでなんだけど……この辺りに魔窟があるって言ってたよね?」
恋がそんな質問をしたのは、魔窟と思わしきものが見当たらないからだろう。
視界の先には、身体が沈み込んでしまいそうなほど深そうな毒沼が広がるのみだった。
「うん。
場所を間違ってるわけじゃないよ」
「でも……」
どこに魔窟があるのか?
口を閉ざす恋の口からは、そんな言葉が続きそうだった。
だが周防は嘘を吐いてるわけじゃない。
「幻覚の魔法を掛けてあるんだろ?」
今度は俺が周防に質問を向ける。
先程からこの沼から魔力の波動を感じていた。
それも意識的に感じ取ろうとしなければほど微量な。
「……流石だね、狭間くん」
周防が毒沼に手を向ける。
するとテレビの砂嵐のように景色が乱れた。
そして、
「ぁ――沼が消えて階段が……!?」
この階段を下りた先に魔窟があるのだろう。
「これも魔王を守る為の仕掛けの一つなわけだ」
「そういうこと……暗黒大陸に人間がやって来ることはほとんどないけど、それでも念の為の用心だよ」
それだけ魔王の存在は、魔族にとって大切なものなのだろう。
人間の世界で言えば王様――国の中心であり象徴であるのだから当然か。
騎士学校に攻め込んできた魔人も、魔王に相当熱を上げているようだったしな。
「それじゃ行こうか。
中は罠(トラップ)はもちろんだけど、モンスターもいるから……しっかり僕の後ろに付いてきてね」
周防は足を進め階段を下りて行った。
※
魔窟――という名前から人は何を連想するだろうか?
俺は深淵のように闇が広がる場所を想像していたのだが、その予想に反して煌びやかな世界が広がっていた。
まるで貴族の住まう城のように美しい装飾が施されている。
だが迷宮と言って差し支えない程度に広大で、どこまでも通路が続いている。
その為、地下迷宮を改装して住居にした……というような印象だ。
「そこ、真っ直ぐに行くと奈落に繋がる落とし穴があるから気をつけてね」
だがどれだけ美しかろうと元はダンジョン。
危険であることは変わらないようだ。
「……さっきから殺気みたいのを感じない?」
「ああ、魔物の気配が充満してる」
俺は恋の発言に同意した。
だが、先程から魔物には遭遇していない。
「安心してほしい。
この通路を通っていればモンスターに襲われることはないから」
「多少の戦闘は覚悟してたけど……周防くんと会えたのはラッキーだったかもね」
本来なら壮絶な戦いを繰り広げて、やっと魔王の元へ辿り着けるのだろう。
そして力を失った状態で戦わなければならない……というのが定石だ。
どの異世界でも、魔王から攻めてくることは滅多になかった。
何度か転移直後に襲われたことはあったが、その時は返り討ちにしてやったのだが、敵ながら効果的な戦法だと感心した。
あれは確か……既に100を超える異世界を救った後だったので、あの魔王たちは本当に運がなかったと同情してしまったのだが――。
「……? 周防、ちょっと待て」
俺は先を歩く友人の肩を掴み手を引いた。
それは明確な殺意の気配が迫っていたからだ。
「っと、どうしたんだ――」
――ドガアアアアアアアアアアアアン!!!!!!
爆音に返事がかき消された。
先を歩いていた周防が足を止めた瞬間――爆音が響き通路の壁が粉々に砕け散った。
「……おい、この馬鹿野郎」
聞こえてきた声はまだ幼い。
「……どういうつもりなわけだ?」
砕け散った壁の中から小柄な少女が姿を見せる。
見た目は小学校高学年から中学生くらいだろうか?
ぱっと見て可愛らしいと思える少女だった――が、頭に二本の角が生えていた。
その見た目に反して発している魔力が尋常ではない。
「……リリス」
「なれなれしくボクの名前を呼ぶなよ、裏切り者」
リリスと呼ばれた少女は周防を見ながら、尋常ではない殺意を発した。
力ないものであればそれだけでも意識を奪われるだろう。
どうにも状況を把握できないが……目前に立つ少女が魔人であることは間違いないだろう。
「どうして人間を連れてきた?」
「……それは……」
問い詰めるような強い口調に周防は口を閉ざした。
「言えねえのかよ?」
「詳しい事情はまだ話せない。
だけど僕は魔族を――何よりエリーナを裏切ったつもりはない」
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だが、
「だったらどうして人間と一緒にいる!
その女……勇者だよな? 雰囲気っていうか、波動(オーラ)でわかる。
普通の人間じゃねえ……なぁ、ユウマ……てめぇの使命はなんだ?」
「魔王様をお守りすること――そして、勇者の討伐だ」
「そうだ。
そうだよなぁ……なのにてめぇは……その勇者をここに連れてきた……なら――ボクたちにどういう判断されようと、言い訳はできねえぞ!」
これ以上、会話をするつもりはない――と、魔人の少女は地面を蹴った。
瞬間――迷宮全体が揺れ、地面に亀裂が走る。
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