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21 雄っぱい
しおりを挟むあの後、黒岩は罪悪感からかあの場所から立ち去った。置き去りにされた俺は残ってる力で服を着た。
立ち上がろうとしたが足に力が入らない…。何とかして職員室に戻らなければ…。壁に寄りかかりながら何とか立ち上がると、扉の音がガチャっと聞こえた。
「大丈夫ですか?!」
声の方へ視線を向けると、赤羽先生がこちらへ駆け寄る。俺は安心した。
「赤羽先生…大丈夫です。ご心配n_」
「五十嵐先生!」
突然意識がとうのいていく…。
「五十嵐、何やってるんだ?」
「……別に。」
「おっ、お前勉強してるのか!!」
「うるせぇな!頭ワシャワシャするな!!!」
「え~、だって五十嵐の髪サラサラなんだもん。にしても、お前が勉強か。どういう風の吹き回しだ?笑」
「……お前が言ったんだろ。勉強しろって。」
「まぁな笑。でも、お前じゃないぞ?先生だ。笑」
「……先生。」
先生、元気かな。また会いたいな。
また頭ワシャワシャして欲しいな。
……先生に会いたい。
「………せ…んせ。」
誰だ?
「……らしせんせ。」
うるさいな。
「五十嵐先生。」
はっ!!
俺は勢いよく起き上がった。ここは何処だ?
保健室?
「五十嵐先生、大丈夫ですか?」
さっきのは夢だったのか?
隣には赤羽先生が座っていた。
どうやら俺は気を失っていたらしい。
「赤羽先生…大丈夫です。というか、なぜここに?」
「五十嵐先生、、立ち入り禁止の部屋で気を失ったんですよ?覚えていませんか?」
何となく覚えてる…確か自分で立ち上がったところで赤羽先生が来て…。その後は確か意識が…。
「五十嵐先生、気を失う瞬間俺の胸の中で倒れたんですよ?笑」
「えっ!?」
そういえば、倒れる瞬間弾力があったような…。
え?ということは俺は赤羽先生の雄っぱいに顔を埋めたということ…。
「五十嵐!?鼻血出てますよ!?」
「あぁ、大丈夫です。お気になさらずに。」
「本当に大丈夫ですか?」
「はい。」
赤羽先生の雄っぱいを想像して興奮しましたなんて…口が裂けても言えない…。これは墓場まで持っていこう…。そう決意し、ティッシュを鼻に詰める。
「あの時本当に焦りましたよ。まぁ、その後は俺がお姫様抱っこして運んだんですけど。笑」
「ふぁ!?お、お姫様抱っこでふか!?」
ま、まずい。驚きすぎて噛んでしまった…。
やばい…死にたい…。
「あの…本当にごめんなさい…。」
「いえいえ、全然大丈夫ですよ。にしても五十嵐先生軽すぎません?ちゃんと食べてます?」
「えっ…と…」
ここ数日ろくな食事をとっていない。テストを作るに集中しすぎて食べるのが面倒になってしまい、ゼリーや栄養ドリンクで済ませていた。おかげで目の下には大きなクマができ、体重は3キロ落ちた。
「食べてないんですね?」
「…はい。…ここのところ忙しくて。」
そう。今回俺が倒れたのは黒岩のせいでは無い。いや、2割くらいは黒岩のせいなのだが、大半は俺の体調不良からきたものだ。ストイックなスケジュールだったため、頭痛が酷く寝不足だったのだ。その上、黒岩からのセッ…ッゴホン!!!とどめの一撃によって倒れてしまっのだ。
「よし!五十嵐先生、今からご飯食べに行きましょ!」
「…え!?」
「あっ、この後用事とかあるのでしたら…」
「いえいえ!!!行きます!行きましょ!!」
「よかった。断れるかと思っちゃった。笑」
ニカッと笑う赤羽先生の破壊力は凄まじかった。
そういえば…
なんだか、懐かしい夢を見ていた気がする。
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