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幼少期編
暗殺者の報告
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翌日。私は最悪の目覚めで起きた。
「……」
「姐さん!我らの報告をお聞きください!」
「いや、私たちの報告を…!姐さん!」
姐さんってなんだよ。私六歳だよ。
皆さん多分状況が理解できてませんよね。私もです。分かっているのは、紫音の暗殺者二人が言い争っているということ。あとはどちらも私に何かの報告をしに来たということ。
…こいつら、私の睡眠を邪魔したこと理解しているのかな。
不毛な喧嘩はよそでやってほしい。
溜息をはき、軽くこめかみをもむ。
…あー早朝から頭が痛い。
「…二人とも」
「「はい!!」
私が声をかけた途端、ぴたっと素早く跪いた。さっきまで騒いでいたのが嘘のよう。
最初からそうしてくれ。
「…主人の前であるにもかかわらず見苦しいさまを見せたこと、お許しを」
一人の暗殺者がそういった。声色的には男性。しかも結構若い。二十代ぐらいだろうか。
それにしても、騒いでいた自覚はあったんだ。これがギーアとかだと…うん、間違いなく反省しないな、あんちくしょうめ。
「別に反省してるんだったら咎めないよ」
「慈悲に感謝いたします」
すっごい堅いな。でもこれが普通の主人と従者の会話なきがする。だってお父様が家臣とかに命令するときこんな感じなんだもん。
…いい年して『もん』は自分でも引くわ。
「ところで何の用?こんな朝早くに…」
お陰で私の機嫌は少し悪いぞ。昨日疲れたからたくさん寝たかったのに。
私の不機嫌は声にあったのか、女性の方の暗殺者が少し焦りながら話し出した。
「あ、姐さん!」
「まず聞きたいんだけど姐さんって何!?」
面と言われたものはスルーしきれず思わずツッコむ。
だっておかしいでしょ。年下の人に姐さん?頭おかしいんじゃないのか。
だけど二人は至って真面目だったようだ。
「いいえ、女性で強くたくましい方は姐さんと呼ぶと習いました!」
どこのヤクザだ!
「お願い、その呼び方は止めて」
十中八九誤解が起きるから。
大方、私と同じようにこの世界に転生した人がいたのだろう。それで広まったという気がする。
…超しょーもないな!
「普通に様付けでもさん付けでもいいからその呼び方は止めよう」
「分かりました。」
従順っていいことだね。
だけど、あっちで別れた時は呼び方普通だったよね…なんでそうなってるんだ?
「なんでその呼び方になったの?」
「?まさにぴったりだと思ったので…」
「ああ違う。言い出したのは誰なんだろうって」
「それはリーダーがそう呼ぼうと提案したからですね」
…リーダーってギーアの事だよね。
あの野郎余計なことを…!
「…今日そっち行く。絶対にシめるから」
首を洗って待ってろよ。
「分かりました。ところで報告なのですが…」
「ああ、そうだ報告。何を言いに来たの?」
朝早くに来た意味を示してもらおうか。今三時だからね?非常識にもほどがある。これでくだらない内容とかだったら絶対にぶっ飛ばしてやる。
…今三時だからね!?大事なことは二度言わせてもらうよ!
私の言葉に二人はまた顔を合わせたが、男の方が頷いたことにより、女が先に話し始めた。
「実は、STが外部からの攻撃を受けてしまいまして…」
「STって?」
なんだそれ。聞いたこともない。
「STとはスペシャルチームの略です。つまりは選抜組ですね」
英語なんだ。ここ異世界だよね?
…きっと地球が作った世界だから色々ありなんだ、きっと。どうせ後からドイツ語とかラテン語とか色々な言語出てくるんだろ!
それはそうと、攻撃を受けたってことは、怪我でもしているのだろうか。
死者とかもいたら流石に治すことが出来ないよ。
「そう。その組は無事なの?」
努めて冷静に、だけど心の中ではお願いと祈りながら尋ねる。
だがそんな心配は杞憂だったようだ。怪我人一人いないらしい。
「一応は。ですが、やられっぱなしという訳にもいきません。いつもなら跡形もなく消し去るのですが…」
ここで言葉を濁し、私をちらりと見た。
つまり、主がいるがために下手に動くことが出来ないという事かな。
失敗すれば、私との関係が露見する恐れがある。しかも私は公爵家。かなりの影響が出る。
それが分かっているから、私が許さないと思っているのだろう。我慢しろと、面子ぐらいいいだろうというと思ってるのだろう。
この女は報告という形で来たが、許可をもらいたいという解釈で間違ってないはずだ。
しかし、ダメ元。高い確率で却下されると考え、今も諦めの空気を出しているのだろう。
これでも私は元暗殺者。どれだけ面子を保つことが大事で、反撃しないといけないかぐらい分かっている。
それに、私は全く紫音について知らない。関係とかも詳しくは知っていない私が口を出すのは、いっそ危険でもある。
私が止める理由は一つもない。
「…一つの痕跡も残さないでね」
無理難題に近い条件。だが女は驚いたようにうなずいた。まさか本当にいいと言われると思ってなかった様だ。
「!御意。許可をくださったこと感謝いたします」
そういうと、女は去っていった。音もたてず、窓から飛び降りていく。その姿を見届け、私は視線を動かす。
さて、次は男の方か…
見ると男の体勢は変わらず跪いたまま。これ、話している間もずっと変わってないとかないよね?
ありそうだ。
「…貴方は何できたの?」
気にせずに要件を尋ねる。こういうのは気にしたら負けなのだ。
頭を垂れたまま、男は話し出す。
「はっ、ここ最近音沙汰なかった竜王様の気配が現れたという事です。災害が起こる可能性が高いと思われます」
危機感募る様子の男。それもそうか。あの竜王様が事実上の復活なのだから。
だが私にとっては好都合だ。
男の私にとっていい情報。私がいま求めている竜王についてなんて、なんて運が良いのだろう。
最高だ。
「…ティーナ、いる?」
『なんじゃ?』
呼びかけると、目の前にティーナの姿が現れた。
ダメもとだったけど、どこかにいたりでもしたのかな。
「…!?」
男が突然の声に動揺した様子を見せる。
「あー…ティーナどうする?そこの人に正体言う?」
『構わん。別に隠しているわけじゃないからな』
「ありがとう。…えっと、そしたら…貴方名前は?」
「クロスです」
「じゃあクロス、顔を上げて。ティーナについて紹介するから」
私が言い終わると、ゆっくりクロスが顔を上げる。
そして固まった。もう石造並みに動かない。
…うん、そういう反応になるよね。
ちなみにクロスはイケメンでした。この世界の人は大体美形なんだろう。そうだろう。
「こちら紹介します、私の契約精霊のクリスティーナです」
『名前が長いからティーナで構わんぞ、小僧。光の女王でもよいが、マリーベルのお抱えなら特別に許そうじゃないか』
「……」
パクパクと口を動かすが、何も言わない、いや、言えないのだろうか。驚きすぎて。
ちょっとだけ緊張ほぐしてあげようかな。
「大丈夫、ティーナは゛光の女王″だけど、私と゛契約を交わした″からなんも問題はないよ。私たちの最大の味方だよ」
放心状態だったクロスが動き出す。
「…姐さん、やっぱ姐さんじゃないですか」
「あれ」
なんでそうなった
『のほほほ。マリーベル、姐さんと呼ばれておるのか』
「いや、そういってるの貴方たちだけ、だよね?」
なんとなく聞いてみる。後悔しかなかった。
「いえ、リーダーや副リーダーを除いて全員です」
「やっぱギーアは害悪でしかないな」
『ギーアとはあの少年だったか?』
少年?
「ギーアは私と同じぐらい?か少し年上だよ」
大人でも小僧と呼ぶティーナの感覚から考えると、ちょっと違うような…
『では違うかの。あの小僧か』
やはり人違いだったらしい、んだけど…
「ティーナはほとんどを小僧っていうから分からないや」
『ま、今日会いに行くのじゃろう?そのときに確認させてもらおうかの』
会いに行くっていうかしばきに行くんだけどね。
「それでティーナを呼んだのは、竜王について聞きたいの。クロスは目覚めそうだといってるんだけど、本当かどうかわかる?答えによって今日の行動は変わってくるんだけど」
そう、私が呼んだのは答え合わせをしたいからだ。
別に今じゃなくてもいいのだが、本当だとするとクロスにまた別の依頼したいからね。
ティーナはしばし考えるそぶりを見せ、目つきを鋭くさせた。
『…本当じゃな。膨大な魔力がまた発現しておる』
「ということは本当ということだね。…クロス、貴女に仕事をお願いしてもいい?」
「なんなりと」
ふふふ、じゃあ今最もあり得ないことを言おうか。
笑顔で私は依頼という名の命令を下す。
「ちょっと竜王の様子を見てきて」
空気が凍った
「……」
「姐さん!我らの報告をお聞きください!」
「いや、私たちの報告を…!姐さん!」
姐さんってなんだよ。私六歳だよ。
皆さん多分状況が理解できてませんよね。私もです。分かっているのは、紫音の暗殺者二人が言い争っているということ。あとはどちらも私に何かの報告をしに来たということ。
…こいつら、私の睡眠を邪魔したこと理解しているのかな。
不毛な喧嘩はよそでやってほしい。
溜息をはき、軽くこめかみをもむ。
…あー早朝から頭が痛い。
「…二人とも」
「「はい!!」
私が声をかけた途端、ぴたっと素早く跪いた。さっきまで騒いでいたのが嘘のよう。
最初からそうしてくれ。
「…主人の前であるにもかかわらず見苦しいさまを見せたこと、お許しを」
一人の暗殺者がそういった。声色的には男性。しかも結構若い。二十代ぐらいだろうか。
それにしても、騒いでいた自覚はあったんだ。これがギーアとかだと…うん、間違いなく反省しないな、あんちくしょうめ。
「別に反省してるんだったら咎めないよ」
「慈悲に感謝いたします」
すっごい堅いな。でもこれが普通の主人と従者の会話なきがする。だってお父様が家臣とかに命令するときこんな感じなんだもん。
…いい年して『もん』は自分でも引くわ。
「ところで何の用?こんな朝早くに…」
お陰で私の機嫌は少し悪いぞ。昨日疲れたからたくさん寝たかったのに。
私の不機嫌は声にあったのか、女性の方の暗殺者が少し焦りながら話し出した。
「あ、姐さん!」
「まず聞きたいんだけど姐さんって何!?」
面と言われたものはスルーしきれず思わずツッコむ。
だっておかしいでしょ。年下の人に姐さん?頭おかしいんじゃないのか。
だけど二人は至って真面目だったようだ。
「いいえ、女性で強くたくましい方は姐さんと呼ぶと習いました!」
どこのヤクザだ!
「お願い、その呼び方は止めて」
十中八九誤解が起きるから。
大方、私と同じようにこの世界に転生した人がいたのだろう。それで広まったという気がする。
…超しょーもないな!
「普通に様付けでもさん付けでもいいからその呼び方は止めよう」
「分かりました。」
従順っていいことだね。
だけど、あっちで別れた時は呼び方普通だったよね…なんでそうなってるんだ?
「なんでその呼び方になったの?」
「?まさにぴったりだと思ったので…」
「ああ違う。言い出したのは誰なんだろうって」
「それはリーダーがそう呼ぼうと提案したからですね」
…リーダーってギーアの事だよね。
あの野郎余計なことを…!
「…今日そっち行く。絶対にシめるから」
首を洗って待ってろよ。
「分かりました。ところで報告なのですが…」
「ああ、そうだ報告。何を言いに来たの?」
朝早くに来た意味を示してもらおうか。今三時だからね?非常識にもほどがある。これでくだらない内容とかだったら絶対にぶっ飛ばしてやる。
…今三時だからね!?大事なことは二度言わせてもらうよ!
私の言葉に二人はまた顔を合わせたが、男の方が頷いたことにより、女が先に話し始めた。
「実は、STが外部からの攻撃を受けてしまいまして…」
「STって?」
なんだそれ。聞いたこともない。
「STとはスペシャルチームの略です。つまりは選抜組ですね」
英語なんだ。ここ異世界だよね?
…きっと地球が作った世界だから色々ありなんだ、きっと。どうせ後からドイツ語とかラテン語とか色々な言語出てくるんだろ!
それはそうと、攻撃を受けたってことは、怪我でもしているのだろうか。
死者とかもいたら流石に治すことが出来ないよ。
「そう。その組は無事なの?」
努めて冷静に、だけど心の中ではお願いと祈りながら尋ねる。
だがそんな心配は杞憂だったようだ。怪我人一人いないらしい。
「一応は。ですが、やられっぱなしという訳にもいきません。いつもなら跡形もなく消し去るのですが…」
ここで言葉を濁し、私をちらりと見た。
つまり、主がいるがために下手に動くことが出来ないという事かな。
失敗すれば、私との関係が露見する恐れがある。しかも私は公爵家。かなりの影響が出る。
それが分かっているから、私が許さないと思っているのだろう。我慢しろと、面子ぐらいいいだろうというと思ってるのだろう。
この女は報告という形で来たが、許可をもらいたいという解釈で間違ってないはずだ。
しかし、ダメ元。高い確率で却下されると考え、今も諦めの空気を出しているのだろう。
これでも私は元暗殺者。どれだけ面子を保つことが大事で、反撃しないといけないかぐらい分かっている。
それに、私は全く紫音について知らない。関係とかも詳しくは知っていない私が口を出すのは、いっそ危険でもある。
私が止める理由は一つもない。
「…一つの痕跡も残さないでね」
無理難題に近い条件。だが女は驚いたようにうなずいた。まさか本当にいいと言われると思ってなかった様だ。
「!御意。許可をくださったこと感謝いたします」
そういうと、女は去っていった。音もたてず、窓から飛び降りていく。その姿を見届け、私は視線を動かす。
さて、次は男の方か…
見ると男の体勢は変わらず跪いたまま。これ、話している間もずっと変わってないとかないよね?
ありそうだ。
「…貴方は何できたの?」
気にせずに要件を尋ねる。こういうのは気にしたら負けなのだ。
頭を垂れたまま、男は話し出す。
「はっ、ここ最近音沙汰なかった竜王様の気配が現れたという事です。災害が起こる可能性が高いと思われます」
危機感募る様子の男。それもそうか。あの竜王様が事実上の復活なのだから。
だが私にとっては好都合だ。
男の私にとっていい情報。私がいま求めている竜王についてなんて、なんて運が良いのだろう。
最高だ。
「…ティーナ、いる?」
『なんじゃ?』
呼びかけると、目の前にティーナの姿が現れた。
ダメもとだったけど、どこかにいたりでもしたのかな。
「…!?」
男が突然の声に動揺した様子を見せる。
「あー…ティーナどうする?そこの人に正体言う?」
『構わん。別に隠しているわけじゃないからな』
「ありがとう。…えっと、そしたら…貴方名前は?」
「クロスです」
「じゃあクロス、顔を上げて。ティーナについて紹介するから」
私が言い終わると、ゆっくりクロスが顔を上げる。
そして固まった。もう石造並みに動かない。
…うん、そういう反応になるよね。
ちなみにクロスはイケメンでした。この世界の人は大体美形なんだろう。そうだろう。
「こちら紹介します、私の契約精霊のクリスティーナです」
『名前が長いからティーナで構わんぞ、小僧。光の女王でもよいが、マリーベルのお抱えなら特別に許そうじゃないか』
「……」
パクパクと口を動かすが、何も言わない、いや、言えないのだろうか。驚きすぎて。
ちょっとだけ緊張ほぐしてあげようかな。
「大丈夫、ティーナは゛光の女王″だけど、私と゛契約を交わした″からなんも問題はないよ。私たちの最大の味方だよ」
放心状態だったクロスが動き出す。
「…姐さん、やっぱ姐さんじゃないですか」
「あれ」
なんでそうなった
『のほほほ。マリーベル、姐さんと呼ばれておるのか』
「いや、そういってるの貴方たちだけ、だよね?」
なんとなく聞いてみる。後悔しかなかった。
「いえ、リーダーや副リーダーを除いて全員です」
「やっぱギーアは害悪でしかないな」
『ギーアとはあの少年だったか?』
少年?
「ギーアは私と同じぐらい?か少し年上だよ」
大人でも小僧と呼ぶティーナの感覚から考えると、ちょっと違うような…
『では違うかの。あの小僧か』
やはり人違いだったらしい、んだけど…
「ティーナはほとんどを小僧っていうから分からないや」
『ま、今日会いに行くのじゃろう?そのときに確認させてもらおうかの』
会いに行くっていうかしばきに行くんだけどね。
「それでティーナを呼んだのは、竜王について聞きたいの。クロスは目覚めそうだといってるんだけど、本当かどうかわかる?答えによって今日の行動は変わってくるんだけど」
そう、私が呼んだのは答え合わせをしたいからだ。
別に今じゃなくてもいいのだが、本当だとするとクロスにまた別の依頼したいからね。
ティーナはしばし考えるそぶりを見せ、目つきを鋭くさせた。
『…本当じゃな。膨大な魔力がまた発現しておる』
「ということは本当ということだね。…クロス、貴女に仕事をお願いしてもいい?」
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