36 / 63
幼少期編
予定の取り決め
しおりを挟む
心の中でガッツポーズをしていると、お父様が賛同の意を示した。
「そ、そそそうだな。エリィも、呼ぼう」
動揺しまくりだ。嬉しいんだね?とても嬉しいんだね?
これはお母様の努力が報われた証拠だろう。
内心ニヤニヤしていると、アールが「私もご一緒させてください!」と挙手する。
「いいですよね?」
「駄目だ。お前は休みではない」
「有休を…」
お父様の無言の圧により、すごすごと引き下がっていった。私的にもお父様とお母様をくっつけるのにアールは邪魔になると思うので、今回ばかりは我慢してもらいたい。
…次があるのかは分からないけど。まあそこは気にしない。機会があったら絶対誘うとしよう。
「ではお父様、行先はどうします?お父様なにかいいところ知っていませんか?」
「そうだな…ここは普通は私が決めるのだが…マリーに行く場所を決めてもらおうかな?いや、全てマリーに任せようか」
え。
お父様にそう提案されたが、当然のことながら私はこの世界のおしゃれな場所など知らない。勿論、貴族が行くような場所さえも。お出かけの基本も知らない。
そんな私に任せるなんて…リスキーにもほどがある。
「え、私どこかいい場所なんて知りませんよ。絶対お父様の方が適任です」
「いいや、いい場所とかじゃなくてマリーが“いいな”と思ったところでいい」
そんな抽象的な。
「それですと、私好みでお父様は楽しめなくなるのでは…!」
「そんなことないさ。マリーが綺麗だとか思ったものはきっと私たちが見てもそう思うに決まっている」
決まっている。きっと私を信頼してくれているんだ。
「…分かりました。その役目、きっと果たします!」
「期待してるよ。ところでルークは誘わないのかな?」
…ここでくるか!
実はわざと兄貴の名前を出さなかったのだ。もしも出したら兄貴も誘うと分かっていたため。だが見事に思い出されてしまい、舌打ちをしたいところを堪える。
兄貴を出す前に話を終わりにしたかったのだが、仕方ない。絶対に連れていくなんてしないので、どうにか逃げ切って見せようじゃないか。
「お兄様はほかにやることがあるでしょう。三人で行きませんか?」
「そうだったか?何もなかった気がするが…」
「いえ、勉強をすると言っていました」
嘘だけど。でも、あの兄貴なら本当にしていそうだから、うまくいけば嘘だとばれないかもしれない。
「そうか。なら三人で行くか」
よっしゃ!
密かにガッツポーズをし、にこにこと計画を進めにかかる。
「じゃあお父様、いいところを見つけてきますね」
「しっかりリアナをつけていくんだぞ」
「分かりました」
お辞儀をし、退室する。
しかし直前にお父様はディルドを引き留めた。
「ああディルド、お前は少し話がある」
ディルドが私を見た。言っていいのかという許し待ちなのだろうが…もともとは勝手についてきただけなので笑顔で頷く。
ひとつお辞儀をし私に背を向けて、お父様の方へ歩きだした。
なんとなく緊張しているみたいだが、何かやらかしたという雰囲気でもないので大丈夫だろう。
それと同時に私も退室する。その間、リアナは私のことを不思議そうに見ていた。
扉を閉めると、待ってましたとばかりにリアナが口を開く。
「…マリー様、どうして坊ちゃまを誘わなかったのですか?」
その疑問に、少し考えてしまった。
きっとリアナは、私たちが話しているところを見たことがないから、あの言い分を真っ赤な嘘だと思っているのだろう。実際、あれは嘘なのだが。
前世で仲が悪かったと言えれば楽なのだろうが、流石に兄貴の前世について勝手に言うのは抵抗がある。あの感じからして誰にも話していないだろうから、私が言うのは駄目だ。
嘘はつきたくない。だけど本音を言うのは駄目。
一見詰まったように思えるが、こちらもまだ言い訳がある。
「今日の朝早く起きて魔法の練習してたの。その時にあって少し話聞いて」
嘘ではあるが、一部は本当だ。実際に私は早く起きているし、これだけの事実なら調べたらすぐにわかる。
「そういうことでしたか」
納得したのか、そのあとは私に魔法の進歩を聞いてきた。庭で練習…もとい実験をしたら大地がえぐれたというと、なんとも言えない表情をされてしまった。
「…後で直しておきます」
「ごめんなさい」
まさか目を開けたらそんな風になっていると思わなかったんです。
…そもそも家庭内で攻撃魔法を使うなって話ですね。以後気を付けます。
「…さて、行く場所どうしよう。折角ピクニックをするんだし、外でもいいかな」
「外ですか?それでしたら、東の方向に野原がありますよ」
「本当?そしたら明日にでもそこを見に行こうかな」
もしも野原だったらそこにレジャーシートでも敷いて…ってこの世界にレジャーシートってあるのかな。何か別なものを敷いていそう。ヒロインも使ってた気がするけど、よく覚えてないし…
「リアナリアナ、野原に座るときって何を敷く?」
そうリアナに尋ねてみる。しかし、結果は「何言ってんの」というような顔をされてしまった。
…何か私おかしいこと聞きましたか?
「…え、何故直で座ること前提なのですか?普通に椅子を用意しますよ」
「ピクニックから程遠かったー!」
それはピクニックって言わないー!
だけどその概念だと私が聞いたこと、おかしいわー!
ぜーはー息を整え、冷静になってからもう一度聞く。
「…リアナ、私が言っているのはピクニックでね?お茶会じゃないんだよ?」
「ですが、マリー様や旦那様を地面に座らせるなど、言語道断です」
うーん…どうしようか。
諦めてお茶会仕様にする?いや、私たちの身分を考えるとそうするしかないんだけど…雰囲気が違うものになりそう。そもそもどうやって運ぶんだろう。荷物とかの労働を考えると、普通に布一枚で済ませたほうがいい気がする。
「でも、それ凄い人が必要だよね。椅子なんてどうやって運ぶの」
「馬車に積んでいきます。勿論マリー様が乗っているのとは違う馬車です」
余計に一つ増やすのか。それするぐらいならマジで敷物でいいって。
「リアナ、それに労力を費やすんだったらやめよう」
「ですが…」
「お父様が私に一任してくれたんだよ?私の思い描くピクニックにしてもいいよね」
信頼のこもった言葉を利用するのは気がひけるが、その代わりに私が今想像できる最高の
ピクニックにしよう。
折角だから冬限定の花が咲いてるところとか。
「…とりあえず、この件については帰ってから考えるとして。行くよ、リアナ」
「どこへですか?」
あれ?
「今の間に忘れたのかな?紫音だよ」
リアナが分かりやすく不機嫌になった。
「…そうでしたね。はあ」
「まあ今はリーダー変わってるし、リアナが知っている紫音と少し変わってるんじゃない?一応私が…その…主人だし」
自分で言っていてなんとも恥ずかしいことか。最後らへんはごにょごにょとした小さな声になってしまった。
皆想像してみて?人前で、しかも親しい人に「自分はこの人の主人です」って言うんだよ?結構恥ずかしくない?
いや、セレブとか令嬢とかは平気なんだろうけど。だってそういうの慣れてそうじゃん。一般市民には無理。
…偏見かな?
脳内で恥ずかしさを誤魔化すようにそう考えていると、リアナが溜息を吐いた。
「…そうでしたね。今はマリー様の少し上の子、でしたっけ。何か変わったりしたのでしょうか?」
「正直そこについては何とも言えないんだけど…」
何か変わったか…多分いい感じになったかってことだよね。だけど…これは…。
よくよく思い出してほしい。
ギーアは独断でリーダーを殺す人だ。しかも自分の思い通りに事を運ばせようとして、他人を気遣う心なんて皆無。唯一ヒロインに心を開いてる?はずだ。これは知らないからあったら聞きたい。
そんな感じで、良くなったかと聞かれると、微妙なところだろう。
そもそも私はか…名前忘れちゃたや☆先代のリーダーの事はほとんど知らない。何か一つ上げろと言われたら、「ムカつくやつ」とだろう。この点に関しては二人とも共通しているので…
「…あんま変わってないかも」
「そうですか」
かなり長い間を開けた私の返事に、リアナは再び溜息をしたのだった。
その反応に、少しだけだけど庇う。
「で、でもね!ツンデレだけどいい子もいるよ?なんか変だけど基本的には…いや、そうでもないか…?兎に角、そこまで落ちぶれてないから!」
そんな私の言葉の返事は、生暖かい笑みだった。悲しいかな。
そうして初めて正面から屋敷を出て紫音の元へ向かった。
「そ、そそそうだな。エリィも、呼ぼう」
動揺しまくりだ。嬉しいんだね?とても嬉しいんだね?
これはお母様の努力が報われた証拠だろう。
内心ニヤニヤしていると、アールが「私もご一緒させてください!」と挙手する。
「いいですよね?」
「駄目だ。お前は休みではない」
「有休を…」
お父様の無言の圧により、すごすごと引き下がっていった。私的にもお父様とお母様をくっつけるのにアールは邪魔になると思うので、今回ばかりは我慢してもらいたい。
…次があるのかは分からないけど。まあそこは気にしない。機会があったら絶対誘うとしよう。
「ではお父様、行先はどうします?お父様なにかいいところ知っていませんか?」
「そうだな…ここは普通は私が決めるのだが…マリーに行く場所を決めてもらおうかな?いや、全てマリーに任せようか」
え。
お父様にそう提案されたが、当然のことながら私はこの世界のおしゃれな場所など知らない。勿論、貴族が行くような場所さえも。お出かけの基本も知らない。
そんな私に任せるなんて…リスキーにもほどがある。
「え、私どこかいい場所なんて知りませんよ。絶対お父様の方が適任です」
「いいや、いい場所とかじゃなくてマリーが“いいな”と思ったところでいい」
そんな抽象的な。
「それですと、私好みでお父様は楽しめなくなるのでは…!」
「そんなことないさ。マリーが綺麗だとか思ったものはきっと私たちが見てもそう思うに決まっている」
決まっている。きっと私を信頼してくれているんだ。
「…分かりました。その役目、きっと果たします!」
「期待してるよ。ところでルークは誘わないのかな?」
…ここでくるか!
実はわざと兄貴の名前を出さなかったのだ。もしも出したら兄貴も誘うと分かっていたため。だが見事に思い出されてしまい、舌打ちをしたいところを堪える。
兄貴を出す前に話を終わりにしたかったのだが、仕方ない。絶対に連れていくなんてしないので、どうにか逃げ切って見せようじゃないか。
「お兄様はほかにやることがあるでしょう。三人で行きませんか?」
「そうだったか?何もなかった気がするが…」
「いえ、勉強をすると言っていました」
嘘だけど。でも、あの兄貴なら本当にしていそうだから、うまくいけば嘘だとばれないかもしれない。
「そうか。なら三人で行くか」
よっしゃ!
密かにガッツポーズをし、にこにこと計画を進めにかかる。
「じゃあお父様、いいところを見つけてきますね」
「しっかりリアナをつけていくんだぞ」
「分かりました」
お辞儀をし、退室する。
しかし直前にお父様はディルドを引き留めた。
「ああディルド、お前は少し話がある」
ディルドが私を見た。言っていいのかという許し待ちなのだろうが…もともとは勝手についてきただけなので笑顔で頷く。
ひとつお辞儀をし私に背を向けて、お父様の方へ歩きだした。
なんとなく緊張しているみたいだが、何かやらかしたという雰囲気でもないので大丈夫だろう。
それと同時に私も退室する。その間、リアナは私のことを不思議そうに見ていた。
扉を閉めると、待ってましたとばかりにリアナが口を開く。
「…マリー様、どうして坊ちゃまを誘わなかったのですか?」
その疑問に、少し考えてしまった。
きっとリアナは、私たちが話しているところを見たことがないから、あの言い分を真っ赤な嘘だと思っているのだろう。実際、あれは嘘なのだが。
前世で仲が悪かったと言えれば楽なのだろうが、流石に兄貴の前世について勝手に言うのは抵抗がある。あの感じからして誰にも話していないだろうから、私が言うのは駄目だ。
嘘はつきたくない。だけど本音を言うのは駄目。
一見詰まったように思えるが、こちらもまだ言い訳がある。
「今日の朝早く起きて魔法の練習してたの。その時にあって少し話聞いて」
嘘ではあるが、一部は本当だ。実際に私は早く起きているし、これだけの事実なら調べたらすぐにわかる。
「そういうことでしたか」
納得したのか、そのあとは私に魔法の進歩を聞いてきた。庭で練習…もとい実験をしたら大地がえぐれたというと、なんとも言えない表情をされてしまった。
「…後で直しておきます」
「ごめんなさい」
まさか目を開けたらそんな風になっていると思わなかったんです。
…そもそも家庭内で攻撃魔法を使うなって話ですね。以後気を付けます。
「…さて、行く場所どうしよう。折角ピクニックをするんだし、外でもいいかな」
「外ですか?それでしたら、東の方向に野原がありますよ」
「本当?そしたら明日にでもそこを見に行こうかな」
もしも野原だったらそこにレジャーシートでも敷いて…ってこの世界にレジャーシートってあるのかな。何か別なものを敷いていそう。ヒロインも使ってた気がするけど、よく覚えてないし…
「リアナリアナ、野原に座るときって何を敷く?」
そうリアナに尋ねてみる。しかし、結果は「何言ってんの」というような顔をされてしまった。
…何か私おかしいこと聞きましたか?
「…え、何故直で座ること前提なのですか?普通に椅子を用意しますよ」
「ピクニックから程遠かったー!」
それはピクニックって言わないー!
だけどその概念だと私が聞いたこと、おかしいわー!
ぜーはー息を整え、冷静になってからもう一度聞く。
「…リアナ、私が言っているのはピクニックでね?お茶会じゃないんだよ?」
「ですが、マリー様や旦那様を地面に座らせるなど、言語道断です」
うーん…どうしようか。
諦めてお茶会仕様にする?いや、私たちの身分を考えるとそうするしかないんだけど…雰囲気が違うものになりそう。そもそもどうやって運ぶんだろう。荷物とかの労働を考えると、普通に布一枚で済ませたほうがいい気がする。
「でも、それ凄い人が必要だよね。椅子なんてどうやって運ぶの」
「馬車に積んでいきます。勿論マリー様が乗っているのとは違う馬車です」
余計に一つ増やすのか。それするぐらいならマジで敷物でいいって。
「リアナ、それに労力を費やすんだったらやめよう」
「ですが…」
「お父様が私に一任してくれたんだよ?私の思い描くピクニックにしてもいいよね」
信頼のこもった言葉を利用するのは気がひけるが、その代わりに私が今想像できる最高の
ピクニックにしよう。
折角だから冬限定の花が咲いてるところとか。
「…とりあえず、この件については帰ってから考えるとして。行くよ、リアナ」
「どこへですか?」
あれ?
「今の間に忘れたのかな?紫音だよ」
リアナが分かりやすく不機嫌になった。
「…そうでしたね。はあ」
「まあ今はリーダー変わってるし、リアナが知っている紫音と少し変わってるんじゃない?一応私が…その…主人だし」
自分で言っていてなんとも恥ずかしいことか。最後らへんはごにょごにょとした小さな声になってしまった。
皆想像してみて?人前で、しかも親しい人に「自分はこの人の主人です」って言うんだよ?結構恥ずかしくない?
いや、セレブとか令嬢とかは平気なんだろうけど。だってそういうの慣れてそうじゃん。一般市民には無理。
…偏見かな?
脳内で恥ずかしさを誤魔化すようにそう考えていると、リアナが溜息を吐いた。
「…そうでしたね。今はマリー様の少し上の子、でしたっけ。何か変わったりしたのでしょうか?」
「正直そこについては何とも言えないんだけど…」
何か変わったか…多分いい感じになったかってことだよね。だけど…これは…。
よくよく思い出してほしい。
ギーアは独断でリーダーを殺す人だ。しかも自分の思い通りに事を運ばせようとして、他人を気遣う心なんて皆無。唯一ヒロインに心を開いてる?はずだ。これは知らないからあったら聞きたい。
そんな感じで、良くなったかと聞かれると、微妙なところだろう。
そもそも私はか…名前忘れちゃたや☆先代のリーダーの事はほとんど知らない。何か一つ上げろと言われたら、「ムカつくやつ」とだろう。この点に関しては二人とも共通しているので…
「…あんま変わってないかも」
「そうですか」
かなり長い間を開けた私の返事に、リアナは再び溜息をしたのだった。
その反応に、少しだけだけど庇う。
「で、でもね!ツンデレだけどいい子もいるよ?なんか変だけど基本的には…いや、そうでもないか…?兎に角、そこまで落ちぶれてないから!」
そんな私の言葉の返事は、生暖かい笑みだった。悲しいかな。
そうして初めて正面から屋敷を出て紫音の元へ向かった。
0
あなたにおすすめの小説
目指せ、婚約破棄!〜庭師モブ子は推しの悪役令嬢のためハーブで援護します〜
森 湖春
恋愛
島国ヴィヴァルディには存在しないはずのサクラを見た瞬間、ペリーウィンクルは気付いてしまった。
この世界は、前世の自分がどハマりしていた箱庭系乙女ゲームで、自分がただのモブ子だということに。
しかし、前世は社畜、今世は望み通りのまったりライフをエンジョイしていた彼女は、ただ神に感謝しただけだった。
ところが、ひょんなことから同じく前世社畜の転生者である悪役令嬢と知り合ってしまう。
転生して尚、まったりできないでいる彼女がかわいそうで、つい手を貸すことにしたけれど──。
保護者みたいな妖精に甘やかされつつ、庭師モブ子はハーブを駆使してお嬢様の婚約破棄を目指します!
※感想を頂けるとすごく喜びます。執筆の励みになりますので、気楽にどうぞ。
※『小説家になろう』様にて先行して公開しています。
転生しましたが悪役令嬢な気がするんですけど⁉︎
水月華
恋愛
ヘンリエッタ・スタンホープは8歳の時に前世の記憶を思い出す。最初は混乱したが、じきに貴族生活に順応し始める。・・・が、ある時気づく。
もしかして‘’私‘’って悪役令嬢ポジションでは?整った容姿。申し分ない身分。・・・だけなら疑わなかったが、ある時ふと言われたのである。「昔のヘンリエッタは我儘だったのにこんなに立派になって」と。
振り返れば記憶が戻る前は嫌いな食べ物が出ると癇癪を起こし、着たいドレスがないと癇癪を起こし…。私めっちゃ性格悪かった!!
え?記憶戻らなかったらそのままだった=悪役令嬢!?いやいや確かに前世では転生して悪役令嬢とか流行ってたけどまさか自分が!?
でもヘンリエッタ・スタンホープなんて知らないし、私どうすればいいのー!?
と、とにかく攻略対象者候補たちには必要以上に近づかない様にしよう!
前世の記憶のせいで恋愛なんて面倒くさいし、政略結婚じゃないなら出来れば避けたい!
だからこっちに熱い眼差しを送らないで!
答えられないんです!
これは悪役令嬢(?)の侯爵令嬢があるかもしれない破滅フラグを手探りで回避しようとするお話。
または前世の記憶から臆病になっている彼女が再び大切な人を見つけるお話。
小説家になろうでも投稿してます。
こちらは全話投稿してますので、先を読みたいと思ってくださればそちらからもよろしくお願いします。
バッドエンド予定の悪役令嬢が溺愛ルートを選んでみたら、お兄様に愛されすぎて脇役から主役になりました
美咲アリス
恋愛
目が覚めたら公爵令嬢だった!?貴族に生まれ変わったのはいいけれど、美形兄に殺されるバッドエンドの悪役令嬢なんて絶対困る!!死にたくないなら冷酷非道な兄のヴィクトルと仲良くしなきゃいけないのにヴィクトルは氷のように冷たい男で⋯⋯。「どうしたらいいの?」果たして私の運命は?
溺愛最強 ~気づいたらゲームの世界に生息していましたが、悪役令嬢でもなければ断罪もされないので、とにかく楽しむことにしました~
夏笆(なつは)
恋愛
「おねえしゃま。こえ、すっごくおいしいでし!」
弟のその言葉は、晴天の霹靂。
アギルレ公爵家の長女であるレオカディアは、その瞬間、今自分が生きる世界が前世で楽しんだゲーム「エトワールの称号」であることを知った。
しかし、自分は王子エルミニオの婚約者ではあるものの、このゲームには悪役令嬢という役柄は存在せず、断罪も無いので、攻略対象とはなるべく接触せず、穏便に生きて行けば大丈夫と、生きることを楽しむことに決める。
醤油が欲しい、うにが食べたい。
レオカディアが何か「おねだり」するたびに、アギルレ領は、周りの領をも巻き込んで豊かになっていく。
既にゲームとは違う展開になっている人間関係、その学院で、ゲームのヒロインは前世の記憶通りに攻略を開始するのだが・・・・・?
小説家になろうにも掲載しています。
【完結】溺愛?執着?転生悪役令嬢は皇太子から逃げ出したい~絶世の美女の悪役令嬢はオカメを被るが、独占しやすくて皇太子にとって好都合な模様~
うり北 うりこ@ざまされ2巻発売中
恋愛
平安のお姫様が悪役令嬢イザベルへと転生した。平安の記憶を思い出したとき、彼女は絶望することになる。
絶世の美女と言われた切れ長の細い目、ふっくらとした頬、豊かな黒髪……いわゆるオカメ顔ではなくなり、目鼻立ちがハッキリとし、ふくよかな頬はなくなり、金の髪がうねるというオニのような見た目(西洋美女)になっていたからだ。
今世での絶世の美女でも、美意識は平安。どうにか、この顔を見られない方法をイザベルは考え……、それは『オカメ』を装備することだった。
オカメ狂の悪役令嬢イザベルと、
婚約解消をしたくない溺愛・執着・イザベル至上主義の皇太子ルイスのオカメラブコメディー。
※執着溺愛皇太子と平安乙女のオカメな悪役令嬢とのラブコメです。
※主人公のイザベルの思考と話す言葉の口調が違います。分かりにくかったら、すみません。
※途中からダブルヒロインになります。
イラストはMasquer様に描いて頂きました。
完璧(変態)王子は悪役(天然)令嬢を今日も愛でたい
咲桜りおな
恋愛
オルプルート王国第一王子アルスト殿下の婚約者である公爵令嬢のティアナ・ローゼンは、自分の事を何故か初対面から溺愛してくる殿下が苦手。
見た目は完璧な美少年王子様なのに匂いをクンカクンカ嗅がれたり、ティアナの使用済み食器を欲しがったりと何だか変態ちっく!
殿下を好きだというピンク髪の男爵令嬢から恋のキューピッド役を頼まれてしまい、自分も殿下をお慕いしていたと気付くが時既に遅し。不本意ながらも婚約破棄を目指す事となってしまう。
※糖度甘め。イチャコラしております。
第一章は完結しております。只今第二章を更新中。
本作のスピンオフ作品「モブ令嬢はシスコン騎士様にロックオンされたようです~妹が悪役令嬢なんて困ります~」も公開しています。宜しければご一緒にどうぞ。
本作とスピンオフ作品の番外編集も別にUPしてます。
「小説家になろう」でも公開しています。
逃げたい悪役令嬢と、逃がさない王子
ねむたん
恋愛
セレスティーナ・エヴァンジェリンは今日も王宮の廊下を静かに歩きながら、ちらりと視線を横に流した。白いドレスを揺らし、愛らしく微笑むアリシア・ローゼンベルクの姿を目にするたび、彼女の胸はわずかに弾む。
(その調子よ、アリシア。もっと頑張って! あなたがしっかり王子を誘惑してくれれば、私は自由になれるのだから!)
期待に満ちた瞳で、影からこっそり彼女の奮闘を見守る。今日こそレオナルトがアリシアの魅力に落ちるかもしれない——いや、落ちてほしい。
兄様達の愛が止まりません!
桜
恋愛
五歳の時、私と兄は父の兄である叔父に助けられた。
そう、私達の両親がニ歳の時事故で亡くなった途端、親類に屋敷を乗っ取られて、離れに閉じ込められた。
屋敷に勤めてくれていた者達はほぼ全員解雇され、一部残された者が密かに私達を庇ってくれていたのだ。
やがて、領内や屋敷周辺に魔物や魔獣被害が出だし、私と兄、そして唯一の保護をしてくれた侍女のみとなり、死の危険性があると心配した者が叔父に助けを求めてくれた。
無事に保護された私達は、叔父が全力で守るからと連れ出し、養子にしてくれたのだ。
叔父の家には二人の兄がいた。
そこで、私は思い出したんだ。双子の兄が時折話していた不思議な話と、何故か自分に映像に流れて来た不思議な世界を、そして、私は…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる