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勇者から魔王へ

終結

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 二人は構えていた…

 一歩踏み込む…瞬間間合いに詰め込む

 ギリギリで躱す


 タウルス「速いな…」


 僕は彼の後ろにそのまま突き進み身体を翻してもう一度一歩を踏み込む…

 また大剣を後ろに向け受け止める

 一歩下がり間合いを取る

 高速で彼の周りを移動する…
   
 目で辛うじて追いついているものの切り傷が増えていく…
 
 彼の一撃はもろに喰らえば即死必須…

 少しずつ体力を削いでいく…

 数分経った

 ついにタウルスは膝をつく

 前身はボロボロで満身創痍だった…

 
 蒼「終わりだな…」


 剣を彼に向ける…


 タウルス「どうした…早くとどめを刺せ…」 

 蒼「あぁ…」

 
 手が動かない…


 タウルス「甘いな…」


 罪を背負うと思いながら早速躓いている…

 手をこまねいているとタウルスは持ち前の超回復で回復し、襲い掛かってくる…

 しまった…


 亜美「情けないわね…」
 

 タウルスが業火で焼かれる…


 蒼「亜美!」

 タウルス「ありがとう…」


 タウルスは絶命するのだった…


 蒼「どうして…」

 亜美「こうしなければ君が死んでたのよ?」

 蒼「………」

 亜美「これは殺し合い…ためらってたら全て失うわよ?」

 蒼「わかってる…」
 
  
 わかっているがまだ覚悟が足らない…


 蒼「すまない…」

 亜美「ふん!」


 僕達は警戒に戻るのだった
 
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