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勇者から魔王へ

王都を出る…

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 僕たちはタウルスを退け亜美と交代で見張ることにした
 
 夜が明けるとそれぞれに事情を話すと


 リーナ「ねぇ…お母さん…私…」
 
 リーナ母「命には代えられないし…よし!ついていくよ!」

 蒼「ありがとう…」
 
 リーナ「これからは一緒に居れるね!」


 目の前で嬉しそうに言う…


 蒼「よろしく頼むぜ!リーナ!」

 亜美「女ったらし…」

 蒼「うん?何か言ったか?」

 亜美「なんでもないわよ…」

 
 そう言う彼女の下にリーナが向かい見つめ合う…

 
 リーナ「よろしくお願いしますね…」

 亜美「えぇ…こちらこそ…」

 
 笑顔なのに何故か雰囲気が重い気がする…

  
 蒼「取り敢えず準備しておいて…亜美…留守は任せた…」
 
 
 彼女一人でも恐らく守り切れるだろ…僕は僕のできることをやる…


 亜美「無茶しないでよ…」
 
 蒼「あぁ…」

 僕はある場所に行くのだった…
 
 
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