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第二章 出会い
24.一難去ってまた一難
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荒らされた畑付近まで戻ってきた2人は依頼者のお爺さんに報告に行った
コンコンコン
「すみませーん。依頼を受けた冒険者ですー。依頼を達成しましたので確認をお願いしまーす」
アリスはご機嫌で依頼の達成報告に来た。
「なに?もう終わったのか?!」
依頼者のお爺さんは驚き家を飛び出してきた。
「はい!討伐した魔物を裏の畑まで運んだので確認をお願いします!」
お爺さんは言われるがまま裏の畑に向かうと、離れていても分かるほど大きなイノシシが氷漬けにされているのが目に入る
「こりゃたまげたわい。てっきり数日かかるもんと思ってたからのぅ。いやはや、若くて冒険者にみえんなどと失礼した。大したもんじゃ」
お爺さんは目の前の光景に驚き、素直に謝罪し見直した
「いえ、これで畑も荒らされずに済みますね!」
「ありがとう。助かったわい。では受付証明書を貸してくれんかの?達成時の依頼者サインが必要じゃろ?」
依頼達成時には、依頼者に依頼の達成を証明してもらう為に依頼者のサインが必要になる。
そのサインを確認してギルドは依頼の達成を担保するのだ。
「ありがとう!おじいさん!はい、これにサインをお願いします!」
依頼者のおじいさんは一度家に受付証明書を持ち帰りサインをした。サイン入りの受付証明書をアリスが受け取った。
依頼者の完了サインを受け取った為、実質初めての依頼は完了したのだった。
依頼者のおじいさんと別れ、アリスはエイシェルの元へ向かった
「エイシェルー!依頼達成のサインもらったよー!」
「お疲れさま。おじいさんも喜んでくれてよかったな、それじゃ、ギルドに依頼達成を報告するか!」
「うん!お昼時過ぎちゃったからお腹ぺこぺこよ」
下山は登りよりも早く山を降りれたが、当然時間がかかっていた。午前に依頼を受け、そのまま依頼に向かった為、お昼時を逃すのは当然である
「……なぁ、アリス?この氷の塊を運ぶ魔法ってない?」
「……さっきの魔法は道がボコボコになっちゃうから使えないし……。ねぇ、エイシェル……これ転がして運べない?」
「いや、無理だろ……というか、また分かってて言ってない?」
山道を転がし下ろすことは出来ても平坦な道を転がすには大きすぎた
高さで2mもある大きな体を丸々氷で覆ったのだ。転がしても割れないように作った為、直径でいえば、その倍は超えるだろう
結局、一旦イノシシの魔物はそのままにしてギルドに戻り依頼達成報告をする事にした。ギルド職員に運んでもらえないか相談する為に……
2人が冒険者ギルドに到着し受付のお姉さんに依頼達成の報告をする
「依頼達成報告です。確認お願いします」
「はい。受付証明証の提出ありがとうございます。」
(え?はやくない!?2人とも今日登録したばかりでしょ!?)
受付のお姉さんは表は冷静に対応しつつ内心は驚いていた。できる女性は表と裏を分離できるのだ
「……はい。依頼者のサインを確認しました。お疲れさまです。こちら報酬の銀貨5枚です。あ、銀貨4枚と銅貨10枚でも出来ますがいかがしますか?」
受付のお姉さんはサインを確認し依頼が達成されたことを確認した。優秀な冒険者には出来るだけこの町のギルドに残って欲しいため、そういう冒険者には印象を良くしようと出来るだけ助言をしたり、少しサービスをしたり努力をしているのだった。
「はい!銀貨4枚と銅貨10枚でお願いします!」
アリスはホクホク顔で答えた。エイシェルと半分に割れるようにはからってくれたギルドに感謝しつつ、少しは稼げたと喜んだ。
ただ、喜んでばかりもいられない為、早速相談をすることにした。
「あの……実は相談がありまして……魔物を倒したのは良いんですけど、大きすぎて運べなくて……できれば運んでもらい買取して欲しいと思っているんです。出張買取とか頼めないでしょうか……?」
「出張買取ですか……ちなみにその魔物の損傷具合はどのくらいですか?あと、倒してからどのくらい経ってますか?」
「えっと……顔と前方の体に少しキズがあるのと、後ろ足に矢で射抜いたキズがある程度で、他は血抜きをした時の刺し傷くらいです。倒したのは2時間くらい前ですが倒した後に氷漬けにしてあるのでお肉としての鮮度とかは保たれてるものかと……」
アリスは話しながらちょくちょくエイシェルの顔色を伺う。間違ったことを言ってないか確認したのだが、どうやら合っているようだ。
「……失礼を承知でお聞きしますが、いったいどうやってその損傷具合で倒せたのでしょうか……?」
「あぁ、魔法で水を作って魔物の口と鼻を覆い窒息させたんです」
当たり前のように話すアリス。本来であれば手の内は隠すのが冒険者の常識であったが、新人2人が言うことがあまりにも異常だった為確認してしまった。ただ、アリスの回答自体も常識を逸脱していた。
(魔法で窒息させた……?"動き回る"魔物相手に正確に口と鼻を塞いだっていうの……?)
受付のお姉さんは驚愕していた。手練れの魔法使いでも魔物を窒息させるのは難しい。"魔物が動いてしまう"からだ魔法とはターゲットとなる"空間"や効果の"範囲"を指定して発動する。それが常識であった。
アリスのように魔法のターゲットを座標と考え、座標を対象物に固定するなんて理論は少なくとも現在の魔法使いの間では存在しなかった。
ただ、今回は足を弓で射抜いたと言っている為、それで動きを封じた可能性もある。受付のお姉さんは既にマナー違反を犯している手前、これ以上聞くことはできなかった。
(話が本当だとすると見た目に惑わされちゃダメね。この子達うちのエースになるかもしれない!)
受付のお姉さんは仕事熱心だった。
なんとしてでも囲いたかった為、多少の無茶は通す事にした。
「分かりました。普段はギルド職員を派遣して外へ買取に行くことはしないのですが……買取カウンターで相談しましょう!まずは報酬をお支払いします。先に私の方で買取カウンターに頭出ししておきますのでこちらでお待ち下さい」
そういうと、受付のお姉さんはエイシェルとアリスに報酬を支払った。
コンコンコン
「すみませーん。依頼を受けた冒険者ですー。依頼を達成しましたので確認をお願いしまーす」
アリスはご機嫌で依頼の達成報告に来た。
「なに?もう終わったのか?!」
依頼者のお爺さんは驚き家を飛び出してきた。
「はい!討伐した魔物を裏の畑まで運んだので確認をお願いします!」
お爺さんは言われるがまま裏の畑に向かうと、離れていても分かるほど大きなイノシシが氷漬けにされているのが目に入る
「こりゃたまげたわい。てっきり数日かかるもんと思ってたからのぅ。いやはや、若くて冒険者にみえんなどと失礼した。大したもんじゃ」
お爺さんは目の前の光景に驚き、素直に謝罪し見直した
「いえ、これで畑も荒らされずに済みますね!」
「ありがとう。助かったわい。では受付証明書を貸してくれんかの?達成時の依頼者サインが必要じゃろ?」
依頼達成時には、依頼者に依頼の達成を証明してもらう為に依頼者のサインが必要になる。
そのサインを確認してギルドは依頼の達成を担保するのだ。
「ありがとう!おじいさん!はい、これにサインをお願いします!」
依頼者のおじいさんは一度家に受付証明書を持ち帰りサインをした。サイン入りの受付証明書をアリスが受け取った。
依頼者の完了サインを受け取った為、実質初めての依頼は完了したのだった。
依頼者のおじいさんと別れ、アリスはエイシェルの元へ向かった
「エイシェルー!依頼達成のサインもらったよー!」
「お疲れさま。おじいさんも喜んでくれてよかったな、それじゃ、ギルドに依頼達成を報告するか!」
「うん!お昼時過ぎちゃったからお腹ぺこぺこよ」
下山は登りよりも早く山を降りれたが、当然時間がかかっていた。午前に依頼を受け、そのまま依頼に向かった為、お昼時を逃すのは当然である
「……なぁ、アリス?この氷の塊を運ぶ魔法ってない?」
「……さっきの魔法は道がボコボコになっちゃうから使えないし……。ねぇ、エイシェル……これ転がして運べない?」
「いや、無理だろ……というか、また分かってて言ってない?」
山道を転がし下ろすことは出来ても平坦な道を転がすには大きすぎた
高さで2mもある大きな体を丸々氷で覆ったのだ。転がしても割れないように作った為、直径でいえば、その倍は超えるだろう
結局、一旦イノシシの魔物はそのままにしてギルドに戻り依頼達成報告をする事にした。ギルド職員に運んでもらえないか相談する為に……
2人が冒険者ギルドに到着し受付のお姉さんに依頼達成の報告をする
「依頼達成報告です。確認お願いします」
「はい。受付証明証の提出ありがとうございます。」
(え?はやくない!?2人とも今日登録したばかりでしょ!?)
受付のお姉さんは表は冷静に対応しつつ内心は驚いていた。できる女性は表と裏を分離できるのだ
「……はい。依頼者のサインを確認しました。お疲れさまです。こちら報酬の銀貨5枚です。あ、銀貨4枚と銅貨10枚でも出来ますがいかがしますか?」
受付のお姉さんはサインを確認し依頼が達成されたことを確認した。優秀な冒険者には出来るだけこの町のギルドに残って欲しいため、そういう冒険者には印象を良くしようと出来るだけ助言をしたり、少しサービスをしたり努力をしているのだった。
「はい!銀貨4枚と銅貨10枚でお願いします!」
アリスはホクホク顔で答えた。エイシェルと半分に割れるようにはからってくれたギルドに感謝しつつ、少しは稼げたと喜んだ。
ただ、喜んでばかりもいられない為、早速相談をすることにした。
「あの……実は相談がありまして……魔物を倒したのは良いんですけど、大きすぎて運べなくて……できれば運んでもらい買取して欲しいと思っているんです。出張買取とか頼めないでしょうか……?」
「出張買取ですか……ちなみにその魔物の損傷具合はどのくらいですか?あと、倒してからどのくらい経ってますか?」
「えっと……顔と前方の体に少しキズがあるのと、後ろ足に矢で射抜いたキズがある程度で、他は血抜きをした時の刺し傷くらいです。倒したのは2時間くらい前ですが倒した後に氷漬けにしてあるのでお肉としての鮮度とかは保たれてるものかと……」
アリスは話しながらちょくちょくエイシェルの顔色を伺う。間違ったことを言ってないか確認したのだが、どうやら合っているようだ。
「……失礼を承知でお聞きしますが、いったいどうやってその損傷具合で倒せたのでしょうか……?」
「あぁ、魔法で水を作って魔物の口と鼻を覆い窒息させたんです」
当たり前のように話すアリス。本来であれば手の内は隠すのが冒険者の常識であったが、新人2人が言うことがあまりにも異常だった為確認してしまった。ただ、アリスの回答自体も常識を逸脱していた。
(魔法で窒息させた……?"動き回る"魔物相手に正確に口と鼻を塞いだっていうの……?)
受付のお姉さんは驚愕していた。手練れの魔法使いでも魔物を窒息させるのは難しい。"魔物が動いてしまう"からだ魔法とはターゲットとなる"空間"や効果の"範囲"を指定して発動する。それが常識であった。
アリスのように魔法のターゲットを座標と考え、座標を対象物に固定するなんて理論は少なくとも現在の魔法使いの間では存在しなかった。
ただ、今回は足を弓で射抜いたと言っている為、それで動きを封じた可能性もある。受付のお姉さんは既にマナー違反を犯している手前、これ以上聞くことはできなかった。
(話が本当だとすると見た目に惑わされちゃダメね。この子達うちのエースになるかもしれない!)
受付のお姉さんは仕事熱心だった。
なんとしてでも囲いたかった為、多少の無茶は通す事にした。
「分かりました。普段はギルド職員を派遣して外へ買取に行くことはしないのですが……買取カウンターで相談しましょう!まずは報酬をお支払いします。先に私の方で買取カウンターに頭出ししておきますのでこちらでお待ち下さい」
そういうと、受付のお姉さんはエイシェルとアリスに報酬を支払った。
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