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第三章 王都への旅
53.イノシシ肉
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大皿には既に焼かれた肉がのせられ、その皿を運んできた店員さんは肉の紹介をしてくれる。
「こちらの肉はイノシシになります。手前から時計回りにウデ、肩ロース、背ロース、バラ、モモ、ヒレ、ハツ、タンになります。特にヒレ、ハツ、タンは取れる量が少なく希少な部位となっています。ごゆっくりどうぞ」
そういうと店員さんはやっと片付いたとばかりに足早に去って行った。
「……ねぇ、エイシェル……?」
「あぁ、あのイノシシだろうな。珍しい部位もよく焼けてて美味しそうだ」
「わかってたでしょ」
「……まぁ、そろそろ解体されるかなって思ったのと、あんなに大きな体だから肉もたくさん店に並ぶだろうなとは思ってたかな……?」
「そういうのは先に言いなさいよー!」
「だってイノシシの肉だって教えたら3人とも率先して食べようと思わないでしょ?」
「当たり前じゃない!もっとお肉にも色々あるんだから……」
「そこだ。いろいろあるからあえてイノシシ肉なんて選ばない。だけど知ってるか?イノシシ肉はよく食べる豚とか他の肉に比べて筋肉質なんだ。脂も少ないから太りにくいって聞いたこともある。……たしかに黙ってたのは悪かったけど、おれはイノシシ肉の美味しさをみんなにも知ってもらいたいんだ」
「!……ふ、太りにくいの?……どんなに食べても太らないの!?」
「いや、さすがに限度というものがあってだな……。それに、考えみて、料理長が自信満々に料理を出す。他のメニューを犠牲にしてでも、だ。……その意味が分からないアリスじゃないだろう?」
「!!……た、たしかに……それだけこの料理に自信がある……いえ、この料理に全神経を集中させているってことよね……!」
「その通りだ。他にもイノシシの肉には……」
エイシェルがイノシシ肉をガツガツ勧める。最初は懐疑的であったアリスはいつの間にかエイシェルの手のひらの上にいた。見事に転がされていた。
「……なんか、今のエイシェルいきいきしてるね」
「面白いからもうちょっとあの2人見てましょ?」
目の前で娯楽扱いされても全く気付かないエイシェルとアリスだった。
アリスがエイシェルの熱弁により懐柔されたため、4人は食べる始めることにした。
……フラムとフルームはもう少しアリスとエイシェルの問答を見ていたかったと少し名残惜しそうにしていたのは内緒である。
「さすがは料理のプロ。焼き加減が絶妙だ……!生にならないようにしっかりと火を通すものの、硬くならないように火の加減を調節して……イノシシなのに硬くない!どんな調理器具を使ってるんだろう……」
「しっかりとした歯応えがあるけどちゃんと噛み切れる……。臭みも強いのかと思ってたけどそうでも無い。シンプルな塩の味付けだから肉本来の旨味が口いっぱいに広がる……!」
「イノシシもプロの手にかかれば……こんなに違うなんて……!」
「私、このタンとかハツ好きかも。コリコリしてて美味しい」
各々好きに感想をいう。どうやら美味しいようだった。フラムとフルームは1ヶ月冒険者をやっていたこともあり、イノシシの肉を食べたことがある。
ただ、その時の肉は臭みが強く、硬かった印象がありあまりいいイメージが無かったのだ。2人がなぜ意見しなかったかと言うと……アリスが全部代弁してくれたからである。そしてエイシェルの回答に少なからず納得したため黙っていたのだ。
……2人のやりとりが面白かったから傍観していたという理由もあったのは事実である。
「俺のおすすめはヒレなんだ。柔らかくて美味しい。ここのお店の焼き加減が絶妙なのか、特に柔らかいし本当に美味しいな!」
エイシェルが興奮しているのが伝わってくる。
エイシェルの言葉にアリスは便乗して食べ進めどんどん肉がなくなっていく。
フルームも便乗し肉を頬張り皿の肉がみるみる減っていった。
エイシェルがどの肉がどうだとか話し、アリスとフルームがその話題に出た肉に飛びつく。
フラムはその様子を傍観していた。
「……なんか、お父さんと子供たちって感じね……。」
フラムはポツリと感想をこぼしたのだった。
全員一通り食べて肉がなくなった。
4人で食べたがそこそこ量があったのでみんな大満足だった。
「あぁー美味しかったわ。次は普通のメニューの時に来なきゃね」
「私も!今度は別のお肉も食べたい!」
「おれも他の肉が気になるな。通常メニューは焼くだけじゃなくて手を加えたものもあるんだろ?どんな料理があるのか気になる」
またみんなで食べにくる。この前も同じことを言った気がする。
そんな話が当たり前に今も出来る事に感謝しながら、フラムは今後の旅を思い気を引き締めるのだった。
「……私も気になってるメニューあるから今度こそ食べるわよ!」
関係ない決意表明と共に……。
食べ終わった頃にはすっかり暗くなってしまったため、4人はそれぞれ宿を探すため解散とした。
アリスは別れる前にしっかりとエイシェルに2日分の宿代を渡す。エイシェルが断ろうとしたが約束は守ると言って聞かなかったのだ。
今となっては大した額ではないがこう言うことはしっかりと、との事なのでエイシェルは受け取ることにした。
エイシェルが宿に戻るとカウンターのおばあさんが声をかけてきた。
「ありゃ!あんた!大丈夫だっかい?!なんか変な奴らがきてあんたの事探してたよ!」
「あぁ、それは大丈夫。さっきギルドに行った時に話を聞いたよ。どうやら心配して探してくれてたみたいだ」
「心配して……?あたしには欲にまみれたやつらに見えたけどね……。」
おばあさんもエイシェルのことを心配していた。お客と宿主の関係だが、一度知り合った仲だ。知った相手が問題に巻き込まれているとあれば心配しないはずがなかった。
「ま、いいさ。それより2日もあけるとはね。……あの娘とどこまでいったんだい?」
おばあさんは話題を切り替えてニヤリと話しかける。まるまる2日も一緒にいたの、何か進展するには十分な時間がある。
エイシェルはおばあさんに聞かれたため素直に答える。……そう、純粋に答えた。
「あぁ、港町までの護衛の依頼でトラブルがあってさ、それで時間かかったから港町までだな。何かあったかもしれないが周辺を見て回る余裕はなかったな」
「……本気でいってるのかい?……あの娘が……まぁいいさ。」
誤魔化したのか、素で答えたのか。それはエイシェルのみぞ知る事であった。
おばあさんもどちらか分からなかったため深くは追求しなかった。
「それよりも、お椀と鍋ありがとう。野菜使い切れたよ」
「あぁそんなこともあったね。適当に戻しといておくれ」
そんなやりとりをしつつエイシェルは部屋に戻り休むのであった。
その頃、女性3人はというと泊まる宿を探していた。
「今日どこにしようかなー」
「ここはどこも空いてるから助かるわね」
「2人はひとつの宿に泊まり続けるとかしないの?荷物とか置いておけるじゃない?」
「ダメダメ。アリスは特に女の子ひとり旅だったんだしもっと気をつけなきゃ。私たち2人でも変なのが跡をつけてきたりとか結構危なそうなのいたよ?」
「そうよ?聞いた話だと宿屋に荷物をとられた人もいるらしいわ……。私達は宿主が女性か、夫婦で経営しているような宿を選んでいるわね」
「…………そうなの?」
アリスは何気なく聞いただけだったが、話して良かったと思った。今まで何も考えずに宿を選んでいたからだ。強いて言えば値段をみて選んでいたからたが、値段の安さで選んでいたため何か裏があるかもしれないため危ないところだった。
「今日は私たちと同じところに泊まらない?そっちの方がアリスも安心でしょ?」
「ありがとう!正直、今の話聞いてひとりだけ別の宿に泊まるのはちょっと怖かったのよね……」
「なんなら同じ部屋にする?いろいろお話したいし!」
「とても嬉しいけど、お邪魔しちゃっていいの?姉妹水いらずのところを邪魔しちゃうのも悪いし」
「そんなこと気にしないで?アリスさえ良ければ一緒に泊まりましょう?」
フラムとフルームがアリスを誘う。最初は姉妹の時間を邪魔しては悪いと思ったアリスだったが、純粋に2人は一緒にお泊まりしたいかのように誘ってくれたため、アリスもお言葉に甘えることにした。
「ありがとう!それじゃあ、今日はよろしくね」
「やったぁー!……ふ、ふ、ふ。今夜は寝かさないぜ……」
「バカ言ってないで宿探すわよ」
3人は今夜一緒に泊まる宿を探しにいくのであった。
……その後、宿で休む時にアリスが質問攻めに遭うのは予定されたことであった。
「こちらの肉はイノシシになります。手前から時計回りにウデ、肩ロース、背ロース、バラ、モモ、ヒレ、ハツ、タンになります。特にヒレ、ハツ、タンは取れる量が少なく希少な部位となっています。ごゆっくりどうぞ」
そういうと店員さんはやっと片付いたとばかりに足早に去って行った。
「……ねぇ、エイシェル……?」
「あぁ、あのイノシシだろうな。珍しい部位もよく焼けてて美味しそうだ」
「わかってたでしょ」
「……まぁ、そろそろ解体されるかなって思ったのと、あんなに大きな体だから肉もたくさん店に並ぶだろうなとは思ってたかな……?」
「そういうのは先に言いなさいよー!」
「だってイノシシの肉だって教えたら3人とも率先して食べようと思わないでしょ?」
「当たり前じゃない!もっとお肉にも色々あるんだから……」
「そこだ。いろいろあるからあえてイノシシ肉なんて選ばない。だけど知ってるか?イノシシ肉はよく食べる豚とか他の肉に比べて筋肉質なんだ。脂も少ないから太りにくいって聞いたこともある。……たしかに黙ってたのは悪かったけど、おれはイノシシ肉の美味しさをみんなにも知ってもらいたいんだ」
「!……ふ、太りにくいの?……どんなに食べても太らないの!?」
「いや、さすがに限度というものがあってだな……。それに、考えみて、料理長が自信満々に料理を出す。他のメニューを犠牲にしてでも、だ。……その意味が分からないアリスじゃないだろう?」
「!!……た、たしかに……それだけこの料理に自信がある……いえ、この料理に全神経を集中させているってことよね……!」
「その通りだ。他にもイノシシの肉には……」
エイシェルがイノシシ肉をガツガツ勧める。最初は懐疑的であったアリスはいつの間にかエイシェルの手のひらの上にいた。見事に転がされていた。
「……なんか、今のエイシェルいきいきしてるね」
「面白いからもうちょっとあの2人見てましょ?」
目の前で娯楽扱いされても全く気付かないエイシェルとアリスだった。
アリスがエイシェルの熱弁により懐柔されたため、4人は食べる始めることにした。
……フラムとフルームはもう少しアリスとエイシェルの問答を見ていたかったと少し名残惜しそうにしていたのは内緒である。
「さすがは料理のプロ。焼き加減が絶妙だ……!生にならないようにしっかりと火を通すものの、硬くならないように火の加減を調節して……イノシシなのに硬くない!どんな調理器具を使ってるんだろう……」
「しっかりとした歯応えがあるけどちゃんと噛み切れる……。臭みも強いのかと思ってたけどそうでも無い。シンプルな塩の味付けだから肉本来の旨味が口いっぱいに広がる……!」
「イノシシもプロの手にかかれば……こんなに違うなんて……!」
「私、このタンとかハツ好きかも。コリコリしてて美味しい」
各々好きに感想をいう。どうやら美味しいようだった。フラムとフルームは1ヶ月冒険者をやっていたこともあり、イノシシの肉を食べたことがある。
ただ、その時の肉は臭みが強く、硬かった印象がありあまりいいイメージが無かったのだ。2人がなぜ意見しなかったかと言うと……アリスが全部代弁してくれたからである。そしてエイシェルの回答に少なからず納得したため黙っていたのだ。
……2人のやりとりが面白かったから傍観していたという理由もあったのは事実である。
「俺のおすすめはヒレなんだ。柔らかくて美味しい。ここのお店の焼き加減が絶妙なのか、特に柔らかいし本当に美味しいな!」
エイシェルが興奮しているのが伝わってくる。
エイシェルの言葉にアリスは便乗して食べ進めどんどん肉がなくなっていく。
フルームも便乗し肉を頬張り皿の肉がみるみる減っていった。
エイシェルがどの肉がどうだとか話し、アリスとフルームがその話題に出た肉に飛びつく。
フラムはその様子を傍観していた。
「……なんか、お父さんと子供たちって感じね……。」
フラムはポツリと感想をこぼしたのだった。
全員一通り食べて肉がなくなった。
4人で食べたがそこそこ量があったのでみんな大満足だった。
「あぁー美味しかったわ。次は普通のメニューの時に来なきゃね」
「私も!今度は別のお肉も食べたい!」
「おれも他の肉が気になるな。通常メニューは焼くだけじゃなくて手を加えたものもあるんだろ?どんな料理があるのか気になる」
またみんなで食べにくる。この前も同じことを言った気がする。
そんな話が当たり前に今も出来る事に感謝しながら、フラムは今後の旅を思い気を引き締めるのだった。
「……私も気になってるメニューあるから今度こそ食べるわよ!」
関係ない決意表明と共に……。
食べ終わった頃にはすっかり暗くなってしまったため、4人はそれぞれ宿を探すため解散とした。
アリスは別れる前にしっかりとエイシェルに2日分の宿代を渡す。エイシェルが断ろうとしたが約束は守ると言って聞かなかったのだ。
今となっては大した額ではないがこう言うことはしっかりと、との事なのでエイシェルは受け取ることにした。
エイシェルが宿に戻るとカウンターのおばあさんが声をかけてきた。
「ありゃ!あんた!大丈夫だっかい?!なんか変な奴らがきてあんたの事探してたよ!」
「あぁ、それは大丈夫。さっきギルドに行った時に話を聞いたよ。どうやら心配して探してくれてたみたいだ」
「心配して……?あたしには欲にまみれたやつらに見えたけどね……。」
おばあさんもエイシェルのことを心配していた。お客と宿主の関係だが、一度知り合った仲だ。知った相手が問題に巻き込まれているとあれば心配しないはずがなかった。
「ま、いいさ。それより2日もあけるとはね。……あの娘とどこまでいったんだい?」
おばあさんは話題を切り替えてニヤリと話しかける。まるまる2日も一緒にいたの、何か進展するには十分な時間がある。
エイシェルはおばあさんに聞かれたため素直に答える。……そう、純粋に答えた。
「あぁ、港町までの護衛の依頼でトラブルがあってさ、それで時間かかったから港町までだな。何かあったかもしれないが周辺を見て回る余裕はなかったな」
「……本気でいってるのかい?……あの娘が……まぁいいさ。」
誤魔化したのか、素で答えたのか。それはエイシェルのみぞ知る事であった。
おばあさんもどちらか分からなかったため深くは追求しなかった。
「それよりも、お椀と鍋ありがとう。野菜使い切れたよ」
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そんなやりとりをしつつエイシェルは部屋に戻り休むのであった。
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「ダメダメ。アリスは特に女の子ひとり旅だったんだしもっと気をつけなきゃ。私たち2人でも変なのが跡をつけてきたりとか結構危なそうなのいたよ?」
「そうよ?聞いた話だと宿屋に荷物をとられた人もいるらしいわ……。私達は宿主が女性か、夫婦で経営しているような宿を選んでいるわね」
「…………そうなの?」
アリスは何気なく聞いただけだったが、話して良かったと思った。今まで何も考えずに宿を選んでいたからだ。強いて言えば値段をみて選んでいたからたが、値段の安さで選んでいたため何か裏があるかもしれないため危ないところだった。
「今日は私たちと同じところに泊まらない?そっちの方がアリスも安心でしょ?」
「ありがとう!正直、今の話聞いてひとりだけ別の宿に泊まるのはちょっと怖かったのよね……」
「なんなら同じ部屋にする?いろいろお話したいし!」
「とても嬉しいけど、お邪魔しちゃっていいの?姉妹水いらずのところを邪魔しちゃうのも悪いし」
「そんなこと気にしないで?アリスさえ良ければ一緒に泊まりましょう?」
フラムとフルームがアリスを誘う。最初は姉妹の時間を邪魔しては悪いと思ったアリスだったが、純粋に2人は一緒にお泊まりしたいかのように誘ってくれたため、アリスもお言葉に甘えることにした。
「ありがとう!それじゃあ、今日はよろしくね」
「やったぁー!……ふ、ふ、ふ。今夜は寝かさないぜ……」
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