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第三章 王都への旅
80.試し切り
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落ち込んだフラムを励ましたアリスとフルーム。
フルームも同じように大量の水を出してしまった事からみんな同じようなものだと結論付けなぐさめたのだ。
フラムは渋々ながらも納得し機嫌は幾分マシになっている。
「じゃあ試し切り行こうか!」
「諦めてなかったのね……。行くってのどこに行くのよ?こんな夜にパジャマでうろつきたくないわよ?」
「宿の裏にスペースあるんじゃないかな?ねぇアリス?」
「あの状態でよく分かるわね……。確かに良さそうなスペースはあったわよ」
フルームは水を維持したままの状態でアリスが窓の外を確認したのを見ていた。
しばらく外を見た後にアリスから窓の外へ水を捨てるような指示があったためピンと来たのだ。
つまり天井を覆うほどの水を捨てるスペースがあることを確認できたということだ。
「よし!じゃあ行こう!」
「待ちなさいって!試し切りって何を切るのよ!そこら辺のもの切るわけにはいかないでしょ」
「う、それはそうだけど……」
「……わたしが標的作ろうか?」
「アリス!?今のは諦める流れでしょ!?」
「だって、魔法で作った剣なんて気にならないわけないじゃないの!普通の剣と比べてどう違うのかとか、魔法を解いたらどうなるとか気になるでしょ!それに、竜玉の実験もまだしたいし、フラムも外ならもっと魔法使えるんだよ?」
「……あぁもう!分かったわよ!私も行くわ!」
フラムが根負けし、3人は宿の裏庭に向かうことにした。
正直、フラムももっと魔法を使いたかったのだ。
小さい頃に憧れた戦いで魔法を使う剣士になれると思うと意図せず早足になってしまう。
誰よりも先に裏庭へ向かおうとするフラムを見てアリスとフルームはニヤニヤしているのだった。
裏庭についた3人はちょうどいいスペースを見つけ試し切りをすることにした。
ちなみに行く途中、すでに寝ているのか宿の人とも出会わなかった。
裏庭への扉も一階に降りたらすぐに見つかったが鍵がかかっていた。
幸い内側から開けられた為すこしの間開いていてもらう事にした。
「じゃあ、アリスお願い!」
「そうね……土の柱とかでいいかしら?アースニードル!」
アリスが魔法を唱えると土で出来た柱のようなものがいくつか現れた。
通常通りの魔力で作ったため普通の強度である。それでも氷漬けの巨大なイノシシを坂道でせきとめるくらいは出来る強度のためそれなりの手応えはあるはずだ。
「おぉ!それじゃあいくよー!」
フラムが魔法で作った剣で土の柱を切る。
するとまるでバターをナイフで切るかのように抵抗なく切れる。
2,3,4と作られた土の柱がものの数秒で切り倒された。
「おぉ……凄すぎてどれくらい凄いのかわからない……。アリス?いつもの剣でもやってみるからもう一度お願い」
「分かったわ、アースニードル!」
アリスが魔法を唱えると切り倒したはずの土の柱が伸びて切る前の状態に戻った。
あまりボコボコ作りすぎると後片付けが大変なのだ。
アリスは標的は最小限で作るようにと考えたのだ。
「ち、ちょっと!フルーム!?まって!」
フラムが焦るように声をかける。
しかし、フルームはそんな事はおかまいなしにといつもの剣を持って土の柱に切りかかった。
そしてひとつ目の柱を難なく切り倒したかと思ったらフルームの動きが止まった。
「あちゃー……普通の剣だと傷んじゃう……今度鍛冶屋に持っていかなきゃ……」
「フルーム……だから待ってって言ったのに」
フルームの剣をよく見ると刃の部分に細かいキズが出来ていた。土の中にあった砂利が傷をつけたようだった。
「あー……ごめん、そんな事になるなんて……」
「アリスは悪くないよ。どのみちそろそろ砥がなきゃとは思ってたしちょうどいいかな。……あ!そうだ!この前みたいにこの剣に魔力を込めてよ!魔法で作った剣と魔力を込めた剣とで違いがあるのかもやってみたい!」
「そういう事なら……ちょっと剣を出してくれる?」
アリスは傷ついた剣が心配だったが、魔力でコーティングされている為そこまで負荷はかからないだろうと思い魔力を込める事にした。
アリスが剣に手をかざすと水が剣を包み込み例の水を纏った剣の姿に変わった。
「ありがとう!よーし!第3ラウンド!アリス!お願い!」
「はいはい」
アリスが手をかざすと土の柱が再生する。
2回やってコツを掴んだからか3回目は魔法名を言わなくても問題なく柱を作り出せた。
「いっくよー!」
フルームはまた流れるように土の柱を切り倒す。
先程とは違いひとつ倒しても勢いは止まらない。
2,3,4と魔法で作った剣と同じように切り倒した。
フルームは満足げに振り返る。
「やっぱりアリスに魔力を込めてもらったやつの方がしっくりくる。剣のイメージか足りていないのかな……」
フルームがそういうと地面に置いて置いた剣を拾い見比べる。
すると突然魔法で作った剣がきらきらし始め薄くなりやがて消えた。
「消えちゃった……。フルーム?あなたがやったの?」
「ただ魔法を解除しただけだよ?イメージ練り直してもう一度造ろうかなって。ウォーターボール!」
フルームはそういうと改めて魔法を発動させた。
そして目の前のアリスの魔力がこもった剣をマジマジと見てイメージする。
すると魔法で発生させた水がすぐに水の剣になったのだ。
「フルーム、完全にモノにしてるわね……いいなぁ……わたしもやってみたいなぁ……」
アリスは珍しく他人を羨ましいと思った。
だいたいのことは出来てしまうアリスだが、未知のことは当然出来ない。
まさに目の前の光景が未知であり、とても興味が湧いていた。
そして、それはフラムも同じだった。
戦いに魔法を使う剣士に憧れていたフラムだったが、魔法で剣を作るなどカッコよすぎである。
普段大人びているが、本当はフラムもカッコいいことに憧れているのだ。
そう思ったフラムが黙っているわけがなかった。
「……わたしもやるわ。あの炎の剣を作ってみせる!ファイアボール!」
「フラムも火がついちゃったわね……。それならわたしもやってみなきゃ!」
3人はそれぞれの目標に向かって練習をし始めた。
「……ダメ!全然できない!」
「私も……ファイアボールは普通に使えるようになったけど、そこから火の剣に出来ない……」
1時間ほど練習した3人だったが、アリスとフラムは思うような結果が出なかった。
アリスはそもそも剣のイメージが出来ていない為、フルームの剣を借りて質感や重さ、素振りした時の感覚など参考になりそうな情報を手に入れようとしたが、うまくイメージが出来ずにいた。
フラムはファイアボールこそ上達してはいたが剣を作り出す事は出来なかった。
そんな中満足そうなフルームの声が聞こえた。
「できた!これなら実戦でも遜色なく使えるよ!いっそ二刀流練習してみようかな」
フルームは目標を達成出来たらしい。
もともと完成していたようなものだったが、作っては消し、作っては消しを繰り返し満足のいく剣を生み出すのに1時間かかったのだ。
フルームが安定して魔法で剣を生み出せるようになったのを見てフラムは悔しく思うも嬉しくもあった。
フラムは一時期だが魔法について勉強していた。フルームに"負けない"ようにフラムだけ出来る事を考えたのだ。
結局戦いに使えるレベルにはならず諦めたが、少し学んでいたこともあり魔法に関してはフルームに負けたくなかったのだ。
それでも妹の成長が嬉しくないわけではなく複雑な心境であった。
これは船に乗った後も夜な夜な練習する事になりそうだと思うアリスとフラムだった。
フルームも同じように大量の水を出してしまった事からみんな同じようなものだと結論付けなぐさめたのだ。
フラムは渋々ながらも納得し機嫌は幾分マシになっている。
「じゃあ試し切り行こうか!」
「諦めてなかったのね……。行くってのどこに行くのよ?こんな夜にパジャマでうろつきたくないわよ?」
「宿の裏にスペースあるんじゃないかな?ねぇアリス?」
「あの状態でよく分かるわね……。確かに良さそうなスペースはあったわよ」
フルームは水を維持したままの状態でアリスが窓の外を確認したのを見ていた。
しばらく外を見た後にアリスから窓の外へ水を捨てるような指示があったためピンと来たのだ。
つまり天井を覆うほどの水を捨てるスペースがあることを確認できたということだ。
「よし!じゃあ行こう!」
「待ちなさいって!試し切りって何を切るのよ!そこら辺のもの切るわけにはいかないでしょ」
「う、それはそうだけど……」
「……わたしが標的作ろうか?」
「アリス!?今のは諦める流れでしょ!?」
「だって、魔法で作った剣なんて気にならないわけないじゃないの!普通の剣と比べてどう違うのかとか、魔法を解いたらどうなるとか気になるでしょ!それに、竜玉の実験もまだしたいし、フラムも外ならもっと魔法使えるんだよ?」
「……あぁもう!分かったわよ!私も行くわ!」
フラムが根負けし、3人は宿の裏庭に向かうことにした。
正直、フラムももっと魔法を使いたかったのだ。
小さい頃に憧れた戦いで魔法を使う剣士になれると思うと意図せず早足になってしまう。
誰よりも先に裏庭へ向かおうとするフラムを見てアリスとフルームはニヤニヤしているのだった。
裏庭についた3人はちょうどいいスペースを見つけ試し切りをすることにした。
ちなみに行く途中、すでに寝ているのか宿の人とも出会わなかった。
裏庭への扉も一階に降りたらすぐに見つかったが鍵がかかっていた。
幸い内側から開けられた為すこしの間開いていてもらう事にした。
「じゃあ、アリスお願い!」
「そうね……土の柱とかでいいかしら?アースニードル!」
アリスが魔法を唱えると土で出来た柱のようなものがいくつか現れた。
通常通りの魔力で作ったため普通の強度である。それでも氷漬けの巨大なイノシシを坂道でせきとめるくらいは出来る強度のためそれなりの手応えはあるはずだ。
「おぉ!それじゃあいくよー!」
フラムが魔法で作った剣で土の柱を切る。
するとまるでバターをナイフで切るかのように抵抗なく切れる。
2,3,4と作られた土の柱がものの数秒で切り倒された。
「おぉ……凄すぎてどれくらい凄いのかわからない……。アリス?いつもの剣でもやってみるからもう一度お願い」
「分かったわ、アースニードル!」
アリスが魔法を唱えると切り倒したはずの土の柱が伸びて切る前の状態に戻った。
あまりボコボコ作りすぎると後片付けが大変なのだ。
アリスは標的は最小限で作るようにと考えたのだ。
「ち、ちょっと!フルーム!?まって!」
フラムが焦るように声をかける。
しかし、フルームはそんな事はおかまいなしにといつもの剣を持って土の柱に切りかかった。
そしてひとつ目の柱を難なく切り倒したかと思ったらフルームの動きが止まった。
「あちゃー……普通の剣だと傷んじゃう……今度鍛冶屋に持っていかなきゃ……」
「フルーム……だから待ってって言ったのに」
フルームの剣をよく見ると刃の部分に細かいキズが出来ていた。土の中にあった砂利が傷をつけたようだった。
「あー……ごめん、そんな事になるなんて……」
「アリスは悪くないよ。どのみちそろそろ砥がなきゃとは思ってたしちょうどいいかな。……あ!そうだ!この前みたいにこの剣に魔力を込めてよ!魔法で作った剣と魔力を込めた剣とで違いがあるのかもやってみたい!」
「そういう事なら……ちょっと剣を出してくれる?」
アリスは傷ついた剣が心配だったが、魔力でコーティングされている為そこまで負荷はかからないだろうと思い魔力を込める事にした。
アリスが剣に手をかざすと水が剣を包み込み例の水を纏った剣の姿に変わった。
「ありがとう!よーし!第3ラウンド!アリス!お願い!」
「はいはい」
アリスが手をかざすと土の柱が再生する。
2回やってコツを掴んだからか3回目は魔法名を言わなくても問題なく柱を作り出せた。
「いっくよー!」
フルームはまた流れるように土の柱を切り倒す。
先程とは違いひとつ倒しても勢いは止まらない。
2,3,4と魔法で作った剣と同じように切り倒した。
フルームは満足げに振り返る。
「やっぱりアリスに魔力を込めてもらったやつの方がしっくりくる。剣のイメージか足りていないのかな……」
フルームがそういうと地面に置いて置いた剣を拾い見比べる。
すると突然魔法で作った剣がきらきらし始め薄くなりやがて消えた。
「消えちゃった……。フルーム?あなたがやったの?」
「ただ魔法を解除しただけだよ?イメージ練り直してもう一度造ろうかなって。ウォーターボール!」
フルームはそういうと改めて魔法を発動させた。
そして目の前のアリスの魔力がこもった剣をマジマジと見てイメージする。
すると魔法で発生させた水がすぐに水の剣になったのだ。
「フルーム、完全にモノにしてるわね……いいなぁ……わたしもやってみたいなぁ……」
アリスは珍しく他人を羨ましいと思った。
だいたいのことは出来てしまうアリスだが、未知のことは当然出来ない。
まさに目の前の光景が未知であり、とても興味が湧いていた。
そして、それはフラムも同じだった。
戦いに魔法を使う剣士に憧れていたフラムだったが、魔法で剣を作るなどカッコよすぎである。
普段大人びているが、本当はフラムもカッコいいことに憧れているのだ。
そう思ったフラムが黙っているわけがなかった。
「……わたしもやるわ。あの炎の剣を作ってみせる!ファイアボール!」
「フラムも火がついちゃったわね……。それならわたしもやってみなきゃ!」
3人はそれぞれの目標に向かって練習をし始めた。
「……ダメ!全然できない!」
「私も……ファイアボールは普通に使えるようになったけど、そこから火の剣に出来ない……」
1時間ほど練習した3人だったが、アリスとフラムは思うような結果が出なかった。
アリスはそもそも剣のイメージが出来ていない為、フルームの剣を借りて質感や重さ、素振りした時の感覚など参考になりそうな情報を手に入れようとしたが、うまくイメージが出来ずにいた。
フラムはファイアボールこそ上達してはいたが剣を作り出す事は出来なかった。
そんな中満足そうなフルームの声が聞こえた。
「できた!これなら実戦でも遜色なく使えるよ!いっそ二刀流練習してみようかな」
フルームは目標を達成出来たらしい。
もともと完成していたようなものだったが、作っては消し、作っては消しを繰り返し満足のいく剣を生み出すのに1時間かかったのだ。
フルームが安定して魔法で剣を生み出せるようになったのを見てフラムは悔しく思うも嬉しくもあった。
フラムは一時期だが魔法について勉強していた。フルームに"負けない"ようにフラムだけ出来る事を考えたのだ。
結局戦いに使えるレベルにはならず諦めたが、少し学んでいたこともあり魔法に関してはフルームに負けたくなかったのだ。
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