Karas

大根さん(?)

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第一章

一章 四話

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僕は、平地に連れて行かれた。

「ここは、魔法を強化する為の場所だ。」
「ヘ~。」
「フラチスや、サイパもここで練習した。」
「ほ~。」

店長は、平地の真ん中の方に移動した。
そして、仮面を取り出した。

「じゃあ、キブにはまず、この仮面を魔法で割ってみてもらう。」
「なるほど?」

店長は、魔法を使い、仮面を浮かせた。

「じゃあこれで割ってみろ。コツとかは教えるぞー。」
「オッケ~。」

取り合えず、僕は仮面に向かって魔法をだそうとしてみた。

「よっと」

魔法は出せたが、仮面には当たらなかった。

「もうちょい仮面に集中しろ。当てる物には集中するんだ。」
「分かった。」

僕は、仮面に集中し、魔法を放ってみた。
仮面をかすった。

「良い感じだな。もうちょい頑張れ。」
「オッケー。」

僕は、もう少し集中した。
仮面に当たったが、割れない。
魔法が弱いのだろうか?

「そうだな……武器に魔法を込めてみるのもいいぞ。」
「じゃあ、ナイフ持ってる?」
「あい。」
「あざ~。」

僕は、ナイフに魔法を込めてみた。
意外と簡単に出来るものだ。
僕は、ナイフを仮面に当てた。
仮面は見事に粉砕した。

「おー、良い感じだな。今後、ナイフを使って戦うと良い。」
「ありがとう。分かった。」

僕は、何だかナイフに慣れている。
何か、自分でも良くわからないから少し怖いが。

「おーい! キブ~店長~!」
「何で俺まで……」

すると、フラチスとサイパが来た。
どうやら、サイパはいやいや来てるようだが……

「よお、相変わらずだな。キブは思ったより良い感じだぞ。」
「そっか! 良かったね!」

フラチスは、万年の笑みだ。
何か、眩しい。

「キブはナイフに、魔法を込めてみたんだね!」
「うん。何か、しっくり来たんだ。」
「いいね!」

僕は、ナイフを見せた。

「うわわ、危ないよ!」
「あ、ごめんごめん」

僕は、またナイフをしまった。

「キブ、一週間に一回。ここで練習しろ。まだ弱い方だからな。」
「分かった。」

僕は、一旦戻る事になった。

「あれ?そういえば、サイパは?」
「あれ?さっきまでいなかった?」
「ああ、サイパならそこで寝てるぞ。」

僕らは、店長の指した方を見た。
そこは、サイパが立ちながら寝ていた。

「ええ!?」
「あ、ほんとだー寝てた。」

どうやら、いつものことの様だ。
色々とやばいだろ。

すると、ラジオが流れた……
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