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第一章
一章 十七話
しおりを挟むあいたにゃ!
「んー? あ、サク猫。どうしたのー?」
「大変にゃ! 飼い主が……。」
「え!? わかった。じゃあ、私掩護呼ぶよ! サク猫は様子見てきて!」
「わかったニャ!」
【フラチス目線】
まずキブを呼ぼう!
うわ、爪痕がドアに……。
そんな事は、どうでもいい!
「キブー? キブー?」
あ、ドア開いた!
「あれ、フラチス。店長になんかあった?」
「ありありの大アリだよ! サク猫に気がつかなかった?」
「え、知らんかった。昔から耳が悪いんだ……。」
「とりま、上カラスがいるから行って!」
「行って来まーす!」
ふう、あとサイパとゆう&D-7!
【サク猫目線】
この部屋にゃ!
ドアは……良かったニャ! 開いてるニャ!
「飼い主! 起きてるニャ!?」
ニャニャ、上カラスが飼い主攻撃する所だったニャ。
危ないニャ……。
「アァン? 何ダコレ。猫カ?」
ニャーの力だけじゃ、戦えニャいニャ!
でも、ここで下がったら飼い主も危ないニャ!
「飼い主! 起きるニャ!」
「ん? 何だ。サク猫か? ってうわ、上カラス。」
「チッ起キチマッタジャネェカ。」
「フニャ!」
掴まれたニャ!
えんごはまだかニャ!
「殺シチマオウカナ。……!?」
何にゃ!?
上カラスの腕が取れたニャ!(え、怖)
「サク猫。気付かなくってごめん。店長! 戦うの手伝ってー。」
「キブにゃ!」
フラチス、ありがとうにゃ!
【キブ目線】
「分かった。手伝う。だが、外でやらないか? カフェが壊れるの嫌なんだが。」
「オラ。」
「あぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁ壁があぁあぁあぁあぁあぁあぁ。
上カラスうぅうぅうぅうぅうぅうぅぶっ殺すうぅうぅうぅうぅうぅうぅ。」
「店長よく叫ぶねー。」
とりま、一応外に移動させた。
他に援護が来るのは知ってるからな。
それまで時間つぶしとくか。
僕じゃ殺せないと思うし。
「店長ー。爪作戦実行かなー? やめとくー?」
「辞めといたほうがいいな。対策は取られてると思う。」
「そっかー。」
とりま、上カラスに当るように、ナイフ投げとくか。
ナイフ……永遠に出てくるんだけど……。
「ウッ。」
「店長!」
店長が、攻撃に当たった。
しかも、頭を強く打ったみたいだ。気絶している。
「ショウガナイ。コノママ殺スカ?」
「……」
殺させない。
「ン? マタオ前カ。オ前モ、死ニタイカ?」
「『ナイフ トゥ エロード』」
「!!! 何ダコレ。動ケナ……イ。」
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