18 / 23
第一章
一章 十六話
しおりを挟む【次の日】
今日は、普通にカフェがやる日だ。
だが、やっぱり店長は降りてこない。
嫌気が差したから、店長の部屋に行く事にした。
店長の部屋の中に入ると、店長が倒れていた。
「店長!? 大丈夫か!?」
思わず、言った。
店長は頭を抑えながらも、起き上がった。
「あぁ、まぁ大丈……ばない。」
「どっち?」
そうしたら、店長は袖をまくった。
店長の腕には、傷がついていた。
「傷を付けられたみたいだな。」
「痛くないか? それ。」
「大丈夫だ。」
店長は、袖を戻し、言った。
「思うんだが、俺についていた傷、ナイフとかで付けられた傷には見えないんだ。」
確かにそうだ。
先程の傷は、ナイフなどで切られたように、綺麗に付けられていなかった。
とても不格好だった。
まるで、爪で付けられたような傷だった。
ん……? 爪……?
僕はふと思った。
「そうだ。爪のようなんだ。爪と言えば分かるよな?」
「そうだ、カラスだ!」
カラスの武器は、爪だ。
稀に魔法や、ナイフなどを使う奴もいるが。
だとしても、人間がこの様な傷を付けることは、早々出来ない。
だから、カラスの可能性が高いのだ。
よっ! 天才!
なんちゃって。
「取り合えず、夜中もなにか見張る必要があるんだ。」
「そうだね。でも、僕らだと気づかれると思うんだ。」
「「うーん……。」」
すると、店長の飼い猫のサク猫が出て来た。
「およびかにゃー? 夜中、ニャーが見張るにゃ!」
「いいのか?」
「いいんだニャ! ニャーの飼い主のピンチニャ!」
そして、サク猫が夜中、見張る事になった。
【仕事中……。】
「なぁ、店長。」
「ん?」
「サク猫で、本当に大丈夫なのか?」
「大丈夫だ。サク猫だからな。」
【夜中……。】
サク猫だにゃー。
今の所、特に異常はないニャー。
「!」
フラグだったニャ!
誰かが入ってきたニャー。
あれは……上からすにゃ!
ニャーだけじゃ飼い主は助けれニャイから、キブを呼ぶにゃ!
【移動中】
ここがキブの部屋かニャ?
まぁいいニャ。入るニャ!
……開かないニャ!
キブ起きてるかニャ?
『カリカリカリカリ……』
キブ、気づいてないニャ!?
開かない……ニャ!
そうニャ! 他の奴らを呼ぶにゃ!
【移動中。】
フラチスの部屋にゃ!
フラチス、起きてにゃいかにゃ?
『カリカリカリカリ……。』
あいたにゃ!
0
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
愛していました。待っていました。でもさようなら。
彩柚月
ファンタジー
魔の森を挟んだ先の大きい街に出稼ぎに行った夫。待てども待てども帰らない夫を探しに妻は魔の森に脚を踏み入れた。
やっと辿り着いた先で見たあなたは、幸せそうでした。
覚悟は良いですか、お父様? ―虐げられた娘はお家乗っ取りを企んだ婿の父とその愛人の娘である異母妹をまとめて追い出す―
Erin
恋愛
【完結済・全3話】伯爵令嬢のカメリアは母が死んだ直後に、父が屋敷に連れ込んだ愛人とその子に虐げられていた。その挙句、カメリアが十六歳の成人後に継ぐ予定の伯爵家から追い出し、伯爵家の血を一滴も引かない異母妹に継がせると言い出す。後を継がないカメリアには嗜虐趣味のある男に嫁がられることになった。絶対に父たちの言いなりになりたくないカメリアは家を出て復讐することにした。7/6に最終話投稿予定。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる