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「あ…。」
ルエの手からブローチかポトリと落ちた。
「ル、ルエ?」
「リチャード様、逃げて、離れて下さい!」
ぶわりとルエのフェロモンが広かった。発情期が来たのだ。眠っていた三日間も含めてここ数日抑制剤を飲んでいない。いつもより早く強い発情期だ。
「ルエ、これは…。」
爽やかなのに甘く官能的な匂い。
ルエの顔は紅潮し綺麗な瞳は涙で潤んでいる。
「リチャード様…逃げて、ごめんなさい。」
泣きじゃくるルエをリチャードはキツく抱きしめた。
「ルエ、泣かないで。ルエ、ルエ…。」
こんなに泣いているルエを放っておくことなんて出来ない。それにリチャードも離れたくなかった。ずっと嗅いでいたい。ルエの側に居たいと心が渇望する。
「リチャード様にご迷惑を…オメガが嫌いなのに…。」
「大丈夫だよ。ルエ、ルエさえ良ければ側に居たい。一緒に過ごしたい。」
リチャードの理性も限界が近い。しかしルエの許可なく一緒にいる事はできないと、理性を振り絞って懇願した。
「あ、あ、リチャード様、僕、僕…。」
「可愛いルエ。側に居させて。お願いだ。」
ルエはリチャードの腕の中でコクコクと頷いた。そしてしがみついて泣いている。
「ああ、なんて可愛いんだ。ルエ。可愛い、可愛いよ。」
ルエの顔を上に向かせて涙を拭う。そして顔中にキスをした。
「リチャード様、リチャード様…。」
縋るようにしがみついてくるルエをキツく抱きしめてベッドにそっと押し倒した。
「可愛い…、大好きだ、ルエ。」
朦朧とするルエに何度もキスをして服を脱がせた。
「あ、あぁ、気持ちいいっ!あっ、」
「はぁ、あぁ、ルエ、すごいよ。はぁ、出る!んんっ!」
リチャードはもう何度目か分からなくなった精をルエの中に放った。
ぐったりとしたルエの背中に覆い被さる。目の前の白い頸に噛みつきそうになるがぐっと堪えてルエの背中に歯を立てた。
「あーーっ!あっ、あっ、」
ぎゅーっとルエの中がうねる。また大きくなった熱を激しく動かした。
噛みたい、うなじを噛みたい…。でもダメだ。ルエに許しをもらってからだ。そう自分に言い聞かせて腰を打ち付ける。
「あっ、はぁん、気持ちいいっ!気持ちいいっ!」
「ルエっ!くっ、また出る、あっ、あっ、ルエーーっ!」
ビクビクと腰を震わせてまた吐き出した。
ルエを少し休ませたいが身体がいうことを聞かない。気持ち良すぎて堪らないのだ。
「ルエ…。」
可愛くて愛しくてどうにかなりそうだ。
ルエは限界のようで気を失ってしまった。
「はあ、可愛い…ん、はぁ、あぁ。ごめん、やめられない。気持ちいいっ!」
動かないルエを抱きしめて腰を振る。意識はないがリチャードを離さないとでもいうようにルエの中がぎゅっとしがみついてくる。
「ん、はぁ、あ、あ、出る、出るっ!ルエ、ルエっ!」
腰をグイッと押し付けて奥に放つ。
「気持ちいい…。はぁ、ルエ…。」
その後、何度もルエの中に精を出し続けた。
「んっ…」
愛おしい匂いに包まれてリチャードは目を覚ます。
天使のような寝顔のルエが目に飛び込んできた。
「本当に可愛いなぁ、ルエ…。」
明け方まで愛し合って気を失うように寝た。時計を見ると既に昼近くだ。
もう少し寝かせてやろう。そう思ったがルエの可愛い寝顔を見ていると堪らなくなってくる。
ちゅっちゅっと鼻や目元にキスをする。
布団を少し捲るとリチャードが付けた跡だらけの身体が見えた。
「はあ、ルエ…。ダメだ。」
もうリチャードのペニスを勃ち上がり涎を垂らし、ルエを食べてしまいたいと言っている。
「ルエ…。可愛い、こんなにして…。」
ぷっくりと腫れた乳首に吸い付きちゅくちゅくと音を立てる。もう片方も指で摘んだり引っ掻いたりして可愛がった。
「うん、あ、あっ!リチャード様⁉︎」
「ん、ルエ、おはよう。ん、ん。」
「はぁん、あぁ!」
またフェロモンが広がる。ルエの顔はとろんと蕩けた。
「ルエ、可愛いよ。」
ずぶずぶと中に入っていく。先端を埋め込むとルエの中は吸い付いて中に引き込もうとする。
「あ、ルエ、ルエ、ダメだっ!出るっ!」
「あーーっ!」
ガクガクと腰を震わせながら射精する。
リチャードは気持ち良くて蕩けるような感覚に溺れていた。
「気持ちいいよ。ルエ、はぁ、すごい…。」
「あっ、もっと、あっ、ん、」
「奥だね?はぁ、いくよ?」
一気に奥まで押し込まれ、ばちゅばちゅと音を立てて突く。
「あーっ!イク、イク、あっ!はぁん!」
「ルエ!あーーっ!出る、出る、はぁーっ!」
何度も何度もルエの中に放つ。しかし全く萎えないのだ。
セックスばかりではなくぼーっとしたルエの世話もリチャードが全て行った。食事を食べさせたり、風呂に入れて歯を磨いたりと忙しなく動く。しかしそれが楽しくて仕方ない。
ルエの世話をして、セックスをして…。本当に幸せだと感じた。
「ルエ、ありがとう。本当に幸せだ。」
たっぷり愛し合ってまた気を失うように寝てしまったルエの身体を綺麗にし、その寝顔を眺めながらリチャードも眠りについた。
ルエが目を覚ますとまだ部屋の中は暗かった。ベッドサイドのランプの横の時計を見るとまだ真夜中だった。
「ここは…?」
天蓋に見覚えがある。ここはリチャードの部屋だ。
「あれ?」
ルエは服を着ていない。下着も着けていなかった。
ふと隣を見るとリチャードが眠っている。薄明かりでもはっきり分かった。
「え?どうして?」
リチャードも裸だ。ルエは混乱しながら記憶の糸を手繰る。
そうだ、リチャード様の部屋でお世話になっていて発情期が来た。あとは思いだせない。薬を飲まなかったせいで発情期の来る時期が狂い症状が強く出たのだ。
リチャード様を巻き込んでしまった!
ルエは恐怖で震えた。リチャードはオメガが嫌いなのにフェロモンでリチャードを誘惑してしまったのだ。
「ど、どうしよう。」
リチャードがディックだと分かって嬉しかった。ルエを許してくれたし、優しくしてもらった。それなのに…。
「でも、もう終わりだ…。ここには居られない。」
穏やかな顔で眠るリチャードを見つめた。
ルエの手からブローチかポトリと落ちた。
「ル、ルエ?」
「リチャード様、逃げて、離れて下さい!」
ぶわりとルエのフェロモンが広かった。発情期が来たのだ。眠っていた三日間も含めてここ数日抑制剤を飲んでいない。いつもより早く強い発情期だ。
「ルエ、これは…。」
爽やかなのに甘く官能的な匂い。
ルエの顔は紅潮し綺麗な瞳は涙で潤んでいる。
「リチャード様…逃げて、ごめんなさい。」
泣きじゃくるルエをリチャードはキツく抱きしめた。
「ルエ、泣かないで。ルエ、ルエ…。」
こんなに泣いているルエを放っておくことなんて出来ない。それにリチャードも離れたくなかった。ずっと嗅いでいたい。ルエの側に居たいと心が渇望する。
「リチャード様にご迷惑を…オメガが嫌いなのに…。」
「大丈夫だよ。ルエ、ルエさえ良ければ側に居たい。一緒に過ごしたい。」
リチャードの理性も限界が近い。しかしルエの許可なく一緒にいる事はできないと、理性を振り絞って懇願した。
「あ、あ、リチャード様、僕、僕…。」
「可愛いルエ。側に居させて。お願いだ。」
ルエはリチャードの腕の中でコクコクと頷いた。そしてしがみついて泣いている。
「ああ、なんて可愛いんだ。ルエ。可愛い、可愛いよ。」
ルエの顔を上に向かせて涙を拭う。そして顔中にキスをした。
「リチャード様、リチャード様…。」
縋るようにしがみついてくるルエをキツく抱きしめてベッドにそっと押し倒した。
「可愛い…、大好きだ、ルエ。」
朦朧とするルエに何度もキスをして服を脱がせた。
「あ、あぁ、気持ちいいっ!あっ、」
「はぁ、あぁ、ルエ、すごいよ。はぁ、出る!んんっ!」
リチャードはもう何度目か分からなくなった精をルエの中に放った。
ぐったりとしたルエの背中に覆い被さる。目の前の白い頸に噛みつきそうになるがぐっと堪えてルエの背中に歯を立てた。
「あーーっ!あっ、あっ、」
ぎゅーっとルエの中がうねる。また大きくなった熱を激しく動かした。
噛みたい、うなじを噛みたい…。でもダメだ。ルエに許しをもらってからだ。そう自分に言い聞かせて腰を打ち付ける。
「あっ、はぁん、気持ちいいっ!気持ちいいっ!」
「ルエっ!くっ、また出る、あっ、あっ、ルエーーっ!」
ビクビクと腰を震わせてまた吐き出した。
ルエを少し休ませたいが身体がいうことを聞かない。気持ち良すぎて堪らないのだ。
「ルエ…。」
可愛くて愛しくてどうにかなりそうだ。
ルエは限界のようで気を失ってしまった。
「はあ、可愛い…ん、はぁ、あぁ。ごめん、やめられない。気持ちいいっ!」
動かないルエを抱きしめて腰を振る。意識はないがリチャードを離さないとでもいうようにルエの中がぎゅっとしがみついてくる。
「ん、はぁ、あ、あ、出る、出るっ!ルエ、ルエっ!」
腰をグイッと押し付けて奥に放つ。
「気持ちいい…。はぁ、ルエ…。」
その後、何度もルエの中に精を出し続けた。
「んっ…」
愛おしい匂いに包まれてリチャードは目を覚ます。
天使のような寝顔のルエが目に飛び込んできた。
「本当に可愛いなぁ、ルエ…。」
明け方まで愛し合って気を失うように寝た。時計を見ると既に昼近くだ。
もう少し寝かせてやろう。そう思ったがルエの可愛い寝顔を見ていると堪らなくなってくる。
ちゅっちゅっと鼻や目元にキスをする。
布団を少し捲るとリチャードが付けた跡だらけの身体が見えた。
「はあ、ルエ…。ダメだ。」
もうリチャードのペニスを勃ち上がり涎を垂らし、ルエを食べてしまいたいと言っている。
「ルエ…。可愛い、こんなにして…。」
ぷっくりと腫れた乳首に吸い付きちゅくちゅくと音を立てる。もう片方も指で摘んだり引っ掻いたりして可愛がった。
「うん、あ、あっ!リチャード様⁉︎」
「ん、ルエ、おはよう。ん、ん。」
「はぁん、あぁ!」
またフェロモンが広がる。ルエの顔はとろんと蕩けた。
「ルエ、可愛いよ。」
ずぶずぶと中に入っていく。先端を埋め込むとルエの中は吸い付いて中に引き込もうとする。
「あ、ルエ、ルエ、ダメだっ!出るっ!」
「あーーっ!」
ガクガクと腰を震わせながら射精する。
リチャードは気持ち良くて蕩けるような感覚に溺れていた。
「気持ちいいよ。ルエ、はぁ、すごい…。」
「あっ、もっと、あっ、ん、」
「奥だね?はぁ、いくよ?」
一気に奥まで押し込まれ、ばちゅばちゅと音を立てて突く。
「あーっ!イク、イク、あっ!はぁん!」
「ルエ!あーーっ!出る、出る、はぁーっ!」
何度も何度もルエの中に放つ。しかし全く萎えないのだ。
セックスばかりではなくぼーっとしたルエの世話もリチャードが全て行った。食事を食べさせたり、風呂に入れて歯を磨いたりと忙しなく動く。しかしそれが楽しくて仕方ない。
ルエの世話をして、セックスをして…。本当に幸せだと感じた。
「ルエ、ありがとう。本当に幸せだ。」
たっぷり愛し合ってまた気を失うように寝てしまったルエの身体を綺麗にし、その寝顔を眺めながらリチャードも眠りについた。
ルエが目を覚ますとまだ部屋の中は暗かった。ベッドサイドのランプの横の時計を見るとまだ真夜中だった。
「ここは…?」
天蓋に見覚えがある。ここはリチャードの部屋だ。
「あれ?」
ルエは服を着ていない。下着も着けていなかった。
ふと隣を見るとリチャードが眠っている。薄明かりでもはっきり分かった。
「え?どうして?」
リチャードも裸だ。ルエは混乱しながら記憶の糸を手繰る。
そうだ、リチャード様の部屋でお世話になっていて発情期が来た。あとは思いだせない。薬を飲まなかったせいで発情期の来る時期が狂い症状が強く出たのだ。
リチャード様を巻き込んでしまった!
ルエは恐怖で震えた。リチャードはオメガが嫌いなのにフェロモンでリチャードを誘惑してしまったのだ。
「ど、どうしよう。」
リチャードがディックだと分かって嬉しかった。ルエを許してくれたし、優しくしてもらった。それなのに…。
「でも、もう終わりだ…。ここには居られない。」
穏やかな顔で眠るリチャードを見つめた。
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