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The war without ends
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またレベルが上がったようだ。更に、驚くことにボロボロだった体が瞬時に回復し、折れていたと思われる肋骨辺りの痛みが消え去っていた。
「レベルアップすれば傷さえ治せるのか、本当にゲームみたいだ……」
そして、ステータスの確認を行う。
〔STATUS〕
薬袋 歩
LEVEL: 4
VITAL: 正常
HP : 20/20
MP : 20/20
ASKILL :
PSKILL : 邪悪耐性1
BLESSING :
「あまり変化があるようには見えないけど、確かに強くなった実感だけはある」
レベルを上げればもっと強くなるのだろうか、それならば生き残るために強くなるしかない。
少ない時間で三体のゴブリンと遭遇したのだ。外にはもっと居るのだろう。今この場所から動くのは危険なのではないだろうか。幸い、ここには食料も水もある。生きるには最適だろう。
「よし、この場所を拠点としてレベルを上げよう。まずは自分が生き残ることが目標だ」
レベルを上げるには敵を倒さなくてはならない。それには武器が必要だ。元ゴブリンが使っていた鉄骨は、破壊力は有るが相手との距離が近く攻撃を受けやすい。槍などの遠距離から攻撃できる武器が理想的だろう。しかし、そんなものコンビニに置いてあるはずがない。だが武器になりそうな物はある。包丁や鉄パイプを組合せて作れないだろうか。
「よし、やってみるか」
手元に鉄パイプとキッチンにあった小さめの包丁、そして瞬間接着剤と頑丈な石を用意する。
手順は簡単だ。まず包丁の柄に瞬間接着剤をこれでもかと塗り、鉄パイプに柄がすっぽりと納まる程度に差し込む。次に石で鉄パイプを包丁の柄の形にへこませれば完成だ。
「ふぅ、意外と簡単に出来た。強度的な問題が心配ではあるが、とにかく長さも確保出来たし戦いやすくはなった」
鉄パイプ自体の厚みは4ミリほどあり、それなりには頑丈ではある。だがあのゴブリンの攻撃の重さには耐え切れないだろう。
次にやるべき事は安全面の確保だ。出来れば自分が寝ている間の襲撃は避けたい。その為には何か出来ることはないだろうか。
「罠を作るか。獲物を狩るためのものではないが、これならば上手くいけば奇襲には気付けるかもしれない」
手元に50メートルあるナイロン製の紐二束と硝子の破片を沢山。そして、ガムテープを用意する。
これも手順は簡単だ。まず、コンビニの周囲に地面から30センチの高さで紐を張り巡らせる。そして、大凡三メートル間隔で硝子の破片を数個づつガムテープで紐に固定すれば完成だ。
あまり音は大きくは無いが、目論見通りカラカラと音がなった。
更に同じ様なものを唯一の出入り口にも設置する。此方には硝子程の量が無かった為使えなかった空き缶を使用した。
ガランガランと大きい音が鳴り、寝ていても気付けるだろう。
作業には二時間程掛かったが、幸いゴブリンの襲撃は無かった。あとはこの場所で生活しつつ、敵を待つだけだ。
∞
沈みかけの太陽と、今だに燃え尽きない火災で瓦礫の地平線が真っ赤に染まる頃、とうとうゴブリンがやってきた。それも三体同時にだ。
まだ距離があり、此方には気づいていないようだ。
どうやら身分差が有るらしく、尖った帽子を被り、杖を手にしたゴブリンが他の2体に指示を出している。
指示された二体のうち一体がその場に残り護衛に当たるようだ。そして、もう一体が周辺の偵察へと繰り出された。
偵察に出されたゴブリンは迷わず此方へとやってきた。
それもそのはず、形を残した建物はこのコンビニくらいしか無いからだ。
そして、コンビニの周囲に仕掛けた罠が、カラカラと音を鳴らす。自分は出入り口の物陰に隠れ、息を潜めてその時を待つ。
ガランガランと大きく音が鳴る。
入店して来たゴブリンに、すかさず自作の槍を突き刺す!
「グギィ!」
見事に脚に命中し、ゴブリンをうつ伏せに転倒させる事に成功する。
槍を引き抜き、次は腰椎ようついに突き刺す。
「グギッ」
これで下半身麻痺を起こし、完全に動きを阻害する。尤もっとも体の構造が人間と同じとは限らないが。
最期に首の総頸動脈そうけいどうみゃくに突き刺し、呼吸の停止と大量出血によりゴブリンは死んだ。
「ご来店有難う御座いましたっと」
奇襲が成功すれば意外と簡単に倒せる。あとの二体をどう倒すか考えよう。
「レベルアップすれば傷さえ治せるのか、本当にゲームみたいだ……」
そして、ステータスの確認を行う。
〔STATUS〕
薬袋 歩
LEVEL: 4
VITAL: 正常
HP : 20/20
MP : 20/20
ASKILL :
PSKILL : 邪悪耐性1
BLESSING :
「あまり変化があるようには見えないけど、確かに強くなった実感だけはある」
レベルを上げればもっと強くなるのだろうか、それならば生き残るために強くなるしかない。
少ない時間で三体のゴブリンと遭遇したのだ。外にはもっと居るのだろう。今この場所から動くのは危険なのではないだろうか。幸い、ここには食料も水もある。生きるには最適だろう。
「よし、この場所を拠点としてレベルを上げよう。まずは自分が生き残ることが目標だ」
レベルを上げるには敵を倒さなくてはならない。それには武器が必要だ。元ゴブリンが使っていた鉄骨は、破壊力は有るが相手との距離が近く攻撃を受けやすい。槍などの遠距離から攻撃できる武器が理想的だろう。しかし、そんなものコンビニに置いてあるはずがない。だが武器になりそうな物はある。包丁や鉄パイプを組合せて作れないだろうか。
「よし、やってみるか」
手元に鉄パイプとキッチンにあった小さめの包丁、そして瞬間接着剤と頑丈な石を用意する。
手順は簡単だ。まず包丁の柄に瞬間接着剤をこれでもかと塗り、鉄パイプに柄がすっぽりと納まる程度に差し込む。次に石で鉄パイプを包丁の柄の形にへこませれば完成だ。
「ふぅ、意外と簡単に出来た。強度的な問題が心配ではあるが、とにかく長さも確保出来たし戦いやすくはなった」
鉄パイプ自体の厚みは4ミリほどあり、それなりには頑丈ではある。だがあのゴブリンの攻撃の重さには耐え切れないだろう。
次にやるべき事は安全面の確保だ。出来れば自分が寝ている間の襲撃は避けたい。その為には何か出来ることはないだろうか。
「罠を作るか。獲物を狩るためのものではないが、これならば上手くいけば奇襲には気付けるかもしれない」
手元に50メートルあるナイロン製の紐二束と硝子の破片を沢山。そして、ガムテープを用意する。
これも手順は簡単だ。まず、コンビニの周囲に地面から30センチの高さで紐を張り巡らせる。そして、大凡三メートル間隔で硝子の破片を数個づつガムテープで紐に固定すれば完成だ。
あまり音は大きくは無いが、目論見通りカラカラと音がなった。
更に同じ様なものを唯一の出入り口にも設置する。此方には硝子程の量が無かった為使えなかった空き缶を使用した。
ガランガランと大きい音が鳴り、寝ていても気付けるだろう。
作業には二時間程掛かったが、幸いゴブリンの襲撃は無かった。あとはこの場所で生活しつつ、敵を待つだけだ。
∞
沈みかけの太陽と、今だに燃え尽きない火災で瓦礫の地平線が真っ赤に染まる頃、とうとうゴブリンがやってきた。それも三体同時にだ。
まだ距離があり、此方には気づいていないようだ。
どうやら身分差が有るらしく、尖った帽子を被り、杖を手にしたゴブリンが他の2体に指示を出している。
指示された二体のうち一体がその場に残り護衛に当たるようだ。そして、もう一体が周辺の偵察へと繰り出された。
偵察に出されたゴブリンは迷わず此方へとやってきた。
それもそのはず、形を残した建物はこのコンビニくらいしか無いからだ。
そして、コンビニの周囲に仕掛けた罠が、カラカラと音を鳴らす。自分は出入り口の物陰に隠れ、息を潜めてその時を待つ。
ガランガランと大きく音が鳴る。
入店して来たゴブリンに、すかさず自作の槍を突き刺す!
「グギィ!」
見事に脚に命中し、ゴブリンをうつ伏せに転倒させる事に成功する。
槍を引き抜き、次は腰椎ようついに突き刺す。
「グギッ」
これで下半身麻痺を起こし、完全に動きを阻害する。尤もっとも体の構造が人間と同じとは限らないが。
最期に首の総頸動脈そうけいどうみゃくに突き刺し、呼吸の停止と大量出血によりゴブリンは死んだ。
「ご来店有難う御座いましたっと」
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