ドラゴンに転生したけど、何しよう?

霧牙

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3話 謎の建物

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 ……目が覚めた。何かしないといけない気がする。なんでだろう?
 そうだ!木の実、食べに行こう!

 ー移動中ー

 そういえば、方向音痴が酷くなっているの忘れてた。またおかしなぐらいに時間がかかりまくった。私って忘れっぽいのレベルを超えている気がするけど、気のせいかな?まあ、実際は忘れまくりの域まで達していそう……。
 それでも、こんなのを他に見られていたら、思いっきり羞恥で死にそう…。
 まあ、そんな事はないでしょ。こんな所に人なんていないはずだし。てか、この世界に人間っているのかどうかも分からないからな~。どうなんだろう?
 とにかく、お腹が空いたから、今はそんな事より木の実をたべる!

 ー食事中ー

 ふー。お腹いっぱい!それにしても、私ってそれなりに体が大きいけど、そこまで食べていないんだよね。
 これが低燃費ってやつなのか!凄いねドラゴンって。どんな仕組みになっているんだろ?多分説明されても私にはわからないと思うけどね。
 戻るにも時間が凄くかかる事になるから、ここら辺の探索でもしてみようかな?でもな~。また迷子になりそう…。なんかマップみたいなのがあれば、いいのかもしれないけど、そんなものはないし、作ろうとしても私が迷子になるからできる気がしないし、どうすればいいんですか!!誰か、私に、マップモドキでもいいから、ください!
 ……こんな事思っていても、誰もくれるわけがないし、そもそもくれる相手が居ないから、どうしようもないね。はははは。……素直に戻ろう。時間をかけて。

 ー移動中ー

 ……!何か変なものがあった!気になるから、行ってみよう!
 へぇー。なんかの建物みたい。入り口みたいなところがあるけど、小さくて私は入れないな~。残念。もっと体が小さければ、良かったのに。
 まあいっか。ないものねだりしても仕方ないし。それじゃあ、もう戻ろう。此処にいても、何もならないし帰ろう。そう思ってこの建物から離れようとした時、何かが聞こえた気がした。私は首をかしげる。
 不思議に思って少し待ってみても、何も聞こえなかったので、私は羽ばたき始めて元の場所に向かって飛び始めた。

 ー移動中ー

 寄り道したせいで、前よりも時間がかかった気がする。面白そうな建物を見つけたから、そこまで苦ではなかったけどね。今度、暇だったら行ってみようかなと思ったけど、こっちに来てからほとんど暇だったから、明日も行く感じになりそう。
 さあ、明日は何をしようかな?そう、考えながら私は眠った。
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