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村人はどうやら当たりクラスのようで
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この世界は理不尽だ。
この世界には、産まれ持っての才能で全てが決まる。
それぞれが産まれると同時に神から与えられる、クラスによってその人が出来ることが限られる。
戦士だったり武闘家だったりのクラスには、いくら努力をしようと魔法を使えるようになる事は無い。
魔法の中にも、魔法(炎)だったり魔法(召喚)だったり、1つの属性の魔法しか使うことは出来ない。
更に、クラスごとにステータスの成長値も全然違う。
しかし、これだけを聞くと「そこまで理不尽じゃないだろ」と、思う人もいるだろう。
だが、この世界には当たりクラスと言われるクラスがある。
それが、「勇者」だ。
勇者の成長値は、全てにおいて他のクラスより高いと言われている。
故に、戦士よりも攻撃力や防御力が高く、更には光属性の魔法も使用できるというチートクラスだ。
それと同時にハズレクラスと呼ばれているものがある。
それが、「村人」だ。
村人には、何の特徴も無く、得意なこともない。
更に、スキルを覚えることも出来ない。
強いて言えば、職人になる人が多いクラスだ。
しかしそれも、村人に才能があるのではなく、冒険者になれないからそういう事をしてお金を稼ぐしか無いだけだ。
更に、村人の成長値は一般的なクラスの約半分程度。
普段は自分を村人にした神を恨むものが殆どだが、魔物に襲われれば後はそんな神に命乞いをする事しか出来ない。
そんな哀れなクラスだ。
今日もそんな村人の親子の命が失われようとしていた。
*
「とーちゃん!!」
「いいから早く逃げろ!」
「でも...」
村人の親子がゴブリンに襲われている。
父の方は見たところ商人か何かだろうか。
そうなのであればレベルは5にも達していないだろう。
証拠に父の剣を持った手は震えている。
このままだと確実に彼は死ぬ。
まぁ助けないという選択肢はないだろう。
俺はちょうどゴブリンが彼を殴ろうとしている所に土魔法で岩の壁を作る。
そして、攻撃を妨げられたゴブリンがこちらを向く。
こっちに走って向かってくるゴブリンに向かって火の球を放つ。
それが直撃すると同時にゴブリンの命が尽きる。
「あ...あなたは一体...?」
「ただの村人だよ」
そう言って俺はステータスを彼らに見せてそのまま目的地の街へと向かった。
◇◆◇◆◇◆◇村人の父視点◇◆◇◆◇◆◇
ちょうど息子と近くの街で物を売って、村に帰っている最中の出来事だった。
不運にも俺たちはゴブリンに遭遇してしまった。
ここらへんは滅多に魔物が出ないからと油断していた。
「とーちゃん!!」
どうにか息子だけは守ろうと前に出る。
「いいから早く逃げろ!」
「でも...」
息子を逃がそうとするが、逃げようとしない。
俺は護身用の剣を抜いて構える。
だが、俺は魔物との戦闘経験は0だ。
やはり手足が震える。
怖い。
そう思った時、ゴブリンがこちらに走ってくる。
そしてゴブリンが武器を振り上げる。
もうダメだ。
そう思って俺は咄嗟に目を瞑り、死を覚悟する。
.......
衝撃が来ない。
まさか殴られる前に失神してもうここはあの世か?
目を開ければそこは天国か?
そんなことを思いながら、目を開ける。
すると、目の前に岩の壁が出来ていた。
そしてすぐにその壁は崩れ落ちる。
その先には1人の平凡な男と、その男を睨むゴブリンがいた。
少しして俺は状況を飲み込む。
きっとこの男が土魔法で守ってくれたのだろう。
そしてゴブリンがその男に向かって走り出す。
それと同時に男はゴブリンに手を向ける。
そしてすぐに俺は目を疑う。
土魔法を使っていたはずなのに次は炎魔法を使ったからだ。
それもかなりの威力の。
魔法を2種類も使えるクラスなど聞いたこともない。
「あ...あなたは一体 ...?」
「ただの村人だよ」
そういってその男はステータスをこちらに見せる。
カルシア・ファルミス【村人】
Lv.427 age 19
HP:6209/6209 MP:4812/4822
STR(攻撃力) : 825 (+35)
DEF(防御力) : 742 (+15)
AGL(素早さ) : 258
INT (知能) : 635
【スキル】
なし
【特殊スキル】
なし
「......神はこんなところにいた。」
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「ほぇ......こっからでもデカいのが分かるな」
遠くに見えてきた街を見て、俺はそう呟く。
俺は小さな時に、親の部屋から魔術書をこっそり取ってきて諦めずに根気よく練習すれば魔法を使えることに気付いてから、死に物狂いでひたすら自分を鍛えていた。
村人のお前には無理、産まれてからずっと俺はそう言われてきた。
親にも、だ。
しかしそれは間違っていた。
この世界の最弱は村人。
確かにその通りだ。
攻撃や防御やHP面では戦闘クラスにすべて負けている。
魔法面では魔法クラスすべてに負けている。
更にスキルも持っていない。
村人は何にも特化していない。
それは事実だ。
だが、村人には何でもできた。
何にも特化していない代わりに、全てのクラスのスキルを"再現"する事が可能だった。
しかし、今まで誰もその事に気が付かなかった。
なぜか。それは、村人は戦えない。それがこの世界の常識であり、この世界での村人の在り方だった。
それはもはや、洗脳だった。
しかし、その中でも勿論魔法の習得を試みた村人も存在した。
そして、魔法を習得をした者もいるだろう。
だが、彼らは皆口を揃えてこう言っただろう。
こんなの使えねぇ。
そう、村人が魔法を習得したところで屁のような威力しか出せなかった。
彼らはその時点で諦めていた。
だが、魔法の威力はあげることが出来る。
村人の成長値は他のクラスの半分程度。
じゃあ、努力をすればいいだけだ。
確かに村人の成長値で戦士と同じ程度のステータスにするのはかなりの努力が必要だろう。
だが、村人にはステータス以上の強さが存在する。
たとえ、戦士の半分程度のステータスでも魔法を使いながら戦闘すれば断然村人の方が強いだろう。
つまり、村人はハズレなんかじゃなかった。
俺はむしろアタリだと思っている。
村人なら他のクラスが越えられない壁を努力で超えられる。
その事に気づいた俺はすぐに努力をしはじめた。
10歳の頃からひたすら魔物と戦い、暗くなってきたら魔力が枯渇するまでひたすら魔法を練習する。
この世界の冒険者平均レベル80の倍、160を目標に。
そんな日々を9年根気よく続けてきた。
結果、目標を大きく超えて427になっていた。
まぁ、そんな日々をずっと村でしていたわけで俺は街に来るの初めてだ。
興奮のあまり、少し早歩き気味になる。
--ガサガサ......
突然横の草むらから物音が聞こえ、咄嗟に手を向ける。
またもや魔物の登場か?
この世界には、産まれ持っての才能で全てが決まる。
それぞれが産まれると同時に神から与えられる、クラスによってその人が出来ることが限られる。
戦士だったり武闘家だったりのクラスには、いくら努力をしようと魔法を使えるようになる事は無い。
魔法の中にも、魔法(炎)だったり魔法(召喚)だったり、1つの属性の魔法しか使うことは出来ない。
更に、クラスごとにステータスの成長値も全然違う。
しかし、これだけを聞くと「そこまで理不尽じゃないだろ」と、思う人もいるだろう。
だが、この世界には当たりクラスと言われるクラスがある。
それが、「勇者」だ。
勇者の成長値は、全てにおいて他のクラスより高いと言われている。
故に、戦士よりも攻撃力や防御力が高く、更には光属性の魔法も使用できるというチートクラスだ。
それと同時にハズレクラスと呼ばれているものがある。
それが、「村人」だ。
村人には、何の特徴も無く、得意なこともない。
更に、スキルを覚えることも出来ない。
強いて言えば、職人になる人が多いクラスだ。
しかしそれも、村人に才能があるのではなく、冒険者になれないからそういう事をしてお金を稼ぐしか無いだけだ。
更に、村人の成長値は一般的なクラスの約半分程度。
普段は自分を村人にした神を恨むものが殆どだが、魔物に襲われれば後はそんな神に命乞いをする事しか出来ない。
そんな哀れなクラスだ。
今日もそんな村人の親子の命が失われようとしていた。
*
「とーちゃん!!」
「いいから早く逃げろ!」
「でも...」
村人の親子がゴブリンに襲われている。
父の方は見たところ商人か何かだろうか。
そうなのであればレベルは5にも達していないだろう。
証拠に父の剣を持った手は震えている。
このままだと確実に彼は死ぬ。
まぁ助けないという選択肢はないだろう。
俺はちょうどゴブリンが彼を殴ろうとしている所に土魔法で岩の壁を作る。
そして、攻撃を妨げられたゴブリンがこちらを向く。
こっちに走って向かってくるゴブリンに向かって火の球を放つ。
それが直撃すると同時にゴブリンの命が尽きる。
「あ...あなたは一体...?」
「ただの村人だよ」
そう言って俺はステータスを彼らに見せてそのまま目的地の街へと向かった。
◇◆◇◆◇◆◇村人の父視点◇◆◇◆◇◆◇
ちょうど息子と近くの街で物を売って、村に帰っている最中の出来事だった。
不運にも俺たちはゴブリンに遭遇してしまった。
ここらへんは滅多に魔物が出ないからと油断していた。
「とーちゃん!!」
どうにか息子だけは守ろうと前に出る。
「いいから早く逃げろ!」
「でも...」
息子を逃がそうとするが、逃げようとしない。
俺は護身用の剣を抜いて構える。
だが、俺は魔物との戦闘経験は0だ。
やはり手足が震える。
怖い。
そう思った時、ゴブリンがこちらに走ってくる。
そしてゴブリンが武器を振り上げる。
もうダメだ。
そう思って俺は咄嗟に目を瞑り、死を覚悟する。
.......
衝撃が来ない。
まさか殴られる前に失神してもうここはあの世か?
目を開ければそこは天国か?
そんなことを思いながら、目を開ける。
すると、目の前に岩の壁が出来ていた。
そしてすぐにその壁は崩れ落ちる。
その先には1人の平凡な男と、その男を睨むゴブリンがいた。
少しして俺は状況を飲み込む。
きっとこの男が土魔法で守ってくれたのだろう。
そしてゴブリンがその男に向かって走り出す。
それと同時に男はゴブリンに手を向ける。
そしてすぐに俺は目を疑う。
土魔法を使っていたはずなのに次は炎魔法を使ったからだ。
それもかなりの威力の。
魔法を2種類も使えるクラスなど聞いたこともない。
「あ...あなたは一体 ...?」
「ただの村人だよ」
そういってその男はステータスをこちらに見せる。
カルシア・ファルミス【村人】
Lv.427 age 19
HP:6209/6209 MP:4812/4822
STR(攻撃力) : 825 (+35)
DEF(防御力) : 742 (+15)
AGL(素早さ) : 258
INT (知能) : 635
【スキル】
なし
【特殊スキル】
なし
「......神はこんなところにいた。」
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「ほぇ......こっからでもデカいのが分かるな」
遠くに見えてきた街を見て、俺はそう呟く。
俺は小さな時に、親の部屋から魔術書をこっそり取ってきて諦めずに根気よく練習すれば魔法を使えることに気付いてから、死に物狂いでひたすら自分を鍛えていた。
村人のお前には無理、産まれてからずっと俺はそう言われてきた。
親にも、だ。
しかしそれは間違っていた。
この世界の最弱は村人。
確かにその通りだ。
攻撃や防御やHP面では戦闘クラスにすべて負けている。
魔法面では魔法クラスすべてに負けている。
更にスキルも持っていない。
村人は何にも特化していない。
それは事実だ。
だが、村人には何でもできた。
何にも特化していない代わりに、全てのクラスのスキルを"再現"する事が可能だった。
しかし、今まで誰もその事に気が付かなかった。
なぜか。それは、村人は戦えない。それがこの世界の常識であり、この世界での村人の在り方だった。
それはもはや、洗脳だった。
しかし、その中でも勿論魔法の習得を試みた村人も存在した。
そして、魔法を習得をした者もいるだろう。
だが、彼らは皆口を揃えてこう言っただろう。
こんなの使えねぇ。
そう、村人が魔法を習得したところで屁のような威力しか出せなかった。
彼らはその時点で諦めていた。
だが、魔法の威力はあげることが出来る。
村人の成長値は他のクラスの半分程度。
じゃあ、努力をすればいいだけだ。
確かに村人の成長値で戦士と同じ程度のステータスにするのはかなりの努力が必要だろう。
だが、村人にはステータス以上の強さが存在する。
たとえ、戦士の半分程度のステータスでも魔法を使いながら戦闘すれば断然村人の方が強いだろう。
つまり、村人はハズレなんかじゃなかった。
俺はむしろアタリだと思っている。
村人なら他のクラスが越えられない壁を努力で超えられる。
その事に気づいた俺はすぐに努力をしはじめた。
10歳の頃からひたすら魔物と戦い、暗くなってきたら魔力が枯渇するまでひたすら魔法を練習する。
この世界の冒険者平均レベル80の倍、160を目標に。
そんな日々を9年根気よく続けてきた。
結果、目標を大きく超えて427になっていた。
まぁ、そんな日々をずっと村でしていたわけで俺は街に来るの初めてだ。
興奮のあまり、少し早歩き気味になる。
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