2 / 3
ようじょ を なかまに した!!
しおりを挟む
物音のした方をじっと見る。
攻撃準備は万端だ。
しかし、そこから出てきたのはだいたい......12歳くらいだろうか。
頭に2つの小さな角を持った少女だった。
魔族の迷子といったところか。
「どうした?」
「分からない」
分からないと言われても分からないのはこっちだろう。
「君の親は?」
「分からない」
「名前は?」
「分からない」
「家は?」
「分からない」
何を聞いても返事は 分からない 。
どうしたものか...
「ステータス提示してくれないか?」
「分からない」
「......ステータスを見せようと念じてくれ」
その魔族の少女はぎゅっと強く目を瞑り、必死に念じている。
そんなに強く念じなくてもいいのに......。
そんな事を思っていると、彼女の前にステータスが現れる。
????????? 【魔族】
Lv.13 age 16
HP:68/82 MP:142/142
STR(攻撃力) : 23
DEF(防御力) : 18
AGL(素早さ) : 21
INT (知能) : 8
【スキル】
闇魔法 Lv.2
【特殊スキル】
???????? Lv.Max
状態異常 : 記憶喪失
名前が??で表示されている。
他にも特殊スキルも??で表示されているが、Lv.Maxとは驚いた......。
それよりも俺が驚いたのは、年齢だ。
これで......16歳?
その見た目は完全に16歳の物では無かった。
それにしても魔族にしてはかなり低めのステータスだった。
しかし、それは記憶喪失の状態異常がステータスを少し下げている可能性もある。
まぁどちらにしろ、このまま放っておけば魔物に食い殺されるか、魔族を嫌う者に殺されるか、どっかの性犯罪者に売りさばかれるかのどれかだろう。
--魔族の少女 が なかまになりたそうに こちらを みている!!
どうせ1人の旅も少々心細いし連れて行ってみるか。
俺はその魔族の少女を連れて街に向かうことにした。
--やった!!魔族の少女 が なかまに なった!!
テレレレーン
頭の中で効果音がなる。
無論、実際に鳴っているのでは無く、気分的に効果音が欲しかったから自分で付けただけだ。
「そういえばなんて呼べばいい?」
「さっき会った人達はみんな"まぞく"って呼んでた」
それ種族名ですやん......。
流石に種族名で呼ぶわけにもいかないので名前を付けることにした。
「シェリビア...とかどうだ?」
「せりびあ......いい名前」
「違う。シェリビアだ」
「せりびあ」
「シェリビアだ」
「せりびあ」
「セリビアだ」
「せりびあ」
おっと......どうやらこやつは洗脳の力を持っているらしい。
...とまぁ、冗談はさておき、"シェ"が言えず"セ"になるらしい。
これはセリビアにするべきか。
まぁ、シェリビアにこだわりがある訳でもないのでそれでいいか。
「よし、セリビア。行くぞ。」
「ん......」
シェリビア......いや、セリビアの手を引いて街の方へ再び歩き始める。
俺は、街でどんな食べ物を食べようか。そんな事をずっと考えながら歩いていた。
まさか、お金を途中で落としているとも知らずに。
攻撃準備は万端だ。
しかし、そこから出てきたのはだいたい......12歳くらいだろうか。
頭に2つの小さな角を持った少女だった。
魔族の迷子といったところか。
「どうした?」
「分からない」
分からないと言われても分からないのはこっちだろう。
「君の親は?」
「分からない」
「名前は?」
「分からない」
「家は?」
「分からない」
何を聞いても返事は 分からない 。
どうしたものか...
「ステータス提示してくれないか?」
「分からない」
「......ステータスを見せようと念じてくれ」
その魔族の少女はぎゅっと強く目を瞑り、必死に念じている。
そんなに強く念じなくてもいいのに......。
そんな事を思っていると、彼女の前にステータスが現れる。
????????? 【魔族】
Lv.13 age 16
HP:68/82 MP:142/142
STR(攻撃力) : 23
DEF(防御力) : 18
AGL(素早さ) : 21
INT (知能) : 8
【スキル】
闇魔法 Lv.2
【特殊スキル】
???????? Lv.Max
状態異常 : 記憶喪失
名前が??で表示されている。
他にも特殊スキルも??で表示されているが、Lv.Maxとは驚いた......。
それよりも俺が驚いたのは、年齢だ。
これで......16歳?
その見た目は完全に16歳の物では無かった。
それにしても魔族にしてはかなり低めのステータスだった。
しかし、それは記憶喪失の状態異常がステータスを少し下げている可能性もある。
まぁどちらにしろ、このまま放っておけば魔物に食い殺されるか、魔族を嫌う者に殺されるか、どっかの性犯罪者に売りさばかれるかのどれかだろう。
--魔族の少女 が なかまになりたそうに こちらを みている!!
どうせ1人の旅も少々心細いし連れて行ってみるか。
俺はその魔族の少女を連れて街に向かうことにした。
--やった!!魔族の少女 が なかまに なった!!
テレレレーン
頭の中で効果音がなる。
無論、実際に鳴っているのでは無く、気分的に効果音が欲しかったから自分で付けただけだ。
「そういえばなんて呼べばいい?」
「さっき会った人達はみんな"まぞく"って呼んでた」
それ種族名ですやん......。
流石に種族名で呼ぶわけにもいかないので名前を付けることにした。
「シェリビア...とかどうだ?」
「せりびあ......いい名前」
「違う。シェリビアだ」
「せりびあ」
「シェリビアだ」
「せりびあ」
「セリビアだ」
「せりびあ」
おっと......どうやらこやつは洗脳の力を持っているらしい。
...とまぁ、冗談はさておき、"シェ"が言えず"セ"になるらしい。
これはセリビアにするべきか。
まぁ、シェリビアにこだわりがある訳でもないのでそれでいいか。
「よし、セリビア。行くぞ。」
「ん......」
シェリビア......いや、セリビアの手を引いて街の方へ再び歩き始める。
俺は、街でどんな食べ物を食べようか。そんな事をずっと考えながら歩いていた。
まさか、お金を途中で落としているとも知らずに。
0
あなたにおすすめの小説
レベルが上がらずパーティから捨てられましたが、実は成長曲線が「勇者」でした
桐山じゃろ
ファンタジー
同い年の幼馴染で作ったパーティの中で、ラウトだけがレベル10から上がらなくなってしまった。パーティリーダーのセルパンはラウトに頼り切っている現状に気づかないまま、レベルが低いという理由だけでラウトをパーティから追放する。しかしその後、仲間のひとりはラウトについてきてくれたし、弱い魔物を倒しただけでレベルが上がり始めた。やがてラウトは精霊に寵愛されし最強の勇者となる。一方でラウトを捨てた元仲間たちは自業自得によるざまぁに遭ったりします。※小説家になろう、カクヨムにも同じものを公開しています。
異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。
もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。
異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。
ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。
残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、
同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、
追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、
清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……
僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた
黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。
その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。
曖昧なのには理由があった。
『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。
どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。
※小説家になろうにも随時転載中。
レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。
それでも皆はレンが勇者だと思っていた。
突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。
はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。
ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。
※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。
世界最強の賢者、勇者パーティーを追放される~いまさら帰ってこいと言われてももう遅い俺は拾ってくれた最強のお姫様と幸せに過ごす~
aoi
ファンタジー
「なぁ、マギそろそろこのパーティーを抜けてくれないか?」
勇者パーティーに勤めて数年、いきなりパーティーを戦闘ができずに女に守られてばかりだからと追放された賢者マギ。王都で新しい仕事を探すにも勇者パーティーが邪魔をして見つからない。そんな時、とある国のお姫様がマギに声をかけてきて......?
お姫様の為に全力を尽くす賢者マギが無双する!?
防御力を下げる魔法しか使えなかった俺は勇者パーティから追放されたけど俺の魔法に強制脱衣の追加効果が発現したので世界中で畏怖の対象になりました
かにくくり
ファンタジー
魔法使いクサナギは国王の命により勇者パーティの一員として魔獣討伐の任務を続けていた。
しかし相手の防御力を下げる魔法しか使う事ができないクサナギは仲間達からお荷物扱いをされてパーティから追放されてしまう。
しかし勇者達は今までクサナギの魔法で魔物の防御力が下がっていたおかげで楽に戦えていたという事実に全く気付いていなかった。
勇者パーティが没落していく中、クサナギは追放された地で彼の本当の力を知る新たな仲間を加えて一大勢力を築いていく。
そして防御力を下げるだけだったクサナギの魔法はいつしか次のステップに進化していた。
相手の身に着けている物を強制的に剥ぎ取るという究極の魔法を習得したクサナギの前に立ち向かえる者は誰ひとりいなかった。
※小説家になろうにも掲載しています。
異世界に召喚されたが勇者ではなかったために放り出された夫婦は拾った赤ちゃんを守り育てる。そして3人の孤児を弟子にする。
お小遣い月3万
ファンタジー
異世界に召喚された夫婦。だけど2人は勇者の資質を持っていなかった。ステータス画面を出現させることはできなかったのだ。ステータス画面が出現できない2人はレベルが上がらなかった。
夫の淳は初級魔法は使えるけど、それ以上の魔法は使えなかった。
妻の美子は魔法すら使えなかった。だけど、のちにユニークスキルを持っていることがわかる。彼女が作った料理を食べるとHPが回復するというユニークスキルである。
勇者になれなかった夫婦は城から放り出され、見知らぬ土地である異世界で暮らし始めた。
ある日、妻は川に洗濯に、夫はゴブリンの討伐に森に出かけた。
夫は竹のような植物が光っているのを見つける。光の正体を確認するために植物を切ると、そこに現れたのは赤ちゃんだった。
夫婦は赤ちゃんを育てることになった。赤ちゃんは女の子だった。
その子を大切に育てる。
女の子が5歳の時に、彼女がステータス画面を発現させることができるのに気づいてしまう。
2人は王様に子どもが奪われないようにステータス画面が発現することを隠した。
だけど子どもはどんどんと強くなって行く。
大切な我が子が魔王討伐に向かうまでの物語。世界で一番大切なモノを守るために夫婦は奮闘する。世界で一番愛しているモノの幸せのために夫婦は奮闘する。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
治療院の聖者様 ~パーティーを追放されたけど、俺は治療院の仕事で忙しいので今さら戻ってこいと言われてももう遅いです~
大山 たろう
ファンタジー
「ロード、君はこのパーティーに相応しくない」
唐突に主人公:ロードはパーティーを追放された。
そして生計を立てるために、ロードは治療院で働くことになった。
「なんで無詠唱でそれだけの回復ができるの!」
「これぐらいできないと怒鳴られましたから......」
一方、ロードが追放されたパーティーは、だんだんと崩壊していくのだった。
これは、一人の少年が幸せを送り、幸せを探す話である。
※小説家になろう様でも連載しております。
2021/02/12日、完結しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる