21 / 41
第20話 あなたに恋をしたのです
しおりを挟む
「――さあ、どうぞわたくしを殺してくださいませ」
涙で膜を張ったような視界に、目を見開いたレイが映る。
「な、にを。何を、仰るのですか」
「転移魔術も周囲から見えなくなる魔術も、殺すのにうってつけではありませんか」
「俺は、その為に来たのではありません!」
レイは声を荒げる。初めて俺というのを聞いた。
「ですが、あなたはいつかわたくしを殺さなければなりません——そうでしょう?」
「それは......ですが!」
「大丈夫です。分かっております。公爵夫妻に頼まれたのでしょう?」
レイは目を見開いた。
「――その、傷は、やはり」
アイリスは微笑んで答えなかった。
「グランヴィルに逆らって生きていくことなど、もはや王にも出来ぬこと。ヴィノグラードがお取り潰しにされるのはお嫌でしょう。私も、あなたが死ぬのを見るのは嫌です」
レイは答えない。震える手はアイリスの手に掴まれたまま、黒の瞳がアイリスを凝視している。
「いずれ潰える命です。あなたに殺されるなら、何も惜しくない」
あぁ、けれど。レイからの箱を、まだ開けていない。先に見ておけばよかった。
「――貴女は、死んでも構わないと言うのですか」
「はい」
「なにも、悔いはないと?」
「――はい」
もう、十分だ。
手紙が来るのを指折り数えて待つ楽しさも、心弾むダンスを踊ることの喜びも、自分の為だけの贈り物をもらう嬉しさも、共に街を歩く気恥ずかしさも——誰かを想う気持ちも。
あなたにすべて、もらったのだから。
「あなたと過ごした日々が、私の生きた意味でした。あなたが隣にいてくれた時間が、私の幸福でした」
何も返せていないことは重々承知だから、どうか、最期に祈りたい。
「どうか、あなたの進む道が、これからも幸せに溢れていますように」
どうかこれ以上あなたを愛する前に、私の命を絶ってほしい。
これ以上の幸福には、耐えられそうにないから。
「お断りいたします」
「......はい?」
アイリスは首を傾げた。今、拒絶の言葉が聞こえた気がする。気のせいだろうか。
「何の為に俺が、身を粉にして働いたと思っておられるのですか」
「......立太子式に即位式に、色々ございますし、サザーランドの家業がお忙しく」
「貴女と生きるためです」
「......ぇ?」
レイはアイリスの手を両手で包んだ。アイリスのものよりも一回り大きく、温かな手だ。
「正直に言って、あなたの隣に並ぶには、俺の地位は足りません」
サザーランド家の家業を知る者は、王家と三公爵家に限られる。表向きは、古く歴史ある家、そこそこ肥沃な土地を賜る侯爵家だ。14ある侯爵家の内、その地位は、8、9番目といったところか。
「あなたの身分であれば、公爵家や他国の王子を婿に迎える方が自然だ。この魔術の才がなければ、公爵領に魔石鉱山がなければ、俺は候補にすらならなかったでしょう」
「そう、ですね」
間違いない。二つ名の魔術師の権力とグランヴィル領の特産品たる魔石。レイが選ばれたのはその関係が第一。サザーランドの諜報・暗殺能力は次点だ。
「いつだったか、あなたは俺の隣に並ぶ、と手紙に書かれておられましたけど、俺はずっと、あなたの隣を守ろうと必死でした」
「......そんなことをお考えだとは、存じませんでした」
何故。いつか殺すと、分かっていただろうに。何故、そんなことを。
「俺が公爵に依頼されたのは、2年前の春です。あなたのことは......失礼ながら、3年ほど前に別の依頼で調査をしたことがあり、一方的に存じておりました」
「そうでしたか」
婚約をする1年前。アイリスは11の年。彼はなにを思ったのだろう。忌まわしき色彩を持つ、幼い娘を見て。
「失礼を承知で申し上げますと——俺は、あなたを気味悪く思いました。一週間ほど張り付いていましたが、あなたは一度も微笑まず、誰とも話さず、機械のように規則正しく一日を過ごしておられた」
「......気味悪く思うのも、当然かと。私の生活は——人間味がない」
「......ええ。こんな人がいるのかと感じたことを覚えています」
それから1年後、とレイは呟く。
「公爵からお声がかかったときは、驚きました」
「そうでしょうね」
娘の婚約と同時に殺しの依頼をするなど、正気の沙汰ではない。
「ですが、依頼は依頼です。時期を定められていなかったので、あなたが成人する一年前を目標にしていました」
「――確実に、王太子殿下が地盤を固めるまで、けれどわたくしが公爵位を継ぐ前を狙った、ということですね」
はい、とレイは頷く。
「前にも申し上げた通り、俺は何度も依頼を受けていました。なので、たとえ婚約者という間柄であろうと、躊躇いなく依頼を遂行と思っていました。すぐに無理だと分かりましたが」
「なぜです」
「あなたに恋をしたからです」
アイリスは目を見開いた。軽く開いた口から、言葉が零れ落ちる。
「嘘」
「人生初の精一杯の告白を嘘と断じないでいただきたい」
「だって.......だって、私は」
誰にも愛されたことがないのに。
「では俺が初めてあなたを愛した人になりますでしょうか。光栄です」
「な......なぜ。私は、愛されるような人間ではありません」
「覚えていないと思いますが——あなたは初めての顔合わせの時に、笑ったのです」
「え?」
アイリスは記憶を探る——笑った、だろうか。
「急ぎの仕事を終えたばかりでしたが、疲れを見せるつもりはなかった。けれど、あなたは自己紹介をした後に——あなたも、大変ですね、と。そう呟いて、小さく笑った」
頭を殴られたような衝撃でした、とレイは言う。
「あなたはこんな顔で笑うのだ、と」
「......それだけ、ですか?」
「はい。あなたの笑顔を見たいと思いました」
「それだけの、為に.....?」
祝祭の日、青い薔薇、魔道具。すべての日の根源が、まさかその為にあったと言うのか。
「白い髪が木漏れ日を浴びて、金色に光ること。笑った時に、ルビーを思わせる瞳が細まること。目を見開くと、あどけない表情になること。貴族たちに臆せず立ち向かうところ。嬉しい時に、はにかむように口角を上げること——あなたにとってはそれだけのことでも、俺にとっては意味があったんです」
「い、や」
それ以上は、聞いていられない。壊れてしまう。
「あなたは、アルビノを物珍しく思っているだけ。決して、私に恋などしていません。ただ、愛玩動物を眺めているようなものです」
「いいえ。アイリス、俺はあなたを愛しています。この世の何よりも」
「いや」
アイリスは頭を振った。
そんなはずはない。レイが私を愛しているはずがない。
そんなことは、あってはならない。
「いいえ、いいえ、違います。あなたが私を愛するなんて、そんなわけはありません」
「あなたがいくら拒絶しようとも、この気持ちは変わりません」
「いいえ、あなたは錯覚しているだけです。或いは催眠術をかけられてい——」
言葉は紡ぎ終える前に飲み込まれた。アイリスは目を見開く。
初めて触れた唇は柔らかい。至近距離でアイリスを見つめる黒い瞳から、目が離せない。
果たしてどのくらいの時間が経ったのか。数秒だった気もするし、数分だったような気もする。ようやく解放され喘ぐ唇を、レイは指でなぞった。
「俺の気持ちを疑うのは、それくらいにしてください。思いの外、俺の心は繊細だったようですので」
それと、魔術師に催眠術など効きませんよ、とレイは言う。
「いや.......いやです、いや。愛さないで。私を愛してはいけません」
アイリスは子供のように頑是なく呟いた。瞳から涙が零れ落ちた。
「初めから、ないと分かっていたから、耐えられたのに。あなたが私を愛したら、私がそれを受け入れてしまったら、私は生きていけない」
レイは目を見開く。
「片恋だから耐えられたのに。返ってこないと知っているから、愛せたのに」
唇が震えた。薄い膜の向こうの人影が揺らぐ。
「――あなたを愛し、あなたに愛される。そんな幸せな世界で、私は息ができない」
涙で膜を張ったような視界に、目を見開いたレイが映る。
「な、にを。何を、仰るのですか」
「転移魔術も周囲から見えなくなる魔術も、殺すのにうってつけではありませんか」
「俺は、その為に来たのではありません!」
レイは声を荒げる。初めて俺というのを聞いた。
「ですが、あなたはいつかわたくしを殺さなければなりません——そうでしょう?」
「それは......ですが!」
「大丈夫です。分かっております。公爵夫妻に頼まれたのでしょう?」
レイは目を見開いた。
「――その、傷は、やはり」
アイリスは微笑んで答えなかった。
「グランヴィルに逆らって生きていくことなど、もはや王にも出来ぬこと。ヴィノグラードがお取り潰しにされるのはお嫌でしょう。私も、あなたが死ぬのを見るのは嫌です」
レイは答えない。震える手はアイリスの手に掴まれたまま、黒の瞳がアイリスを凝視している。
「いずれ潰える命です。あなたに殺されるなら、何も惜しくない」
あぁ、けれど。レイからの箱を、まだ開けていない。先に見ておけばよかった。
「――貴女は、死んでも構わないと言うのですか」
「はい」
「なにも、悔いはないと?」
「――はい」
もう、十分だ。
手紙が来るのを指折り数えて待つ楽しさも、心弾むダンスを踊ることの喜びも、自分の為だけの贈り物をもらう嬉しさも、共に街を歩く気恥ずかしさも——誰かを想う気持ちも。
あなたにすべて、もらったのだから。
「あなたと過ごした日々が、私の生きた意味でした。あなたが隣にいてくれた時間が、私の幸福でした」
何も返せていないことは重々承知だから、どうか、最期に祈りたい。
「どうか、あなたの進む道が、これからも幸せに溢れていますように」
どうかこれ以上あなたを愛する前に、私の命を絶ってほしい。
これ以上の幸福には、耐えられそうにないから。
「お断りいたします」
「......はい?」
アイリスは首を傾げた。今、拒絶の言葉が聞こえた気がする。気のせいだろうか。
「何の為に俺が、身を粉にして働いたと思っておられるのですか」
「......立太子式に即位式に、色々ございますし、サザーランドの家業がお忙しく」
「貴女と生きるためです」
「......ぇ?」
レイはアイリスの手を両手で包んだ。アイリスのものよりも一回り大きく、温かな手だ。
「正直に言って、あなたの隣に並ぶには、俺の地位は足りません」
サザーランド家の家業を知る者は、王家と三公爵家に限られる。表向きは、古く歴史ある家、そこそこ肥沃な土地を賜る侯爵家だ。14ある侯爵家の内、その地位は、8、9番目といったところか。
「あなたの身分であれば、公爵家や他国の王子を婿に迎える方が自然だ。この魔術の才がなければ、公爵領に魔石鉱山がなければ、俺は候補にすらならなかったでしょう」
「そう、ですね」
間違いない。二つ名の魔術師の権力とグランヴィル領の特産品たる魔石。レイが選ばれたのはその関係が第一。サザーランドの諜報・暗殺能力は次点だ。
「いつだったか、あなたは俺の隣に並ぶ、と手紙に書かれておられましたけど、俺はずっと、あなたの隣を守ろうと必死でした」
「......そんなことをお考えだとは、存じませんでした」
何故。いつか殺すと、分かっていただろうに。何故、そんなことを。
「俺が公爵に依頼されたのは、2年前の春です。あなたのことは......失礼ながら、3年ほど前に別の依頼で調査をしたことがあり、一方的に存じておりました」
「そうでしたか」
婚約をする1年前。アイリスは11の年。彼はなにを思ったのだろう。忌まわしき色彩を持つ、幼い娘を見て。
「失礼を承知で申し上げますと——俺は、あなたを気味悪く思いました。一週間ほど張り付いていましたが、あなたは一度も微笑まず、誰とも話さず、機械のように規則正しく一日を過ごしておられた」
「......気味悪く思うのも、当然かと。私の生活は——人間味がない」
「......ええ。こんな人がいるのかと感じたことを覚えています」
それから1年後、とレイは呟く。
「公爵からお声がかかったときは、驚きました」
「そうでしょうね」
娘の婚約と同時に殺しの依頼をするなど、正気の沙汰ではない。
「ですが、依頼は依頼です。時期を定められていなかったので、あなたが成人する一年前を目標にしていました」
「――確実に、王太子殿下が地盤を固めるまで、けれどわたくしが公爵位を継ぐ前を狙った、ということですね」
はい、とレイは頷く。
「前にも申し上げた通り、俺は何度も依頼を受けていました。なので、たとえ婚約者という間柄であろうと、躊躇いなく依頼を遂行と思っていました。すぐに無理だと分かりましたが」
「なぜです」
「あなたに恋をしたからです」
アイリスは目を見開いた。軽く開いた口から、言葉が零れ落ちる。
「嘘」
「人生初の精一杯の告白を嘘と断じないでいただきたい」
「だって.......だって、私は」
誰にも愛されたことがないのに。
「では俺が初めてあなたを愛した人になりますでしょうか。光栄です」
「な......なぜ。私は、愛されるような人間ではありません」
「覚えていないと思いますが——あなたは初めての顔合わせの時に、笑ったのです」
「え?」
アイリスは記憶を探る——笑った、だろうか。
「急ぎの仕事を終えたばかりでしたが、疲れを見せるつもりはなかった。けれど、あなたは自己紹介をした後に——あなたも、大変ですね、と。そう呟いて、小さく笑った」
頭を殴られたような衝撃でした、とレイは言う。
「あなたはこんな顔で笑うのだ、と」
「......それだけ、ですか?」
「はい。あなたの笑顔を見たいと思いました」
「それだけの、為に.....?」
祝祭の日、青い薔薇、魔道具。すべての日の根源が、まさかその為にあったと言うのか。
「白い髪が木漏れ日を浴びて、金色に光ること。笑った時に、ルビーを思わせる瞳が細まること。目を見開くと、あどけない表情になること。貴族たちに臆せず立ち向かうところ。嬉しい時に、はにかむように口角を上げること——あなたにとってはそれだけのことでも、俺にとっては意味があったんです」
「い、や」
それ以上は、聞いていられない。壊れてしまう。
「あなたは、アルビノを物珍しく思っているだけ。決して、私に恋などしていません。ただ、愛玩動物を眺めているようなものです」
「いいえ。アイリス、俺はあなたを愛しています。この世の何よりも」
「いや」
アイリスは頭を振った。
そんなはずはない。レイが私を愛しているはずがない。
そんなことは、あってはならない。
「いいえ、いいえ、違います。あなたが私を愛するなんて、そんなわけはありません」
「あなたがいくら拒絶しようとも、この気持ちは変わりません」
「いいえ、あなたは錯覚しているだけです。或いは催眠術をかけられてい——」
言葉は紡ぎ終える前に飲み込まれた。アイリスは目を見開く。
初めて触れた唇は柔らかい。至近距離でアイリスを見つめる黒い瞳から、目が離せない。
果たしてどのくらいの時間が経ったのか。数秒だった気もするし、数分だったような気もする。ようやく解放され喘ぐ唇を、レイは指でなぞった。
「俺の気持ちを疑うのは、それくらいにしてください。思いの外、俺の心は繊細だったようですので」
それと、魔術師に催眠術など効きませんよ、とレイは言う。
「いや.......いやです、いや。愛さないで。私を愛してはいけません」
アイリスは子供のように頑是なく呟いた。瞳から涙が零れ落ちた。
「初めから、ないと分かっていたから、耐えられたのに。あなたが私を愛したら、私がそれを受け入れてしまったら、私は生きていけない」
レイは目を見開く。
「片恋だから耐えられたのに。返ってこないと知っているから、愛せたのに」
唇が震えた。薄い膜の向こうの人影が揺らぐ。
「――あなたを愛し、あなたに愛される。そんな幸せな世界で、私は息ができない」
4
あなたにおすすめの小説
雪解けの白い結婚 〜触れることもないし触れないでほしい……からの純愛!?〜
川奈あさ
恋愛
セレンは前世で夫と友人から酷い裏切りを受けたレスられ・不倫サレ妻だった。
前世の深い傷は、転生先の心にも残ったまま。
恋人も友人も一人もいないけれど、大好きな魔法具の開発をしながらそれなりに楽しい仕事人生を送っていたセレンは、祖父のために結婚相手を探すことになる。
だけど凍り付いた表情は、舞踏会で恐れられるだけで……。
そんな時に出会った壁の花仲間かつ高嶺の花でもあるレインに契約結婚を持ちかけられる。
「私は貴女に触れることもないし、私にも触れないでほしい」
レインの条件はひとつ、触らないこと、触ることを求めないこと。
実はレインは女性に触れられると、身体にひどいアレルギー症状が出てしまうのだった。
女性アレルギーのスノープリンス侯爵 × 誰かを愛することが怖いブリザード令嬢。
過去に深い傷を抱えて、人を愛することが怖い。
二人がゆっくり夫婦になっていくお話です。
捨てた騎士と拾った魔術師
吉野屋
恋愛
貴族の庶子であるミリアムは、前世持ちである。冷遇されていたが政略でおっさん貴族の後妻落ちになる事を懸念して逃げ出した。実家では隠していたが、魔力にギフトと生活能力はあるので、王都に行き暮らす。優しくて美しい夫も出来て幸せな生活をしていたが、夫の兄の死で伯爵家を継いだ夫に捨てられてしまう。その後、王都に来る前に出会った男(その時は鳥だった)に再会して国を左右する陰謀に巻き込まれていく。
白い結婚のはずが、旦那様の溺愛が止まりません!――冷徹領主と政略令嬢の甘すぎる夫婦生活
しおしお
恋愛
政略結婚の末、侯爵家から「価値がない」と切り捨てられた令嬢リオラ。
新しい夫となったのは、噂で“冷徹”と囁かれる辺境領主ラディス。
二人は互いの自由のため――**干渉しない“白い結婚”**を結ぶことに。
ところが。
◆市場に行けばついてくる
◆荷物は全部持ちたがる
◆雨の日は仕事を早退して帰ってくる
◆ちょっと笑うだけで顔が真っ赤になる
……どう見ても、干渉しまくり。
「旦那様、これは白い結婚のはずでは……?」
「……君のことを、放っておけない」
距離はゆっくり縮まり、
優しすぎる態度にリオラの心も揺れ始める。
そんな時、彼女を利用しようと実家が再び手を伸ばす。
“冷徹”と呼ばれた旦那様の怒りが静かに燃え――
「二度と妻を侮辱するな」
守られ、支え合い、やがて惹かれ合う二人の想いは、
いつしか“形だけの夫婦”を超えていく。
銀色の恋は幻 〜あなたは愛してはいけない人〜
月(ユエ)/久瀬まりか
恋愛
森に薬草を採りに出掛けた幼い兄妹が出会った美しい少年王。王の森に勝手に入ったと咎められ、兄は殺されてしまう。そのショックで記憶を失った妹スイランは町の商人ガクに拾われリンファと名付けられる。
やがて美しく成長したリンファは後宮で働くことになる。後宮入りする前日、森で出会った見知らぬ青年と恋に落ちるのだが、名前も知らぬままその場を離れた。そして後宮で働くこと数ヶ月、観月祭に現れた王はあの時の青年だった!
王の妃となり幸せな日々を過ごすリンファ。だがその日々は長く続かなかった
……。
異世界の中華です。後宮の設定などはふんわりゆるゆるですので、ご了承ください。
婚約破棄されたのでファンシーショップ始めました。 ― 元婚約者が、お人形さんを側室にしようとして大恥をかきました ―
鷹 綾
恋愛
隣国の王子から「政略的にも個人的にも魅力を感じない」と婚約破棄された、ファンタジア王国第三女王タナー。
泣きも怒りもせず、彼女が考えたのは――「いつか王宮の庇護がなくなっても困らない生き方」だった。
まだ八歳。
それでも先を見据え、タナーは王都の片隅で小さなファンシーショップを開くことを決意する。
並ぶのは、かわいい雑貨。
そして、かわいい魔法の雑貨。
お茶を淹れてくれるクマのぬいぐるみ店員《テイデイ・バトラー》、
冷めないティーカップ、
時間になると小鳥が飛び出すアンティーク時計――。
静かに広がる評判の裏で、
かつての元婚約者は「お人形さんを側室にしようとして」赤っ恥をかくことに。
ざまぁは控えめ、日常はやさしく。
かわいいものに囲まれながら、女王は今日も穏やかにお店を開けています。
---
この文面は
✔ アルファポリス向け文字数
✔ 女子読者に刺さるワード配置
✔ ネタバレしすぎない
✔ ほのぼの感キープ
を全部満たしています。
次は
👉 タグ案
👉 ランキング用超短縮あらすじ(100字)
どちらにしますか?
残念な顔だとバカにされていた私が隣国の王子様に見初められました
月(ユエ)/久瀬まりか
恋愛
公爵令嬢アンジェリカは六歳の誕生日までは天使のように可愛らしい子供だった。ところが突然、ロバのような顔になってしまう。残念な姿に成長した『残念姫』と呼ばれるアンジェリカ。友達は男爵家のウォルターただ一人。そんなある日、隣国から素敵な王子様が留学してきて……
契約結婚の相手が優しすぎて困ります
みみぢあん
恋愛
ペルサル伯爵の婚外子リアンナは、学園に通い淑女の教育を受けているが、帰宅すれば使用人のような生活をおくっていた。 学園の卒業が近くなったある日、リアンナは父親と変わらない年齢の男爵との婚約が決まる。 そんなリアンナにフラッドリー公爵家の後継者アルベールと契約結婚をしないかと持ちかけられた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる