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21 S
しおりを挟む昨日はクウーラの背中で寝てしまうという失態を犯した
何故あんなにも揺れる背中で眠ることができたのか不思議でならない
カインいわく、疲れが蓄積し限界だったのだろうとの事だった
自分ではそんな事ないと思ってたんだけどなぁ…
今日はこの砂漠を抜ける
また昨日の様に体を固定され出発した
朝から出発して何度か休憩を挟み昼前には森へ着いた
ここで白の国の第1王子と落ち合う事になっている
森から数mの所から結界が張っているらしく、入国許可証が無いと弾かれて怪我をするらしい
なので俺達はテントを建ててそこで待つことにした
レイドが魔法郵便を出し、俺達はカインの荷物の整理を手伝った
手紙が返ってきた
昼過ぎに着くからご飯をしっかり食べて休んでおいてくれとの事だった
「なーなー、白の国の第1王子ってどんな人?」
俺の質問にカインは「直接合った事ないから知りません」と答えた
「アイツは…王子らしからぬやつだな。勿論公的な場所では完璧な王族の振る舞いだけど、そうじゃなかったらなんでも自分でする。」
「何でもって?」
「今日も1人でここに向かってる。普通は騎士を同行させるもんなんだ。アイツは騎士の役割も魔術師の役割もこなすし、森に入れば食料も自力で探し出すし木の上で寝たりもする。市井に降りれば市民と仲良くなって、まるで皆の息子かのように可愛がられている。
おごり高ぶる事無く、王族と感じさせない物腰の柔らかさで人の心を掴む。
人たらしなやつかな。私も誑し込まれた一人だよ。」
レイドはクスクス笑う
「人たらしか。流石類は友を呼ぶだね。」
「類は友を呼ぶ?」
あ、こっちにはことわざとかないのか?
「気の合う者や似通った者は自然に集まって仲間になるって意味ですよ。
ソウ様はラウ様も似たような方だと仰ってるんです。」
カインの説明に「私が?」と首をひねるレイド
「アレンさんが言ってたぞ。
この世界について教えてもらった時に、レイドは王族の身分を隠して城から抜け出して市井に降りて困ってる人を助けてた事や騎士団では、総監なのに平騎士に混ざって訓練してるとか教えて貰った。」
「あー、困ってる人を助けるのは当然だろ?それに仲間なんだから平だろうが近衛騎士だろうが関係ないと私は思うから一緒に訓練するんだ。総監になったら書類仕事が増えてしまって、体がなまるからね。動かせる時に動かさないとね。」
日本じゃ考えれない、なんて良い上司なんだろう
俺がバイトしてた所の社員は罵声を浴びせるだけで自分は書類仕事があるとか言ってサボってたのに
こんな上司と仕事したかったな
「レイドの部下は幸せ者だな。俺の職場は怒鳴るしか能のない上司しかいなかったよ。」
「ソウも仕事をしてたのか?学生だったんだろ?」
「学校に行きながら少しだけ仕事もしてたんだ。学校へ通うお金が高かったし、俺の下に2人兄弟が居たから生活費は自分で稼ごうと思ってて。」
「そうか。ソウは偉いな。」
ヨシヨシと頭を撫でられフワッと香る番の匂い
幸せな気持ちについニヤついてしまうが、ふとカインと目があった
カインはニヤッと笑って、「クウーラに餌やってきます。」と自分の分の昼食を持って離れていった
「……行っちゃった」
「カインの気の利き方も困ったものだな」
レイドは苦笑いし俺を抱き寄せる
チュッと軽く唇が触れてその後深いキスに変わっていく
「んっ………ふぅ……っ……ん」
レイドの舌が口内を縦横無尽に動き舌を絡め取られる
激しいキスにレイドに縋る様に服を掴むとグッと抱き込まれた
「んぁっ…………れ……どぉ………」
そんな激しくしたら勃っちゃう……
目を開くとレイドの瞳と視線が絡む
レイドの瞳は欲望を含みギラギラしている
そのまま押し倒されて服の中に大きな手が入ってくる
レイドに触れられる度にピクンと身体が跳ねる
「ここ……気持ちいいね?」
キスを止め耳を舐めながら乳首を弄りだしたレイドに囁かれ完勃してしまった
「あっ……ぅ……んっ………みみ……むね……ら………めぇ………」
情けない事に既に舌が回らない
だってレイドのいい匂いが強く香るんだぞ……この匂いに贖うなんてできやしない…
いつの間にか下を脱がされ勃起したものを舐められ後孔も弄られている
グチョグチョとわざと音を立てられ煽ってくる
「もっとしてほしい?ほら、こことか。」
俺の弱い所を重点的に攻めてくる
「らめ!そこ!!………ら………イっ………ちゃ………」
「まだイっちゃダメだよ?」
駄目って言うくせに辞めてくれない
「そんにゃ……ひぁっ!」
グリっと中を弄られて後孔がピクピクする
「中だけでイくならイってもいいよ?」
意地悪なことを言われ、中をグチョグチョに掻き回されると身体が痙攣してくる
「や……!らめ……!!………んっ……ぁああああああ!!!!」
身体が大きく跳ね上がりガクガクと痙攣が止まらなくなる
「はぁ……はぁ……ぁあっ!?」
息も整わないのに、グッとレイドが入ってきた
「まっ……て…………まだ………」
「もっと……気持ちよくなろうね」
一気に奥まで入ってきてビュッと白濁が腹にかかる
やばっ……イっちゃった………
自分の喘ぎ声をどこか遠くに聞きながら何度もイかされた
レイドがイく頃にはもう身体に力がはいらず、後から腰を支えられ好き勝手に突かれていた
ちょっと待って………これから森を横断するんだよな………??
これじゃ横断どころか一歩も動けねぇ………
ズルっとレイドが出て行くだけで身体が快感を拾ってしまう
「んぁっ………」
「はぁ……はぁ……ソウ……大丈夫?」
「だ……ぃじょ………じゃ……なぃ…………」
手を離されて、俺の体はそのままパタンと倒れた
「んー……回復魔法かけとこうか。私が抱っこして行くのも良いけど、2人に見られたら恥ずかしいでしょ?」
2人……?
あ!カインと白の国の第1王子!!
すっかり忘れてた!!
「レ…レイド……その2人………外で待ってるとか……」
まさかまさか、待ってないよな!?
声聞かれてないよな!?
俺夢中で声抑えてねーぞ??
「ああ………カインの気配がしたけどすぐにまた居なくなったよ。アイツも近くまで来たけどすぐにどっかに行っちゃったから、声は聞かれてないかな?」
「声はって………」
「獣人は交尾する時、無防備になっちゃうから自然と覇気が出ちゃうんだよね。それを察知して近寄らないのが普通かな。」
いや、それって交尾してますって相手はわかるやつじゃね?
「穴があったら入りたい………」
合わせる顔がない………
「……ソウって穴に入る趣味があるの?」
キョトンとするレイドに深い溜息が漏れた
そんな趣味を持ってたらただの変態ですから!!
俺が恥ずかしさに悶絶している頃、一方では修羅場化しているとはこの時思ってもいなかったのだ
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