24 / 71
22
しおりを挟む白の国から戻ってきた青の国の国王は直様国を動かしている家臣達全員に収集をかけた
かつてない収集に、休みであった者も仕事中だった者も、急いで国王のもとに集まった
本来であれば一週間は戻って来ない予定の国王が数時間で戻って来たのだ
大きな問題が起ったことは容易に想像できた
皆は国王が口を開くのを固唾を呑んで見守る
そして口を開いた国王から衝撃の事実を聞かされたのだ
本来なら召喚について協議する予定が、到着して直ぐ召喚の儀が行われた事
賢者様に何の説明もなしに連れ去られてしまった事
この訪問自体を白の国の女王は知らされておらず、全て王と第2王子と神官長が行っていた事
討伐メンバーが自国を除いて2流以下の者でどう頑張っても黒の王を討伐出来ない事
女王とは、王妃の事で他国では王妃が正式な王と認識されている
これは、珍しくも王族に女の子が産まれ跡取りがその子供しか居なかった為である
普通ならその子供が王の座に着くが、当時の国王が「女に何ができる。王族の血を受け継いでいる者を婿にし王位はその者に与える」と宣言したせいで王妃となった経緯がある
その為、国王は唯一の子供を外に出させず番を探させる事をしなかった
そのせいで番と出会ったのが30を迎えてからという最悪の結果になったのだ
当時白の国は国王に歯向かうものは処刑されるという恐怖政治が続いていた
それに耐え兼ねた国民は国王の暗殺を目論んだ
しかし国民が動く前に、国王は暗殺された
犯人は今でも捕まっておらず、見当すらついていない
白の国の女王が、国王と第2王子の王位剥奪へ動く事を宣言し、他国は黒の王復活に備えて国境を無くし互いに全面協力する事を誓ったと報告を受けた家臣たちは大慌てで各国との調整に入った
家臣達と一緒に話を聞いていた白の国の第1王子は深い溜息を吐いた
他国…いやこの世界の全ての生きる物達にとてつもない恐怖を抱かせてしまった
ただ一人の私欲の為だけに…やはり殺しておくべきだったのだと心の中で思う
青の国王と2人きりになった白の国の第1王子は、青の国王から母からの伝言を聞いた
王を王位剥奪できたら、次の国王に立つこと
黒の王の討伐を行うか行わないか判断を下す事
白の国の立て直しを早急に行う事
第1王子派が水面下で動いていたので、国王になる事や立て直しは速やかに行う事が出来るであろう
しかし黒の王の討伐は1人で出来るものではない
しかも神の加護もないのだ
簡単に決める事など出来るものではなかった
それから数週間が経ち、各国には国境無き合同魔道騎士団が設立された
そして白の国から賢者様を青の国で匿うよう数日後に青の国の第2王子とメラトス公爵家次男が護衛をしながら賢者様を青の国へ向かわせると連絡が来た
既に結界を張っている為、青の国で使える身分証明書と通行証を渡すには誰かが届ける必要があった
そこに名乗りを上げたのが白の国の第1王子だった
砂漠の手前の森も1人で抜ける事も出来るし、第1王子程の実力があれば問題はないと許可が出た
3日位で砂漠の真ん中程まで来るであろう親友達を迎えに出た第1王子に青の国王から魔法郵便が届いた
内容は白の国の王が、青の国の第2王子と賢者様、自国民の公爵家の次男を殺そうとした為捕まったとの知らせだった
騎士や城で働く者達の目の前で殺そうとしたらしく、言い逃れはできないと
そして公爵家の次男が賢者様を守る為に天候を操り雷を落とし王派の騎士を全滅させたとも書かれていた
雷の魔法を使う者は居るが天候を操って雷を落とせる者はそうそう居ない
何故なら天候を操るのには膨大な魔力が必要となるからだ
自身の魔法を全て使ったのなら魔力枯渇しているだろう
ラウが応急処置をしたとしても、死の森を超えれる程回復出来ない
だがラウからは定期的に届く手紙に何も書かれていない
となれば膨大な魔力量を保有する者だと言う事だ
あら方あの王に良いように使われない様隠していたのたのだろうと第1王子は考えた
そして2人は出会う事になる
最悪の状況で…………
9
あなたにおすすめの小説
人族は一人で生きられないらしい――獣人公爵に拾われ、溺愛されて家族になりました
よっちゃん
BL
人族がほとんど存在しない世界に、
前世の記憶を持ったまま転生した少年・レオン。
獣人が支配する貴族社会。
魔力こそが価値とされ、
「弱い人族」は守られるべき存在として扱われる世界で、
レオンは常識の違いに戸惑いながらも必死に生きようとする。
そんな彼を拾ったのは、
辺境を治める獣人公爵アルト。
寡黙で冷静、しかし一度守ると決めたものは決して手放さない男だった。
溺愛され、守られ、育てられる日々。
だが、レオンはただ守られるだけの存在で終わることを選ばない。
学院での出会い。
貴族社会に潜む差別と陰謀。
そして「番」という、深く重い絆。
レオンは学び、考え、
自分にしかできない魔法理論を武器に、
少しずつ“並び立つ覚悟”を身につけていく。
獣人と人族。
価値観も、立場も、すべてが違う二人が、
それでも選び合い、家族になるまでの物語。
溺愛×成長×異世界BL。
読後に残るのは、
「ここに居場所があっていい」と思える、あたたかな幸福。
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
愛を知らない少年たちの番物語。
あゆみん
BL
親から愛されることなく育った不憫な三兄弟が異世界で番に待ち焦がれた獣たちから愛を注がれ、一途な愛に戸惑いながらも幸せになる物語。
*触れ合いシーンは★マークをつけます。
【本編完結】転生したら、チートな僕が世界の男たちに溺愛される件
表示されませんでした
BL
ごく普通のサラリーマンだった織田悠真は、不慮の事故で命を落とし、ファンタジー世界の男爵家の三男ユウマとして生まれ変わる。
病弱だった前世のユウマとは違い、転生した彼は「創造魔法」というチート能力を手にしていた。
この魔法は、ありとあらゆるものを生み出す究極の力。
しかし、その力を使うたび、ユウマの体からは、男たちを狂おしいほどに惹きつける特殊なフェロモンが放出されるようになる。
ユウマの前に現れるのは、冷酷な魔王、忠実な騎士団長、天才魔法使い、ミステリアスな獣人族の王子、そして実の兄と弟。
強大な力と魅惑のフェロモンに翻弄されるユウマは、彼らの熱い視線と独占欲に囲まれ、愛と欲望が渦巻くハーレムの中心に立つことになる。
これは、転生した少年が、最強のチート能力と最強の愛を手に入れるまでの物語。
甘く、激しく、そして少しだけ危険な、ユウマのハーレム生活が今、始まる――。
本編完結しました。
続いて閑話などを書いているので良かったら引き続きお読みください
「禍の刻印」で生贄にされた俺を、最強の銀狼王は「ようやく見つけた、俺の運命の番だ」と過保護なほど愛し尽くす
水凪しおん
BL
体に災いを呼ぶ「禍の刻印」を持つがゆえに、生まれた村で虐げられてきた青年アキ。彼はある日、不作に苦しむ村人たちの手によって、伝説の獣人「銀狼王」への贄として森の奥深くに置き去りにされてしまう。
死を覚悟したアキの前に現れたのは、人の姿でありながら圧倒的な威圧感を放つ、銀髪の美しい獣人・カイだった。カイはアキの「禍の刻印」が、実は強大な魔力を秘めた希少な「聖なる刻印」であることを見抜く。そして、自らの魂を安定させるための運命の「番(つがい)」として、アキを己の城へと迎え入れた。
贄としてではなく、唯一無二の存在として注がれる初めての優しさ、温もり、そして底知れぬ独占欲。これまで汚れた存在として扱われてきたアキは、戸惑いながらもその絶対的な愛情に少しずつ心を開いていく。
「お前は、俺だけのものだ」
孤独だった青年が、絶対的支配者に見出され、その身も魂も愛し尽くされる。これは、絶望の淵から始まった、二人の永遠の愛の物語。
竜の生贄になった僕だけど、甘やかされて幸せすぎっ!【完結】
ぬこまる
BL
竜の獣人はスパダリの超絶イケメン!主人公は女の子と間違うほどの美少年。この物語は勘違いから始まるBLです。2人の視点が交互に読めてハラハラドキドキ!面白いと思います。ぜひご覧くださいませ。感想お待ちしております。
宰相閣下の執愛は、平民の俺だけに向いている
飛鷹
BL
旧題:平民のはずの俺が、規格外の獣人に絡め取られて番になるまでの話
アホな貴族の両親から生まれた『俺』。色々あって、俺の身分は平民だけど、まぁそんな人生も悪くない。
無事に成長して、仕事に就くこともできたのに。
ここ最近、夢に魘されている。もう一ヶ月もの間、毎晩毎晩………。
朝起きたときには忘れてしまっている夢に疲弊している平民『レイ』と、彼を手に入れたくてウズウズしている獣人のお話。
連載の形にしていますが、攻め視点もUPするためなので、多分全2〜3話で完結予定です。
※6/20追記。
少しレイの過去と気持ちを追加したくて、『連載中』に戻しました。
今迄のお話で完結はしています。なので以降はレイの心情深堀の形となりますので、章を分けて表示します。
1話目はちょっと暗めですが………。
宜しかったらお付き合い下さいませ。
多分、10話前後で終わる予定。軽く読めるように、私としては1話ずつを短めにしております。
ストックが切れるまで、毎日更新予定です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる