異世界で大切なモノを見つけました【完結】

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白の国の問題は解決した

あの後、刑が執行され第2王子と神官長は城を追い出された


第2王子には、出生の秘密は告げられなかった

だから本人は自分が王子だと思ったままだ


あれから1ヶ月、俺達はやることが多くバタバタしていた


カインとモアさんの結婚式が2ヶ月後に決まり昨日、白の国の女王様とアレンさんが結婚した


女王様とアレンさんは式などはせずに、運命の番だった事と結婚した事を国民に発表するだけにした

モアさんの即位は、カインの王妃教育が終わり黒の王討伐が無事に済んでからとなった


国民も理解を示し、これから白の国は立て直しへと舵を切る


青の国では、俺とレイドの婚約が発表された


4日程お祭り騒ぎが続き、他国からも沢山お祝いを貰った

既にエデン神がこの世界にいない事や新たな神、フェラーリ神が見守っている事は各国の王から国民へ伝えられた


たった一度だけ、フェラーリ神が姿を現した

同時刻全ての神殿に現れたフェラーリ神はこう言った


『この世界は破滅に向かっている。思い出しなさい。黒の王が何故黒の王となったのかを。
争いは憎しみを生み、貧富の差は欲望を生む。
家族を愛しなさい、友を愛しなさい、隣人を愛しなさい。
愛は幸福を生み、世界を救うだろう。

自分の心に、相手の心に、誠実で有りなさい。』


神官やたまたま神殿を訪れていた人達から話が広がり、今ではどの国の国民もフェラーリ神を信仰する様になったようだ





そんなある日の事、モアさんから魔法郵便が届いた


手紙の内容は、日に日にカインが笑わなくなり常に何かを考えているようだ

でも自分には何を考えているのかがわからない

匂いでは、焦りしか感じないらしく何に焦っているのか、聞いても答えてくれないんだと

俺にカインの話しを聞いてやって欲しいとの手紙だった




カインが焦ってる…?

なぜ番のモアさんに話さない??

いや、話せないって事か?


何故?



「レイド、カインの所に行ってくる!」


「行くって言っても、ソウは移転魔法できないんじゃなかった?」


あ!そうだった!!

何故俺が移転魔法ができないのか考えてみた

そして思い当たった事が1つある

俺は極度の方向音痴なのだ

だから行きたい場所に移転できないんだと思われる…………


昔からそれでよく迷子になったもんだ



「………どうしよう?カインが焦るって、相当な事だと思うんだ。」


「確かにな。それなら、カインにこちらに来てもらえばいいんじゃないか?」


「カインに?どうやって?」


「モアにお使いを頼んでもらうか、相談があるって言って呼び出すとか?」


「なるほど。お使いは、用が済んだらすぐ帰っちゃいそうだよな……よし、相談があるって言って来てもらう!」


俺はすぐさまカインへ魔法郵便を送った








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