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開演15分前に平野さんは見つかった
六花の心配していた通り、ストーカー野郎に連れ去られかけていたのだ
外を探していたスタッフさんが見つけ、警察と僕達に知らせてくれた事で、刃物を持っていたストーカーを叶さんと僕の連携で捕まえる事が出来た
平野さんのメンタルもあるし、事情聴取もあるので今日の公演は中止だと皆思っていたが、当の平野さんが、事情聴取は公演の後でと警察を言いくるめた為、公演を行うことになった
「本当に大丈夫ですか?」
あんな事があった後すぐ演技をするなんて…と心配になって平野さんに声をかけると、本人はフフフっと笑う
「全く問題ないよ。ストーカーの1人や2人に怯えてて女優なんてできないわ。」
実際に彼女は、その日の公演をやり遂げた
いつにも増して輝き放ち、ラーニャ姫として舞台に立っていた
講演終了後、僕と叶さんと平野さんは警察署に行き事情聴取を受けた
僕達が公演中に、平野さんの事務所の人達も事情聴取を受けていたそうで、怪我人もなく犯人が捕まった事にホッと胸を撫でおろした
自宅に帰りテレビをつけると既に今回の事件のニュースが放送されていた
「早いですね…」
「そうだな…明日から報道陣が押し寄せるだろうから少し早めに出よう」
「そうですね…平野さんは大丈夫でしょうか…??」
ソファーに座り、叶さんの肩に頭を預ける
「今日は犯人が逮捕されて安心感の方が勝っているだろうが、明日以降は何とも言えないな。下手したら模倣犯のような奴も出てくるだろうから」
「模倣犯ですか…??」
「あぁ。彼方も気をつけろよ?共演者を狙うような奴もいるからな」
「分かりました」
ニュースではアナウンサーやコメンテーターが犯人について持論を語ったり討論している
知ったかぶりで平野さんを語るコメンテーターは、舞台の中止も有りえるなんて言っている
「勝手なことを…明日は事務所に問い合わせが相次ぐぞ…」
叶さんがため息を吐く
「こういう人って、自分の言動が他の人にどれくらい影響するか考えて発言しているんでしょうか?」
「ちゃんと考えている人間はこんな無責任な発言はしないだろうな。…そうだ、ちょっと待ってろ」
叶さんはそう言ってカウンターに置いていたカバンを取りに行き何やらスマホを弄っている
しばらくするとピコンと自分のスマホが音を立てる
グループチャットが届いていて、開くと叶さんと平野さんのメッセージが表示された
叶 【私たちの大切な舞台を、勝手な憶測で公演中止もありえるとかニュースで言っているが、どう思う?】
平 【ありえない!!どこのニュースですか!?】
「皆で一斉にSNSで呟かないか?〔公演は中止しません。勝手な事を言って、お客様やファンの不安を煽らないでください〕って」
叶さんはニヤッと悪い顔で笑った
他の皆からも、僕たちが見ていたニュース以外でも同様の事が言われていたと、チャットに上がってきた
叶さんの呼びかけで一斉にSNSに各自同じ文章を投稿した
僕と叶さんは拳を突き出したポーズの2ショットも一緒に投稿した
昴と六花も一緒に居るようで、肩を組んだ写真が投稿されていた
暫くしてから投稿の反響を確認すると、リツイートやコメントがどんどん増えていく
「これで明日は事務所の電話がパンクすることはないかな?」
「そうですね」
僕たちはフフフと笑ってその日はゆっくりと休んだ
もちろん同じベッドで抱きしめあって寝た
六花の心配していた通り、ストーカー野郎に連れ去られかけていたのだ
外を探していたスタッフさんが見つけ、警察と僕達に知らせてくれた事で、刃物を持っていたストーカーを叶さんと僕の連携で捕まえる事が出来た
平野さんのメンタルもあるし、事情聴取もあるので今日の公演は中止だと皆思っていたが、当の平野さんが、事情聴取は公演の後でと警察を言いくるめた為、公演を行うことになった
「本当に大丈夫ですか?」
あんな事があった後すぐ演技をするなんて…と心配になって平野さんに声をかけると、本人はフフフっと笑う
「全く問題ないよ。ストーカーの1人や2人に怯えてて女優なんてできないわ。」
実際に彼女は、その日の公演をやり遂げた
いつにも増して輝き放ち、ラーニャ姫として舞台に立っていた
講演終了後、僕と叶さんと平野さんは警察署に行き事情聴取を受けた
僕達が公演中に、平野さんの事務所の人達も事情聴取を受けていたそうで、怪我人もなく犯人が捕まった事にホッと胸を撫でおろした
自宅に帰りテレビをつけると既に今回の事件のニュースが放送されていた
「早いですね…」
「そうだな…明日から報道陣が押し寄せるだろうから少し早めに出よう」
「そうですね…平野さんは大丈夫でしょうか…??」
ソファーに座り、叶さんの肩に頭を預ける
「今日は犯人が逮捕されて安心感の方が勝っているだろうが、明日以降は何とも言えないな。下手したら模倣犯のような奴も出てくるだろうから」
「模倣犯ですか…??」
「あぁ。彼方も気をつけろよ?共演者を狙うような奴もいるからな」
「分かりました」
ニュースではアナウンサーやコメンテーターが犯人について持論を語ったり討論している
知ったかぶりで平野さんを語るコメンテーターは、舞台の中止も有りえるなんて言っている
「勝手なことを…明日は事務所に問い合わせが相次ぐぞ…」
叶さんがため息を吐く
「こういう人って、自分の言動が他の人にどれくらい影響するか考えて発言しているんでしょうか?」
「ちゃんと考えている人間はこんな無責任な発言はしないだろうな。…そうだ、ちょっと待ってろ」
叶さんはそう言ってカウンターに置いていたカバンを取りに行き何やらスマホを弄っている
しばらくするとピコンと自分のスマホが音を立てる
グループチャットが届いていて、開くと叶さんと平野さんのメッセージが表示された
叶 【私たちの大切な舞台を、勝手な憶測で公演中止もありえるとかニュースで言っているが、どう思う?】
平 【ありえない!!どこのニュースですか!?】
「皆で一斉にSNSで呟かないか?〔公演は中止しません。勝手な事を言って、お客様やファンの不安を煽らないでください〕って」
叶さんはニヤッと悪い顔で笑った
他の皆からも、僕たちが見ていたニュース以外でも同様の事が言われていたと、チャットに上がってきた
叶さんの呼びかけで一斉にSNSに各自同じ文章を投稿した
僕と叶さんは拳を突き出したポーズの2ショットも一緒に投稿した
昴と六花も一緒に居るようで、肩を組んだ写真が投稿されていた
暫くしてから投稿の反響を確認すると、リツイートやコメントがどんどん増えていく
「これで明日は事務所の電話がパンクすることはないかな?」
「そうですね」
僕たちはフフフと笑ってその日はゆっくりと休んだ
もちろん同じベッドで抱きしめあって寝た
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