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第二部 医学の知識と若木の令嬢 第一章 公爵様からの緊急呼び出し
55. 高熱の原因
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グラシアノ様が目を開けると、少しメイドさんと話をしてまた眠ってしまった。
メイドさんの話によると、グラシアノ様はまだ大分疲れていて眠いらしい。
いまはゆっくり休んでもらって、回復を優先してもらうようだ。
このあと、お医者様からも診断を受けるみたいだし、それまではゆっくり休んでいてもらおう。
「それにしても、錬金術の薬というのはよく効きますね。原因はなんだったのでしょうか?」
メイドさんが聞いてくるんだけど、答えようがないんだよねぇ。
「わかりません。作ったのは解熱剤と滋養薬、内臓の調子を整えるお薬の三つです。それで熱が下がったということは、厄介な病気ではなかったのかもしれませんし、一時的に下がっただけかもしれません。ともかく、お医者様に診断してもらって様子見です」
「かしこまりました。グラシアノ様がおやすみの間、皆様には軽食を取っていただきましょう。すぐに用意させますのでしばらくお待ちを」
メイドさんは外にいるメイドさんに指示を出して軽食を準備させたみたい。
私も結構お腹が空いてきていたし、シシもお腹が空いていそう。
アーテルさんはどうなのかな?
「アーテルさん、お腹って空いてます?」
「……」
「アーテルさん?」
「っと、すまない。なんだ?」
「お腹空いてますって聞いたんですけど、どうしたんですか?」
「ん、ああ。グラシアノは俺が家を出たあとに生まれた弟だから、成長した顔を見るのは始めてでな。感慨深くってよ」
「そう言えば、アーテルさんの年齢って聞いたことがなかったです。いま何歳なんですか?」
「ああ、今年で二十四歳だ。ノヴァと初めて会ったのは二十歳になる年だな」
「そうだったんですね。以外と若かったんだ」
「まあ、この仕事をしていると見た目以上の年齢になっていくからな。若くて舐められてもいけないんだ」
「そうなんですね。弟さんの顔を見てどう思いました?」
「母さんの顔を思い出した。母さんもこんな顔だったな」
「へえ、そうなんですか」
「そうなんだよ」
そのあともゆっくりアーテルさんとお話をしながら軽食の準備が整うのを待ち、いろいろな話題に触れる。
アーテルさんも懐かしくなったのか、公爵家にいた頃の話をたくさんしてくれた。
アーテルさんにとってここがふるさとなんだよね。
「お待たせいたしました。軽食の準備が整いましたので別室へとご案内いたします」
「はい。わかりました」
私たちは別室へと通されて、そこで文字通り軽い食事を取る。
私やシシが野菜や果物しか食べないことは承知済みだったみたいで、野菜にピリッと辛いハーブで味付けしたものや、フルーツの砂糖漬けなどが出された。
旬のもの以外が食べられるなんて贅沢だね。
その後、私たちが軽食を済ませてしばらく待っていると、お医者様が診断に来たというのでご一緒させてもらうことにした。
私も診断したんだから病状は報告しないと。
グラシアノ様の部屋に戻ると、エルフの男性と女性がグラシアノ様と話をしていた。
ふたりは私が来たことに気がつくと、グラシアノ様との話をほどよいところでやめてわたしの方に振り向いた。
「君が錬金術士か。私はモーリー。この家のお抱え医師だ」
「初めまして、私はローレン。モーリー様の弟子です」
男の人がモーリーさんで女の人がローレンさんだね。
それでモーリーさんがローレンさんの師匠と。
よし、覚えた。
「早速だが意見を聞きたい。グラシアノ様は伝染病の類いにかかっていたと考えられるか?」
「いいえ。私の知る限りだと伝染病の条件に当てはまっていないと思います」
「ほう。それはなぜだね?」
「はい。グラシアノ様の容態を確認したとき咳をしていませんでした。全身どこにも発疹も出ていないみたいですし、話を聞く限り嘔吐も下痢もしていないそうです。伝染病の兆候がありません」
「……うむ。その見立ては正しい。その知識はどこで手に入れた?」
「商隊の人に頼んで医術書を数冊買ってきてもらいました。難解でしたが、内容はほぼすべて頭に入っているはずです」
「なるほど、裏付けもあると。いや、実はな、私もグラシアノ様の病状には困っているのだよ。伝染病の疑いはなし。かと言って、それ以外の病気の兆候もなし。ただただ高熱だけが続き収まらない。いや、本当に困った」
「はい。原因がわからないことにはその場限りの治療しかできません」
これが困ったところなんだ。
また熱が出てきたら私の解熱剤を飲ませてあげればいいと思う。
でも、原因がわからないことには、いつまで経っても私の薬が必要になっちゃうんだよね。
それはお互いに好ましくないだろうし、どうしたものか。
モーリーさんと意見を交わしながら頭を悩ませていると廊下が騒がしくなり、やがてドアが開けられて一組の男女が入ってきた。
ひとりはユーシュリア公爵様。
もうひとりは女性で、グラシアノ様に少し似ている。
グラシアノ様のお母さんかな?
ふたりはかなり急いできた様子で、少し息を切らしていた。
「モーリー、グラシアノの熱が下がったというのはまことか!?」
「ユーシュリア公爵様、病人の部屋です。お静かに」
「う、うむ。それで、グラシアノの熱は本当に下がったのか?」
「下がりました。こちらにいる錬金術士のノヴァ様の解熱剤でいとも簡単に下がったそうです」
「おお、ノヴァ。久しいな。そうか、来てくれていたのか」
「お久しぶりです、ユーフォリア公爵様。私の薬を飲むとグラシアノ様の熱は下がりました。ですが、病気の原因がわからないんです」
私の言葉に怪訝そうな顔をした公爵様は、モーリーさんに向き直りことの子細を訪ねた。
「なに? そうなのか、モーリー?」
「はい。いままでノヴァ様と意見を交わしていましたが、原因となりそうな病気に見当がつきません」
「ほう。ノヴァは医学の知識も得ていたのか」
「参考資料となった本のタイトルを聞きましたが、一般的な町医者が開業するには十分な知識を蓄えているでしょう。だからこそ、原因がわかりません」
すると、公爵様は腕組みをして考え込まれてしまった。
そうだよね、せっかく治ったと思ったのに、実際にはまだ原因不明なんだもの。
私も力になってあげたいけどどうすればいいか。
「……いま原因がわからぬものは仕方がないか。もうしばらくグラシアノの隔離は続けよう。モーリーよ、いつもの薬を処方してくれ」
「はい」
そう言われると、モーリーさんは腰に携えてあった革袋からいくつかの筒を取り出し、中身を小皿へと出した。
お薬が中に入っていたんだね。
あれ、でも、あのお薬って……。
「モーリーさん。そのお薬、毎日処方していたんですか?」
「もちろんだ。まずは熱が下がらないことにはどうにもならなかったからな」
「その、言いにくいんですが、熱が下がらなかった原因はそれです」
「なに?」
「その薬草……名前はわかりませんが、少量だと解熱剤になるんです。でも、大量に服用すると高熱を出すお薬になっちゃうんです。グラシアノ様が高熱を出していたのはそのせいかと」
「そんなバカな! この薬は毒味役も同じものを毎回飲んでいるのだぞ!?」
「毒味役の方はお薬に耐性ができてしまっているのかもしれません。慣れていない方や体力の弱い人だと余計発症しやすいのかも」
「そんな、まさか」
モーリーさん、かなりうろたえている。
わざとやっていたわけじゃないみたい。
だけど、自分が原因だってわかってかなりショックを受けているね。
「ふむ。モーリー、いまの話、お前はどう思う?」
「公爵様、わたしにはわかりません。私の知る限り、この薬は解熱の薬なのです」
「なるほど。それではお主がその量を飲んで確かめて見よ。それで高熱が出てグラシアノに熱が出ないのであれば原因はその薬、グラシアノに熱が再度出るかその薬で熱が出ないかならば原因はほかにあるということだ」
「承知いたしました。それでは」
モーリーさん、小皿に出していた量よりもさらにたくさんの薬を飲んじゃったよ。
大丈夫かなぁ?
「モーリー? 大丈夫なのか?」
「……いまのところは問題ありません。薬が効き始めるまで時間がかかるのでしょう。それまで私は別の部屋で待機しています。それでは」
「あ、待ってください、モーリーさん。私の解熱剤を渡してきますのでそれを……」
「いや、発熱をしたならばそれを公爵様に見ていただく必要がある。解熱剤ですぐに熱を下げてしまっては意味がない」
「そう、なんですか?」
「そうなんだよ。気持ちだけありがたく受け取っておこう。それでは、失礼いたします」
モーリーさんは退出していったけど不安だなぁ。
実際、夕食前にはローレンさんがやってきてモーリーさんが高熱を出して倒れたって教えてくれた。
グラシアノ様は熱を出すこともなく安静にしているから、やっぱり原因はお薬の飲み過ぎだったんだね。
やっぱり、お薬も飲みすぎはよくないんだ。
冒険者さんたちも傷薬を使う量を控えてくれればいいんだけどなぁ。
メイドさんの話によると、グラシアノ様はまだ大分疲れていて眠いらしい。
いまはゆっくり休んでもらって、回復を優先してもらうようだ。
このあと、お医者様からも診断を受けるみたいだし、それまではゆっくり休んでいてもらおう。
「それにしても、錬金術の薬というのはよく効きますね。原因はなんだったのでしょうか?」
メイドさんが聞いてくるんだけど、答えようがないんだよねぇ。
「わかりません。作ったのは解熱剤と滋養薬、内臓の調子を整えるお薬の三つです。それで熱が下がったということは、厄介な病気ではなかったのかもしれませんし、一時的に下がっただけかもしれません。ともかく、お医者様に診断してもらって様子見です」
「かしこまりました。グラシアノ様がおやすみの間、皆様には軽食を取っていただきましょう。すぐに用意させますのでしばらくお待ちを」
メイドさんは外にいるメイドさんに指示を出して軽食を準備させたみたい。
私も結構お腹が空いてきていたし、シシもお腹が空いていそう。
アーテルさんはどうなのかな?
「アーテルさん、お腹って空いてます?」
「……」
「アーテルさん?」
「っと、すまない。なんだ?」
「お腹空いてますって聞いたんですけど、どうしたんですか?」
「ん、ああ。グラシアノは俺が家を出たあとに生まれた弟だから、成長した顔を見るのは始めてでな。感慨深くってよ」
「そう言えば、アーテルさんの年齢って聞いたことがなかったです。いま何歳なんですか?」
「ああ、今年で二十四歳だ。ノヴァと初めて会ったのは二十歳になる年だな」
「そうだったんですね。以外と若かったんだ」
「まあ、この仕事をしていると見た目以上の年齢になっていくからな。若くて舐められてもいけないんだ」
「そうなんですね。弟さんの顔を見てどう思いました?」
「母さんの顔を思い出した。母さんもこんな顔だったな」
「へえ、そうなんですか」
「そうなんだよ」
そのあともゆっくりアーテルさんとお話をしながら軽食の準備が整うのを待ち、いろいろな話題に触れる。
アーテルさんも懐かしくなったのか、公爵家にいた頃の話をたくさんしてくれた。
アーテルさんにとってここがふるさとなんだよね。
「お待たせいたしました。軽食の準備が整いましたので別室へとご案内いたします」
「はい。わかりました」
私たちは別室へと通されて、そこで文字通り軽い食事を取る。
私やシシが野菜や果物しか食べないことは承知済みだったみたいで、野菜にピリッと辛いハーブで味付けしたものや、フルーツの砂糖漬けなどが出された。
旬のもの以外が食べられるなんて贅沢だね。
その後、私たちが軽食を済ませてしばらく待っていると、お医者様が診断に来たというのでご一緒させてもらうことにした。
私も診断したんだから病状は報告しないと。
グラシアノ様の部屋に戻ると、エルフの男性と女性がグラシアノ様と話をしていた。
ふたりは私が来たことに気がつくと、グラシアノ様との話をほどよいところでやめてわたしの方に振り向いた。
「君が錬金術士か。私はモーリー。この家のお抱え医師だ」
「初めまして、私はローレン。モーリー様の弟子です」
男の人がモーリーさんで女の人がローレンさんだね。
それでモーリーさんがローレンさんの師匠と。
よし、覚えた。
「早速だが意見を聞きたい。グラシアノ様は伝染病の類いにかかっていたと考えられるか?」
「いいえ。私の知る限りだと伝染病の条件に当てはまっていないと思います」
「ほう。それはなぜだね?」
「はい。グラシアノ様の容態を確認したとき咳をしていませんでした。全身どこにも発疹も出ていないみたいですし、話を聞く限り嘔吐も下痢もしていないそうです。伝染病の兆候がありません」
「……うむ。その見立ては正しい。その知識はどこで手に入れた?」
「商隊の人に頼んで医術書を数冊買ってきてもらいました。難解でしたが、内容はほぼすべて頭に入っているはずです」
「なるほど、裏付けもあると。いや、実はな、私もグラシアノ様の病状には困っているのだよ。伝染病の疑いはなし。かと言って、それ以外の病気の兆候もなし。ただただ高熱だけが続き収まらない。いや、本当に困った」
「はい。原因がわからないことにはその場限りの治療しかできません」
これが困ったところなんだ。
また熱が出てきたら私の解熱剤を飲ませてあげればいいと思う。
でも、原因がわからないことには、いつまで経っても私の薬が必要になっちゃうんだよね。
それはお互いに好ましくないだろうし、どうしたものか。
モーリーさんと意見を交わしながら頭を悩ませていると廊下が騒がしくなり、やがてドアが開けられて一組の男女が入ってきた。
ひとりはユーシュリア公爵様。
もうひとりは女性で、グラシアノ様に少し似ている。
グラシアノ様のお母さんかな?
ふたりはかなり急いできた様子で、少し息を切らしていた。
「モーリー、グラシアノの熱が下がったというのはまことか!?」
「ユーシュリア公爵様、病人の部屋です。お静かに」
「う、うむ。それで、グラシアノの熱は本当に下がったのか?」
「下がりました。こちらにいる錬金術士のノヴァ様の解熱剤でいとも簡単に下がったそうです」
「おお、ノヴァ。久しいな。そうか、来てくれていたのか」
「お久しぶりです、ユーフォリア公爵様。私の薬を飲むとグラシアノ様の熱は下がりました。ですが、病気の原因がわからないんです」
私の言葉に怪訝そうな顔をした公爵様は、モーリーさんに向き直りことの子細を訪ねた。
「なに? そうなのか、モーリー?」
「はい。いままでノヴァ様と意見を交わしていましたが、原因となりそうな病気に見当がつきません」
「ほう。ノヴァは医学の知識も得ていたのか」
「参考資料となった本のタイトルを聞きましたが、一般的な町医者が開業するには十分な知識を蓄えているでしょう。だからこそ、原因がわかりません」
すると、公爵様は腕組みをして考え込まれてしまった。
そうだよね、せっかく治ったと思ったのに、実際にはまだ原因不明なんだもの。
私も力になってあげたいけどどうすればいいか。
「……いま原因がわからぬものは仕方がないか。もうしばらくグラシアノの隔離は続けよう。モーリーよ、いつもの薬を処方してくれ」
「はい」
そう言われると、モーリーさんは腰に携えてあった革袋からいくつかの筒を取り出し、中身を小皿へと出した。
お薬が中に入っていたんだね。
あれ、でも、あのお薬って……。
「モーリーさん。そのお薬、毎日処方していたんですか?」
「もちろんだ。まずは熱が下がらないことにはどうにもならなかったからな」
「その、言いにくいんですが、熱が下がらなかった原因はそれです」
「なに?」
「その薬草……名前はわかりませんが、少量だと解熱剤になるんです。でも、大量に服用すると高熱を出すお薬になっちゃうんです。グラシアノ様が高熱を出していたのはそのせいかと」
「そんなバカな! この薬は毒味役も同じものを毎回飲んでいるのだぞ!?」
「毒味役の方はお薬に耐性ができてしまっているのかもしれません。慣れていない方や体力の弱い人だと余計発症しやすいのかも」
「そんな、まさか」
モーリーさん、かなりうろたえている。
わざとやっていたわけじゃないみたい。
だけど、自分が原因だってわかってかなりショックを受けているね。
「ふむ。モーリー、いまの話、お前はどう思う?」
「公爵様、わたしにはわかりません。私の知る限り、この薬は解熱の薬なのです」
「なるほど。それではお主がその量を飲んで確かめて見よ。それで高熱が出てグラシアノに熱が出ないのであれば原因はその薬、グラシアノに熱が再度出るかその薬で熱が出ないかならば原因はほかにあるということだ」
「承知いたしました。それでは」
モーリーさん、小皿に出していた量よりもさらにたくさんの薬を飲んじゃったよ。
大丈夫かなぁ?
「モーリー? 大丈夫なのか?」
「……いまのところは問題ありません。薬が効き始めるまで時間がかかるのでしょう。それまで私は別の部屋で待機しています。それでは」
「あ、待ってください、モーリーさん。私の解熱剤を渡してきますのでそれを……」
「いや、発熱をしたならばそれを公爵様に見ていただく必要がある。解熱剤ですぐに熱を下げてしまっては意味がない」
「そう、なんですか?」
「そうなんだよ。気持ちだけありがたく受け取っておこう。それでは、失礼いたします」
モーリーさんは退出していったけど不安だなぁ。
実際、夕食前にはローレンさんがやってきてモーリーさんが高熱を出して倒れたって教えてくれた。
グラシアノ様は熱を出すこともなく安静にしているから、やっぱり原因はお薬の飲み過ぎだったんだね。
やっぱり、お薬も飲みすぎはよくないんだ。
冒険者さんたちも傷薬を使う量を控えてくれればいいんだけどなぁ。
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