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第3部 アウラ領、開発中 第1章 アウラ邸の食糧事情
47. 商人への沙汰
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監視員との打ち合わせも終わりアグリーノの街まで戻った。
今回はヘファイストスも一緒だから大騒ぎになっちゃったけど知らない。
こっちも車に乗れる人数の限界とかがあるからね。
「か、帰ったか。そのエンシェントフレームは?」
出て来たのは冒険者ギルドのギルドマスター。
結構慌てて出てきたね。
「あたしのエンシェントフレームよ!」
「名誉伯爵様か。本当にエンシェントフレーム持ちだったんだな。それにしても空まで飛べるとは大物じゃねえか」
「それはどうも。商人を襲ったっていうオークのコロニーは潰してきたわ」
「コロニー……やはり、コロニーになっていやがったか」
コロニーになっていやがったかって、当然でしょう?
30匹クラスが行動していたらコロニーができているに決まっているじゃないの。
「それで、ちょっと確認したいことがあるんだけど、オークを発見したっていう商人はまだいるの?」
「ああ、いるが……それがどうかしたのか?」
「それは話が早そうね。そいつを連れてきてもらえる?」
「うん? ああ、構わないが……」
さてギルドマスターも商人を迎えに行ったし、あたしも地上に降りよう。
女の子たちはまだヘファイストスの手の上で待機ね。
「おお! オークを倒してきてくれましたか!」
出て来たのはわりと痩せた青年。
監視員が言っていたけど、服に汚れがあっても怪我の痕はないわね。
「倒してきたわよ。百匹まではいなかったけど、それなりにいたわ」
「そんなに……モンスターというのは本当に恐ろしいものですな」
「恐ろしいでしょうね、一般人には。あたしたちにとってはオークの30匹くらいある程度の人数さえ揃えばザコでしかないんだけどね」
「そ、そうですか。それでは、私はその道をまた通れるのですな?」
「通れるけど、そっちに行ってなにをするの? 商品をなにも持っていないようだけど」
「そ、それは……商品は放り出して逃げてきましたからな。街を移ってから再度仕入れ直します」
ふーん、あくまでもしらを切るのね。
まあ、いいけど
ここからはギルドの仕事だし。
ここ、あたしの領地じゃないし。
「ちょっとよろしいでしょうか、商人様」
「な、なんですかな?」
ここ口を挟んできたのはギルドの監視員。
ここから面白くなるのかな?
「商人様、失礼ですがここまでどうやって逃げておいでで?」
「それは、走って逃げてだが?」
「オークから走って? 気付かれていませんでしたか?」
「いや、発見されていたが……それがどうした?」
「いえね、オークって見た目以上に足が速いんですよ。とてもじゃないが一般人が走って逃げられるような相手じゃない。冒険者だって罠を使って逃げるような相手ですからね」
「あ……それは、あれだ。持っていた商品をおとりにしてだな」
「持っていた商品。それはなんですか?」
「もちろん、この街で仕入れた野菜だとも」
「それもおかしな話です。オークは肉食、野菜などには目もくれない。あらためて聞きましょう。なにをおとりに使ったのですか?」
「いや、それはだな……」
「答えたくないなら結構。答えは既に持ち帰っています」
「な……なに?」
「アウラ様、彼女たちをここに」
「はーい」
あたしはヘファイストスにお願いして3人を地上に降ろしてもらった。
足の傷をまだ治していないから、彼女たちはヘファイストスの手に乗ったままだけどね。
「あ……お前たちは」
商人は3人の顔を見て唖然としている。
そうでしょうね、自分が切り離してきた娘たちがここにいるんだもの。
そんなことお構いなしに、あたしと監視員は話を続けるけど。
「危ういところでしたよ。もう少し遅ければオークのオモチャになっていましたから」
「本当ね。のんびり見張りを倒しすぎたかしら?」
「いえ、見張りを倒す時間は仕方がないでしょう。乱戦になってしまえば、彼女たちを保護できなかった」
「それもそうね」
あたしたちはのんびりとしているけれど、商人の顔は青ざめ始めている。
状況を理解しているんでしょうね。
でも、状況を理解できていないギルドマスターが声をかけてきた。
「おい、その娘たちはどうしたんだ?」
「はい、ギルドマスター。オークのコロニーで保護して参りました。3人とも足に剣で切られた切り傷あり。切り傷の治療はまだしていません」
「ふむ……おい、商人よ。お前の剣を出せ」
「え、ああ、いや」
「いいから出せ!」
「は、はい!」
商人はギルドマスターに剣を渡し、ギルドマスターはその剣と少女たちの足についている傷とを比較する。
そして、彼の出した結論は。
「おい、商人様よぉ。お前、この娘たちを動けなくしておとりにしたな?」
「ああ、その、それは……」
「それだけではありませんよ、ギルドマスター。この少女たちは違法奴隷のようです。この商人は彼女たちのような少女を買い集め、売りさばくことを仕事としていたようですね」
「なに? 証拠は?」
「残念ながら彼女たちの証言のみです。奴隷を示す奴隷紋もありませんし、彼女たちの方が嘘をついていると言われればそれまでですね」
そう、証拠がないんだよね。
これには困ったものなんだけど、どうにもならなかった。
さて、どう動くのかな?
「ちっ……とりあえず、商人。あんた、この娘たちをおとりにして逃げたな?」
「あ、ああ! こいつらを連れて逃げるのは難しそうだったからおとりにして逃げた! それのなにが悪い!」
「お前とこの娘たちの関係は?」
「私がこの娘たちの雇い主だ! 私は奴隷商人などではない!」
「そうかい。証拠もないし、そういうことにしておいてやるよ」
「あ、ああ、そうだとも! 娘たちを助けてくれたことは感謝する! それでは娘たちはもらっていくぞ!」
商人は彼女たちを連れて行こうとしたけど、それをギルドマスターが遮った。
さて、今度はどうでるのかな?
「待ちな。その娘たちは本当にただの雇われ人なんだな?」
「そうだと言っている!」
「そうかよ。娘たち、お前らはこの商人と一緒に行く気はあるか?」
「そ、それは……」
「正直にいいな。こいつが暴れようとしたら冒険者ギルドが取り押さえて終わりだ」
「じゃ、じゃあ……私は一緒に行きたくないです」
「私も! もうこんな生活、いや!」
「私たちを切り捨てて逃げ出すような男と一緒になんていたくない!」
3人は口々にそう言って拒否をする。
彼女たちはあくまでも雇われ人だから拒否する権利は一応ある。
それを受け入れるかどうかは商人次第だけど、この様子だと冒険者ギルドも噛みつくみたいだね。
「なにを! そんなわがまま認めん!」
「わがままか? お前はこいつらをおとりにして逃げたんだろう? なら、もういらないって言うことじゃないか。生きていたから戻ってこいは虫がよすぎやしねぇか?」
「そ、それは……だが、私が雇わなければその娘たちに行き場などないぞ!」
「確かに。彼女たちのような子供があなたの元を離れても行くあてなどないでしょうね」
監視員の言葉に少女たちが一瞬怯えるが、まだ次の言葉があった。
「アウラ様がメイド見習いとしてでも雇ってくれるのでしたら別でしょうが」
あー、やっぱりそうなるわけね。
そんな気はしていたんだけど。
「どうでしょうアウラ様。名誉伯爵としての懐の深さ、示していただけませんか?」
「口が回るわね、あなた。そっちの女の子たちも文句はない? 服と食事、住むところだけは保証するわ。見習いの間、どの程度の給金が出るかはメイド長と相談ね」
「え、雇っていただけるのですか!?」
「いやじゃなければ雇うわ。どうする?」
「はい! 私、雇ってもらいたいです!」
「私も! よろしくお願いいたします!」
「ご迷惑はおかけしません! どうかよろしくお願いいたします!」
3人とも必死だね。
でも、気に入ったわ。
「うん。じゃあ、3人とも引き受ける。冒険者ギルドも文句はないわね」
「おう。ミラーシア湖の名誉伯爵様なら身元も信用できる。あまり無体には扱ってくれるなよ?」
「彼女たちの頑張り次第よ」
「はっ、そいつはきつそうだ」
冒険者ギルドとの話はまとまった。
あとは商人とだね。
「で、あんたは文句ある? 商人様?」
「あるに決まっている! なぜ、私はその娘たちの雇い主だ! 雇い主に断りもなく引き抜こうなど……」
「じゃあ、はい、手切れ金」
あたしは懐から銀貨を3枚だけ取り出し商人に投げつけてやった。
商人はそれを顔面にぶつけられてあたふたしているよ。
「元々捨てたものなんでしょ? 手切れ金付きで渡せてよかったじゃない」
「な、ひとり銀貨1枚だと……!?」
「あんたがいくらで買ってきたかは知らないけれど、捨てたものを救ってきたのはこのあたしよ。文句ある?」
「あるに決まっている! 私がその娘たちを手に入れるためいくら払ってきたと考えているのだ!」
「……やっぱり人買いじゃない、あなた」
「な!?」
「致命的に口が軽いわよ。冒険者ギルドにあとは任せてもいい?」
「構わん。おい、この商人を捕まえろ! 余罪をたっぷり絞り出せ!」
「ま、待て、私は……」
商人がなにか言おうとしたけど、口を塞がれて連れて行かれた。
身から出た錆、ざまあないよね。
でも、クスイにこの3人のことどう紹介しよう……。
今回はヘファイストスも一緒だから大騒ぎになっちゃったけど知らない。
こっちも車に乗れる人数の限界とかがあるからね。
「か、帰ったか。そのエンシェントフレームは?」
出て来たのは冒険者ギルドのギルドマスター。
結構慌てて出てきたね。
「あたしのエンシェントフレームよ!」
「名誉伯爵様か。本当にエンシェントフレーム持ちだったんだな。それにしても空まで飛べるとは大物じゃねえか」
「それはどうも。商人を襲ったっていうオークのコロニーは潰してきたわ」
「コロニー……やはり、コロニーになっていやがったか」
コロニーになっていやがったかって、当然でしょう?
30匹クラスが行動していたらコロニーができているに決まっているじゃないの。
「それで、ちょっと確認したいことがあるんだけど、オークを発見したっていう商人はまだいるの?」
「ああ、いるが……それがどうかしたのか?」
「それは話が早そうね。そいつを連れてきてもらえる?」
「うん? ああ、構わないが……」
さてギルドマスターも商人を迎えに行ったし、あたしも地上に降りよう。
女の子たちはまだヘファイストスの手の上で待機ね。
「おお! オークを倒してきてくれましたか!」
出て来たのはわりと痩せた青年。
監視員が言っていたけど、服に汚れがあっても怪我の痕はないわね。
「倒してきたわよ。百匹まではいなかったけど、それなりにいたわ」
「そんなに……モンスターというのは本当に恐ろしいものですな」
「恐ろしいでしょうね、一般人には。あたしたちにとってはオークの30匹くらいある程度の人数さえ揃えばザコでしかないんだけどね」
「そ、そうですか。それでは、私はその道をまた通れるのですな?」
「通れるけど、そっちに行ってなにをするの? 商品をなにも持っていないようだけど」
「そ、それは……商品は放り出して逃げてきましたからな。街を移ってから再度仕入れ直します」
ふーん、あくまでもしらを切るのね。
まあ、いいけど
ここからはギルドの仕事だし。
ここ、あたしの領地じゃないし。
「ちょっとよろしいでしょうか、商人様」
「な、なんですかな?」
ここ口を挟んできたのはギルドの監視員。
ここから面白くなるのかな?
「商人様、失礼ですがここまでどうやって逃げておいでで?」
「それは、走って逃げてだが?」
「オークから走って? 気付かれていませんでしたか?」
「いや、発見されていたが……それがどうした?」
「いえね、オークって見た目以上に足が速いんですよ。とてもじゃないが一般人が走って逃げられるような相手じゃない。冒険者だって罠を使って逃げるような相手ですからね」
「あ……それは、あれだ。持っていた商品をおとりにしてだな」
「持っていた商品。それはなんですか?」
「もちろん、この街で仕入れた野菜だとも」
「それもおかしな話です。オークは肉食、野菜などには目もくれない。あらためて聞きましょう。なにをおとりに使ったのですか?」
「いや、それはだな……」
「答えたくないなら結構。答えは既に持ち帰っています」
「な……なに?」
「アウラ様、彼女たちをここに」
「はーい」
あたしはヘファイストスにお願いして3人を地上に降ろしてもらった。
足の傷をまだ治していないから、彼女たちはヘファイストスの手に乗ったままだけどね。
「あ……お前たちは」
商人は3人の顔を見て唖然としている。
そうでしょうね、自分が切り離してきた娘たちがここにいるんだもの。
そんなことお構いなしに、あたしと監視員は話を続けるけど。
「危ういところでしたよ。もう少し遅ければオークのオモチャになっていましたから」
「本当ね。のんびり見張りを倒しすぎたかしら?」
「いえ、見張りを倒す時間は仕方がないでしょう。乱戦になってしまえば、彼女たちを保護できなかった」
「それもそうね」
あたしたちはのんびりとしているけれど、商人の顔は青ざめ始めている。
状況を理解しているんでしょうね。
でも、状況を理解できていないギルドマスターが声をかけてきた。
「おい、その娘たちはどうしたんだ?」
「はい、ギルドマスター。オークのコロニーで保護して参りました。3人とも足に剣で切られた切り傷あり。切り傷の治療はまだしていません」
「ふむ……おい、商人よ。お前の剣を出せ」
「え、ああ、いや」
「いいから出せ!」
「は、はい!」
商人はギルドマスターに剣を渡し、ギルドマスターはその剣と少女たちの足についている傷とを比較する。
そして、彼の出した結論は。
「おい、商人様よぉ。お前、この娘たちを動けなくしておとりにしたな?」
「ああ、その、それは……」
「それだけではありませんよ、ギルドマスター。この少女たちは違法奴隷のようです。この商人は彼女たちのような少女を買い集め、売りさばくことを仕事としていたようですね」
「なに? 証拠は?」
「残念ながら彼女たちの証言のみです。奴隷を示す奴隷紋もありませんし、彼女たちの方が嘘をついていると言われればそれまでですね」
そう、証拠がないんだよね。
これには困ったものなんだけど、どうにもならなかった。
さて、どう動くのかな?
「ちっ……とりあえず、商人。あんた、この娘たちをおとりにして逃げたな?」
「あ、ああ! こいつらを連れて逃げるのは難しそうだったからおとりにして逃げた! それのなにが悪い!」
「お前とこの娘たちの関係は?」
「私がこの娘たちの雇い主だ! 私は奴隷商人などではない!」
「そうかい。証拠もないし、そういうことにしておいてやるよ」
「あ、ああ、そうだとも! 娘たちを助けてくれたことは感謝する! それでは娘たちはもらっていくぞ!」
商人は彼女たちを連れて行こうとしたけど、それをギルドマスターが遮った。
さて、今度はどうでるのかな?
「待ちな。その娘たちは本当にただの雇われ人なんだな?」
「そうだと言っている!」
「そうかよ。娘たち、お前らはこの商人と一緒に行く気はあるか?」
「そ、それは……」
「正直にいいな。こいつが暴れようとしたら冒険者ギルドが取り押さえて終わりだ」
「じゃ、じゃあ……私は一緒に行きたくないです」
「私も! もうこんな生活、いや!」
「私たちを切り捨てて逃げ出すような男と一緒になんていたくない!」
3人は口々にそう言って拒否をする。
彼女たちはあくまでも雇われ人だから拒否する権利は一応ある。
それを受け入れるかどうかは商人次第だけど、この様子だと冒険者ギルドも噛みつくみたいだね。
「なにを! そんなわがまま認めん!」
「わがままか? お前はこいつらをおとりにして逃げたんだろう? なら、もういらないって言うことじゃないか。生きていたから戻ってこいは虫がよすぎやしねぇか?」
「そ、それは……だが、私が雇わなければその娘たちに行き場などないぞ!」
「確かに。彼女たちのような子供があなたの元を離れても行くあてなどないでしょうね」
監視員の言葉に少女たちが一瞬怯えるが、まだ次の言葉があった。
「アウラ様がメイド見習いとしてでも雇ってくれるのでしたら別でしょうが」
あー、やっぱりそうなるわけね。
そんな気はしていたんだけど。
「どうでしょうアウラ様。名誉伯爵としての懐の深さ、示していただけませんか?」
「口が回るわね、あなた。そっちの女の子たちも文句はない? 服と食事、住むところだけは保証するわ。見習いの間、どの程度の給金が出るかはメイド長と相談ね」
「え、雇っていただけるのですか!?」
「いやじゃなければ雇うわ。どうする?」
「はい! 私、雇ってもらいたいです!」
「私も! よろしくお願いいたします!」
「ご迷惑はおかけしません! どうかよろしくお願いいたします!」
3人とも必死だね。
でも、気に入ったわ。
「うん。じゃあ、3人とも引き受ける。冒険者ギルドも文句はないわね」
「おう。ミラーシア湖の名誉伯爵様なら身元も信用できる。あまり無体には扱ってくれるなよ?」
「彼女たちの頑張り次第よ」
「はっ、そいつはきつそうだ」
冒険者ギルドとの話はまとまった。
あとは商人とだね。
「で、あんたは文句ある? 商人様?」
「あるに決まっている! なぜ、私はその娘たちの雇い主だ! 雇い主に断りもなく引き抜こうなど……」
「じゃあ、はい、手切れ金」
あたしは懐から銀貨を3枚だけ取り出し商人に投げつけてやった。
商人はそれを顔面にぶつけられてあたふたしているよ。
「元々捨てたものなんでしょ? 手切れ金付きで渡せてよかったじゃない」
「な、ひとり銀貨1枚だと……!?」
「あんたがいくらで買ってきたかは知らないけれど、捨てたものを救ってきたのはこのあたしよ。文句ある?」
「あるに決まっている! 私がその娘たちを手に入れるためいくら払ってきたと考えているのだ!」
「……やっぱり人買いじゃない、あなた」
「な!?」
「致命的に口が軽いわよ。冒険者ギルドにあとは任せてもいい?」
「構わん。おい、この商人を捕まえろ! 余罪をたっぷり絞り出せ!」
「ま、待て、私は……」
商人がなにか言おうとしたけど、口を塞がれて連れて行かれた。
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でも、クスイにこの3人のことどう紹介しよう……。
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