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その後も続く物語
等価交換では得られない大切な…
しおりを挟む「ナギ。空飛ぶ船の設計図、明日には完成しそうなんだって?」
エリスがいたずらっぽく笑いながら、あなたの腕にぎゅっとしがみつきます。
「いや、今日急いで終わらせたよ」
あなたは夜空を見上げ、ふと、これまでの「等価交換」の軌跡を思い出しました。ボロ家を改造し、砦を要塞に変え、この街を作り上げた……。
「……少し、先の話をしようか」
あなたの言葉に、エリスが不思議そうに首を傾げます。あなたは彼女をそっと見つめ返し、ちょっと目線を外して告げる。
「空飛ぶ船もいいけれど…そろそろ、この広い『家』に、リリの妹か弟が必要なんじゃないかと…思って…」
その瞬間、エリスの顔が夜の暗がりでもわかるほど真っ赤に染まりました。
「えっ……、こ、子供!? な、ナギ、あんた……っ!」
あんなに戦場では恐れ知らずだった筆頭騎士が、今は見たこともないほど動揺して、視線を泳がせています。
「な、なんてこと言うのよ。……でも、そうね。あんたの知恵と私の剣、どっちに似ても……きっと、とんでもなく騒がしくて、可愛い子が生まれるんでしょうね」
彼女は照れ隠しにあなたの胸に顔を埋めましたが、その手はあなたの指を強く握り返していました。
「『等価交換』じゃ作れない、私たちだけの宝物……か。ふふ、楽しみじゃない。明日からは、船の設計図じゃなくて、子供部屋の改装プランを考えなきゃね」
新しい命の予感と、賑やかな日常
数カ月後、アーク・パレスにはまた新しい噂が広まり始めました。
リリの張り切り: 「私、最高のお姉ちゃんになるんだから!」と、オーナー修行の傍ら、ベビー服の選定に余念がありません。
シロの守護: 気がつけば、シロは常にエリスの影に寄り添うようになりました。「主の子は、我が牙にかけても守り抜く」と、その気合は十分です。
ナギの新作: 気が早いあなたは、すでにインベントリの中で「自動で揺れる魔導ゆりかご」や「絶対に転んでも痛くない魔法の床材」の開発に着手しています。
「ねえナギ、気が早すぎるわよ!」
笑うエリスの横顔は、慈愛に満ちた母親の表情に少しずつ近づいていました。あなたの新たな『家族』に会える日はもうすぐそこです。
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