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『きちんと考えて、七人の男子たちの中で誰が好みか』か。
私は苦笑いを浮かべながら、その言葉に応える。
「理性で考えて、ってことかしら。
そういうことだと、私は前から『高貴な血筋』に嫁入りしたかったの。
だからマーセル殿下か、アラン様ということになるわね」
私は侯爵令嬢で、他の男子は伯爵令息だ。
今より格下の家に嫁いでも、目的は果たせないだろう。
――ただ、最近はその願望が希薄になっているような気がした。
『できれば望ましい』と、今でも思ってるけど。
嫁入りして家庭に入るより、今は自分を磨いて『何ができるか』を探していきたい。
たとえば『どうやったら魔術の腕を上げていけるのか』とか。
そういったことを、多く考えるようになっていた。
私もファルケンシュタインの一族だ。
果たせる責務があるなら、それを果たして行きたかった。
サニーが笑いながら告げる。
「オリヴァー殿下は、理性で考えても圏外なのね」
「それはしょうがないんじゃない?
直感があそこまで警告する人を選ぶのは、理性でも嫌だわ」
レナが私に尋ねる。
「どうしてそんなに高貴な血にこだわってるの?」
私はすまし顔で応える。
「我がエドラウス侯爵家に、高貴な血筋の跡取りを入れたいのよ。
サイ兄様の子供に、私の子供を嫁がせるか、養子に取ってもらうの。
そうすれば我が侯爵家に、足りないものはなくなるわ」
王族や公爵家の血が入れば、エドラウス公爵家にだってなれるかもしれない。
ララが笑いながら告げる。
「あなたは、今の家が本当に大好きなのね」
私は微笑んで応える。
「それはそうよ。敬愛するお母様が起こした分家ですもの。
できることなら、立派な家系に育てたいわ。
家を立派に盛り立てるのも、貴族の責務のひとつでしょう?」
サニーが私に尋ねてくる。
「でも、あなたの心を射止めた人が高貴な血筋じゃなかったら、その時はどうするの?」
私は少し考えてから答える。
「それは、その時になってみないおわからないわね。
恋愛なんてしたことがないから、自分の心がどうなるかなんて、予想できないもの」
三人が意外そうに「あら、初恋もまだなの?」と尋ねてきた。
私はあきれ顔で応える。
「当たり前じゃない? 私の周囲に居る異性なんて、サイ兄様ぐらいよ?
そういう意味では、初恋はサイ兄様かもしれないわね。
兄様より素敵な男子を見たことは、今までないんだもの」
ララが苦笑を浮かべながら告げる。
「ほんと、重度のブラコンよね。
――でもまぁ、しょうがないか。
私も似たような物だし」
レナも笑いながら告げる。
「高位貴族の令嬢って、よほど家族ぐるみでつきあいがないかぎり、男性と縁がないものね。
グランツが最初に『家族以外の異性と出会う場』かしら」
高位貴族の娘は原則、箱入り娘だ。
両親が家の外に出そうとしないし、外出する時も侍女や兵士がきっちり身の回りを固める。
社交界や学校に通うようになるまで、異性と知り合う機会がないのだ。
親が幼い頃から嫁ぎ先候補と決めるような男子が居れば、会わせてもらえることはあるらしい。
エドラウス侯爵家に通ってくる貴族子女。
そんな家は、この女子三人ぐらいだった。
そういう意味で『ザフィーア』が、私にとって初めて男子との邂逅になった。
それはこの場に居る女子、全員が同じだ。
私はふと気づいて、みんなに告げる。
「そういえば、みんなはザフィーアの男子をどう評価しているの?
射止めたい男子はいるのかしら」
サニーがため息をついて応える。
「私は親の決める相手に嫁ぐだけよ。
レナやララも同じ。
良家の男性にアプローチはしてみるけど、それは恋愛とは縁遠いものになるわね」
ララが告げる。
「でも夫婦愛なんて、婚姻後でも育めるらしいわよ?
だから私は、そこまで悲観はしてないわね。
婚約期間中も、絆は育めるものだし」
レナとサニーがうなずいた。
彼女たちは、両親を信頼してるんだろう。
『家のために、酷い男をあてがわれる』なんてことはないと、確信してるみたいだ。
レナが笑いながら告げる。
「そもそも『ザフィーア』の男子はマリーに夢中だもの。
それを横取りするほどの相手となると、そこまでの男子は居ないわね」
サニーが続く。
「マリーとあの七人の誰かがくっついたとして、残り六人。
その中から誰かを選べと言われても、確かに困るわね。
――結局、私たちも恋愛初心者に変わりはないのよ」
同じ高位貴族の娘、男性との縁なんて、今までろくになかった。
恋に恋するお年頃、ということかなぁ。
グランツに通う間に『運命の人』に巡り合えたら――そう祈るだけだ。
私はしんみりとした気分で告げる。
「グランツで良縁に巡り合えるといいわね」
女子三人が笑った。
「そうね、そんな素敵な出会いが待っていたら、人生に楽しみも増えるわね」
ほとんど叶わぬ望みだと、半ば理解している。
私たち貴族の娘は、親の決めた縁談に身を任せるのが常だ。
それ以外の道なんて、絵本の中でしか見たことがないのだから。
****
三月を半ばも過ぎ、そろそろ春の訪れを感じるようになってきた。
ザフィーアの魔力鍛錬は順調に進んだ。
お母様は「みんな、すごい進歩をしてるわよ?」と褒めてくれた。
「基礎を徹底的に磨くわよ?
魔力制御は基本にして奥義。
決しておろそかにしてはいけないわ」
そんなことを、口癖のようにみんなに伝えていた。
大きなイベントこそなかったけれど、二か月近く寝食を共にしてきた。
私たちの絆は、着実に深まっていた。
みんなはお互いを異性だと感じていないらしい。
『同性の仲間』として連帯している感じだと言っていた。
これは子供ならではの感覚なのかもしれない。
でもなぜか、『私だけは別』らしい。
女子たちからはあれからも、散々『男子たちはあなたの心を狙っているの』と言い含められた。
毎日しつこく言われれば、鈍いらしい私でも、少しは自覚ぐらい出てくる。
信じられないけど、男子たちは本気なのだ。
渋々だけど、その事実を受け入れていた。
身分の差も、殿下たちが『俺たちの間に、敬語なんていらん』と言い出した。
おかげで十二人の間に、身分の壁は無くなっていた。
みんなが対等な仲間として、毎日を過ごしていた。
オリヴァー殿下が、昼食後の紅茶を飲みながら告げる。
「ザフィーアの縁は不思議なものだな。
俺が猫を被らずに済む友を得られたのは、僥倖と言えるだろう」
オリヴァー殿下の素顔は、マーセル殿下と同じくらい尊大な、王族のものだった。
柔らかい物腰は、やっぱり演技だったそうだ。
「あれは王宮に居る連中から、自分の身を守る護身術、みたいなものさ」
と、笑って告げた。
このオリヴァー殿下の素顔には、マーセル殿下も驚いたらしい。
今まで家族の前でも、徹底して猫を被ってたのだとか。
私はオリヴァー殿下に尋ねる。
「王族って、そんなに大変なものなのですか?」
オリヴァー殿下がうなずいた。
「第一王子ともなれば、それなりに私を狙う者は増える。
悪意を隠して接近し、取り入ろうとする輩がな。
そういった連中から、身を守りたかったんだ」
もっとも、お母様やお父様が、『悪いことを考える連中』を早々に潰してしまうらしい。
なので、そこまで苦労することもなかったんだとか。
「――だが、下手にろくでもない奴らと縁を持っても、あとが面倒だ。
だから徹底していたのさ」
私は以前、お母様に言われた事をふと思い出した。
「他の貴族とは違う、『王族が背負う責務』とは、いったいなんなのでしょうか」
オリヴァー殿下が、優しい笑顔で私を見つめた。
私は苦笑いを浮かべながら、その言葉に応える。
「理性で考えて、ってことかしら。
そういうことだと、私は前から『高貴な血筋』に嫁入りしたかったの。
だからマーセル殿下か、アラン様ということになるわね」
私は侯爵令嬢で、他の男子は伯爵令息だ。
今より格下の家に嫁いでも、目的は果たせないだろう。
――ただ、最近はその願望が希薄になっているような気がした。
『できれば望ましい』と、今でも思ってるけど。
嫁入りして家庭に入るより、今は自分を磨いて『何ができるか』を探していきたい。
たとえば『どうやったら魔術の腕を上げていけるのか』とか。
そういったことを、多く考えるようになっていた。
私もファルケンシュタインの一族だ。
果たせる責務があるなら、それを果たして行きたかった。
サニーが笑いながら告げる。
「オリヴァー殿下は、理性で考えても圏外なのね」
「それはしょうがないんじゃない?
直感があそこまで警告する人を選ぶのは、理性でも嫌だわ」
レナが私に尋ねる。
「どうしてそんなに高貴な血にこだわってるの?」
私はすまし顔で応える。
「我がエドラウス侯爵家に、高貴な血筋の跡取りを入れたいのよ。
サイ兄様の子供に、私の子供を嫁がせるか、養子に取ってもらうの。
そうすれば我が侯爵家に、足りないものはなくなるわ」
王族や公爵家の血が入れば、エドラウス公爵家にだってなれるかもしれない。
ララが笑いながら告げる。
「あなたは、今の家が本当に大好きなのね」
私は微笑んで応える。
「それはそうよ。敬愛するお母様が起こした分家ですもの。
できることなら、立派な家系に育てたいわ。
家を立派に盛り立てるのも、貴族の責務のひとつでしょう?」
サニーが私に尋ねてくる。
「でも、あなたの心を射止めた人が高貴な血筋じゃなかったら、その時はどうするの?」
私は少し考えてから答える。
「それは、その時になってみないおわからないわね。
恋愛なんてしたことがないから、自分の心がどうなるかなんて、予想できないもの」
三人が意外そうに「あら、初恋もまだなの?」と尋ねてきた。
私はあきれ顔で応える。
「当たり前じゃない? 私の周囲に居る異性なんて、サイ兄様ぐらいよ?
そういう意味では、初恋はサイ兄様かもしれないわね。
兄様より素敵な男子を見たことは、今までないんだもの」
ララが苦笑を浮かべながら告げる。
「ほんと、重度のブラコンよね。
――でもまぁ、しょうがないか。
私も似たような物だし」
レナも笑いながら告げる。
「高位貴族の令嬢って、よほど家族ぐるみでつきあいがないかぎり、男性と縁がないものね。
グランツが最初に『家族以外の異性と出会う場』かしら」
高位貴族の娘は原則、箱入り娘だ。
両親が家の外に出そうとしないし、外出する時も侍女や兵士がきっちり身の回りを固める。
社交界や学校に通うようになるまで、異性と知り合う機会がないのだ。
親が幼い頃から嫁ぎ先候補と決めるような男子が居れば、会わせてもらえることはあるらしい。
エドラウス侯爵家に通ってくる貴族子女。
そんな家は、この女子三人ぐらいだった。
そういう意味で『ザフィーア』が、私にとって初めて男子との邂逅になった。
それはこの場に居る女子、全員が同じだ。
私はふと気づいて、みんなに告げる。
「そういえば、みんなはザフィーアの男子をどう評価しているの?
射止めたい男子はいるのかしら」
サニーがため息をついて応える。
「私は親の決める相手に嫁ぐだけよ。
レナやララも同じ。
良家の男性にアプローチはしてみるけど、それは恋愛とは縁遠いものになるわね」
ララが告げる。
「でも夫婦愛なんて、婚姻後でも育めるらしいわよ?
だから私は、そこまで悲観はしてないわね。
婚約期間中も、絆は育めるものだし」
レナとサニーがうなずいた。
彼女たちは、両親を信頼してるんだろう。
『家のために、酷い男をあてがわれる』なんてことはないと、確信してるみたいだ。
レナが笑いながら告げる。
「そもそも『ザフィーア』の男子はマリーに夢中だもの。
それを横取りするほどの相手となると、そこまでの男子は居ないわね」
サニーが続く。
「マリーとあの七人の誰かがくっついたとして、残り六人。
その中から誰かを選べと言われても、確かに困るわね。
――結局、私たちも恋愛初心者に変わりはないのよ」
同じ高位貴族の娘、男性との縁なんて、今までろくになかった。
恋に恋するお年頃、ということかなぁ。
グランツに通う間に『運命の人』に巡り合えたら――そう祈るだけだ。
私はしんみりとした気分で告げる。
「グランツで良縁に巡り合えるといいわね」
女子三人が笑った。
「そうね、そんな素敵な出会いが待っていたら、人生に楽しみも増えるわね」
ほとんど叶わぬ望みだと、半ば理解している。
私たち貴族の娘は、親の決めた縁談に身を任せるのが常だ。
それ以外の道なんて、絵本の中でしか見たことがないのだから。
****
三月を半ばも過ぎ、そろそろ春の訪れを感じるようになってきた。
ザフィーアの魔力鍛錬は順調に進んだ。
お母様は「みんな、すごい進歩をしてるわよ?」と褒めてくれた。
「基礎を徹底的に磨くわよ?
魔力制御は基本にして奥義。
決しておろそかにしてはいけないわ」
そんなことを、口癖のようにみんなに伝えていた。
大きなイベントこそなかったけれど、二か月近く寝食を共にしてきた。
私たちの絆は、着実に深まっていた。
みんなはお互いを異性だと感じていないらしい。
『同性の仲間』として連帯している感じだと言っていた。
これは子供ならではの感覚なのかもしれない。
でもなぜか、『私だけは別』らしい。
女子たちからはあれからも、散々『男子たちはあなたの心を狙っているの』と言い含められた。
毎日しつこく言われれば、鈍いらしい私でも、少しは自覚ぐらい出てくる。
信じられないけど、男子たちは本気なのだ。
渋々だけど、その事実を受け入れていた。
身分の差も、殿下たちが『俺たちの間に、敬語なんていらん』と言い出した。
おかげで十二人の間に、身分の壁は無くなっていた。
みんなが対等な仲間として、毎日を過ごしていた。
オリヴァー殿下が、昼食後の紅茶を飲みながら告げる。
「ザフィーアの縁は不思議なものだな。
俺が猫を被らずに済む友を得られたのは、僥倖と言えるだろう」
オリヴァー殿下の素顔は、マーセル殿下と同じくらい尊大な、王族のものだった。
柔らかい物腰は、やっぱり演技だったそうだ。
「あれは王宮に居る連中から、自分の身を守る護身術、みたいなものさ」
と、笑って告げた。
このオリヴァー殿下の素顔には、マーセル殿下も驚いたらしい。
今まで家族の前でも、徹底して猫を被ってたのだとか。
私はオリヴァー殿下に尋ねる。
「王族って、そんなに大変なものなのですか?」
オリヴァー殿下がうなずいた。
「第一王子ともなれば、それなりに私を狙う者は増える。
悪意を隠して接近し、取り入ろうとする輩がな。
そういった連中から、身を守りたかったんだ」
もっとも、お母様やお父様が、『悪いことを考える連中』を早々に潰してしまうらしい。
なので、そこまで苦労することもなかったんだとか。
「――だが、下手にろくでもない奴らと縁を持っても、あとが面倒だ。
だから徹底していたのさ」
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