21 / 49
第2章:星の少年と炎の少女
第21話 新薬開発(1)
しおりを挟む
夜になり、ノヴァたちがベッドに入り世話係たちが出ていった。
静まり返った部屋で、ノヴァがアイリーンに告げる。
『起きているな? 今日は“アレ”の日だぞ』
アイリーンが渋々答える。
『はーい……』
アイリーンがベッドの中でもぞもぞと服を脱いでいき、ノヴァがゆっくりとアイリーンのベッドに近づいた。
小さな照明魔法が灯され、アイリーンのベッドから布団がはぎとられた。
一糸纏わぬ姿のアイリーンが、恥ずかしそうに告げる。
『体のためとはいえ、やっぱり恥ずかしいわ』
『仕方あるまい、命をつなぐためだ。
それに伴侶なら、この程度で恥ずかしがるものでもあるまい?
では開始する』
週に一度の再調整――第二離宮に来てから、二度目となる。
ノヴァが慎重に検査魔法でアイリーンの体を監視しながら、補佐魔法の調整を行っていく。
『ふむ……やはり一週間程度で歪みが出るな。
お前の父の魔導知識では、これが限界か』
アイリーンが小さく息をついた。
『この体も、早く作り変えたいわよね。
このままだと、不慮の事故でノヴァを残して死んでしまいそう。
それはとっても不本意よ』
『確かにそうだな……お前に渡したテディの鱗を媒介に、護身術式を組んでみるか』
アイリーンがきょとんとした顔でノヴァを見つめた。
『それはどういうこと?』
横たわったアイリーンが、首から下がるチェーンネックレスを握り締めた。
その先端には、テディの鱗がつながっている。
第二離宮に来た日に、ノヴァが作った首飾りだ。
ノヴァがその鱗を見つめて告げる。
『星幽界にはテディの躯と共に魂も送ってある。
そのテディの魂と経路をつなぎ、その力を借りる。
テディは火竜だ。お前の魂とも相性がいいだろう』
『護身術式って、どうなるの?』
『お前がテディに助力を求めれば、鱗を通して星幽界からテディが力を貸してくれる。
テディができることを、お前はできるようになる。
火竜の息吹を吐くことや、空を飛ぶことがな』
アイリーンがクスリと笑みをこぼす。
『それはすごいわね。でも自分が気が付かなければ、不慮の事態にはどうしようもないわ』
『経路をつないだ時点で、テディがお前を守るだろう。
テディと同じ、二千五百年を生きた竜と同じ物理耐性や魔法耐性を持つことになる。
突然竜に襲われようと、建物の下敷きになろうと、怪我をすることはなくなる』
アイリーンが眉をひそめて尋ねる。
『それはテディの負担にはならないの?
私はこれ以上、テディを苦しめる真似はしたくないわ』
『無限の魔力が満ちている星幽界にテディは居る。
竜は周囲の魔力を食べるから、テディが魔力で困ることはない。
――さぁ、終わったぞ。もう服を着ていい』
アイリーンは手早く服を着こんでいき、ベッドに腰掛けた。
その手はまだ、テディの鱗を握りこんでいる。
『その護身術式はすぐにできるの?』
『経路をつなぎ、テディにお前を守るよう頼むだけだ。
すぐ終わる。その鱗を貸してみろ』
アイリーンがネックレスを首から取り外し、ノヴァに手渡した。
ノヴァは鱗を媒介にアイリーンに魔法術式を展開し、瞬く間に魔法の行使が終わった。
『――これでいい。もうお前の魂にはテディの魂と経路ができているはずだ。
今までよりテディを身近に感じるのではないか?』
ノヴァがアイリーンにネックレスを着けた。
アイリーンは目をつぶり、自分の中の魔力を探っていく。
『……そうね。確かに私の魂のすぐ傍にテディの魔力を感じる。
今までより、ずっと共に生きている気がするわ。ありがとう、ノヴァ』
ノヴァは優しく微笑みながら答える。
『礼ならテディに言え。奴も喜んでお前を守ることに同意した。
お前はよほど、テディに愛されているのだな』
アイリーンもノヴァの微笑みに優しく微笑み返し、二人は同じベッドで共に眠りに落ちた。
****
翌朝、ニアに連れられて第二離宮にある魔導工房の一つにノヴァたちはやってきた。
ニアが自慢気に腕を掲げて工房を指し示す。
「ここが私の魔導工房よ。
あまり使われていないけど、一流の設備は一式揃ってるわ」
アイリーンが思わず顔を引きつらせながら告げる。
「……ニアさんには悪いと思うんだけど、一流の魔導士の魔導工房でもこの水準なのね」
ニアが苦笑を浮かべて答える。
「ここの設備でそんな感想を持つだなんてね。
先史文明の一流魔導士が構える魔導工房がどんなものだったのか、想像もできないわ。
――それより、どう? ここで新薬の開発はできそう?」
ノヴァが本棚から魔導薬学のほんを取り出し、目を通しながら答える。
「流通している素材を把握してからになりますが、加工技術は何とかなると思います」
アイリーンも本棚から本を取り出して目を通し始める。
「現代の製薬技術に縛られるのは、どうしようもないものね。
あとは調合でなんとかするしかないわ」
ニアが目を輝かせて尋ねる。
「先史文明に魔力回復薬はあったの?
どんな素材? それは今でも作れる?」
アイリーンが本に目を通しながら答える。
「ホムンクルスの補給薬以外に、人間が服用する薬も当然あったわ。
素材は人工生命体を使うことがほとんどだったわね。
その方が最適な素材を用意しやすいの。
不死鳥や竜、一角獣が有名どころね。
製薬技術は比べ物にならない水準にあったから、今作るのは不可能だわ。
私たちにも、先史文明の先端機材を作る知識はないもの」
先進機材を作るには、先進技術で作られた工房が必要になる。
その工房もまた、先進技術で作られる。
そうやって、先進技術をいくつも経た先にあるのが、当時の魔導士の魔導工房だ。
先史文明の魔導士が構える魔導工房は、先史文明の叡智の結晶ともいえる。
現代で古代遺跡や古代遺物と呼ばれる物こそ、その名残なのだ。
アイリーンの説明を聞いて、ニアは残念そうに答える。
「そっかー。確かに現代技術で古代遺跡や古代遺物を作るのは、知識だけじゃどうしようもないわね。
不死鳥も竜も一角獣も、現代に生息してるわ。
あとは機材が何とかなれば、作れてしまうのね」
アイリーンが首を横に振って答える。
「野生に戻った人工生命体が、必ずしも先史文明と同じ性質を持つとは限らないわ。
野生の変位種になっているとみるべきね。
薬品ごとに変位種を作ることだってあったし、そこは全く頼りにならないわよ?」
ノヴァがいくつもの本を積み上げた後、最後の本を閉じた。
「素材の目星は付けました。
新薬の調合に必要な素材を教えますから、それを調達してください」
ニアが頷いて、ノヴァから素材のリストを書いたメモを受け取った。
静まり返った部屋で、ノヴァがアイリーンに告げる。
『起きているな? 今日は“アレ”の日だぞ』
アイリーンが渋々答える。
『はーい……』
アイリーンがベッドの中でもぞもぞと服を脱いでいき、ノヴァがゆっくりとアイリーンのベッドに近づいた。
小さな照明魔法が灯され、アイリーンのベッドから布団がはぎとられた。
一糸纏わぬ姿のアイリーンが、恥ずかしそうに告げる。
『体のためとはいえ、やっぱり恥ずかしいわ』
『仕方あるまい、命をつなぐためだ。
それに伴侶なら、この程度で恥ずかしがるものでもあるまい?
では開始する』
週に一度の再調整――第二離宮に来てから、二度目となる。
ノヴァが慎重に検査魔法でアイリーンの体を監視しながら、補佐魔法の調整を行っていく。
『ふむ……やはり一週間程度で歪みが出るな。
お前の父の魔導知識では、これが限界か』
アイリーンが小さく息をついた。
『この体も、早く作り変えたいわよね。
このままだと、不慮の事故でノヴァを残して死んでしまいそう。
それはとっても不本意よ』
『確かにそうだな……お前に渡したテディの鱗を媒介に、護身術式を組んでみるか』
アイリーンがきょとんとした顔でノヴァを見つめた。
『それはどういうこと?』
横たわったアイリーンが、首から下がるチェーンネックレスを握り締めた。
その先端には、テディの鱗がつながっている。
第二離宮に来た日に、ノヴァが作った首飾りだ。
ノヴァがその鱗を見つめて告げる。
『星幽界にはテディの躯と共に魂も送ってある。
そのテディの魂と経路をつなぎ、その力を借りる。
テディは火竜だ。お前の魂とも相性がいいだろう』
『護身術式って、どうなるの?』
『お前がテディに助力を求めれば、鱗を通して星幽界からテディが力を貸してくれる。
テディができることを、お前はできるようになる。
火竜の息吹を吐くことや、空を飛ぶことがな』
アイリーンがクスリと笑みをこぼす。
『それはすごいわね。でも自分が気が付かなければ、不慮の事態にはどうしようもないわ』
『経路をつないだ時点で、テディがお前を守るだろう。
テディと同じ、二千五百年を生きた竜と同じ物理耐性や魔法耐性を持つことになる。
突然竜に襲われようと、建物の下敷きになろうと、怪我をすることはなくなる』
アイリーンが眉をひそめて尋ねる。
『それはテディの負担にはならないの?
私はこれ以上、テディを苦しめる真似はしたくないわ』
『無限の魔力が満ちている星幽界にテディは居る。
竜は周囲の魔力を食べるから、テディが魔力で困ることはない。
――さぁ、終わったぞ。もう服を着ていい』
アイリーンは手早く服を着こんでいき、ベッドに腰掛けた。
その手はまだ、テディの鱗を握りこんでいる。
『その護身術式はすぐにできるの?』
『経路をつなぎ、テディにお前を守るよう頼むだけだ。
すぐ終わる。その鱗を貸してみろ』
アイリーンがネックレスを首から取り外し、ノヴァに手渡した。
ノヴァは鱗を媒介にアイリーンに魔法術式を展開し、瞬く間に魔法の行使が終わった。
『――これでいい。もうお前の魂にはテディの魂と経路ができているはずだ。
今までよりテディを身近に感じるのではないか?』
ノヴァがアイリーンにネックレスを着けた。
アイリーンは目をつぶり、自分の中の魔力を探っていく。
『……そうね。確かに私の魂のすぐ傍にテディの魔力を感じる。
今までより、ずっと共に生きている気がするわ。ありがとう、ノヴァ』
ノヴァは優しく微笑みながら答える。
『礼ならテディに言え。奴も喜んでお前を守ることに同意した。
お前はよほど、テディに愛されているのだな』
アイリーンもノヴァの微笑みに優しく微笑み返し、二人は同じベッドで共に眠りに落ちた。
****
翌朝、ニアに連れられて第二離宮にある魔導工房の一つにノヴァたちはやってきた。
ニアが自慢気に腕を掲げて工房を指し示す。
「ここが私の魔導工房よ。
あまり使われていないけど、一流の設備は一式揃ってるわ」
アイリーンが思わず顔を引きつらせながら告げる。
「……ニアさんには悪いと思うんだけど、一流の魔導士の魔導工房でもこの水準なのね」
ニアが苦笑を浮かべて答える。
「ここの設備でそんな感想を持つだなんてね。
先史文明の一流魔導士が構える魔導工房がどんなものだったのか、想像もできないわ。
――それより、どう? ここで新薬の開発はできそう?」
ノヴァが本棚から魔導薬学のほんを取り出し、目を通しながら答える。
「流通している素材を把握してからになりますが、加工技術は何とかなると思います」
アイリーンも本棚から本を取り出して目を通し始める。
「現代の製薬技術に縛られるのは、どうしようもないものね。
あとは調合でなんとかするしかないわ」
ニアが目を輝かせて尋ねる。
「先史文明に魔力回復薬はあったの?
どんな素材? それは今でも作れる?」
アイリーンが本に目を通しながら答える。
「ホムンクルスの補給薬以外に、人間が服用する薬も当然あったわ。
素材は人工生命体を使うことがほとんどだったわね。
その方が最適な素材を用意しやすいの。
不死鳥や竜、一角獣が有名どころね。
製薬技術は比べ物にならない水準にあったから、今作るのは不可能だわ。
私たちにも、先史文明の先端機材を作る知識はないもの」
先進機材を作るには、先進技術で作られた工房が必要になる。
その工房もまた、先進技術で作られる。
そうやって、先進技術をいくつも経た先にあるのが、当時の魔導士の魔導工房だ。
先史文明の魔導士が構える魔導工房は、先史文明の叡智の結晶ともいえる。
現代で古代遺跡や古代遺物と呼ばれる物こそ、その名残なのだ。
アイリーンの説明を聞いて、ニアは残念そうに答える。
「そっかー。確かに現代技術で古代遺跡や古代遺物を作るのは、知識だけじゃどうしようもないわね。
不死鳥も竜も一角獣も、現代に生息してるわ。
あとは機材が何とかなれば、作れてしまうのね」
アイリーンが首を横に振って答える。
「野生に戻った人工生命体が、必ずしも先史文明と同じ性質を持つとは限らないわ。
野生の変位種になっているとみるべきね。
薬品ごとに変位種を作ることだってあったし、そこは全く頼りにならないわよ?」
ノヴァがいくつもの本を積み上げた後、最後の本を閉じた。
「素材の目星は付けました。
新薬の調合に必要な素材を教えますから、それを調達してください」
ニアが頷いて、ノヴァから素材のリストを書いたメモを受け取った。
0
あなたにおすすめの小説
50代無職、エルフに転生で異世界ざわつく
かわさきはっく
ファンタジー
就職氷河期を生き抜き、数々の職を転々とした末に無職となった50代の俺。
ある日、病で倒れ、気づけば異世界のエルフの賢者に転生していた!?
俺が転生したのは、高位エルフの秘術の失敗によって魂が取り込まれた賢者の肉体。
第二の人生をやり直そうと思ったのも束の間、俺の周囲は大騒ぎだ。
「導き手の復活か!?」「賢者を語る偽物か!?」
信仰派と保守派が入り乱れ、エルフの社会はざわつき始める。
賢者の力を示すため、次々と課される困難な試練。
様々な事件に巻き込まれながらも、俺は異世界で無双する!
異世界ざわつき転生譚、ここに開幕!
※話数は多いですが、一話ごとのボリュームは少なめです。
※「小説家になろう」「カクヨム」「Caita」にも掲載しています。
英雄召喚〜帝国貴族の異世界統一戦記〜
駄作ハル
ファンタジー
異世界の大貴族レオ=ウィルフリードとして転生した平凡サラリーマン。
しかし、待っていたのは平和な日常などではなかった。急速な領土拡大を目論む帝国の貴族としての日々は、戦いの連続であった───
そんなレオに与えられたスキル『英雄召喚』。それは現世で英雄と呼ばれる人々を呼び出す能力。『鬼の副長』土方歳三、『臥龍』所轄孔明、『空の魔王』ハンス=ウルリッヒ・ルーデル、『革命の申し子』ナポレオン・ボナパルト、『万能人』レオナルド・ダ・ヴィンチ。
前世からの知識と英雄たちの逸話にまつわる能力を使い、大切な人を守るべく争いにまみれた異世界に平和をもたらす為の戦いが幕を開ける!
完結まで毎日投稿!
【大賞・完結】地味スキル《お片付け》は最強です!社畜OL、異世界でうっかり国を改革しちゃったら、騎士団長と皇帝陛下に溺愛されてるんですが!?
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
【第18回ファンタジー小説大賞で大賞をいただきました】→【規約変更で書籍化&コミカライズ「確約」は取り消しになりました。】
佐藤美佳子(サトウ・ミカコ)、享年28歳。死因は、過労。連日の徹夜と休日出勤の果てに、ブラック企業のオフィスで静かに息を引き取った彼女が次に目覚めたのは、剣と魔法のファンタジー世界だった。
新たな生を受けたのは、田舎のしがない貧乏貴族の娘、ミカ・アシュフィールド、16歳。神様がくれた転生特典は、なんと《完璧なる整理整頓》という、とんでもなく地味なスキルだった。
「せめて回復魔法とかが良かった……」
戦闘にも生産にも役立たないスキルに落胆し、今度こそは静かに、穏やかに生きたいと願うミカ。しかし、そんな彼女のささやかな望みは、王家からの突然の徴収命令によって打ち砕かれる。
「特殊技能持ちは、王宮へ出仕せよ」
家族を守るため、どうせ役立たずと追い返されるだろうと高をくくって王都へ向かったミカに与えられた任務は、あまりにも無謀なものだった。
「この『開かずの倉庫』を、整理せよ」
そこは、数百年分の備品や資材が山と積まれ、あまりの混沌ぶりに探検隊が遭難したとまで噂される、王家最大の禁足地。
絶望的な光景を前に、ミカが覚悟を決めてスキルを発動した瞬間――世界は、彼女の「お片付け」が持つ真の力に震撼することになる。
これは、地味スキルでうっかり国のすべてを最適化してしまった元社畜令嬢が、カタブツな騎士団長や有能すぎる皇帝陛下にその価値を見出され、なぜか過保護に甘やかされてしまう、お仕事改革ファンタジー。
大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!
古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。
その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。
『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』
昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。
領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。
一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?
【完結】小さな元大賢者の幸せ騎士団大作戦〜ひとりは寂しいからみんなで幸せ目指します〜
るあか
ファンタジー
僕はフィル・ガーネット5歳。田舎のガーネット領の領主の息子だ。
でも、ただの5歳児ではない。前世は別の世界で“大賢者”という称号を持つ大魔道士。そのまた前世は日本という島国で“独身貴族”の称号を持つ者だった。
どちらも決して不自由な生活ではなかったのだが、特に大賢者はその力が強すぎたために側に寄る者は誰もおらず、寂しく孤独死をした。
そんな僕はメイドのレベッカと近所の森を散歩中に“根無し草の鬼族のおじさん”を拾う。彼との出会いをきっかけに、ガーネット領にはなかった“騎士団”の結成を目指す事に。
家族や領民のみんなで幸せになる事を夢見て、元大賢者の5歳の僕の幸せ騎士団大作戦が幕を開ける。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる