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第5章:両親
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カウンターの中で文庫本を読む拓海に、真理が尋ねる。
「何を読んでるの?」
「ミステリーだよ。今月出た新刊。
真理も読んでみる?」
「うん、読み終わったら貸してね」
穏やかなモダンジャズが流れる中、真理は拓海を黙って見つめた。
目の前の男性が自分の恋人――その事実に、心が浮足立つ。
二十代最後の大勝負に勝ったことを改めて噛み締め、真理はコーヒーを一口飲んだ。
勝利の余韻を舌の上で楽しんでいると、ドアベルが軽快な音を鳴らす。
「――お、やっておるな。
拓海、ブレンドじゃ」
「はいはい」
拓海が文庫本をエプロンのポケットにねじ込み、コーヒーを淹れ始める。
優美がカウンター席によじ登ると、真理が水をカウンターに置いた。
「オーナー、スイーツは頼まないんですか?」
「そうじゃな……プリンアラモードでも食べようか」
「はい、少々お待ちください」
真理が厨房の冷蔵庫に向かう姿を、優美は横目で見つめていた。
「……拓海よ」
「なに? オーナー」
「いつ式を挙げるのじゃ?」
苦笑を浮かべた拓海が、お湯をドリッパーに注ぎながら応える。
「さすがにそんなすぐには動けないよ。
でも、なんで?」
「式場の予約を儂がしてやろうかと思うてな。
予算の心配は不要じゃぞ?
拓海と真理の式なら、盛大にやってやろう」
拓海が軽く笑い声をあげながら、コーヒーのカップを優美の前に置いた。
「そんなに大きな式はやらないよ。
僕には親戚が居ないし。
友人を集めてもそれほど多くない」
「じゃが真理には親戚も友人もおるじゃろうが。
結婚式など、女のために挙げてやるもんじゃ。
女が恥をかかんようにせんとな」
拓海がうつむき気味に考えこんでいると、真理が厨房から戻ってくる。
優美の前にプリンアラモードの皿を置き、スプーンを添えた。
「何の話をしてたんですか?」
優美がスプーンを手にしながら応える。
「おんしらの結婚式の話じゃよ」
真理はきょとんとした顔で優美を見つめた。
「オーナー、なんで式の話になったんですか?」
「おんしら、恋人になれたんじゃろ?
ならば次は夫婦になる番じゃろう」
真理が困ったように微笑んだ。
「気が早すぎますよ、オーナー。
私はまだ、恋人を楽しもうかと思ってますから」
「愚か者。式場を抑えるのは早い方がええ。
今から予約しても半年後など、ざらにあるぞ?
そのぐらいには婚姻しても構わぬと思うておるじゃろう?」
「それは……そうかもしれませんけど」
優美がプリンを口に運んでにんまりと笑った。
「うむ、プリンのできは泰介と同じ味じゃな。
合格点をやろう」
拓海がフッと笑って「ありがとう」と応えた。
真理が拓海に告げる。
「ねぇ拓海さん、式場の予約なんて、あなたの負担にならない?」
真理は年齢を考え、年内に籍を入れてしまいたかった。
あれほどしっかりと心を通じ合わせた今、拓海との結婚に不安はない。
恋に浮かれている自覚はあるが、この勢いのまま挙式をしても後悔しない確信があった。
拓海が自分のコーヒーを一口飲んで応える。
「僕は大丈夫。
式場はランドマークでいい?
あそこは人気だから、確かに今から予約を入れておいた方がいいかも」
「……後悔とか、しない?」
拓海が真理に目配せをした。
「今さら真理がそれを言うのかい?
僕らならやっていけるさ。
でも不安なら……これでどうかな?」
拓海が懐からカードキーを取り出し、真理の前に置いた。
「それを真理に預けるよ。
僕はスマートロックを使うから、持ってて」
――拓海さんの部屋の鍵!
真理はそのカードキーを、大切にエプロンのポケットにしまった。
優美がサクランボを口に含みながら味わい、飲み込んだ。
「なんじゃ、同棲か?
構わぬが、恋にうつつを抜かして店をおろそかにするなよ?
引っ越しをするなら、真理の部屋は契約解除するか?」
真理が少し考えて、首を横に振る。
「まだそこまで踏み切れませんよ。
家賃がもったいないですけど、部屋の契約は維持させてもらえますか」
「構わぬが、金がもったいなかろうに。
まぁおんしたちがそう言うなら、儂はなんも言わんが。
――それより拓海、次の土曜日は店を閉めんか」
拓海がきょとんとした顔で優美に尋ねる。
「いいですけど、何かするんですか?」
優美がニンマリと笑って告げる。
「なあに、お前らを祝って皆でピクニックでもせんか?
目の前に絶好の場所があるじゃろう?」
山下公園――休日になればピクニック客も大勢来る場所だ。
拓海が真理に振り向いて尋ねる。
「僕は良いけど、真理はどうする?」
正直に言えば、そこまで大掛かりに祝われても困ってしまう。
だが優美が言いだしたら聞かないタイプだということも知っている。
なにより、色々と世話を焼いてくれた優美が『祝いたい』というのだ。
その気持ちだけは有難く感じていた。
「……そうね、オーナーがやりたいなら」
優美がコーヒーを一口飲んでうなずいた。
「決まりじゃな。昼間は公園で楽しみ、夜はここで酒でも飲もう。
宴会の準備はしてやるから、おんしらはピクニックの準備だけでいいぞ。
誰を呼ぶかは、おんしらが好きにせい」
コーヒーを味わう優美を見ながら、拓海が小さく笑みをこぼした。
「そうなると、直也たちかな。
オーナーを入れて七人。
それくらいなら、なんとかなるか」
真理がおずおずと拓海に尋ねる。
「私に手伝えること、ある?」
「サンドイッチを用意するぐらいだし。
量が多いだけだから、大丈夫だよ。
――でも真理も、そろそろ料理を覚えても良いかもね」
真理は気後れしながらうなずいた。
今まで料理らしい料理などしたことがない。
拓海のように料理上手なパートナーを前に、下手な料理など出したくもない。
――でも、結婚するなら私だって料理ができるようにならないと。
真理の様子を、拓海が微笑んで見つめていた。
「そんなに気負わないで。
料理が苦手でも、今ならいくらでもやりようはあるし。
真理ができないことは、僕がカバーするからさ」
「……奥さんが料理下手でもいいの?」
「僕が得意だから、問題ないでしょ。
代わりに僕が苦手なことは、真理を頼るかもね」
――この人に苦手なことなんて、あるのかな?
真理は拓海におずおずとうなずいた。
優美がカウンター席から飛び降りて告げる。
「では土曜日、楽しみにしておるぞ」
カランコロンとドアベルを鳴らし、楽し気な微笑みを浮かべながら優美は去っていった。
****
閉店後の雑務を終えた真理と拓海が、拓海の部屋の前まで戻ってきた。
拓海がドアの前を空けて真理に譲る。
真理はそっと懐からカードキーを取り出し、ロックを解除した。
ドアノブを回し、ゆっくりとドアを開ける。
コロンの香りがふわりと漂ってきて、真理の鼻をくすぐった。
おずおずと中に入る真理を微笑んで見守ったあと、拓海も続いて部屋に入った。
ソファで真理を抱きしめながら、拓海が告げる。
「あっちの部屋は荷物がちょっと置いてあるだけなんだ。
だからすぐに片づけちゃうね。
真理は好きに物を持ち込んでいいよ」
「……ねぇ拓海さん、本当に同棲なんてして大丈夫?」
拓海が間近で真理の目を見つめた。
「それはこれから確かめればいい。
一緒に暮らしていたら不満が出る、なんてよくある話だし。
確かめるなら、早い方がいいんじゃないかな」
「……うん」
真理は拓海の体温を感じながら、黙って幸せを噛み締めていた。
「何を読んでるの?」
「ミステリーだよ。今月出た新刊。
真理も読んでみる?」
「うん、読み終わったら貸してね」
穏やかなモダンジャズが流れる中、真理は拓海を黙って見つめた。
目の前の男性が自分の恋人――その事実に、心が浮足立つ。
二十代最後の大勝負に勝ったことを改めて噛み締め、真理はコーヒーを一口飲んだ。
勝利の余韻を舌の上で楽しんでいると、ドアベルが軽快な音を鳴らす。
「――お、やっておるな。
拓海、ブレンドじゃ」
「はいはい」
拓海が文庫本をエプロンのポケットにねじ込み、コーヒーを淹れ始める。
優美がカウンター席によじ登ると、真理が水をカウンターに置いた。
「オーナー、スイーツは頼まないんですか?」
「そうじゃな……プリンアラモードでも食べようか」
「はい、少々お待ちください」
真理が厨房の冷蔵庫に向かう姿を、優美は横目で見つめていた。
「……拓海よ」
「なに? オーナー」
「いつ式を挙げるのじゃ?」
苦笑を浮かべた拓海が、お湯をドリッパーに注ぎながら応える。
「さすがにそんなすぐには動けないよ。
でも、なんで?」
「式場の予約を儂がしてやろうかと思うてな。
予算の心配は不要じゃぞ?
拓海と真理の式なら、盛大にやってやろう」
拓海が軽く笑い声をあげながら、コーヒーのカップを優美の前に置いた。
「そんなに大きな式はやらないよ。
僕には親戚が居ないし。
友人を集めてもそれほど多くない」
「じゃが真理には親戚も友人もおるじゃろうが。
結婚式など、女のために挙げてやるもんじゃ。
女が恥をかかんようにせんとな」
拓海がうつむき気味に考えこんでいると、真理が厨房から戻ってくる。
優美の前にプリンアラモードの皿を置き、スプーンを添えた。
「何の話をしてたんですか?」
優美がスプーンを手にしながら応える。
「おんしらの結婚式の話じゃよ」
真理はきょとんとした顔で優美を見つめた。
「オーナー、なんで式の話になったんですか?」
「おんしら、恋人になれたんじゃろ?
ならば次は夫婦になる番じゃろう」
真理が困ったように微笑んだ。
「気が早すぎますよ、オーナー。
私はまだ、恋人を楽しもうかと思ってますから」
「愚か者。式場を抑えるのは早い方がええ。
今から予約しても半年後など、ざらにあるぞ?
そのぐらいには婚姻しても構わぬと思うておるじゃろう?」
「それは……そうかもしれませんけど」
優美がプリンを口に運んでにんまりと笑った。
「うむ、プリンのできは泰介と同じ味じゃな。
合格点をやろう」
拓海がフッと笑って「ありがとう」と応えた。
真理が拓海に告げる。
「ねぇ拓海さん、式場の予約なんて、あなたの負担にならない?」
真理は年齢を考え、年内に籍を入れてしまいたかった。
あれほどしっかりと心を通じ合わせた今、拓海との結婚に不安はない。
恋に浮かれている自覚はあるが、この勢いのまま挙式をしても後悔しない確信があった。
拓海が自分のコーヒーを一口飲んで応える。
「僕は大丈夫。
式場はランドマークでいい?
あそこは人気だから、確かに今から予約を入れておいた方がいいかも」
「……後悔とか、しない?」
拓海が真理に目配せをした。
「今さら真理がそれを言うのかい?
僕らならやっていけるさ。
でも不安なら……これでどうかな?」
拓海が懐からカードキーを取り出し、真理の前に置いた。
「それを真理に預けるよ。
僕はスマートロックを使うから、持ってて」
――拓海さんの部屋の鍵!
真理はそのカードキーを、大切にエプロンのポケットにしまった。
優美がサクランボを口に含みながら味わい、飲み込んだ。
「なんじゃ、同棲か?
構わぬが、恋にうつつを抜かして店をおろそかにするなよ?
引っ越しをするなら、真理の部屋は契約解除するか?」
真理が少し考えて、首を横に振る。
「まだそこまで踏み切れませんよ。
家賃がもったいないですけど、部屋の契約は維持させてもらえますか」
「構わぬが、金がもったいなかろうに。
まぁおんしたちがそう言うなら、儂はなんも言わんが。
――それより拓海、次の土曜日は店を閉めんか」
拓海がきょとんとした顔で優美に尋ねる。
「いいですけど、何かするんですか?」
優美がニンマリと笑って告げる。
「なあに、お前らを祝って皆でピクニックでもせんか?
目の前に絶好の場所があるじゃろう?」
山下公園――休日になればピクニック客も大勢来る場所だ。
拓海が真理に振り向いて尋ねる。
「僕は良いけど、真理はどうする?」
正直に言えば、そこまで大掛かりに祝われても困ってしまう。
だが優美が言いだしたら聞かないタイプだということも知っている。
なにより、色々と世話を焼いてくれた優美が『祝いたい』というのだ。
その気持ちだけは有難く感じていた。
「……そうね、オーナーがやりたいなら」
優美がコーヒーを一口飲んでうなずいた。
「決まりじゃな。昼間は公園で楽しみ、夜はここで酒でも飲もう。
宴会の準備はしてやるから、おんしらはピクニックの準備だけでいいぞ。
誰を呼ぶかは、おんしらが好きにせい」
コーヒーを味わう優美を見ながら、拓海が小さく笑みをこぼした。
「そうなると、直也たちかな。
オーナーを入れて七人。
それくらいなら、なんとかなるか」
真理がおずおずと拓海に尋ねる。
「私に手伝えること、ある?」
「サンドイッチを用意するぐらいだし。
量が多いだけだから、大丈夫だよ。
――でも真理も、そろそろ料理を覚えても良いかもね」
真理は気後れしながらうなずいた。
今まで料理らしい料理などしたことがない。
拓海のように料理上手なパートナーを前に、下手な料理など出したくもない。
――でも、結婚するなら私だって料理ができるようにならないと。
真理の様子を、拓海が微笑んで見つめていた。
「そんなに気負わないで。
料理が苦手でも、今ならいくらでもやりようはあるし。
真理ができないことは、僕がカバーするからさ」
「……奥さんが料理下手でもいいの?」
「僕が得意だから、問題ないでしょ。
代わりに僕が苦手なことは、真理を頼るかもね」
――この人に苦手なことなんて、あるのかな?
真理は拓海におずおずとうなずいた。
優美がカウンター席から飛び降りて告げる。
「では土曜日、楽しみにしておるぞ」
カランコロンとドアベルを鳴らし、楽し気な微笑みを浮かべながら優美は去っていった。
****
閉店後の雑務を終えた真理と拓海が、拓海の部屋の前まで戻ってきた。
拓海がドアの前を空けて真理に譲る。
真理はそっと懐からカードキーを取り出し、ロックを解除した。
ドアノブを回し、ゆっくりとドアを開ける。
コロンの香りがふわりと漂ってきて、真理の鼻をくすぐった。
おずおずと中に入る真理を微笑んで見守ったあと、拓海も続いて部屋に入った。
ソファで真理を抱きしめながら、拓海が告げる。
「あっちの部屋は荷物がちょっと置いてあるだけなんだ。
だからすぐに片づけちゃうね。
真理は好きに物を持ち込んでいいよ」
「……ねぇ拓海さん、本当に同棲なんてして大丈夫?」
拓海が間近で真理の目を見つめた。
「それはこれから確かめればいい。
一緒に暮らしていたら不満が出る、なんてよくある話だし。
確かめるなら、早い方がいいんじゃないかな」
「……うん」
真理は拓海の体温を感じながら、黙って幸せを噛み締めていた。
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