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終章
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白のドレス姿のエレナを抱き上げて、ライアンは邸に入っていく。
花嫁をそうして家に迎え入れるのは、この国の伝統儀式であった。
ブルーウィング・ホールのたくさんの使用人たちは道を作り、主の再婚をにこやかに祝った。
エレナは、恥ずかしくもあり、嬉しくもあり、ライアンの肩に顔を当てた。力強い足取りで迷いなく歩むと、居住フロアに向かう。
披露宴も何も予定のない結婚の当日。
…ということもあるのか、そのまま二人の寝室のベッドに直行したライアンに
「待って…まだ日が高いわ…」
エレナが言うと
「新婚当日の二人にそんな堅いことを言う人間はいないよ」
ライアンは微笑むと、エレナのドレスを脱がせた。
まだ日差しの明るい中、ライアンはじっくりと眺める。
エレナの小さめな顔に、細い顎から首と肩。
細い身体に、豊かな柔らかな胸。細い腰、今は下腹部に膨らみがある。そしてすんなりと伸びた華奢な足。
出会った頃よりも深みを増した美しさを見せつけるエレナ。しっとりと大人の色香を漂わせてライアンの目の前にいる。
ドレスは脱いだのに、ストッキングと下着だけが残っていて、よりエレナは恥ずかしくなる。
ライアンがベッドに座らせたエレナの膝にキスをすると、ガーターからストッキングをはずして、するすると脱がせる。
その行為がひどく官能的で、エレナは思わず息を飲んだ。
出会いから5年以上…
あのとき、ハーヴィーがエレナを助けなければ、ライアンが再びエレナに会おうとしなければ、ブレンダがエレナに声をかけなければ…エイセスがライアンを舞踏会に誘わなければ…。
競りで再会をしなければ…。
どれか一つが欠けても、この瞬間は無かったのかもしれない…。
エレナはライアンからの受ける愛撫に身を任せながら、彼の妻となれたこの数奇な運命に神の意思を感じる…。
ライアンもまた、たくさんの美しい女性と知り合ってきたがエレナほど惹き付けられた相手はいなかった。
会うたびに…そして離れていてもなお、想いを寄せずにはいられなかった女性。そのエレナが今、数々の障害と呼ぶべき困難を乗り越えてライアンの花嫁として目の前にいる…。
その事に幸福感が光が降り注ぐようにやってくる。
「…愛してる、エレナ…」
そんな言葉は陳腐に感じるが、これほど今のライアンの想いを告げるにふさわしい言葉もない。
「私も愛してる…ライアン」
ライアンもまた、シャツまで脱ぎ去ると二人は素肌が触れあう心地よさに陶酔感が押し寄せる。
五感から互いを感じ合うと、ぴったりとはまるパズルのピースのようにエレナにはライアンが、ライアンにはエレナが僅かな隙間もなく収まる様な感覚に陥った。
日頃、信仰心はそれほど熱くないライアンだが、神に感謝を心で捧げた。
神が人に愛という感情を与えた事に、かくも素晴らしい感情を知ったことで森羅万象すべてが、輝くようにさえ思えた。
ライアンの腕にいるエレナ、彼女の生命が美しく輝きを放っている。
エレナもまた命を助けられた上に、このように愛し愛されて、これまでに傷つけられた魂に植え付けられていた物が癒しつくされていく様に感じられた。
ライアンの唇から、手から受ける愛撫がエレナを優しく包み込み、官能を刺激する。
「…ぁ…もぅ…きて、ライアン…」
エレナはライアンの首に手を回して、キスをした。
「ひとつになりたいの…」
ライアンはエレナの願いに笑みを見せると、逞しい身体の上にエレナを乗せた。
「この方が辛くないだろう?」
ライアンは、お腹を気にしているのだ。
エレナは嬉しくなって微笑みかけた。
「幸せすぎて、死んでしまいそう…」
「死んでは困るな…」
ライアンも笑って、そして身体を繋げた。
すべての問題を解決して、晴れて結婚をした今は心から愛してると言える。その事が、よりエレナの感度を高まらせていた。
エレナは、言葉にならない声をあげながら、彼の名を何度も呼びながら高みへ上り詰めていった。
花嫁をそうして家に迎え入れるのは、この国の伝統儀式であった。
ブルーウィング・ホールのたくさんの使用人たちは道を作り、主の再婚をにこやかに祝った。
エレナは、恥ずかしくもあり、嬉しくもあり、ライアンの肩に顔を当てた。力強い足取りで迷いなく歩むと、居住フロアに向かう。
披露宴も何も予定のない結婚の当日。
…ということもあるのか、そのまま二人の寝室のベッドに直行したライアンに
「待って…まだ日が高いわ…」
エレナが言うと
「新婚当日の二人にそんな堅いことを言う人間はいないよ」
ライアンは微笑むと、エレナのドレスを脱がせた。
まだ日差しの明るい中、ライアンはじっくりと眺める。
エレナの小さめな顔に、細い顎から首と肩。
細い身体に、豊かな柔らかな胸。細い腰、今は下腹部に膨らみがある。そしてすんなりと伸びた華奢な足。
出会った頃よりも深みを増した美しさを見せつけるエレナ。しっとりと大人の色香を漂わせてライアンの目の前にいる。
ドレスは脱いだのに、ストッキングと下着だけが残っていて、よりエレナは恥ずかしくなる。
ライアンがベッドに座らせたエレナの膝にキスをすると、ガーターからストッキングをはずして、するすると脱がせる。
その行為がひどく官能的で、エレナは思わず息を飲んだ。
出会いから5年以上…
あのとき、ハーヴィーがエレナを助けなければ、ライアンが再びエレナに会おうとしなければ、ブレンダがエレナに声をかけなければ…エイセスがライアンを舞踏会に誘わなければ…。
競りで再会をしなければ…。
どれか一つが欠けても、この瞬間は無かったのかもしれない…。
エレナはライアンからの受ける愛撫に身を任せながら、彼の妻となれたこの数奇な運命に神の意思を感じる…。
ライアンもまた、たくさんの美しい女性と知り合ってきたがエレナほど惹き付けられた相手はいなかった。
会うたびに…そして離れていてもなお、想いを寄せずにはいられなかった女性。そのエレナが今、数々の障害と呼ぶべき困難を乗り越えてライアンの花嫁として目の前にいる…。
その事に幸福感が光が降り注ぐようにやってくる。
「…愛してる、エレナ…」
そんな言葉は陳腐に感じるが、これほど今のライアンの想いを告げるにふさわしい言葉もない。
「私も愛してる…ライアン」
ライアンもまた、シャツまで脱ぎ去ると二人は素肌が触れあう心地よさに陶酔感が押し寄せる。
五感から互いを感じ合うと、ぴったりとはまるパズルのピースのようにエレナにはライアンが、ライアンにはエレナが僅かな隙間もなく収まる様な感覚に陥った。
日頃、信仰心はそれほど熱くないライアンだが、神に感謝を心で捧げた。
神が人に愛という感情を与えた事に、かくも素晴らしい感情を知ったことで森羅万象すべてが、輝くようにさえ思えた。
ライアンの腕にいるエレナ、彼女の生命が美しく輝きを放っている。
エレナもまた命を助けられた上に、このように愛し愛されて、これまでに傷つけられた魂に植え付けられていた物が癒しつくされていく様に感じられた。
ライアンの唇から、手から受ける愛撫がエレナを優しく包み込み、官能を刺激する。
「…ぁ…もぅ…きて、ライアン…」
エレナはライアンの首に手を回して、キスをした。
「ひとつになりたいの…」
ライアンはエレナの願いに笑みを見せると、逞しい身体の上にエレナを乗せた。
「この方が辛くないだろう?」
ライアンは、お腹を気にしているのだ。
エレナは嬉しくなって微笑みかけた。
「幸せすぎて、死んでしまいそう…」
「死んでは困るな…」
ライアンも笑って、そして身体を繋げた。
すべての問題を解決して、晴れて結婚をした今は心から愛してると言える。その事が、よりエレナの感度を高まらせていた。
エレナは、言葉にならない声をあげながら、彼の名を何度も呼びながら高みへ上り詰めていった。
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