夏の雨、その夜の恋を忘れない

桜 詩

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貴公子の訪問

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「お嬢様、お客様ですっ」
ルロイがティファニーにつけた専属のメイドのエマが少しばかり興奮した口調で言う。
「お客様?」
昼過ぎに客が来ることは、貴族の常識としては普通のことであるけれど、ティファニーは初めてであった。

「ラファエル卿とマクシミリアン卿ですよぅ!もうっ、本当に麗しい貴公子ですね、お嬢様やりますね!」
ふふふっとエマが笑う。
何しに来たのかなと、ティファニーは思う。

マクシミリアンはともかく、ラファエルがティファニーに進んで会いに来るとは思わなかった。……期待しない。その方が辛くないと想うから。

「あ、ソックスに会いに来たのかな」
ラファエルは元気かどうか気にしていたから。

「ソックスおいで、ラファエルが来たって」
「にゃ」
大人しくソックスはティファニーの腕に収まる。
それにソックスがいた方が気まずくないかも知れない。
「あ、お嬢様……お髪が」

まだ肩を覆うくらいの髪。令嬢としては短すぎるそれを軽く結っただけで、まだきっちりとつけ毛をつけて結い上げていなかった。
「あ、そうね……でもいいわ」

ラファエルにも、マクシミリアンにも、身なりを整えて取り繕う必要を感じなかった。
「こんにちはラファエル、マクシミリアン」
「突然の訪問で悪いね」
にっこりとラファエルが言った。

「ソックス、ラファエルよ」
とん、とティファニーの腕から飛び降りると
「にゃあ~~ん」
と甘えた声を出して、ソックスは尻尾をたててラファエルとマクシミリアンの脚にすりすりと身を寄せて交互に甘えている。

「そういえば……ソックスは雌だったわ…」
ティファニーはそのいつものティファニーへの甘えようとの違いに、呆れた声をだした。

「ソックス、ひさしぶりだな。覚えてるか?」
ラファエルが抱き上げて、
「ティファニー、ソックスはマックスの妹の猫の子供なんだ」
「そう、そういう縁があるんだ」
マクシミリアンがソックスを横から撫でた。

喉をゴロゴロと鳴らしてご機嫌ですっかり身を預けているソックスだ。
マクシミリアンの長い男らしい指がソックスを撫でている。

「そうだったの、オックスフォード家の由緒ある猫だったのね」
ティファニーはマクシミリアンを見た。

ラファエルもマクシミリアンも、身分に相応しいフロックコートを着こなして品のある貴公子ぶりだ。その仕立ての良い服に、ソックスの毛がついてしまっている。
「あっ、二人とも毛だらけになっちゃうわね」

ティファニーは、従者のデューイが運んできた紅茶を受けとると、カップに淹れて二人に出す。代わりに、洋服ブラシを用意するように言いつけた。

ちらりと、笑いあっている二人を見る。舞踏会では大人びた魅力を振り撒いているけれど、そうしてふざけながら笑いあっていると二人とも年相応の若々しい快活な雰囲気がある。歳上だけれど、少し可愛い……。

会いたいようで、会いたくなかった……特にこんな風に前触れなくなんて、気持ちの準備も出来ていないのに。

「……何かフキゲン?」
ラファエルが言う。
「……突然来るからじゃない?いつもいつもきちんとしていて、『いつでもどうぞな』人じゃないの。私は」
その言い方にマクシミリアンが笑った。
「……笑うなよ……マックスが、行こうって言ったんだけど?」
「や、ごめんね?」
まだ笑いが納められずに、マクシミリアンが笑っている。
「本当に変わってるよね、ティファニーは」
「そうね、確かに年頃の令嬢としては落第だと思うもの。仕方がないわ」
ちらりとティファニーはラファエルを見る。
「そう思うなら、ちゃんとした令嬢の所に訪問し直したらどう?きっと完璧な身なりでお出迎えしてくれるから」

本当にもう行けばいい。

「ティファニー……お前ね、もうちょっと可愛いらしく言わないと、嫁に行けないぞ?」
ラファエルが呆れた様に言ってきてティファニーはピクリとする。

「こら、いくらなんでも失礼だよ、ラファエル。こちらが前触れなく来たのだから」

マクシミリアンがいて、よかったのかも知れない。
居なかったら、踏みとどまれず逃げ出したかも知れない。

コンコンとノックと共にクロエが入ってくる。
「ようこそいらっしゃいましたわ、まぁ……ティファニーったら、そんな格好で…」

クロエが登場してくれてホッとしたのなんてはじめてだ。
クロエはまだ30くらいだから、まだまだ若々しい未亡人である。母と言うよりは、女の香りがする。
「貴女ももう立派にレディと呼ばれる身分になったのだから、常日頃から意識しなくては……」
「……私なんかを訪ねる人がいると思わなかったものですから、それに、お二人ともソックスに会いにこられたのよ。ソックスはオックスフォード家の生まれなのですってお義母さま」
「まぁ、ソックスに?ソックスもねぇ……もう少しましな名前をつけられなかったのかしら」

「そうですね。私はセンスがないみたいです」
「ほんとにね……貴女も小さな時にお母様がいらしたら、もっとましな令嬢になれたかも知れないわね。ああ、過ぎたことは仕方ないわ……これから頑張れば、なんとかなります。くれぐれもルロイの顔に泥をぬらないでね、ティファニー」

クロエは女性にありがちで、お喋りが止まらないタイプだ。

「ええ、そうですね。努力します……」
「あら…今日はずいぶんと素直ね……。貴女も男性を前にすると、少しはおしとやかなのね、良いことだわ」
ほほほっと笑う。
「お義母さま……黙って」
やっぱり腹が立つ…。
「ま、なんて口のきき方をするの?」
「それなりの方にはそれなりの対応をするだけです」

「「…………。」」

お互いに合わない……。

「ま、まぁ……お客様の前で申し訳ありませんわ、ティファニー。態度に気をつけなさい」

クロエが、はっとラファエルとマクシミリアンを見た。
義理の母と娘のやり取りに若干、マクシミリアンは居心地が悪そうにしている。ラファエルは女兄弟に囲まれているからか、平然としていて、むしろ面白そうにみていて
「……これくらい、女同士なら普通の会話だから」
とこそっとマクシミリアンに言っている。

「あら、すみません」
と言いつつも、ティファニーとクロエのにらみ合いは続いていた。

「それで?ましな令嬢であったら……こういう時にはどういうお話をするんでしょう?」
ティファニーはクロエに冷えた視線をやった。
「それはもちろん、お天気のお話やお相手の素晴らしい所を誉めるものです、ねぇ?ラファエル卿、マクシミリアン卿」
と二人に話しかける。
「ふぅん?そうなのですか…」

「今日は、少し寒いですけれど、いいお天気ですね」
にっこりと令嬢らしく微笑みを向けた。 

これでいいんでしょ?とティファニーは挑むようにクロエを見た。
ぷっとラファエルが吹き出して、

「プリスフォード夫人、申し訳ありませんがティファニーにそういう令嬢らしい会話をされると、どうしても調子が悪くするとなりそうなので、いつも通りで接してもらえると私たちはありがたいのですが…」
ラファエルが人好きのする笑みを向けると、クロエが頬を赤らめて
「ま、まぁお二人がこんな子で良いとおっしゃるなら……」
と言い、居心地が悪くなったのか
「わかりましたわ、それでは私はこれで」
と下がっていった。

くくくっとラファエルは笑うと、
「なかなかやりあってるな、ティファニー」
「私だって15歳じゃなくなったもの」

「言い合いが出来るって言うのは、良いことだよ無視よりね」
「前よりは嫌いじゃない。あの人が悪い魔女なんじゃなくて、ただの女なんだとわかったから……気は合わないけれどね」

昔は、すごく訳もなくクロエが怖かった。怒らせないようにビクビクしていた。童話で見た悪い継母とかぶって過剰に反応していたのかもしれない。

でも、帰ってきたティファニーにはクロエが普通の女性に見えたのだ……。

「そういえば……この間のアリアナのラストの曲は良かったな」
ラファエルが突如話題を変えて言った。
「アリアナ?ラストの曲?ああ……この前の店の?」
マクシミリアンが言った。
「なんて店だったかな?後をつけて入ったから、店の名前も覚えてない」
「クロイス、だよ」
「流れてる曲も、客層もいい店だったな」

「……つけていったの?」
「そう…時々、ラファエルは一人でどこかに行ってるから、突き止めてみようって話になった」
「ふぅん?それで突き止めてみたんだ」 

そうか、連れていった訳じゃないんだ

「アリアナって、最初に出てきたピアノの子?」
「そう、その子」
にっこりとラファエルがマクシミリアンに笑みを向けた。
「あの子目当てだったのか…」
マクシミリアンが呟いた。

目当て、と言われると少し恥ずかしくなる。

「そうなんだ………」

ラストの曲を良かったと言われて、ティファニーは嬉しくなった。やはりラファエルに褒められるのは、とても、とても嬉しいのだ。あの曲は新曲だったから、ラファエルもあの日にはじめて聞いたのだ。
もしかして、これを言いに来てくれたのかな?とも思うと、ティファニーの機嫌も少し良くなる。

「次はいつ出るかな~?って気にするくらいには目当てだな」
ニヤリとラファエルはティファニーを見た。
「お店に問い合わせたら?」
「あえて聞かずに、予想して行って当たったときがまた楽しいんだ」
「変なの……」

ラファエルは秘密を守ってくれている。
そして、守ってるよと安心させてくれている。
分かりにくい優しさが、ティファニーの胸の中を疼かせる。

「ラファエル、マクシミリアンありがとう。来てくれて」
にっこりと笑みを向けた。
「なに、追い出しにかかるわけ?」
くすくすとラファエルが笑った。
「そう、女の支度は時間がかかるの。今日はウィンスレット公爵家の舞踏会だから、お母様が気合い入ってるのよ」
ウィンスレット公爵家は、この国の貴族の筆頭。
他の貴族たちの舞踏会とは規模が違うのだとクロエが言っていた。そのためにドレスも新調させていた。

「行くんでしょう?」

「もちろん」
ラファエルが頷いた。
「じゃあまた」
マクシミリアンが笑顔をみせて言った。

ベルを鳴らして、デューイを呼ぶ。

二人が仲良く帰っていくと、
「やーん。お嬢様ったら本当に良かったですわね!」
エマが頬を上気させてティファニーに言ってくる。
マイペースなエマは、いつもこんな様子でティファニーの機嫌も気にせずにいるので、自然と気を使わなくなったメイドである。

「はいはい……」
「で、どっちがお好みですか?私は、ですねぇ…やっぱりラファエル様?あの少しやんちゃな雰囲気が…あ、でもマクシミリアン様の少し冷たそうな感じも……」
とぶつぶつといいながらも、料理を並べていく。

ドレスを着る前に食べていくのだ。
ティファニーは少食だ。あまりたくさんの量を食べられない。
小柄なままのティファニーを気にしてエマが少量ずつ回数を出すようにしてくれていた。
アークウェイン邸にいたときに、あまりにキースとレオノーラがたくさん食べるので、内心驚いたものだった。もちろん二人とも長身で体格がいいので、それも当然なのだろうけど。

同じように、ラファエルも、たくさん食べるのだろうな……。

「なんですか~、思い出し笑いなんてされて」
くすくすとエマが言う。
「あ……」
「お嬢様は、やっぱりラファエル様がお好きなんですねっ!」
「エマ……それは言ってはダメ」
少し真剣にティファニーは、告げた。

その辺の機微はさすがに敏感で、エマは口をつぐんだ。
「今日はお髪は、どうしましょう?ドレスが可愛らしい雰囲気ですから、ふんわり可愛く仕上げますねっ!」
聞いているけれど、エマはすでにイメージを完成させている。
ティファニーは任せるね、といつものように言うだけである。
この日のドレスは、淡いピンク色のふわふわとした生地の可愛らしいデザインで、髪も編み込んで小さな飾りを散らしてつけてある。
エマのコーディネイトセンスはとても良いなとティファニーは思っていた。

この日のエスコートは、すでに何度か舞踏会で会った事のあるジョルダンであった。
「こんばんは、ティファニー、いい夜だね」
ジョルダンは、優しい笑みを見せる。一部の隙もない貴公子ぶりである。
この日はアシュフォード家の馬車で迎えに来てくれていた。

さすがに侯爵家の馬車は豪華で、まるで物語の登場人物になったような気持ちになる。
思いきって気になることを聞いてみる。
「あの、ジョルダン卿はどうして今日の私のエスコート役を?」

「純粋に、そうしたいと思ったからだよ?」
「そんな事、とても信じられないです」
「……と言うことは、誰かに言われてと思ってるの?」
くすっとジョルダンが笑った。
「ええ……そう思ってます」
「だけどね、例え頼まれたにしても嫌な相手をエスコートしたり、こうして迎えに来たりなんてしないものだよ?特に……私のように自由に相手を選べる身ならね」

確かにジョルダンの言うとおりかも知れない。彼は、どんな相手でも選ぶ事の出来る身分だ。次男とはいえ侯爵家のであり、金銭的にも困っている訳ではない。

「もしティファニーの……自己評価が低いのだとしても、周りの評価も同じであるとは限らない、ということだよ」
「卑屈になっていると?」
「そうかもしれないね」

妹のように思っていると、キースとレオノーラが言ってくれた。ランスロットとメグもティファニーを気にしてくれている。それから、先日会ったエーリアルとアデリンとルナも、他の令嬢たちから守ろうとしてくれた。
ジョルダンの言うように、思ったより自分は大切にされているのかも知れない。

「確かに。私なんて……ってそう思ってました。いつも…」

「君が、そんな風に思うことはないんだ。きっと思う以上に色々な人が君に好意を持っているはずだよ?」
ジョルダンは諭すように言った。
「ああ、そうだ。今夜は、みんな泊まる覚悟で若い子たちも夜中楽しむはずだから、ティファニーも楽しむといい」
「夜中…」
「きっと何人かと仲良くなれるよ」
「そう、ですね…」
先日会った、エーリアルたち。
彼女たちと、話をすることは楽しかった。
ほんの少し彼女たちと同じような……社交界を楽しむ少女になれた気がした。今夜もそんな風に楽しむことが出来るのだろうか?

そんな風に、すこし黙って考えこんだ。

「君が、アークウェイン家の娘になるのを断ったのは……キースの妹になるのが嫌だったから?……それとも、ラファエルと義理でも兄弟になりたくなかったから?」
ふいに、ジョルダンが言った。油断していたティファニーは、つい動揺してしまった。

「ジョルダン卿……!」

「あ、やっぱり図星だったかな?」
青い瞳は微笑んでいる。

「変だと思ったんだ……デーヴィドとの結婚を断るために、髪まで切ったのにアークウェイン家の娘になるのは断ったなんて、バカだ」
「知ってるんですね……」
「アークウェイン家の人間以外では、多分、私とレディ マリアンナくらいは知ってるかも」
「本当に、バカだとは思います、私」

「そうだね、でも君はただのバカな女じゃない」
「………何も分かってない、バカなんです……」
「それがわかってるから、バカじゃないんだよ」
くすくすとジョルダンは笑った。

彼は大人だ……。5歳、歳上の22歳だったか……、まだまだ若いけれど頭が良いのだろう
すべてが敵わない……

「怖い人ですね、ジョルダン卿は」
「そう?」
「ええ……見透かされるの、怖いです」
「素直だね、ティファニーは。そういうの好きだよ」
にっこりと笑みを向けられる。

馬車はランプで煌々と明るく照らされた広大なウィンスレット公爵邸に入っていった。

初めて見たティファニーは、圧倒的なその屋敷に感嘆の声をあげた。
「すごい?」
「……はい……」
「ルナを知っているだろう?」
「ええ」
「ルナは未来のウィンスレット公爵夫人だよ。どう思う?」

そういえば父が亡くなった年にフェリクスとルナの婚約を聞いていた。
「どうって?なんとも思いません」
「……羨ましくもなんともない?」
「もちろん。私は、ルナじゃないから……」
「これを見たら、ラファエル・ブロンテの妻になるなんて簡単だろ?頑張れば良いのに」
絶句した。
「もう、やめてくれませんか?それを言うのは……何かの狙いですか?」

彼にとって、ティファニーとラファエルが結ばれる事にはメリットがあるんだろうか?けれど、それを確認するのは怖い気がする。

「その通りだよ?」
ジョルダンは笑みを向ける。
「貴族って本当に難しい……」
ボソッとティファニーは呟いた。
「そうだろうね、とても単純なようでとても複雑なんだ」
「……全く、理解できません」
ジョルダンの青い瞳は、ただただ、謎めいていた
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