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出会い編
ジェシカ・ダイス 5
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『ギーーーー!!』
『クギャーーー!!』
「・・・・・・」
遠くの方から不気味な鳴き声が聞こえてくる。そんな”雷鳴の森”と呼ばれる、ダイス王国の王都から車で1時間程の深い森の中層に僕は連れて来られていた。
「さぁ!食材を調達するぞ!!」
『バシン!』
「うわっ!」
ぼんやりと周囲に視線を彷徨わせながら森の様子を観察していると、殿下が元気な声と共に僕の背中を力強く叩いてきた。本人にとってみればスキンシップのつもりのようなのだが、如何せん素の腕力が強いこともあって、僕はその衝撃でよろけてしまった。
「あぁ、すまんすまん!加減を間違えたようだ。しかし、君はちゃんとご飯を食べてるのか?今は成長期なんだから、しっかり食べないと逞しくなれないぞ?」
「は、はぁ。一応食べているつもりなんですが・・・」
どうも魔人族の人々は国民性として、鍛え上げられた身体が美しいと評価しているような節があり、外見や衣服どうこうよりも、筋肉の付き方のほうが重要なようだ。
「バードディザスターの肉は良いぞ!高タンパク低カロリーだからな!美しい筋肉にはもってこいの食材だ!!」
「そ、そうなんですね。頑張って調達しましょう」
前日に殿下から食材調達の動向をお願いされ、深く考えずに了承してしまった結果、その知らせを受けたシュラムさんから大目玉を喰らってしまった。とはいえ、今更断ることも出来なかった為に、「くれぐれも粗相のないように十分注意しろ」と、青筋を浮かべながら説教された。
この森に来ているのはドーラル王国側は僕一人で、ダイス王国側は殿下と10人程のサポーターを連れ、大型のトラック5台を伴って訪れていた。
シュラムさんを含めた他のクルセイダーや文官の方々は、もともと今日の午前中から両国間の友好関係の構築に向けた会議をする予定だったこともあり、この場に来ることは出来なかった。
そんな会議に殿下が出席しないのはどうなのだろうとも思ったのだが、「オレが出席すると、纏まる話も纏まらなくなるらしくてな。暇だったのだ!」と豪快に笑っていた。薄々感じてはいたのだが、どうもこの殿下は少々脳筋の気があるのではないかと思ってしまう。ただ、あまりにも不敬になるので、僕は口を噤んでいた。
この雷鳴の森というのは、比較的整備された場所らしく、中層まで大型のトラックが入ってこれるような街道があり、殿下曰く気軽に食料の調達が可能なのだという。そのため、王都の住民は鶏肉には困らないらしい。
「ここから少し移動した先に、良い狩り場があるんだ!そこなら短時間で必要な量の食材が狩れるだろう!あと、これを・・・」
殿下がこれからの行動について説明してくれると、最後にサポーターの人から受け取っていた小さな袋を僕に手渡してきた。嫌な予感がしながらも、その中身を聞いてみる。
「あの・・・これは何でしょうか?」
「ん?それはカウディザスターの肉片が入っているんだ。この匂いにつられて奴らが群がって来るからな。まさに、飛んで火に入る夏の虫ということだ!」
「・・・・・・」
声を上げて笑っている殿下の顔を見ながら、ルピス殿下の事を思い出す。あの時は匂いにつられたのか老成体まで寄ってきたので、今回はそんな事にならないように祈るばかりだ。
大型トラックを停めた場所から20分ほど移動すると、森の中でありながら木々の無い開けた場所に出た。
「ここが狩り場だ!先ずはオレが手本を見せるから、君も誘き寄せられた害獣を狩ってくれ!」
「わ、分かりました。頑張ります」
有無を言わせない殿下の言動に、若干萎縮したまま指示に従った。どうやらこの場所は、害獣を匂いで誘き寄せて狩る場所として整備されているようだ。僕と殿下は匂い袋を腰に下げながら、周囲に注意を向けていた。すると、数分もしないうちに何かが近づいてくる物音が聞こえてきた。
「おっ!来たようだぞ!よし・・・顕現!」
害獣の接近を察した殿下は、獰猛な笑みを浮かべながら具現化を行った。すると、殿下の手には深紅に輝く巨大な剣が現れた。僕の身長を優に越える大剣を肩に担ぐと、姿を見せたバードディザスターと向き合った。
バードディザスターは鶏型の害獣で、大きさは約5m。灰色の羽毛に覆われ、他の害獣よりも小さいが、その分小回りが効いて素早い動きが特徴だ。飛ぶことは出来ないが、跳躍したり、高所からの滑空は可能で、鋭い嘴と爪には注意が必要だ。
『グエーーー!!』
「こいっ!!」
バードディザスターは咆哮をあげると、猛然とこちらに向かって突進してきた。その様子に応えるように、殿下は大剣を正眼に構える。するとバードディザスターは身体を沈めたと思うと、突進の勢いを殺すこと無く跳躍し、上空から鋭い爪を殿下に向けて降下してきた。
「ははは!甘いわっ!!」
『ギィィィン!!』
『グエーーー!!』
上空から襲いかかってくるバードディザスターに対して、殿下は大剣を大上段に振りかぶったかと思うと、そのまま力任せに振り下ろした。たったそれだけでバードディザスターの足が弾かれ、そのまま悲鳴のような声を上げて吹っ飛んでいった。
「止めだ!」
殿下は吹っ飛んでいったバードディザスターを追いかけると、地面に身体を打ち付けつつも、体勢を立て直そうとしている奴の首を纏っているアルマエナジーを無視するがごとく斬り飛ばした。
「ーーー」
断末魔の叫びをあげることも叶わずにバードディザスターの頭と胴体は切り離され、地面には血溜まりが出来始めていた。すると、害獣が息絶えたことを確認したサポーター達が動きだし、早速解体を始めていた。
「こんな感じで集まって来た獲物を仕留めてくれ!あ、出来るだけ胴体は無傷で頼むぞ?せっかくの肉が痛んでしまうからな!」
「は、はぁ、善処します」
大剣を肩に担ぎながら笑顔を浮かべて僕に歩み寄ってきた殿下は、見本は見せたとばかりに注意事項を伝えてきた。他の害獣と比べて首が長いとはいえ、そこまで的確に狙えるか分からなかった僕は、苦笑いを浮かべながら曖昧な返事を返すしかなかった。
そんなやり取りをしている間に、次のバードディザスターが接近してきたようで、大きな足音がしてくる方向に目を向ける。
「おっ、次が来たようだな!では、君の実力を見せてくれ!」
そう言うと殿下は僕の後方に下がり、具現化を解いてしまった。腕を組ながら笑顔を僕に向けてくる殿下の様子に、諦めと共に内心でため息を吐きながら意識を切り替えることにした。
『グエーーー!!』
敵は単体で、真っ直ぐこちらに向かって来ている。その姿を認め、アルマエナジーを弓に具現化をする。他の害獣の時もそうだったが、害獣が単独で襲ってくる時はそれほど恐怖ではない。というのも、目標に向かってただ直進してくるような攻撃しか仕掛けてこないからだ。
群れてくると仲間意識が強いのか、他の個体と連携をとりだしてとても厄介になるし、老成体に至っては、単独でとんでもない実力を有しているのでこの限りではない。
(それほど害獣の討伐経験が有るわけではないけど、一対一なら落ち着いて対処できる!)
思えばルピス殿下の時には初陣で多数の相手をしなければならなかったし、パピル殿下の時は老成体が相手だった。それに比べれば、バードディザスターの成体一羽くらいどおってことないように感じている。
(そういえば僕、全ての国の王女殿下と知り合っているんだよね・・・クルセイダーを目指したあの日から、自分の環境が目まぐるしく変化して、自分自身信じられない思いだよ・・・)
そんな事を考えながら、こちらに襲い掛かってこようとしている相手を見やる。バードディザスターは頭を低くし、その鋭い嘴で貫いて来ようとしているのだろう、顔から胴体まで一直線になって突進してきている。
「ふぅぅ・・・」
僕は大きく息を吐くと深く集中し、弓を構える。現れた矢じりは、老成体の足を吹き飛ばした程の攻撃力を持つ特別製だ。
「・・・っ!!」
狙いを頭に定めると、バードディザスターを仕留めるという明確な意思を乗せて矢を放った。
『ドパンッ!!』
「・・・あれ?」
正確にバードディザスターの頭部に着弾した僕の矢は、衝撃音を響かせて相手の頭から尻尾にかけて貫通したようで、後方の彼方まで飛んでいった。しかも攻撃力が高過ぎたせいなのか、バードディザスターの身体は爆散してしまい、辺りには肉片が飛び散ってしまっていた。これでは食料として回収できそうになかった。
「す、すみません殿下。ちょっと威力が有りすぎたようで・・・殿下?」
僕は失敗したことに申し訳なく思い、後ろにいる殿下に謝罪の言葉を口にしたのだが、殿下は唖然とした様子で口を開けたまま、目の前の惨状を見つめているようだった。
(どうしよう・・・胴体部分は傷つけないように、という殿下の言い付けを守れなかったから呆れているのかな・・・?)
僕は恐る恐る殿下の様子を伺うのだが、中々声をあげないことが不安になり、焦りを募らせながらも殿下からの言葉を待つのだった。
『クギャーーー!!』
「・・・・・・」
遠くの方から不気味な鳴き声が聞こえてくる。そんな”雷鳴の森”と呼ばれる、ダイス王国の王都から車で1時間程の深い森の中層に僕は連れて来られていた。
「さぁ!食材を調達するぞ!!」
『バシン!』
「うわっ!」
ぼんやりと周囲に視線を彷徨わせながら森の様子を観察していると、殿下が元気な声と共に僕の背中を力強く叩いてきた。本人にとってみればスキンシップのつもりのようなのだが、如何せん素の腕力が強いこともあって、僕はその衝撃でよろけてしまった。
「あぁ、すまんすまん!加減を間違えたようだ。しかし、君はちゃんとご飯を食べてるのか?今は成長期なんだから、しっかり食べないと逞しくなれないぞ?」
「は、はぁ。一応食べているつもりなんですが・・・」
どうも魔人族の人々は国民性として、鍛え上げられた身体が美しいと評価しているような節があり、外見や衣服どうこうよりも、筋肉の付き方のほうが重要なようだ。
「バードディザスターの肉は良いぞ!高タンパク低カロリーだからな!美しい筋肉にはもってこいの食材だ!!」
「そ、そうなんですね。頑張って調達しましょう」
前日に殿下から食材調達の動向をお願いされ、深く考えずに了承してしまった結果、その知らせを受けたシュラムさんから大目玉を喰らってしまった。とはいえ、今更断ることも出来なかった為に、「くれぐれも粗相のないように十分注意しろ」と、青筋を浮かべながら説教された。
この森に来ているのはドーラル王国側は僕一人で、ダイス王国側は殿下と10人程のサポーターを連れ、大型のトラック5台を伴って訪れていた。
シュラムさんを含めた他のクルセイダーや文官の方々は、もともと今日の午前中から両国間の友好関係の構築に向けた会議をする予定だったこともあり、この場に来ることは出来なかった。
そんな会議に殿下が出席しないのはどうなのだろうとも思ったのだが、「オレが出席すると、纏まる話も纏まらなくなるらしくてな。暇だったのだ!」と豪快に笑っていた。薄々感じてはいたのだが、どうもこの殿下は少々脳筋の気があるのではないかと思ってしまう。ただ、あまりにも不敬になるので、僕は口を噤んでいた。
この雷鳴の森というのは、比較的整備された場所らしく、中層まで大型のトラックが入ってこれるような街道があり、殿下曰く気軽に食料の調達が可能なのだという。そのため、王都の住民は鶏肉には困らないらしい。
「ここから少し移動した先に、良い狩り場があるんだ!そこなら短時間で必要な量の食材が狩れるだろう!あと、これを・・・」
殿下がこれからの行動について説明してくれると、最後にサポーターの人から受け取っていた小さな袋を僕に手渡してきた。嫌な予感がしながらも、その中身を聞いてみる。
「あの・・・これは何でしょうか?」
「ん?それはカウディザスターの肉片が入っているんだ。この匂いにつられて奴らが群がって来るからな。まさに、飛んで火に入る夏の虫ということだ!」
「・・・・・・」
声を上げて笑っている殿下の顔を見ながら、ルピス殿下の事を思い出す。あの時は匂いにつられたのか老成体まで寄ってきたので、今回はそんな事にならないように祈るばかりだ。
大型トラックを停めた場所から20分ほど移動すると、森の中でありながら木々の無い開けた場所に出た。
「ここが狩り場だ!先ずはオレが手本を見せるから、君も誘き寄せられた害獣を狩ってくれ!」
「わ、分かりました。頑張ります」
有無を言わせない殿下の言動に、若干萎縮したまま指示に従った。どうやらこの場所は、害獣を匂いで誘き寄せて狩る場所として整備されているようだ。僕と殿下は匂い袋を腰に下げながら、周囲に注意を向けていた。すると、数分もしないうちに何かが近づいてくる物音が聞こえてきた。
「おっ!来たようだぞ!よし・・・顕現!」
害獣の接近を察した殿下は、獰猛な笑みを浮かべながら具現化を行った。すると、殿下の手には深紅に輝く巨大な剣が現れた。僕の身長を優に越える大剣を肩に担ぐと、姿を見せたバードディザスターと向き合った。
バードディザスターは鶏型の害獣で、大きさは約5m。灰色の羽毛に覆われ、他の害獣よりも小さいが、その分小回りが効いて素早い動きが特徴だ。飛ぶことは出来ないが、跳躍したり、高所からの滑空は可能で、鋭い嘴と爪には注意が必要だ。
『グエーーー!!』
「こいっ!!」
バードディザスターは咆哮をあげると、猛然とこちらに向かって突進してきた。その様子に応えるように、殿下は大剣を正眼に構える。するとバードディザスターは身体を沈めたと思うと、突進の勢いを殺すこと無く跳躍し、上空から鋭い爪を殿下に向けて降下してきた。
「ははは!甘いわっ!!」
『ギィィィン!!』
『グエーーー!!』
上空から襲いかかってくるバードディザスターに対して、殿下は大剣を大上段に振りかぶったかと思うと、そのまま力任せに振り下ろした。たったそれだけでバードディザスターの足が弾かれ、そのまま悲鳴のような声を上げて吹っ飛んでいった。
「止めだ!」
殿下は吹っ飛んでいったバードディザスターを追いかけると、地面に身体を打ち付けつつも、体勢を立て直そうとしている奴の首を纏っているアルマエナジーを無視するがごとく斬り飛ばした。
「ーーー」
断末魔の叫びをあげることも叶わずにバードディザスターの頭と胴体は切り離され、地面には血溜まりが出来始めていた。すると、害獣が息絶えたことを確認したサポーター達が動きだし、早速解体を始めていた。
「こんな感じで集まって来た獲物を仕留めてくれ!あ、出来るだけ胴体は無傷で頼むぞ?せっかくの肉が痛んでしまうからな!」
「は、はぁ、善処します」
大剣を肩に担ぎながら笑顔を浮かべて僕に歩み寄ってきた殿下は、見本は見せたとばかりに注意事項を伝えてきた。他の害獣と比べて首が長いとはいえ、そこまで的確に狙えるか分からなかった僕は、苦笑いを浮かべながら曖昧な返事を返すしかなかった。
そんなやり取りをしている間に、次のバードディザスターが接近してきたようで、大きな足音がしてくる方向に目を向ける。
「おっ、次が来たようだな!では、君の実力を見せてくれ!」
そう言うと殿下は僕の後方に下がり、具現化を解いてしまった。腕を組ながら笑顔を僕に向けてくる殿下の様子に、諦めと共に内心でため息を吐きながら意識を切り替えることにした。
『グエーーー!!』
敵は単体で、真っ直ぐこちらに向かって来ている。その姿を認め、アルマエナジーを弓に具現化をする。他の害獣の時もそうだったが、害獣が単独で襲ってくる時はそれほど恐怖ではない。というのも、目標に向かってただ直進してくるような攻撃しか仕掛けてこないからだ。
群れてくると仲間意識が強いのか、他の個体と連携をとりだしてとても厄介になるし、老成体に至っては、単独でとんでもない実力を有しているのでこの限りではない。
(それほど害獣の討伐経験が有るわけではないけど、一対一なら落ち着いて対処できる!)
思えばルピス殿下の時には初陣で多数の相手をしなければならなかったし、パピル殿下の時は老成体が相手だった。それに比べれば、バードディザスターの成体一羽くらいどおってことないように感じている。
(そういえば僕、全ての国の王女殿下と知り合っているんだよね・・・クルセイダーを目指したあの日から、自分の環境が目まぐるしく変化して、自分自身信じられない思いだよ・・・)
そんな事を考えながら、こちらに襲い掛かってこようとしている相手を見やる。バードディザスターは頭を低くし、その鋭い嘴で貫いて来ようとしているのだろう、顔から胴体まで一直線になって突進してきている。
「ふぅぅ・・・」
僕は大きく息を吐くと深く集中し、弓を構える。現れた矢じりは、老成体の足を吹き飛ばした程の攻撃力を持つ特別製だ。
「・・・っ!!」
狙いを頭に定めると、バードディザスターを仕留めるという明確な意思を乗せて矢を放った。
『ドパンッ!!』
「・・・あれ?」
正確にバードディザスターの頭部に着弾した僕の矢は、衝撃音を響かせて相手の頭から尻尾にかけて貫通したようで、後方の彼方まで飛んでいった。しかも攻撃力が高過ぎたせいなのか、バードディザスターの身体は爆散してしまい、辺りには肉片が飛び散ってしまっていた。これでは食料として回収できそうになかった。
「す、すみません殿下。ちょっと威力が有りすぎたようで・・・殿下?」
僕は失敗したことに申し訳なく思い、後ろにいる殿下に謝罪の言葉を口にしたのだが、殿下は唖然とした様子で口を開けたまま、目の前の惨状を見つめているようだった。
(どうしよう・・・胴体部分は傷つけないように、という殿下の言い付けを守れなかったから呆れているのかな・・・?)
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