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留学編
再会 1
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side ドーラル王国
ドーラル王国王城の一室。
ここは重要な会議を行う場となっており、広々とした室内の中央には、20人は余裕を持って座れるであろう長テーブルが設置され、片側には7人の最上位クルセイダーが座り、逆側には各大臣や文官が10人座っている。
その上座にある壇上に置かれた豪奢な玉座に腰掛け、出席者全員を見渡すように視線を巡らせているのは、このドーラル王国の女王、クレス・ドーラルである。
「では宰相、今回の議題を」
玉座に座る女王が重々しい口調でそう言うと、一番女王に近い席に座っていた眼鏡を掛けた初老の女性が立ち上がり、書類を手にしながら一度出席者全員を見渡し、全員が自分に注目を向けていることを確認してから口を開いた。
「既に皆様ご存知かと思いますが、議題は我が国にて初の男性クルセイダー、ジール・シュライザー殿についての事です。ここ数年で、周りの各国が異種族との婚姻を認める法案を次々に可決されていることは周知の事実かと思いますが、それはジール・シュライザー殿を自国に取り込みたいという思惑があってのことだと推察されております」
「報告は聞いておりますが、彼は他国が動くほど優秀な人材という事なのでしょうか?それにしては序列は圏外となっているようで、国内の評価と国外の評価に相当な解離が見られるようですが?」
宰相の言葉に挙手をしながら異論を呈したのは、最上位クルセイダー達の中でも、最も女王に近い席に座っている人物、序列1位の女性の発言だ。
「クルセイダーの方々の序列認定については、宰相である私の管轄外の事。軍務大臣の領域になりますので、そちらから説明があるかと・・・」
そう言いながら自分の隣に座る同年代の女性に視線を向けると、矛先を向けられた女性が静かに立ち上がり、重々しく口を開いた。
「彼の序列については、現在様々な観点から検討しております。確かにこれまでの報告から信じ難い実力を有し、大きな功績を挙げているのは事実ですが、一方でその年齢から、精神的な未熟さは否めません。現に先のダイス王国では、自身の勝手な判断により、我が国との友好関係に影を落としかねない言動もあったと報告を受けています。そのような存在に、我が国の顔とも言える序列を与えても良いのか、という議論の最中なのです」
「しかし、実力的に有力な存在なのであれば、我が国できちんと囲うべきだろう。他国では彼の為に法改正までしたのだろう?彼にとって魅力的な条件で他国に引き抜かれれば、我が国にとっての損失になるのでは?」
「そうだな。国内の害獣討伐や決闘でも活躍できる人材であるなら、彼の序列を100位以内としてしまえば、他国もそう簡単に手を出してくるなどしないだろう」
軍務大臣の言葉に、クルセイダー序列3位と4位の女性が彼の囲い込みを提案する。しかし軍務大臣はその言葉に眉を潜め、否定的な言葉を返す。
「事はそう単純な事ではありません。今まで前例の無かった男性クルセイダー誕生だけでも、会議は相当紛糾したのです!今度は序列を与えるなどとなれば、さすがに委員会の賛同を得るのは難しい!神聖なクルセイダーの中に男性を紛れ込ませる事、そのものに異論のある委員は多く居るのですから!」
この国ではクルセイダーの序列を決めるに当たって、軍務大臣直轄の選定委員会という機関がある。委員会の主な仕事は、クルセイダーとなった者達の評価だ。害獣討伐の実績や普段の立ち居振舞い、更にはその人物の世間への影響力などを加味して、会議にて序列を決めていくのだ。委員会は、国家にとって害になりそうな存在がクルセイダーにならないようにしたり、犯罪を犯した存在をクルセイダーから除名したりする権限を有している。
語気を強める軍務大臣の言葉に、怪訝な表情を浮かべながら序列5位の女性が声を挙げた。
「しかし、クルセイダーは元来実力至上主義でしょう?精神的な未熟が懸念される程度なら、誰か他のクルセイダーを補助につけて序列を与えれば良いのでは?それこそ、第三王女殿下は、彼と学園で同じクラスだったと聞いています。お目付け役として付ければ問題ないのでは?」
「いや、ですから、全てを実力だけで評価は出来ないと言っている!この国にはこの国が築き上げてきた歴史がある!あまりに突飛な決断は、国民感情の反発を招くこともあります!そういった事は、慎重に判断すべきです!」
先程からクルセイダー側と大臣側で意見が食い違っているのは、双方の立場の違いからだ。大臣などの文官職に就ける者は、法律でアルマエナジーの具現化にも至らない者達に限定されている。
これは、クルセイダーという明確な武力を持つ存在が、権力を持ち過ぎないようにする為の決まりで、その選定や序列の決定等で、武力の無い人々がクルセイダーを統制しているのである。そんな文官職の人達は変化を好まず、これまでの歴史に忠実にあろうとする。そこには、下手な改革などが起きて、力の無い自分達がクルセイダーを統制できなくなっては危険だという考え方が隠れている。
対してクルセイダー達は、実力こそ全てとの考えが一般的だ。本来か弱いはずの男性が紛れていることに、年齢の若い者からは多少の反発はあれど、序列も上位になってくると国からの特権もあるが、それ以上に責任が重くのし掛かってくる。自分の判断ミス一つで、国の命運を左右してしまうかもしれない事や、害獣の討伐失敗、国家間の決闘での敗北等が批判を招くなんて事はざらだ。
その為、次代を担える存在が現れたのなら、自分は引退して、残りの人生は駐屯地での要職などに就いて悠々自適な生活を送りたいと考えている者も多い。特に年齢が上になるほど、そんな保守的な考え方になってくる。
だからこそ、この場に居る最上位クルセイダー達にとっては、実力があるなら序列を認めればいいという考え方をしている。しかし文官職の大臣達は、彼の存在について最大限国家の利益のために使えないかという考え方をしている。
序列認定をするということは、国家としてその人物を重宝しているという事を国内外に知らしめる行為と同義だ。各国は彼を取り込もうとでも言うような動きを見せている中、ドーラル王国の行動如何によっては、他国からの敵愾心を煽るような結果にもなりかねない。
その為、どの様な結論を導き出せば自国にとって一番有益になるのかの判断が未だついていないのだ。自国でしっかり囲い込み、彼の実力を存分に活用することが良いのか、それとも彼を他国との取引材料として政治利用し、この国の更なる発展の為に売り渡してしまうべきなのか、難しい選択を迫られていると大臣級の文官達は考えている。
そしてこの場において双方の思惑を察しているのは、元序列1位でもあり、国政の中心人物でもある女王だ。
「もうよい!双方の考え方に明確な隔たりがある以上、これ以上の有益な議論は望めんだろう。クルセイダーであるお主達の考え方も、大臣達の考え方も我は理解している」
女王たる威厳の籠もった声で、この場の喧騒は静まり返った。会議室に居る全員の視線が声を上げた女王に集中すると、更に言葉を重ねた。
「確かに実力のある者がそれに相応しい地位に就けば、国家としても利益になろう。それは国家間での決闘に勝利して得られる、資源採掘権が良い例である」
「では!」
「まぁ、待て」
女王の言葉に、序列6位のクルセイダーが自分達の側に賛同を示してくれたのだろうと喜色の声を上げるが、それを女王は瞬時に諌めた。
「他方、大臣達の考えは、彼を他国との取引材料とすることで、他国の技術を自国に取り込んだり、今後の有益な貿易条件を引き出したりといった我が国の繁栄について、どちらがより利益を生むのか判断しかねている状況だろう」
「・・・利益を、ですか?」
女王の指摘に大臣達は納得げに頷く反面、決闘で得られる利益以上に何があるのかと言うような表情をしているのはクルセイダーの面々で、彼女達の思いを代弁するかのように序列7位のシュラムが疑問を口にした。
「そうだ。例えば先のダイス王国訪問。彼を名指しして訪問を依頼してきたダイス王国は、見返りに我が国にコンクリートの技術提供を約束している。詳細を確認したが、これは将来我が国にとって有益な技術となろう。そうだな、宰相?」
女王から話を振られた宰相が、笑みを浮かべながら話の続きを引き受けた。
「女王陛下の仰る通りでございます。技術の詳細をざっと確認しましたところ、建築にも利用できそうですが、一番は街道の整備に活用できそうです。今の石材や煉瓦を使うよりも、ずっと安価で効率的且つ、綺麗な街道が出来るだろうと確信しております」
「・・・つまり、彼を上手く使うことで、他の国からも同様に有益な技術を引き出せないかと言うことか?」
宰相の説明に、ようやく納得したようにクルセイダーの面々は頷き、序列1位の女性が確認するように口を開いた。
「その通りです。もっと簡単に言えば、彼を自国に囲うなら資源獲得のチャンスが多くなる可能性が、他国に引き渡せば技術獲得が望めるでしょう。今はどちらが我が国にとって有益なのかの議論をしている状況です」
宰相の言葉に、会議室は沈黙に包まれる。誰も、即座にどちらがこの国にとっての最良の選択かを判断できないからだ。それは女王も同様で、出席者達の表情を見渡していたが、誰も発言しなくなったことで小さくため息を吐きながら、答えの出ない会議の終了を宣言したのだった。
この場の誰もジール・シュライザーの意思を確認しようと考えるものは居らず、彼の去就を自分達が決めるのが当たり前だと思っている。それは今までの歴史を考えれば当然なのだが、結果的に彼の自由を求める心に拍車をかける事になる。
そしてダイス王国から帰国して数ヵ月後、ドーラル王国には4カ国からの親書がほぼ同時に届くことになるのだが、それがまた為政者達の頭を悩ませる種となるのだった。
side ドーラル王国
ドーラル王国王城の一室。
ここは重要な会議を行う場となっており、広々とした室内の中央には、20人は余裕を持って座れるであろう長テーブルが設置され、片側には7人の最上位クルセイダーが座り、逆側には各大臣や文官が10人座っている。
その上座にある壇上に置かれた豪奢な玉座に腰掛け、出席者全員を見渡すように視線を巡らせているのは、このドーラル王国の女王、クレス・ドーラルである。
「では宰相、今回の議題を」
玉座に座る女王が重々しい口調でそう言うと、一番女王に近い席に座っていた眼鏡を掛けた初老の女性が立ち上がり、書類を手にしながら一度出席者全員を見渡し、全員が自分に注目を向けていることを確認してから口を開いた。
「既に皆様ご存知かと思いますが、議題は我が国にて初の男性クルセイダー、ジール・シュライザー殿についての事です。ここ数年で、周りの各国が異種族との婚姻を認める法案を次々に可決されていることは周知の事実かと思いますが、それはジール・シュライザー殿を自国に取り込みたいという思惑があってのことだと推察されております」
「報告は聞いておりますが、彼は他国が動くほど優秀な人材という事なのでしょうか?それにしては序列は圏外となっているようで、国内の評価と国外の評価に相当な解離が見られるようですが?」
宰相の言葉に挙手をしながら異論を呈したのは、最上位クルセイダー達の中でも、最も女王に近い席に座っている人物、序列1位の女性の発言だ。
「クルセイダーの方々の序列認定については、宰相である私の管轄外の事。軍務大臣の領域になりますので、そちらから説明があるかと・・・」
そう言いながら自分の隣に座る同年代の女性に視線を向けると、矛先を向けられた女性が静かに立ち上がり、重々しく口を開いた。
「彼の序列については、現在様々な観点から検討しております。確かにこれまでの報告から信じ難い実力を有し、大きな功績を挙げているのは事実ですが、一方でその年齢から、精神的な未熟さは否めません。現に先のダイス王国では、自身の勝手な判断により、我が国との友好関係に影を落としかねない言動もあったと報告を受けています。そのような存在に、我が国の顔とも言える序列を与えても良いのか、という議論の最中なのです」
「しかし、実力的に有力な存在なのであれば、我が国できちんと囲うべきだろう。他国では彼の為に法改正までしたのだろう?彼にとって魅力的な条件で他国に引き抜かれれば、我が国にとっての損失になるのでは?」
「そうだな。国内の害獣討伐や決闘でも活躍できる人材であるなら、彼の序列を100位以内としてしまえば、他国もそう簡単に手を出してくるなどしないだろう」
軍務大臣の言葉に、クルセイダー序列3位と4位の女性が彼の囲い込みを提案する。しかし軍務大臣はその言葉に眉を潜め、否定的な言葉を返す。
「事はそう単純な事ではありません。今まで前例の無かった男性クルセイダー誕生だけでも、会議は相当紛糾したのです!今度は序列を与えるなどとなれば、さすがに委員会の賛同を得るのは難しい!神聖なクルセイダーの中に男性を紛れ込ませる事、そのものに異論のある委員は多く居るのですから!」
この国ではクルセイダーの序列を決めるに当たって、軍務大臣直轄の選定委員会という機関がある。委員会の主な仕事は、クルセイダーとなった者達の評価だ。害獣討伐の実績や普段の立ち居振舞い、更にはその人物の世間への影響力などを加味して、会議にて序列を決めていくのだ。委員会は、国家にとって害になりそうな存在がクルセイダーにならないようにしたり、犯罪を犯した存在をクルセイダーから除名したりする権限を有している。
語気を強める軍務大臣の言葉に、怪訝な表情を浮かべながら序列5位の女性が声を挙げた。
「しかし、クルセイダーは元来実力至上主義でしょう?精神的な未熟が懸念される程度なら、誰か他のクルセイダーを補助につけて序列を与えれば良いのでは?それこそ、第三王女殿下は、彼と学園で同じクラスだったと聞いています。お目付け役として付ければ問題ないのでは?」
「いや、ですから、全てを実力だけで評価は出来ないと言っている!この国にはこの国が築き上げてきた歴史がある!あまりに突飛な決断は、国民感情の反発を招くこともあります!そういった事は、慎重に判断すべきです!」
先程からクルセイダー側と大臣側で意見が食い違っているのは、双方の立場の違いからだ。大臣などの文官職に就ける者は、法律でアルマエナジーの具現化にも至らない者達に限定されている。
これは、クルセイダーという明確な武力を持つ存在が、権力を持ち過ぎないようにする為の決まりで、その選定や序列の決定等で、武力の無い人々がクルセイダーを統制しているのである。そんな文官職の人達は変化を好まず、これまでの歴史に忠実にあろうとする。そこには、下手な改革などが起きて、力の無い自分達がクルセイダーを統制できなくなっては危険だという考え方が隠れている。
対してクルセイダー達は、実力こそ全てとの考えが一般的だ。本来か弱いはずの男性が紛れていることに、年齢の若い者からは多少の反発はあれど、序列も上位になってくると国からの特権もあるが、それ以上に責任が重くのし掛かってくる。自分の判断ミス一つで、国の命運を左右してしまうかもしれない事や、害獣の討伐失敗、国家間の決闘での敗北等が批判を招くなんて事はざらだ。
その為、次代を担える存在が現れたのなら、自分は引退して、残りの人生は駐屯地での要職などに就いて悠々自適な生活を送りたいと考えている者も多い。特に年齢が上になるほど、そんな保守的な考え方になってくる。
だからこそ、この場に居る最上位クルセイダー達にとっては、実力があるなら序列を認めればいいという考え方をしている。しかし文官職の大臣達は、彼の存在について最大限国家の利益のために使えないかという考え方をしている。
序列認定をするということは、国家としてその人物を重宝しているという事を国内外に知らしめる行為と同義だ。各国は彼を取り込もうとでも言うような動きを見せている中、ドーラル王国の行動如何によっては、他国からの敵愾心を煽るような結果にもなりかねない。
その為、どの様な結論を導き出せば自国にとって一番有益になるのかの判断が未だついていないのだ。自国でしっかり囲い込み、彼の実力を存分に活用することが良いのか、それとも彼を他国との取引材料として政治利用し、この国の更なる発展の為に売り渡してしまうべきなのか、難しい選択を迫られていると大臣級の文官達は考えている。
そしてこの場において双方の思惑を察しているのは、元序列1位でもあり、国政の中心人物でもある女王だ。
「もうよい!双方の考え方に明確な隔たりがある以上、これ以上の有益な議論は望めんだろう。クルセイダーであるお主達の考え方も、大臣達の考え方も我は理解している」
女王たる威厳の籠もった声で、この場の喧騒は静まり返った。会議室に居る全員の視線が声を上げた女王に集中すると、更に言葉を重ねた。
「確かに実力のある者がそれに相応しい地位に就けば、国家としても利益になろう。それは国家間での決闘に勝利して得られる、資源採掘権が良い例である」
「では!」
「まぁ、待て」
女王の言葉に、序列6位のクルセイダーが自分達の側に賛同を示してくれたのだろうと喜色の声を上げるが、それを女王は瞬時に諌めた。
「他方、大臣達の考えは、彼を他国との取引材料とすることで、他国の技術を自国に取り込んだり、今後の有益な貿易条件を引き出したりといった我が国の繁栄について、どちらがより利益を生むのか判断しかねている状況だろう」
「・・・利益を、ですか?」
女王の指摘に大臣達は納得げに頷く反面、決闘で得られる利益以上に何があるのかと言うような表情をしているのはクルセイダーの面々で、彼女達の思いを代弁するかのように序列7位のシュラムが疑問を口にした。
「そうだ。例えば先のダイス王国訪問。彼を名指しして訪問を依頼してきたダイス王国は、見返りに我が国にコンクリートの技術提供を約束している。詳細を確認したが、これは将来我が国にとって有益な技術となろう。そうだな、宰相?」
女王から話を振られた宰相が、笑みを浮かべながら話の続きを引き受けた。
「女王陛下の仰る通りでございます。技術の詳細をざっと確認しましたところ、建築にも利用できそうですが、一番は街道の整備に活用できそうです。今の石材や煉瓦を使うよりも、ずっと安価で効率的且つ、綺麗な街道が出来るだろうと確信しております」
「・・・つまり、彼を上手く使うことで、他の国からも同様に有益な技術を引き出せないかと言うことか?」
宰相の説明に、ようやく納得したようにクルセイダーの面々は頷き、序列1位の女性が確認するように口を開いた。
「その通りです。もっと簡単に言えば、彼を自国に囲うなら資源獲得のチャンスが多くなる可能性が、他国に引き渡せば技術獲得が望めるでしょう。今はどちらが我が国にとって有益なのかの議論をしている状況です」
宰相の言葉に、会議室は沈黙に包まれる。誰も、即座にどちらがこの国にとっての最良の選択かを判断できないからだ。それは女王も同様で、出席者達の表情を見渡していたが、誰も発言しなくなったことで小さくため息を吐きながら、答えの出ない会議の終了を宣言したのだった。
この場の誰もジール・シュライザーの意思を確認しようと考えるものは居らず、彼の去就を自分達が決めるのが当たり前だと思っている。それは今までの歴史を考えれば当然なのだが、結果的に彼の自由を求める心に拍車をかける事になる。
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