8 / 31
火曜 泳いでください
体浮かせて ❤︎
しおりを挟む2人でプールに入ると、ふわっと体が自然と浮いてくる感覚。立っていようと思えば立っていられるが、温泉の成分の影響か体が浮きやすいのかもしれない。
「ふわぁ、気持ちいい~」
2人で体を浮かせる余裕のある広さ。全身を浮かせて天井を見上げると、体の強張りや仕事による肩凝りがスーーと抜けていくのが分かる。
「このお湯、凄くリラックスしますね」
「うん。ずっと浮いていたい」
大きく息を吸い込みゆっくりと吐く。水川と極楽極楽~と温泉プールを楽しむ。
しばらく浮かんで遊んでいると、ザパリと音がした。水川は浮かんでいた体勢から起き上がりプールの底に足を付けたようだ。そして、ゆっくりと私の方に来る。
「温子さん、気持ちいいですか?」
傍に立つ水川に見下ろされ、優しい手が頬を撫でる。
「うん、すごく」
手の温かさに、ほぉと目を瞑る。
すると……ちゅっ、と唇が合わさる。
「ん、急にびっくりしたぁ」
「このタイミングで目を閉じたからキスして欲しいのかと」
はは、と笑いながら、更にキスされる。お湯に体が沈まないように、体の下に手を回され支えられる。
「ラブホっぽいことしても良いですか?」
「んはぁ、え?」
ちゅっ、じゅ、ちゅうう
さほど熱くないお湯に浸かっているが口づけによってカァァァと体温が上がっていく。大きな舌が口内に入り込み、とっさに頭を引いて逃げようとするが、水川の手が水中で頭を支えていて逃げられない。
「ん、もっと口開いて」
「ぅあふ、ぁぁ……、う、ん」
体が浮いた状態でする濃厚なキスは体から力をすっかり吸い取る。水川は口づけ、というより私を食べる勢いで口内を貪りながら、プールの端へと私の体を誘導した。
「これ持っていて下さい」
息が荒いなか、目線をやるとプールサイドに設置された手すり。その手すりを、浮いて仰向けのまま掴むように両腕を誘導され、両手を頭上に挙げて2本の手すりを掴む。
水川の意図は何かと訝しんでいると、ざぷっぅ、と水川はあまり水しぶきを立てずに水中へ潜った。
「へ…?」
潜ってどうやら水中で移動していて…水川が浮かんできた先は……
「ぷはっ、…………温子さん、こんばんは」
水を滴せながらニコと笑う水川。
「っ……!!どこから顔を出してるの!!!」
なんと私の脚の間から顔を出したのだ。そして水中に少し沈み込んでいるお尻に手が宛がわれ水面へとぐっと持ち上げられる。水川の顔が、私のその、股間に……!
「やだ!そんなとこ!」
「何がですか?……ちゅっ」
水川はこちらの抗議をスルーし、内ももをはむはむと口で遊ぶ。そんな敏感なところに刺激を与えられると、お腹の奥がきゅううとなる。
腰を揺らしてしまい、水面に波が立つ。だけど水川の顔に水を掛けてはならないと妙な気を遣ってしまい、派手な抵抗ができないでいる。
「昨日は、んちゅ、中途半端なところで温子さん、ちゅっ、止めちゃったから、今日は最後まで気持ち良くなって、ちゅぷ、ほしいんです」
「あぁぁ、ひゃやっ、あっ、あん」
鼠径部に近いところに口づけられ、変な声が出てしまう。
更にお尻にある熱い手は、ビキニがずれそうなほどぐにぐにと揉みこみながら秘部が水面より上に来るように持ち上げた。水川の息がかかりそうな場所に私の最も敏感な部位がきている。
「ぁはぁっ、や、離れてっ、きたないから……あん、ぁあっ、あああ」
面積の小さいビキニパンツの中で、秘部がひくひくと蠢く。布一枚隔てているとはいえ、中を見透かされている感じ。
「ここ可愛い」
「っひぃ、そこで、んっ、しゃべら、ないでぇ、ぅあん」
少しでも気が緩むと沈みそうで手すりを掴む手に力が入る。するとビキニパンツ越しに水川が熱い秘所に口を寄せて……
むぐむぐ、むぐむぐ
鼻を押し当てながら口をぺたりとくっ付けはむはむと口を動かしたのだ。
「ぁあ、ああ、だめっぇ、あぁん、あんん、うぁ、ぁん!ぁぁぁ、ああああ」
これまで水川がそこを口で愛撫をしたこともなく、もっと言えば前の彼氏にもされたことがなく初めての感覚。
じゅぷっ、じゅぷり
「凄く気持ちよさそう」
股の間から上目遣いでこちらを見てくる。
「あぁん、みないで、そこ、あああぁ、だめぇ、くち、やぁぁ、ぃひ、あああ、アアぁ、へんになっちゃ、うう」
「良いですよ、なって。水着越しでもそんなに感じちゃうんですね、ほら、もっと」
水川は顔の位置を僅かに下げて口による愛撫を更に続ける。ちょうどクリトリスに刺激がきて、全身が細かく震え上がる。
ばちゃばちゃっと激しい水音が立つ。
「ぁふん、あぁぁ、アアァ、きちゃう、きちゃうのぉ、あああ、も、ううっぅ、アン、あああ」
脚がバタバタと動いてしまうが、そんなことはお構いなしに水川は鼻や唇を強く押し当ててくる。更にお尻をまさぐる手もより動きが大胆になってきた。ただでさえ面積のあまりないビキニパンツは中央に寄ってきてTバックのようになっているようだ。
「ンン、あ、あ、あ、きちゃ、うぅぅ、ァぁ、ァぁ、ッ、アアアア!」
じゅるるる、じゅくぅぅぅぅぅ
水川が強く秘部を吸い上げる。布越しとはいえ刺激が秘部へ、そして全身へと駆け巡る。
「ンアアアア、イクゥぅぅぅ、イッちゃうう、アアぁぁ、アアぁぁ、アアアア、アアアァンンンン!!」
ぎゅっと手すりを強く握りしめながら、水中で達してしまった。
1
あなたにおすすめの小説
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜
来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。
望んでいたわけじゃない。
けれど、逃げられなかった。
生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。
親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。
無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。
それでも――彼だけは違った。
優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。
形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。
これは束縛? それとも、本当の愛?
穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
黒瀬部長は部下を溺愛したい
桐生桜
恋愛
イケメン上司の黒瀬部長は営業部のエース。
人にも自分にも厳しくちょっぴり怖い……けど!
好きな人にはとことん尽くして甘やかしたい、愛でたい……の溺愛体質。
部下である白石莉央はその溺愛を一心に受け、とことん愛される。
スパダリ鬼上司×新人OLのイチャラブストーリーを一話ショートに。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる