9 / 31
火曜 泳いでください
はさむのにちょうどいい ❤︎
しおりを挟む倦怠感から手すりを掴んでいた手をだらんと下ろす。それでも体は沈むことはなく、水川にお姫様抱っこされる形になった。
「良かったですか?」
分かりきった質問をする水川が憎たらしく鼻を摘まんでやる。ヨカッタですけども!
「あ~、胸出ちゃってますよ」
「へ?……っ!」
目線を下ろすと胸がポロン♪と露出していた。眼帯ビキニは胸の下でぐしゃりとなっていたのを慌てて戻す。
「結ぶのが緩かったからですよ。今度はちゃんと結ばないと」
「うう、もうあんまり見ないでって」
眼帯ビキニの小さな布を胸のトップに合わせる。勃ち上がった乳首が布越しにも分かり、直接見られるよりも恥ずかしい。前結びの紐を一度解いて、次はきつめに結び直す。紐をぎゅっと寄せると左右の胸が深い谷間を作る。
「おおぉ…」
キラキラとした瞳で胸元を見つめられると、悪い気はしないんだけど「触りたい?ウフ」などと冗談も言えず黙り込むしかない。視線を感じて乳首がまた固くなりそうで…
「そろそろ上がろう?」
とお姫様だっこの状態から解放してもらう。
水川のサポートを受けながらプールから上がり、足に力が入らないながら体を洗おうとシャワーブースへとなんとか歩く。
◆◆◆◆
ザーーーー
ザーーーー
水量、水圧共に贅沢なシャワーでまずは髪を洗う。備え付けのシャンプーをしっかりと泡立て、お互い洗いあう。あぁ気持ちいい。
そして次は体だ。一つしかないボディタオルを手に取り、「洗ってあげる」と申し出る。先に言わないと水川が同じことを私に言ってくるだろうが、その流れは色々とまずい。これまでの経験上、まずい。
「ではお言葉に甘えます」
ボディソープをしっかりと泡立てる。そして水川にまず背中を向けてもらい、泡をもこもこと含ませたボディタオルを大きな背中に当てる。ごしごしと全体を洗いあげる。
肩甲骨の出っ張りをボディタオルで撫でると「そこ気持ちいいです」と言われ、気分がよくなり肩甲骨周りを丹念に洗いあげる。
背中や腕を一通り洗い終わり次は前を向いてもらう。ボディソープを足して泡を増やし、胸板にボディタオルを乗せる。熱っぽい視線を感じながら洗うのは、こちらもドキドキする。うう、ちょっと足をもじもじさせてしまう。
筋肉質な胸板や腹を優しく洗う。そして床に膝をつき脚を洗ってあげる。
そして…
「どうする?」
まだ洗えていない箇所。水着を履いているとはいえ、主張の激しいところが洗い残っている。
「う、そこは自分で洗います」
珍しく顔の赤い水川。私としてはそこを触るのに嫌悪感などは無いしむしろ…という気持ちだったから、「自分で洗う」と言われると少し残念。
「私が洗うの…いや?」
「嫌だなんて!…けっこう今ヤバいので、ちょっとでも触られるとすぐ…」
嫌じゃないなら、私もさっきのプールでの”お返し”をしたい。
「……脱がすよ?」
膝をついているから自然となる上目遣いで問いかける。
すると水川は天井を仰ぎながら「…お願いします」と小声で返事をした。
小さな水着に押し込められたソレを開放すべく、水着に手を掛ける。
ビンっ!
「ひゃっ」
水着を下げると勢いよく飛び出してきたものに少し驚いてしまった。腹につきそうなほど勃ちあがっている。口内に唾液が広がる。思わず「すごいね…」と感想が漏れる。
水着を足から抜き取り水川は全裸になった。
まじまじと見続けるのもはしたないと、ボディタオルで泡をたっぷり作ることに専念する。そして鼠径部に添えて優しく撫でる。
びく、と体を跳ねさせる様子が可愛い。鼠径部を洗ったあとは後ろに手を回してお尻も洗ってあげる。贅肉の少ない固いお尻。尻全体から太ももと尻の境目もしっかり洗う。
水川の前に膝立ちしながら後ろに手を回す体勢のせいで、私の胸が水川の熱く上を向く陰茎に触れる。
恥ずかしがっていた水川もどんどんと興奮している様子を隠すことがなく、熱の籠った視線を私に降り注ぐ。
「はぁっ、温子さん、その」
「なに?洗い足りないところある?」
白々しいことを聞いてしまった。洗い足りないところならすぐ目の前にあるのに。
「温子さんが、嫌じゃないなら、その」
「どうしてほしい?」
「その、胸で…してくれませんか」
今まで水川には機会もなくペニスを胸で高める行為、いわゆるパイズリはしたことがなかった。でも大学生の頃の彼氏のときは私が挿入を痛がっていたこともあり、パイズリをすることが多かったから方法もコツのようなものも分かっている。
しかも今日は眼帯ビキニを着けていることもありやりやすそうだ。
「いいよ」
私としてもこれまでの経験を活かせる機会が嬉しくて、ボディタオルで泡だてた泡を自分の胸に乗せる。そして泡を胸全体に広げていく。支えのあまりない胸がふるふると揺れる。
胸のトップは眼帯ビキニの小さな面積の布地を押し上げていたが、乳首の勃ちあがりを隠すように泡をたっぷりと乗せる。谷間にも手を入れて泡をすりこんでいく。胸全体がたっぷりのふわふわの白い泡で包まれた。
「挟むね?」
眼帯ビキニは着けたまま、陰茎を胸の下からに差し入れる。水川が荒く呼吸をする。
あぁぁ、熱い。すごく熱い。下腹がきゅううと反応する。そして両手で左右の胸を更に寄せて包み込む。谷間から少し出た亀頭は白い泡で包まれている。
「うっ…」
上から見下ろしていた水川と目があう。目を離さないまま、胸を使って刺激を与える。
じゅぷり、じゅぷん、じゅぷん、じゅぷん
ぶちゅん、ぐじゅん、ぐじゅり、ぐじゅん
「…ん、んぁ」
水川が目をつむりながら、低い声を短く漏らす。
私も水川が興奮している様子に当てられて、秘部の奥からどろりと液体が流れる感覚に震える。敏感になっている乳首は水川の股間に当たるたびにぴくん、ぴくんと刺激を受け取る。
どうしよう、私もけっこう危ないかも。
水川は無意識なのか腰を軽く前後させ、胸の中でピストン運動をさせる。その動きに合わせて私もおっぱいを動かす手を激しくする。
ぱちゅん、パチュんと卑猥な音が耳を犯す。
私の膣内に挿入しているときもこんなに激しく勃たせて前後させているのかと思うと、まるで挿れられているときのように高い喘声が漏れる。
「ぁあん、みずかわ、くん、んはぁ、どう、きもち、いいっ?」
「んは、ン、ん、凄く、いい、もうっ、んぁ、そろそ、ろっ」
「いいよ、んはぁん、イって、イって」
パチュん、パチュん、パチュん、パチュん
ぶちゅり、ぶじゅん、ぐじゅり、ぐじゅん
激しく動いていると、きつく結んでいたのに眼帯ビキニがずれて胸がぶるりと飛び出た。極度に敏感になった乳首に強い刺激が襲ってくる。
「あぁぁん、わたしもぉ、きもちいいっ」
下のビキニの中はヒクヒクと蠢く。腰がくねくねと恥ずかしい動きをする。
「いって、いいよ、あぁん、きもち、よくぅ、んはぁぅ、なってぇ」
「ん、あ、イキ、そうっ、ッッ、ァア、イクッッ!」
パチュん!!パチュん!!!
びゅるるるるっ
濃い白濁の液体が勢いよく飛び出た。
その瞬間、私も乳首から全身に刺激が周り絶頂を迎え、体を大きく跳ねさせた。
そのあとは?
次は温子さんを洗ってあげますと言った水川に、本当に洗うだけになんとかしてもらった。だって目がギラギラしている水川の相手をするにはもう夜も遅かったのだから、あぁ、もう水川くんよ、そんな目で見ないでよ。
明日も仕事だからと納得してもらい、シャワーを上がりふわふわの大判のタオルで包み込まれた。
ふわぁ、あったかい……
もこもこの生地のナイトウェアに着替え、部屋の奥にあった簡易ベッドに横たわると、すぐに水川も私も心地良い眠りに誘われた。
1
あなたにおすすめの小説
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜
来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。
望んでいたわけじゃない。
けれど、逃げられなかった。
生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。
親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。
無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。
それでも――彼だけは違った。
優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。
形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。
これは束縛? それとも、本当の愛?
穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
黒瀬部長は部下を溺愛したい
桐生桜
恋愛
イケメン上司の黒瀬部長は営業部のエース。
人にも自分にも厳しくちょっぴり怖い……けど!
好きな人にはとことん尽くして甘やかしたい、愛でたい……の溺愛体質。
部下である白石莉央はその溺愛を一心に受け、とことん愛される。
スパダリ鬼上司×新人OLのイチャラブストーリーを一話ショートに。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる