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コトハジメ
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1週間後、お母さんに案内してもらって、泰之くんのお母さん、勢都子さんのお墓参り行った。泰之くんの車でうちのお母さんも乗って。
実家から、車で30分ほどの所の、割と広い霊園だった。
「すぐの頃は、お父さんについてってもらって、よく行ってたんだけど、もう何年も来てなかったわ。私からも報告しなきゃね」
お参りした後、
「お母さん、寄るところがあるから、2人で帰ってね」
と言って、行ってしまった。
「高校、この近くで馴染みあるみたい」
「そっか」
車に戻ってから、
「俺、色々考えてた。母さんには悪いけど、産みの母がずっと元気でいたら、もしかして、橙香ん家のお母さんと4人で遊んだりってあったのかぁって」
「そうだね。でも、もしかしたら、泰之くんと同い年のお兄さんがいたかもしれない。そしたら、先にきっと、2人が仲良くなってるよ」
「そうか」
「でも・・・」
「ん?」
「やっぱそんなこと考えたくない。私は今が楽しいから」
「そうだな、ごめんな」
「ううん」
「私は、依里さんも好き」
「俺も」
「家族になれるんだよね?」
「あぁ。ってか、なってくれるよね?」
「うん」
その日はそのまま帰った。
「早かったわね」
「橙香が早く帰りたいって」
「依里さん、料理もっと教えて」
「そうね。じゃ、お買い物行きましょうか」
「うん」
「泰之も荷物持ちにいらっしゃい」
「荷物持ちかよ」
と言いつつも、嬉しそうだ。
実家から、車で30分ほどの所の、割と広い霊園だった。
「すぐの頃は、お父さんについてってもらって、よく行ってたんだけど、もう何年も来てなかったわ。私からも報告しなきゃね」
お参りした後、
「お母さん、寄るところがあるから、2人で帰ってね」
と言って、行ってしまった。
「高校、この近くで馴染みあるみたい」
「そっか」
車に戻ってから、
「俺、色々考えてた。母さんには悪いけど、産みの母がずっと元気でいたら、もしかして、橙香ん家のお母さんと4人で遊んだりってあったのかぁって」
「そうだね。でも、もしかしたら、泰之くんと同い年のお兄さんがいたかもしれない。そしたら、先にきっと、2人が仲良くなってるよ」
「そうか」
「でも・・・」
「ん?」
「やっぱそんなこと考えたくない。私は今が楽しいから」
「そうだな、ごめんな」
「ううん」
「私は、依里さんも好き」
「俺も」
「家族になれるんだよね?」
「あぁ。ってか、なってくれるよね?」
「うん」
その日はそのまま帰った。
「早かったわね」
「橙香が早く帰りたいって」
「依里さん、料理もっと教えて」
「そうね。じゃ、お買い物行きましょうか」
「うん」
「泰之も荷物持ちにいらっしゃい」
「荷物持ちかよ」
と言いつつも、嬉しそうだ。
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