25歳のキミへ

陽紫葵

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その後

25歳のキミへ

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「卒業式の時さ、正直、よくわかってなかったんだ」
「何が?」
「自分の気持ち。好きとか、そうゆうの。手紙渡したけど、何だろう?今どうとかじゃなくて、大人になったたぁちゃんを見てみたいって、何気に思った。何でだろうな?」
「私に聞かれても・・・」
「だよな。高校の時、たまたま会って、自分も彼女と一緒だったのに、たぁちゃんに嫉妬したんだ」
「え?」
「あの感情は、中学まではなくて、自分でも戸惑った。いつもは、自転車通学だったけど、あの日は雨で、電車に乗ったんだけど、彼女にせがまれたってのもあるし。でも、もう、電車は乗らないって決めたんだ」
「え~、私は・・・」
「あの後、彼とは?」
「2年になって、クラス違って、自然消滅な感じ?」
「そっか」
「航くんは?」
「部活引退して、受験勉強が互いに忙しくて、会わなくなって・・・って感じかな」
「大学の時は?あの中に彼女いたりする?」
「気になる?」
「うん」
「あの中にはいない」
「他にいたって事?」
「ノーコメント」
「え~」
「たぁちゃんは?」
「私?ノーコメント」
「ズルいな」
「どっちが」
「ま、いいけど。今は、いないんだろ?」
「うん」
「じゃあ、俺と付き合って」
「どうしようかなぁ?」
「え、即答しないのかよ」
「だってさ」
「たぁちゃん」
そう言って、肩を抱き寄せ、顔が近付き、
「いいだろ?」
「うん」
目を閉じると、唇が重なった。
もっと、強く抱きしめられ、濃いキスをした。
「たぁちゃんは、想像してた通り、ううんそれ以上に魅力的になってた」
「え、そんなこと言われたら、照れるなぁ」
「俺は?」
「う~ん、どうだろ?あの頃もカッコよかったけど、今はもっと大人の色気もあって、魅力的だよ」
「マジか。聞いといて、俺も照れるじゃん」
そう言いながら抱きしめられ、
「ずっと、こうしてたいなぁ」
「私も」
「一緒に住む?」
「それは・・・」
「親に怒られるか」
「今は、まだね」
「じゃあさ、結婚しよ」
「うん」
「今度は即答なのかよ」
「だって、もう、迷う必要ない」
「今、すぐは無理だけど、将来、絶対だよ」
「うん。航くん」
「ん?」
「大好き」
と言って抱きついた。
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