14 / 16
その後
25歳のキミへ
しおりを挟む
「ちょっと待ってて」
と言い、奥の部屋に入って行った。
棚の上に飾ってあった写真が気になって、見に行った。
写真たてが2つあって、1枚は大学生っぽい男女7人で写ってるのと、もう1枚はサッカーのユニフォーム来てて、あ、あのマネージャーもいるから高校生だ。
航くんが戻って、
「何してるの?」
「この写真、気になって」
「あぁ、こっちは大学のサークルのだな」
「サークル?サッカーは?」
「サッカーは高校で辞めたよ」
「そうなんだ?こっちは高校でしょ?」
「だな」
「この人、マネージャー?」
「あぁ」
「あの時も一緒だったね」
「あの時?」
「大学の学園祭で」
「ん?」
「私、見たよ」
「俺は見てない」
「気付いてなかったんだ?」
「かもな。サッカーの県大会の時は見かけたけどな」
「うん。クラスの子がサッカー部で誘われたから」
「あの男の子だ?電車でも一緒だったじゃん?手とか繋いでさ」
あ、やっぱ見られてた。
「航くんだって、そのマネージャーと」
「そうだな」
しばらく黙ったままいると、
「もう、止めよう。過去の事じゃん」
「うん」
「これ」
と、アルバムを開き、
「懐かしいだろ?」
中学の時の写真だ。体育祭で委員をやった時、2人で写してたのあったんだ?
「うん。やっぱ、かっこいいね」
「ん?今何って言った?」
「聞こえなかったんならいい」
「ズルいなぁ」
とか言って、聞こえてるくせに。
「これ、覚えてる?」
「うん」
卒業式の日に、私が描いた絵だ。
「2年前まで箱に仕舞ってあったんだけど、その後、切り取って、手帳に入れてんだ」
「魔除け?」
「そっか、そうゆう見方もあるのか」
「え?」
「嘘だよ。俺にとっては、お守りだよ。それと、この絵ももらったんだ」
1年の時に、文化展の課題で私が描いた絵だ。
「先生に聞いたらさ、本人に許可得たらいいって言うから、嘘ついてもらった」
「え、知らないよ、私」
「ごめん、返す方がいい?」
「ううん。航くんが欲しかったんなら、いいよ」
「ありがと」
「こっちこそ」
と言い、奥の部屋に入って行った。
棚の上に飾ってあった写真が気になって、見に行った。
写真たてが2つあって、1枚は大学生っぽい男女7人で写ってるのと、もう1枚はサッカーのユニフォーム来てて、あ、あのマネージャーもいるから高校生だ。
航くんが戻って、
「何してるの?」
「この写真、気になって」
「あぁ、こっちは大学のサークルのだな」
「サークル?サッカーは?」
「サッカーは高校で辞めたよ」
「そうなんだ?こっちは高校でしょ?」
「だな」
「この人、マネージャー?」
「あぁ」
「あの時も一緒だったね」
「あの時?」
「大学の学園祭で」
「ん?」
「私、見たよ」
「俺は見てない」
「気付いてなかったんだ?」
「かもな。サッカーの県大会の時は見かけたけどな」
「うん。クラスの子がサッカー部で誘われたから」
「あの男の子だ?電車でも一緒だったじゃん?手とか繋いでさ」
あ、やっぱ見られてた。
「航くんだって、そのマネージャーと」
「そうだな」
しばらく黙ったままいると、
「もう、止めよう。過去の事じゃん」
「うん」
「これ」
と、アルバムを開き、
「懐かしいだろ?」
中学の時の写真だ。体育祭で委員をやった時、2人で写してたのあったんだ?
「うん。やっぱ、かっこいいね」
「ん?今何って言った?」
「聞こえなかったんならいい」
「ズルいなぁ」
とか言って、聞こえてるくせに。
「これ、覚えてる?」
「うん」
卒業式の日に、私が描いた絵だ。
「2年前まで箱に仕舞ってあったんだけど、その後、切り取って、手帳に入れてんだ」
「魔除け?」
「そっか、そうゆう見方もあるのか」
「え?」
「嘘だよ。俺にとっては、お守りだよ。それと、この絵ももらったんだ」
1年の時に、文化展の課題で私が描いた絵だ。
「先生に聞いたらさ、本人に許可得たらいいって言うから、嘘ついてもらった」
「え、知らないよ、私」
「ごめん、返す方がいい?」
「ううん。航くんが欲しかったんなら、いいよ」
「ありがと」
「こっちこそ」
0
あなたにおすすめの小説
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
佳子の恋路 ― 45歳 スマホの向こうに溺れ
MisakiNonagase
恋愛
新塚佳子(よしこ)45歳。夫と二人の子供に恵まれ、どこから見ても「幸せな主婦」として生きてきた。毎日のルーチンを淡々とこなし、自分という個性を消して「母」であり「妻」であることに徹してきた彼女の日常は、ある日、19歳の娘と訪れたショッピングモールで一変する。
若者からの予期せぬナンパ。そして、息子と同世代の少年から投げかけられた「可愛らしいお母さん」という言葉。それらは、佳子の中で眠っていた「女」の芽を、残酷なほど鮮やかに目覚めさせてしまった。
不倫なんて、他人事だと思っていた。家庭を壊すつもりなんて、微塵もなかった。 しかし、スマホの画面に映り込んだ「マッチングアプリ」の広告が、彼女の運命を狂わせていく。
これは、平凡な主婦が足を踏み外した「恋」という名の地獄。 傷ついた心に「上書き」は可能なのか。それとも、失った自尊心は二度と戻らないのか。 出口のない孤独の中で、佳子が選ぶ次の「一歩」とは――。 現代社会の隙間に潜む、45歳のリアルな情愛と再生を描く、衝撃の心理ドラマ。
病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜
来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。
望んでいたわけじゃない。
けれど、逃げられなかった。
生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。
親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。
無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。
それでも――彼だけは違った。
優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。
形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。
これは束縛? それとも、本当の愛?
穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
熟女愛好家ユウスケの青春(熟女漁り)その後
MisakiNonagase
恋愛
高校まで勉強一筋で大学デビューをしたユウスケは家庭教師の教え子の母親と不倫交際するが、彼にとって彼女とが初の男女交際。そこでユウスケは自分が熟女好きだと自覚する。それからユウスケは戦略と実戦を重ねて、清潔感と聞き上手を武器にたくさんの熟女と付き合つまた。
その後、大学を卒業した祐輔(ユウスケ)の新たなストーリーが始まった。
全15話を予定
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる