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その後
25歳のキミへ
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「ちょっと待ってて」
と言い、奥の部屋に入って行った。
棚の上に飾ってあった写真が気になって、見に行った。
写真たてが2つあって、1枚は大学生っぽい男女7人で写ってるのと、もう1枚はサッカーのユニフォーム来てて、あ、あのマネージャーもいるから高校生だ。
航くんが戻って、
「何してるの?」
「この写真、気になって」
「あぁ、こっちは大学のサークルのだな」
「サークル?サッカーは?」
「サッカーは高校で辞めたよ」
「そうなんだ?こっちは高校でしょ?」
「だな」
「この人、マネージャー?」
「あぁ」
「あの時も一緒だったね」
「あの時?」
「大学の学園祭で」
「ん?」
「私、見たよ」
「俺は見てない」
「気付いてなかったんだ?」
「かもな。サッカーの県大会の時は見かけたけどな」
「うん。クラスの子がサッカー部で誘われたから」
「あの男の子だ?電車でも一緒だったじゃん?手とか繋いでさ」
あ、やっぱ見られてた。
「航くんだって、そのマネージャーと」
「そうだな」
しばらく黙ったままいると、
「もう、止めよう。過去の事じゃん」
「うん」
「これ」
と、アルバムを開き、
「懐かしいだろ?」
中学の時の写真だ。体育祭で委員をやった時、2人で写してたのあったんだ?
「うん。やっぱ、かっこいいね」
「ん?今何って言った?」
「聞こえなかったんならいい」
「ズルいなぁ」
とか言って、聞こえてるくせに。
「これ、覚えてる?」
「うん」
卒業式の日に、私が描いた絵だ。
「2年前まで箱に仕舞ってあったんだけど、その後、切り取って、手帳に入れてんだ」
「魔除け?」
「そっか、そうゆう見方もあるのか」
「え?」
「嘘だよ。俺にとっては、お守りだよ。それと、この絵ももらったんだ」
1年の時に、文化展の課題で私が描いた絵だ。
「先生に聞いたらさ、本人に許可得たらいいって言うから、嘘ついてもらった」
「え、知らないよ、私」
「ごめん、返す方がいい?」
「ううん。航くんが欲しかったんなら、いいよ」
「ありがと」
「こっちこそ」
と言い、奥の部屋に入って行った。
棚の上に飾ってあった写真が気になって、見に行った。
写真たてが2つあって、1枚は大学生っぽい男女7人で写ってるのと、もう1枚はサッカーのユニフォーム来てて、あ、あのマネージャーもいるから高校生だ。
航くんが戻って、
「何してるの?」
「この写真、気になって」
「あぁ、こっちは大学のサークルのだな」
「サークル?サッカーは?」
「サッカーは高校で辞めたよ」
「そうなんだ?こっちは高校でしょ?」
「だな」
「この人、マネージャー?」
「あぁ」
「あの時も一緒だったね」
「あの時?」
「大学の学園祭で」
「ん?」
「私、見たよ」
「俺は見てない」
「気付いてなかったんだ?」
「かもな。サッカーの県大会の時は見かけたけどな」
「うん。クラスの子がサッカー部で誘われたから」
「あの男の子だ?電車でも一緒だったじゃん?手とか繋いでさ」
あ、やっぱ見られてた。
「航くんだって、そのマネージャーと」
「そうだな」
しばらく黙ったままいると、
「もう、止めよう。過去の事じゃん」
「うん」
「これ」
と、アルバムを開き、
「懐かしいだろ?」
中学の時の写真だ。体育祭で委員をやった時、2人で写してたのあったんだ?
「うん。やっぱ、かっこいいね」
「ん?今何って言った?」
「聞こえなかったんならいい」
「ズルいなぁ」
とか言って、聞こえてるくせに。
「これ、覚えてる?」
「うん」
卒業式の日に、私が描いた絵だ。
「2年前まで箱に仕舞ってあったんだけど、その後、切り取って、手帳に入れてんだ」
「魔除け?」
「そっか、そうゆう見方もあるのか」
「え?」
「嘘だよ。俺にとっては、お守りだよ。それと、この絵ももらったんだ」
1年の時に、文化展の課題で私が描いた絵だ。
「先生に聞いたらさ、本人に許可得たらいいって言うから、嘘ついてもらった」
「え、知らないよ、私」
「ごめん、返す方がいい?」
「ううん。航くんが欲しかったんなら、いいよ」
「ありがと」
「こっちこそ」
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