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カンナの記憶
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布張りの表紙を閉じると、思わずため息が落ちた。
城の書庫に入ることを許可されて、もうすぐ2年が経つ。初めて入った時には、踏み台がないと触ることもできなかった上段にある本にも、今は楽々と手が届くようになっていた。
俺もソバナ様も、16歳になる。別に16歳になって、何かがあるわけでもないのだが。多分。
俺がここに入ることを許されたのは、白鬼様のことを調べるためだ。白鬼様の話には違和感のある箇所がある。彼を害したという金色の目の男とは何者なのか。どんな害を成したのか。白鬼様はどこに隠れてしまったのか。
古書特有の甘ったるい匂いに歓喜を覚えつつ、一生懸命探した。でもそれらしい文献は見当たらない。やっぱり、この違和感は気のせいなのだろうか。
扉を軋ませて、ミタマが入ってきた。毎朝ソバナ様手ずから櫛を通しているという白い髪は、それでも時間が経つとあっちこっちにピョンピョン跳ね回っている。奴隷だけど枷の類は一切はめていない。服も清潔なものばかり着ている。ソバナ様の寵愛を一身に受けているのが、その身なりを見るだけで分かる。
「もうすぐ暗くなります」
「あ、ああ。ありがとう」
読み終わった本を元の場所に戻し、まだ読んでいない本を数冊手にして書庫を出た。ミタマが鍵を掛ける。
「この後はどうされますか? お時間があるようでしたら、ソバナ様が一緒に食事でもとお誘いしておりますが」
受けるかどうか迷った。
どうも俺は、彼の次にソバナ様に気に入られているらしい。城の書庫へ入る許可をもらったことや、ミタマのことを『ミタマ様』と呼ばなくても怒られないこと、時折お茶や食事、散歩に誘われること。それらを鑑みた結果の判断だ。他の人は近づけようともしないのに。
父上はこのことを喜んでいる。もっと仲良くして、女王様に取り入れと言う。その度に気分が重くなる。ソバナ様と仲良くなってからは余計に。
「体調が悪いなら、無理しなくても」
ミタマの声に、我に返る。
「いや、大丈夫だ。ぜひご一緒させてもらいたい」
「ならついてきてください」
書庫は城の最北にある。女王様の部屋は最南端だ。到着までに距離がある。
ミタマは口を開かず、ずんずん進む。いつもそうだ。彼から口をきくことはない。俺が何かを言えば答えてくれる。それだけ。少し寂しいけど、彼はソバナ様の奴隷だし、仕方がない。
でも何も話さないのは退屈だった。
「そういえばさ、昔俺のおばあ様が語ってくれた話の中で、変な話があったんだけど」
一瞬だけミタマはこちらを振り返り、また前を向いた。歩調がゆっくりになっている。話を聞こうとしてくれている証拠だ。少しだけ胸が弾む。
「おばあ様のおばあ様から聞いた話らしいんだけど」
そう前置きをして、おばあ様が語った通りに話を始めた。
おばあ様が小さい頃、新しい奴隷の男が家にやってきました。髪が老人のように真っ白で、目つきが鋭かったものですから、おばあ様は薄気味悪く感じていました。捨ててほしいと父親にねだると、父親はあっさり承諾して、すぐにその奴隷は家からいなくなりました。
月日は流れて、おばあ様は結婚しました。子どもも生まれました。
ある日、子どもを連れて街へ買い物にでかけました。子どものおもちゃを売っているお店に入りました。そこで、昔すぐに捨てたその奴隷を見たのです。
長い年月が流れましたから、その奴隷も老いてておかしくないのに、それはおばあ様が小さい頃に見たものと全く変わっていませんでした。
おばあ様は怖くなり、その奴隷を処分するように衛兵に命じました。おもちゃ屋には別の奴隷を与えました。
よくよく考えてみれば、あれはあの奴隷の子どもだったのかもしれません。まだ若くて使用できたのに、もったいないことをしてしまったとおばあ様は反省しました。
話し終えると、ミタマは再び振り向いた。
「それのどこが変なのですか?」
そう問われて、腕を組んだ。
「いや、なんか尻切れトンボというか」
「尻切れトンボ……」
怪訝な顔をされた。俺は何か変なことを言っただろうか。
「いや、奴隷はどうなったのかなって」
「処分されたのでしょう」
ふいとミタマが前を向く。少し落胆する。彼なら同意してくれるかと思ったんだけど。
その後は、どちらも何も言わず、沈黙のまま歩いた。
おばあ様は好きだった。だけど、あの話をする時のおばあ様は苦手だった。
おばあ様だけじゃない。この国の人は、息をするように金色の目の人をいじめる。俺は小さい頃から、それがとても嫌だった。
父上にそのことを話すと、「大きくなったら平気になる」と言われた。でもならなかった。俺が変なんだと思った。
紫色の宝石が散りばめられた扉が開かれた。中には美味しそうな料理がずらりと並んでいる。
「おかえりミタマ。カンナもお疲れ様」
笑ってソバナ様が出迎えてくれた。政務の時に浮かべるものとは違う、心からの笑顔だ。
「何か得るものはあったかしら?」
俺たちに椅子を勧めながら、ソバナ様は俺に尋ねる。俺は首を横に振った。近くに置いてある小さなテーブルに本を置いて、食事の席に着く。
「まあそんな簡単に見つかるものじゃないでしょう。また儀式が終われば行けばいいわ」
白鬼様の角を女王様に渡すという大役を控えた儀式が、もう明後日に迫っていることを思い出した。不安が渦を巻く。
「大丈夫よ。渡すだけよ」
「でも落としたりしたら……」
「落としたら拾えばいいのよ。落としちゃダメなんてルールはないんだから」
あっさり言ってのけるソバナ様は、強いなと思う。
「ほら美味しいものでも食べて、精力をつけなさい。今日はカンナの好きなものを取り揃えたのよ。ミタマもほら」
ソバナ様は手ずからミタマに料理を分け与える。奴隷にそんなことを、と眉をひそめる貴族は多いけど、私はそんな彼女を見るのが好きだ。俺だけが変なんじゃないと思えると同時に、彼女は彼といるときがいちばん幸せそうだから。
確かにワガママで、ひどい悪政を強いて、たくさんの罪のない人を殺していることは知っている。俺の従妹や友達も、理由もなく殺された。
赤目の一族たるもの、女王のことを許してはならない。特に、一族の筆頭たるシンシュ家に生まれ、いちばんの被害者であるお前は。そう言われて育ったけど、俺は女王様を心から憎めない。俺は赤目の一族失格なのだろう。
城の書庫に入ることを許可されて、もうすぐ2年が経つ。初めて入った時には、踏み台がないと触ることもできなかった上段にある本にも、今は楽々と手が届くようになっていた。
俺もソバナ様も、16歳になる。別に16歳になって、何かがあるわけでもないのだが。多分。
俺がここに入ることを許されたのは、白鬼様のことを調べるためだ。白鬼様の話には違和感のある箇所がある。彼を害したという金色の目の男とは何者なのか。どんな害を成したのか。白鬼様はどこに隠れてしまったのか。
古書特有の甘ったるい匂いに歓喜を覚えつつ、一生懸命探した。でもそれらしい文献は見当たらない。やっぱり、この違和感は気のせいなのだろうか。
扉を軋ませて、ミタマが入ってきた。毎朝ソバナ様手ずから櫛を通しているという白い髪は、それでも時間が経つとあっちこっちにピョンピョン跳ね回っている。奴隷だけど枷の類は一切はめていない。服も清潔なものばかり着ている。ソバナ様の寵愛を一身に受けているのが、その身なりを見るだけで分かる。
「もうすぐ暗くなります」
「あ、ああ。ありがとう」
読み終わった本を元の場所に戻し、まだ読んでいない本を数冊手にして書庫を出た。ミタマが鍵を掛ける。
「この後はどうされますか? お時間があるようでしたら、ソバナ様が一緒に食事でもとお誘いしておりますが」
受けるかどうか迷った。
どうも俺は、彼の次にソバナ様に気に入られているらしい。城の書庫へ入る許可をもらったことや、ミタマのことを『ミタマ様』と呼ばなくても怒られないこと、時折お茶や食事、散歩に誘われること。それらを鑑みた結果の判断だ。他の人は近づけようともしないのに。
父上はこのことを喜んでいる。もっと仲良くして、女王様に取り入れと言う。その度に気分が重くなる。ソバナ様と仲良くなってからは余計に。
「体調が悪いなら、無理しなくても」
ミタマの声に、我に返る。
「いや、大丈夫だ。ぜひご一緒させてもらいたい」
「ならついてきてください」
書庫は城の最北にある。女王様の部屋は最南端だ。到着までに距離がある。
ミタマは口を開かず、ずんずん進む。いつもそうだ。彼から口をきくことはない。俺が何かを言えば答えてくれる。それだけ。少し寂しいけど、彼はソバナ様の奴隷だし、仕方がない。
でも何も話さないのは退屈だった。
「そういえばさ、昔俺のおばあ様が語ってくれた話の中で、変な話があったんだけど」
一瞬だけミタマはこちらを振り返り、また前を向いた。歩調がゆっくりになっている。話を聞こうとしてくれている証拠だ。少しだけ胸が弾む。
「おばあ様のおばあ様から聞いた話らしいんだけど」
そう前置きをして、おばあ様が語った通りに話を始めた。
おばあ様が小さい頃、新しい奴隷の男が家にやってきました。髪が老人のように真っ白で、目つきが鋭かったものですから、おばあ様は薄気味悪く感じていました。捨ててほしいと父親にねだると、父親はあっさり承諾して、すぐにその奴隷は家からいなくなりました。
月日は流れて、おばあ様は結婚しました。子どもも生まれました。
ある日、子どもを連れて街へ買い物にでかけました。子どものおもちゃを売っているお店に入りました。そこで、昔すぐに捨てたその奴隷を見たのです。
長い年月が流れましたから、その奴隷も老いてておかしくないのに、それはおばあ様が小さい頃に見たものと全く変わっていませんでした。
おばあ様は怖くなり、その奴隷を処分するように衛兵に命じました。おもちゃ屋には別の奴隷を与えました。
よくよく考えてみれば、あれはあの奴隷の子どもだったのかもしれません。まだ若くて使用できたのに、もったいないことをしてしまったとおばあ様は反省しました。
話し終えると、ミタマは再び振り向いた。
「それのどこが変なのですか?」
そう問われて、腕を組んだ。
「いや、なんか尻切れトンボというか」
「尻切れトンボ……」
怪訝な顔をされた。俺は何か変なことを言っただろうか。
「いや、奴隷はどうなったのかなって」
「処分されたのでしょう」
ふいとミタマが前を向く。少し落胆する。彼なら同意してくれるかと思ったんだけど。
その後は、どちらも何も言わず、沈黙のまま歩いた。
おばあ様は好きだった。だけど、あの話をする時のおばあ様は苦手だった。
おばあ様だけじゃない。この国の人は、息をするように金色の目の人をいじめる。俺は小さい頃から、それがとても嫌だった。
父上にそのことを話すと、「大きくなったら平気になる」と言われた。でもならなかった。俺が変なんだと思った。
紫色の宝石が散りばめられた扉が開かれた。中には美味しそうな料理がずらりと並んでいる。
「おかえりミタマ。カンナもお疲れ様」
笑ってソバナ様が出迎えてくれた。政務の時に浮かべるものとは違う、心からの笑顔だ。
「何か得るものはあったかしら?」
俺たちに椅子を勧めながら、ソバナ様は俺に尋ねる。俺は首を横に振った。近くに置いてある小さなテーブルに本を置いて、食事の席に着く。
「まあそんな簡単に見つかるものじゃないでしょう。また儀式が終われば行けばいいわ」
白鬼様の角を女王様に渡すという大役を控えた儀式が、もう明後日に迫っていることを思い出した。不安が渦を巻く。
「大丈夫よ。渡すだけよ」
「でも落としたりしたら……」
「落としたら拾えばいいのよ。落としちゃダメなんてルールはないんだから」
あっさり言ってのけるソバナ様は、強いなと思う。
「ほら美味しいものでも食べて、精力をつけなさい。今日はカンナの好きなものを取り揃えたのよ。ミタマもほら」
ソバナ様は手ずからミタマに料理を分け与える。奴隷にそんなことを、と眉をひそめる貴族は多いけど、私はそんな彼女を見るのが好きだ。俺だけが変なんじゃないと思えると同時に、彼女は彼といるときがいちばん幸せそうだから。
確かにワガママで、ひどい悪政を強いて、たくさんの罪のない人を殺していることは知っている。俺の従妹や友達も、理由もなく殺された。
赤目の一族たるもの、女王のことを許してはならない。特に、一族の筆頭たるシンシュ家に生まれ、いちばんの被害者であるお前は。そう言われて育ったけど、俺は女王様を心から憎めない。俺は赤目の一族失格なのだろう。
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