5回目の人生、転生したら死にそうな孤児でした

佐々木鴻

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学舎と姉妹と

5 姉妹、引越し準備をさせられる

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 シュルヴェステルのトンデモ発言を受けて、だがそれでも色々理由を挙げて抵抗したナディとレオノールであったが、結局は権力という理不尽な暴力に逆らうことなど出来る筈もなく――

「言っとくが、オメーらを招いているファルギエール侯爵家は権力も財力も武力でも、このグランツ王国で有数の貴族だ。ぶっちゃけ名を売っておいて損はないぞ。あと、行ったら旨いモンをたらふく食えるだろうな。多分だが――」

 権力という理不尽な暴力に逆らうことなど出来る筈も……

「よしレオ。早速荷造り始めるわよ。未だ見ぬ未知との遭遇が私たちを待っているわ」
「未知への憧憬を持ち続ける飽くなき探究心と挑戦する精神を忘れない。其処にシビれる憧れる」

 それっぽく良いことを言っている風だが、結局は美味しいごはん食べ放題という魅惑的で暴力的なワードに逆らうという選択肢などしょぱなから存在しない二人は、例によって即行ではなく速攻で方針を決めた。

 そんな姉妹の決意表明を胡乱に見遣みやり、本日六回目のクソデカ溜息を吐くシュルヴェステル。過去最高最速記録更新が止まらない。

 それでも、そんな下心ありきでも決断したことに対しては高く評価し、

「……そういや王都近辺には、色々な良質の肉がドロップする領域型フィールド迷宮の【ワイルド・モール】ってのがあってだな――」

 その背をもう一押ししてみた。

「そうよ、色々冒険出来るのも若いウチだけよ! そして思い立ったら即動かないと時代に取り残されちゃうの! 乗りたい風に乗らないヤツはただのマヌケなのよ!」
「信じる道を恐れずひたすら進む。そしてその先にある未来に挑み続ける。さすおね」

 そんな見え透いた誘導に、疑似餌に喰い付くスズキ目の淡水魚の如く、キレーにフィッシュ・オンされる姉妹である。

「……それと、ちょっと離れているが良質の野菜や穀類がドロップする開放型オープン迷宮の【グリーンプラント】ってのもあってな。其処では植物系の魔物が溢れんばかりに出るらしい」
「心に点いた火を消すことは出来るだろうかいや無い! だから、燃え上がるこの心の赴くまま未来を切り拓いてひた走るの! その先へ!」
「熱き心と鼓動に胸を躍らせて未来を目指す。これまでもこれからもずっとさすおねがめられないまらない」

 そして畳み掛けるシュルヴェステル。姉妹の入れ食いも止められない止まらない。

「……それと、王都の港から船の定期便で二日くらい海を渡ったところに、島そのものが迷宮になっている特殊オープン・フィールドの【エピィス・イェレ】ってのもあって、其処では驚くほど多彩な香辛料がドロップするそうだ」
「ヒトは常に心に冒険を持って夢を諦めちゃいけないわ! 諦めたその瞬間から、生きとし生きるものの全てが退化し始まるの! だから諦めない! 私は冒険と探究の道を突き進む!」
「夢を諦めるという文言が辞書になく向上と探究の道を突き進む。さすおね」

 三人の言葉遊びなんじゃないのかと思われるが本人たちは大真面目に言っている様を、フロランスは呆然と視界に留めていた。注視はしていない。どう見てもじゃれ合っているようにしか見えないから。

「……しかも王都だから、卸せばそれだけ買い取ってくれるそうだ」
「その冒険と探究がその地に住う全ての人々の一助になれば、こんな素敵なことはないわ! そう、私はそうやって人々の幸せのためにロマンを求め続けるの!」
「冒険と探究を自分のためにではなく全ての人々のために求め生かし分け与える。陞爵してもしなくても『』を体現する。さすおね」
「……あー、うん。通常運転だな。ま、いっか。良いのか?」

 もしかして、とんでもないモンスターを王都に解き放とうとしているような気がするシュルヴェステルだが、そもそもそれは自分がそうしようとしたわけでもない。単にファルギエール侯爵家の要請に応えて姉妹をちょっとそそのかし――姉妹にちょっとその話をしただけだ。選択したのは二人だし、後の責任までは関知しない。

 そんな責任という思考を放棄したシュルヴェステルを他所に、ちょっと良いことを言っているようだがその実これから得るであろう食材と、自分たちが消費し切れない余剰分を卸して得るであろう収入に想いを馳せる姉妹であった。ぶっちゃけ、まだ獲っていない革を数えているだけである。

 あからさまな口車にまんまと乗せられてテンション爆上がりな姉妹を半ば呆れながら見詰め、そしてそれを見事に誘導したにも関わらず何故か苦々しい表情で胃の辺りを押さえているシュルヴェステルとを今度は交互に見て、少し思考を巡らせたフロランスは最終的に考えるのを放棄した。
 今後のことは自分ではなく父であるオーギュスタンが考えることであり、其処まで責任は持てない。
 そもそも領主代行でクッソ忙しい合間を縫ってわざわざ出張ってやったのだから、此処から先はオメーがなんとかしろと、有能ではあるが若干的外れで女子からの誘惑に弱いクソ親父を想起するフロランスであった。

 ところで。この場にいるもう一人であるユリアーネは、両手を後ろに回して直立不動の姿勢を取り、若干頬を赤らめ口元をちょっとニヨニヨさせて「さすおね」と小さく漏らしている。

 辺境都市ストラスクライドの冒険者ギルドサブマスター、ユリアーネ・シュヴァルツ。そのクラスは物理特化型が多数を占める龍人でありながら、中距離から長距離狙撃特化な【魔銃導士ゲヴェーア・へクセ】。シュルヴェステルと同じく【魔導士コマンドメイジ】の派生職である。ちなみに、戦闘時であってもスーツ姿で二丁魔銃を駆使して戦うおねーさんだ。
 あとマジックポーチを持っていて、多数の銃火器を常に持参している危険人物でもある。それと物理が苦手ではない。返り血が嫌だし手が汚れない銃を偏愛しているだけだ。

 そして、ナディを大真面目に愛しており、望まれるなら男にメタモルフォーゼしようと思い、本気で婚姻関係になりたいと考えつつ、執事かメイドのように日々お世話をしながらセクハラを繰り返している。
 そしてそんなナディにセクハラを繰り返し、あまつさえベロチューまでして全身撫で回したヴァレリーを、割と本気で抹殺しようと計画していた。
 自分を棚上げ? 女子同士だからセーフ。そう信じて疑わない。事情を知るミシェルとスカーレットに全力で止められているが。

「……えーと、話は纏まったのかしら」

 妙な迫力に気圧されながらも話が終わったであろうタイミングを見計らい、フロランスは恐る恐る割って入る。ナディは、我が生涯に一片の悔い無しとばかりに片腕を天に突き出し直立不動の体勢を取っている。とても穏やかで良い表情だ。

「ねえ、ユリアーネだったかしら。これは放っておいて問題ないの――」
「嗚呼、ナディ、ナディ。素敵だ。今すぐにでも持ち帰ってピーーーー!×ピー×ーー×ー!してピーーー×ー!したい。よし、ちょっと二百年くらい寿命が削られるがメタモルフォーゼするか。いや待て、まずファルギエールの小倅を抹殺する方が急務か?」
「問題大アリな危険人物がいますわ!?」

 恋愛的な意味でも物騒な意味でも興奮してハァハァしている、見た目はとてもマトモそうだが、実は種族的にも性格的にも発想的にもとても危険なサブマスにドン引きするフロランスだった。

 そんな混沌なひとときが暫く続き、ちょっと満足したのか淹れ直した紅茶を傾けるナディ。そしてレオノールも満足したのか、お茶受けをサクサク食べ始める。

 そんな何事もなかったかのように、流れるように穏やかなティータイムへと突入する姉妹に戸惑うフロランスだが、一度深呼吸をして気持ちを整えてから、同じくティータイムを楽しむことにした。その辺は、魑魅魍魎が跋扈している社交界で鍛えられているだけはある。
 まぁ彼女の場合は、そういうドロドロより物理で解決する方が性に合っているが。無礼を働いた令息の土手っ腹をぶん殴って2メートルくらい垂直に打ち上げたこともあるし。
 ちなみにこのとき放った一撃に【フォース】が込められており、その結果礼服フォーマルどころか下着まで根刮ねこそぎ弾けたために、フロランスは思わず「汚ぇ花火だ」と言ったそうな。

「……だ、そうだ。じゃあ後はフロランス嬢に任せた。文句も反論も返品も受け付けないからそのつもりで」
「え? え、ええ、なんか釈然としないけど判りましたわ。……それで良いのかな……ん? 返品?」

 腹を押さえてギルマスルームに戻るシュルヴェステルに、軽く一礼して見送るフロランス。なんか思っていた展開と違い戸惑いを隠せない。

「ん、んん。じゃあナディとレオノール。貴女たちはこれからわたくしと共に王都のファルギエール邸に来て貰います」

『……って、おいアーネ。オメーはいつまで其処にいるつまりだ? 仕事が山積してんださっさと働けやこの駄龍』

「うん。まぁシルヴィにノせられた感はあるけど、決まったものは仕方ないわ。でも私たちからも条件を出させて貰うわよ。それと、えっちな咳払いご馳走様」
「決定事項に文句を言わずに共に進む潔さ。世の政治屋どもはさすおねなお姉ちゃんを見習うべき。でもえちえちな咳払いならお姉ちゃんの右に出る者はいない。さすおね」

『え? イヤですけど。自分はこれから愛するナディと組んず解れつピーーーー!×ピー×ーー×ー!してピーーー×ー!するんですからそんな下らないことなんてしている暇はありません』

「(えっちな咳払いって……)あら、どんな条件かしら。大抵は問題なく叶えてあげられるけど、場合によっては出来ないこともあるのを理解した上でなら良いわよ」

『何言ってんだバカじゃねーのコイツ。オメーとナディがそんなこと出来るワケがねーだろうが。起きていながら寝言言うとか、高度なバカを発揮してんじゃねぇよ面倒臭ぇ』

「そんなに難しいことじゃないわ。まず、私たちの他にもう一人一緒に行くこと。私たちが住む家の土地を提供すること。あと私たちは冒険者だというのを忘れないこと。以上よ」
「前もって必要な条件を提示して余計なトラブルを避ける姿勢。そして無茶振りはせずに現実を見据えて実現可能な条件に絞る。さすおね」

『は? 未来のことなんか誰にも判りませんよ。それに自分は龍族。寿命を消費するけどメタモルフォーゼという最終手段で性転換出来るのです。だから自分に生えるピーーーー!×ピー×ーー×ー!してピーーー×ー!するコトだって充分可能なのです。ギルマスなのに不勉強ですね。コレだからガチムチは』

「ふうん。ま、それくらいなら問題ないわ。でも土地なの? 住居がなければ住めないし生活も出来ないわ」

『ガチムチ関係ねぇわ。それにオメー程度の龍人がメタモルフォーゼなんぞしたら、その時点で燃え尽きるだろうが。叶わねぇ恋愛に命賭けんじゃねぇよ。せっかくの美人が勿体ねぇ』

「ああそれなら問題ないわ。自宅ならから」
「持参出来るなら自宅すらもそうする。さすおね」

いですよ。愛に命を賭けて何が悪いんですか。命を賭ける価値があるから愛なのです。――覚えていますか、目と目が合ったときを。覚えていますか、手と手が触れ合った日を。それは初めての、愛の始まりでした……。奥さん二人とTPOを弁えず常にイチャコラしているガチムチが何を言っても説得力に欠けます。あと自分を口説くの、止めて下さい気持ち悪い。奥さんたちにチクりますよ』

「え? ……聞き違いかしら。今『』って聞こえたけど……」

 きっと聞き違いだ。そうに違いない。あれは建売ではなく、土地だけ貰って自宅は自分好みの注文住宅にするという意味なのだろう。ナディの言葉の意図を汲み取り、組み立て、納得するフロランスだった。

『狙ってねぇしイチャコラもしてねぇわ。詩的に良いこと言っている風だが、オメーの場合はただのストーキングだろうが現実見ろや。なんで社交辞令の挨拶で目が合って握手しただけなのにそうなるんだよこの勘違い駄龍が。あーもー面倒臭ぇな何奴も此奴も。そもそも意外と生真面目で働き方に五月蝿いナディが、時間も守らずやることもやらずに恋だ愛だのにうつつを抜かしているヤツを正しく評価しねーだろうが。なんでそんなことも判らねぇんだよバカなのか?』

「あ、そうだ忘れるところだったわ。もうひとつだけ、これはお願いなんだけど……ていうかシルヴィもアーネもうっさい! 特にアーネ。ちゃんと仕事しろ」

 条件の擦り合わせ会話よりどうでも良い副音声がヒートアップし始めているため、とりあえずそれを打った切るナディであった。だがそうすることでその意識が自分に向いたと感じたユリアーネは、輝かんばかりの笑顔を浮かべていたりする。

「嗚呼、ナディ……愛、覚えていますか?」

 片膝を突き、両手を差し出してナディを見詰めるユリアーネ。それに右手を差し出して――

「なんのことか、これっぽっちも、ナノ単位で一切判らないわ。あと働け。自分の職務を全うしろや駄龍」

 こぶしを握って親指を立て、それを下に向けつつ冷たく吐き捨てた。瞬間、ユリアーネがフリーズする。

「私、与えられた仕事をしないヤツって、種とか性別を超えて嫌いなのよね。働かないアリだって役割を全うしているのに、グダグダ理由を並べてそれをしないヤツはいっそ滅びれば良いわ」

 そんな酷く真っ当なナディの言葉に、今度は崩れ落ちるユリアーネ。その首根っこを掴まえたシュルヴェステルが、そのまま引き摺って行く。

「悪は去ったわ。それで、えーと……なんだったっけ?」
「え? あー、えーと、お願いがあるとか言っていたわね」

 ギルマスにゲンコツを落とされた上で引き摺られて行くサブマスを呆然と見ていたフロランスが、ナディの言葉で我に返る。なんというか、色々見たことも感じたこともない光景に唖然としてたらしい。
 それはそうだろう。貴族間のドロドロを経験しているものにとって、言葉で一蹴したりゲンコツ一発で解決するであろう様は新鮮だ。

 そんなナディのお願いは後述するとして、それからの姉妹は引っ越し作業に追われることとなった。もっとも準備といっても、二人がしたことといえば各所への引越しのお知らせと挨拶だけだが。そもそもため準備は全部してくれるし、それ以前にから荷造りも必要ない。

 その「各所への引越しのお知らせと挨拶」を、元棲んでいた貧民街のご近所さんであるオットとアガータにしたところ、レオノールと姉妹同然に育ったイーナが必死に涙を堪え、その弟のレオノールに恋心を抱いているウーノがショックを受け、次女のエルナが涙目になりながらもドライに「ああそう」と言い、次男のカミルと三男のキースと三女のクテラと四女のケイトと五女のコニーがギャン泣きした。

 関係ないが、四女のケイトと五女のコニーは双子である。そして此処の子供たち八人は、を熟読しており、今では無詠唱で魔術ではなく魔法が使えるようになっちゃっていて、更に武器の有無に関わらず大人顔負けの格闘術まで身につけちゃっていた。そう、いわゆる【千剣姫の魔導書】の原本を、知らず知らずの内に熟読していたのである。
 ついでに母親のアガータも生活系の魔法を会得している。その腕前は結構優秀で、修復の【リペア】で物理的に傾いた小屋を中古程度に修復して、洗浄の【クリンネス】で新品同様にしちゃうほどになっちゃっていた。ちなみにそこまでの修復は、宮廷魔術師でも無理だったりする。あとオットだけは、戦闘術はそれなりだが魔法は一切使えなかった。

 そうして挨拶を終えてオット宅を後にしようとする二人を、貧民街の互助団体が盛大に迎え、一気に宴会へと突入した。
 その中に、何処から聞きつけたのか互助団体に貴族の関係者が混じっていたが、気にしたら負けなような気がして気付かないフリをする姉妹であった。
 あと何故かシュルヴェステル以外の非番な冒険者ギルド関係者やフロランスも混じっていたそうな。

 そんなお約束の送別会という名の宴会があった数日後。ナディとレオノールは、遂に生まれ育った貧民街を後にした。

 そして二人が此処に帰ることは――意外と早かった。
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