上 下
3 / 5

一人暮らしを満喫してます。

しおりを挟む
どうも皆さんお元気ですか?
私はを楽しく満喫しています。

「さて、そろそろご飯作るか」

私はソファから立ち上がりキッチンへと向かった。

「あれからもう2年、ほんと前世の記憶があるにしても最初は大変だった。」

冷蔵庫から野菜を取り出しながらその時のことを思い出した。

2年前

「陽菜には中学に入ると同時に一人暮らしをしてもらいます!」
「はぁ!?なんで!!?」
「遥輝ちゃんが私に甘えてこないから!なんでママの私より陽菜に甘えるのよぉ!」
「あ、なるほど理解。」

どうやらうちの母は遥輝と二人暮しがしたいがために私を一人暮らしへと旅立たせるらしい。

「と、言う訳ではいこれそのアパート」
「ほぅ?うわすっげぇアパートだね?これ実質一軒家じゃん」

2階付き風呂トイレ別にキッチンやリビング、屋上もありで車庫付きともう凄い場所だった。

「ってたっか!まぁそうだわなぁ…生活できるだろうか?」
「国から男の子が産まれたことで毎月50万くらい振り込まれているから安心して?」
「え?家賃とか払ってくれるの!?」
「当たり前でしょ?私のわがままで陽菜を一人暮らしにさせちゃうのだからそんなの当然よ、陽菜がお金払うとするならそれは娯楽金ぐらいよ」

それを聞いて安心する。

「良かったぁ…え?でも私バイトとかまだ出来ないし、そもそもしないかもよ?良いの?」
「余裕があるので大丈夫!それに国からのお金少しずつ陽菜の通帳にも入れているのよ?…んで、はいこれ通帳とカードね」

そう言われて渡された通帳を開き中に書かれている金額に目を向けた。

「ゼロがいっぱい」
「税金とかは気にしないで?こっちで申しているからね」
「え?…最高か?」

朗報ろうほう、若くして何も苦痛なく一人暮らしができる。

それからは引越し屋さんに頼んで引越しの準備をしたり必要なものを買い揃えたりした。
もちろんそれにかかったお金は全て母さんが払ってくれた。
ただその中でいちばん大変だった事があった。

「ねーね行っちゃやぁ!!」
「いやもう決まった事だし。って遥輝目元擦ったでしょ?すごい赤くなってる大丈夫?痛くない?」
「ねーねーー!!」
「あはは…どうすりゃ良いんだこれ」

そんな感じで、遥輝にめっちゃ渋られたが母さんによる嫉妬によりなんか少し早めに引越しした。

「ん、いい出来だね」

完成した夕ご飯を食べながらテレビをつける。

『…次のニュースです。〇〇県〇〇市で誘拐未遂事件が起りました。被害にあった男性は━━』

「スマホのWebニュースにもあったなこれ、ってかこういうの見るとこの世界本当に私のいたところと違うんだって実感が来るよ」

そうしてやることを終わらせ一日を終えたのだった。
しおりを挟む
1 / 4

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

転生者は冒険者となって教会と国に復讐する!

ファンタジー / 完結 24h.ポイント:7pt お気に入り:238

香水

恋愛 / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:0

朱の紅葉の百鬼譚-白峰の霊鏡と刀鬼-

キャラ文芸 / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:1

裏方作業の恋模様

青春 / 連載中 24h.ポイント:0pt お気に入り:0

宗教

恋愛 / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:1

みんなで人生二週目って?

大衆娯楽 / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:2

癒すのじゃロリちゃんには裏がある

キャラ文芸 / 完結 24h.ポイント:21pt お気に入り:1

処理中です...