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おまけ
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そのあとすぐに水族館を出て、地下駐車場へと向かった。
車に近づいてくるともう待てなくて、誰もいない駐車場で五色叔父さんにしがみつくと、もう一度キスをした。今度はえちいやつ。
叔父さんも舌を絡めて応えてくれて、もう車は目の前なのにしばらくそこでちゅうし続けた。
「もう少し待てる?京」
五色叔父さんは助手席のドアを開ける。
俺は車ですると思ってたから半泣きになった。
「‥やだっ」
「ここでするの?」
「だって‥」
「すぐ着くからあと少し我慢しなさい」
優しいけど拒否は許さない声色。
俺は悩ましい身体を助手席に押し込んだ。
三十分もしないうちに車は高く聳え立つ椰子の木の並木道を通ってアプローチへと入っていった。建物に入る前の道に低い石垣があり、ホテルの看板があった。そこにも椰子の木が植えてあり、リゾート感がある。
到着したのは全室で十室ほどしかないオールスイートのホテルで、俺たちの部屋はその中でも一番広い部屋だった。
部屋はリビングとハリウッドツインのベッドルームがあり、どちらの部屋からも海が一望できた。さらにバルコニーもついていた。
ちょうど俺たちが着いたのが日暮れ時で入り口からすぐのリビングの大きな窓一面からは日の沈む海が広がっている。
でも今の俺には夕暮れのオーシャンビューなんてどうでもよくて、部屋に着いてホテルの人が居なくなったらすぐに五色叔父さんに飛びついた。
叔父さんは抱きつく俺を軽々持ち上げると、キスをしながらソファへと向う。
俺を抱えてソファに座る叔父さんの顔を両手で包み込むと深くちゅうした。
「‥ベッドいこ?」
「京、丁度夕暮れだよ。景色がとても美しいのに」
五色叔父さんはそんなこと言って俺を焦らして遊んでる。
俺は催促しても応えてくれないことに、むらむらしながら五色叔父さんの耳や首にキスを繰り返すけど、叔父さんはそんな俺に構わず、俺を抱えたまま少し前屈みになり、リビングのテーブルに置いてあった箱に手を伸ばした。
「ほら京、バレンタインのチョコレート、お願いして用意して貰ったんだ」
小さな横長の綺麗な小箱に四角いチョコレートと丸いチョコレートが交互に四つ並んでいる。
どうやら五色叔父さんはチョコレートの専門店からお取り寄せをしたらしい。
「食べたい?」
「五色‥」
「ん?」
俺は恥ずかしさをこらえながら五色叔父さんの首筋に顔を埋めて小さくつぶやく。
「‥チョコいらないから、おちんちんちょうだい」
五色叔父さんは肩を震わせて少し笑った。
「本当かわいいね、京」
車に近づいてくるともう待てなくて、誰もいない駐車場で五色叔父さんにしがみつくと、もう一度キスをした。今度はえちいやつ。
叔父さんも舌を絡めて応えてくれて、もう車は目の前なのにしばらくそこでちゅうし続けた。
「もう少し待てる?京」
五色叔父さんは助手席のドアを開ける。
俺は車ですると思ってたから半泣きになった。
「‥やだっ」
「ここでするの?」
「だって‥」
「すぐ着くからあと少し我慢しなさい」
優しいけど拒否は許さない声色。
俺は悩ましい身体を助手席に押し込んだ。
三十分もしないうちに車は高く聳え立つ椰子の木の並木道を通ってアプローチへと入っていった。建物に入る前の道に低い石垣があり、ホテルの看板があった。そこにも椰子の木が植えてあり、リゾート感がある。
到着したのは全室で十室ほどしかないオールスイートのホテルで、俺たちの部屋はその中でも一番広い部屋だった。
部屋はリビングとハリウッドツインのベッドルームがあり、どちらの部屋からも海が一望できた。さらにバルコニーもついていた。
ちょうど俺たちが着いたのが日暮れ時で入り口からすぐのリビングの大きな窓一面からは日の沈む海が広がっている。
でも今の俺には夕暮れのオーシャンビューなんてどうでもよくて、部屋に着いてホテルの人が居なくなったらすぐに五色叔父さんに飛びついた。
叔父さんは抱きつく俺を軽々持ち上げると、キスをしながらソファへと向う。
俺を抱えてソファに座る叔父さんの顔を両手で包み込むと深くちゅうした。
「‥ベッドいこ?」
「京、丁度夕暮れだよ。景色がとても美しいのに」
五色叔父さんはそんなこと言って俺を焦らして遊んでる。
俺は催促しても応えてくれないことに、むらむらしながら五色叔父さんの耳や首にキスを繰り返すけど、叔父さんはそんな俺に構わず、俺を抱えたまま少し前屈みになり、リビングのテーブルに置いてあった箱に手を伸ばした。
「ほら京、バレンタインのチョコレート、お願いして用意して貰ったんだ」
小さな横長の綺麗な小箱に四角いチョコレートと丸いチョコレートが交互に四つ並んでいる。
どうやら五色叔父さんはチョコレートの専門店からお取り寄せをしたらしい。
「食べたい?」
「五色‥」
「ん?」
俺は恥ずかしさをこらえながら五色叔父さんの首筋に顔を埋めて小さくつぶやく。
「‥チョコいらないから、おちんちんちょうだい」
五色叔父さんは肩を震わせて少し笑った。
「本当かわいいね、京」
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