6 / 11
6
しおりを挟む
初夏の日差しは眩しく燦々と紅丸たち以外誰もいない教室を照らす。
紅丸は璃央とサーフと一緒に体育をサボって話をしている。
「興奮剤くう?」
璃央が二人に勧める。二人は受け取ると口に入れた。
アルコールよりも依存性のなく手軽に気分を高揚させることができる嗜好品だ。
「デートするならどこがいい?」
少しふわふわとした気持ちと強い外の光に目を細めながら、ガムを膨らませて紅丸は聞いた。
「どうした英」
「いーから、どこ?‥‥金田、こっちみんな」
「熀雅さん?」
「ちげえし」
「わかりやすい」
「ネバーランドだろ、ネバーランド行けよ。てかネバーランド行きたい。シヴァちゃんと」
サーフがスマホをいじりながらネバーランドを推す。
ネバーランドは湾外沿いにある世界的アミューズメントパークだ。ランド、シー、ユニバース、オーチャード、ドリームと五つのパークに分かれている。
「ねー、そういえば英、シールつけらんねえの熀雅さんに」
サーフがスマホから顔を上げる。
「えー、もうそんなのお願いできないし」
「んだよー、あそこ領土にしたかったのに」
「サーフ勝手につけてこいよ」
「むり。きょわい」
サーフは笑う。
紅丸は笑いながら熀雅にメッセージを打つ。
冗談を交わしていたが頭はネバーランドの事でいっぱいだった。
熀雅は一緒にネバーランドに行ってくれるだろうか?
"わがまま言ってもいい?"
紅丸は璃央とサーフと一緒に体育をサボって話をしている。
「興奮剤くう?」
璃央が二人に勧める。二人は受け取ると口に入れた。
アルコールよりも依存性のなく手軽に気分を高揚させることができる嗜好品だ。
「デートするならどこがいい?」
少しふわふわとした気持ちと強い外の光に目を細めながら、ガムを膨らませて紅丸は聞いた。
「どうした英」
「いーから、どこ?‥‥金田、こっちみんな」
「熀雅さん?」
「ちげえし」
「わかりやすい」
「ネバーランドだろ、ネバーランド行けよ。てかネバーランド行きたい。シヴァちゃんと」
サーフがスマホをいじりながらネバーランドを推す。
ネバーランドは湾外沿いにある世界的アミューズメントパークだ。ランド、シー、ユニバース、オーチャード、ドリームと五つのパークに分かれている。
「ねー、そういえば英、シールつけらんねえの熀雅さんに」
サーフがスマホから顔を上げる。
「えー、もうそんなのお願いできないし」
「んだよー、あそこ領土にしたかったのに」
「サーフ勝手につけてこいよ」
「むり。きょわい」
サーフは笑う。
紅丸は笑いながら熀雅にメッセージを打つ。
冗談を交わしていたが頭はネバーランドの事でいっぱいだった。
熀雅は一緒にネバーランドに行ってくれるだろうか?
"わがまま言ってもいい?"
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
7
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる